各ウィンドウの見方とか

/53名前:名称未設定メェル:sage投稿日:2008/05/22(木)07:05:34ID:5LPrD+qs0


■FCEの基礎。


最初に立ち上がった画面で4つのウィンドウが立ち上がる訳だが、基本的にこの4つで作業するのが基本である。
左上から右に向かって「ブラウザ」「ビューア」「キャンバス」とあって下に「タイムライン」となっている。
これらを一つずつ解説していくので初心者はまずここから理解しよう。

ブラウザ


編集するための素材や、素材に適用する為のエフェクト類の置き場所と考えるのが良い。
「プロジェクト」タブと「エフェクト」タブが含まれる。
「プロジェクト」タブは、作品の為の静止画や動画や音楽等の素材であるクリップや、編集ファイルである「シーケンス」を閲覧し適用する為にある。

プロジェクトに読み込まれた物は基本的にどれでもタイムラインに配置可能である。
(シーケンスを新規の別シーケンスに配置する事も可能、「ネスト」と呼ぶ)
「シーケンス」に関してはマニュアル等を参照して理解しておくことを勧めてここでは省略しておく。

「エフェクト」タブで閲覧できる物は、各クリップに適用出来るエフェクト類である。
大まかに分けて5つのフォルダがあるが、ビデオ「トランジション」
「フィルタ」「ジェネレータ」オーディオ「トランジション」「フィルタ」となっている。
ここでは、
「トランジション」内に有るフィルタは主に動画と動画のカット切り替え時に使用、
「フィルタ」はクリップの色等を変える時に使用、
「ジェネレータ」はそれ単独で画や文字を生成するのに使用する、と簡単に覚えておくと良い。

ビューア


実はここがキモである、クリップのサイズ変更や移動、不透明度やエフェクトの調整の為に使う。
タブは「ビデオ」「ステレオ」「フィルタ」「モーション」の4つが基本で、静止画や元からオーディオが入ってない動画等の場合は「ステレオ」は表示されない。
音声ファイルの場合は「ステレオ」「フィルタ」のみ。
テキストジェネレータ等の場合は「ビデオ」「フィルタ」「モーション」に加えて「パラメータ」のタブがある。

「ビデオ」は現在各種処理を行うクリップが表示される、エフェクトやモーションを加えるとほぼ同時に反映される。

「ステレオ」はそのクリップの音声を波形データとして表示する、ここで各クリップの音声のボリューム等の調整を行う。

「フィルタ」はブラウザにある「エフェクト」を適用して数値を変更したり効果を調整するためにある、最初のうちは実験的に色々試してみるのが良いだろう。

モーション」では各クリップのサイズ変更、位置変更、アスペクト比変更、等々の変更を行う。
例えば、FCEの基本は720×480なので、ソースに640×480の物を持ってくると両端が切られた状態になったり、静止画だと大きすぎたりするのでサイズ調整が必要になる。
そう言う場合はこの「モーション」上でサイズの変更等を行う。
より詳しい説明は「こちら」を参照の事。

※タイムライン上のクリップ類を加工する際にはこの「ビューア」に読み込まれてないと反映されない、確認の上数値変更等行わないと、意図しない変更等がされる場合がある。
ビューアに読み込む方法は、タイムラインからクリップのD&D、及び「右クリック→ビューアで開く」を推奨しておく。
なお、Wクリック等で読み込んだはずなのに何も表示されてない場合は、再生ヘッド位置が大幅に外れてることが多い。
その場合は、タイムライン上で変更するクリップの再生範囲内にヘッドの位置を変更し再読込か、ビューアにあるタイムラインを動かすことで解決する。

ちなみに、ちょっとした技としては、各パラメータ数値変更用スライダ上にマウスカーソルを持って行ってマウスホイールを回すと微調整が楽。

キャンバス


編集された最終的に出力される動画を表示する領域。
キャンバスに関しては特に説明することはないが、シーケンスに
クリップを配置する際にキャンバス上にD&Dすると、配置方法を選択できる。
例えばテキスト等を乗せる場合には「スーパーインポーズ」を選んでやると良い。
直接にクリップをタイムラインに配置する時、通常ではインサートになってしまうので、
どの様に配置するか(差し替え等)指定したい場合にはこちらから配置するのが良いだろう。

テキスト等を乗せてから「もう少し位置を弄りたい」と言うときにキャンバス上で設定が可能だ。
ビューアに読み込んだ後にキャンバスの上の真ん中に二つあるプルダウンの右から「イメージ+ワイヤフレーム」を選択すると、ダイレクトに移動、拡大縮小が可能になる。
キーフレームで移動を設定している場合はその軌跡が点線で描かれる、それに関してもベジエ曲線に拠る軌跡変更等も可能になるので、細かい設定をしたいときにはかなり有効な手だ。
ただ、注意すべき点はキーフレームを打っている際には、再生ヘッドがキーフレームを打ってない所にあるとき、その動かしたクリップに対して新規にキーフレームが自動作成される。
意図しないで動かすと、動きに支障が出たりするので注意が必要である。

右下に「マーカー」や「モーションキーフレーム」等のボタンが並んでると思うが、良く理解出来ない内は触らない方が良い。
例えば「キャンバス」にあるモーションキーフレームについて簡単に言うと、
その再生点上にあるモーションの全ての数値に対してキーフレームが打たれてしまうので後の編集に問題が出る可能性が有ると言うことで、そう言う意図がない場合はこれらを使わない方が良い。

TVセーフの表示に関しては、今時球形ブラウン管テレビも無いだろうと言うことでそんなに気にする必要はないが、簡単に説明するとこう言う感じだ。

「外側の線より外=球形ブラウン管では表示されない範囲」
「内側の線=タイトルセーフ、確実に表示される範囲内」
タイトル等は内側の線内に配置するとバランス的にも良い。

タイムライン


クリップ等を時系列に沿って配置し、編集する為の場所。
基本的な作業はクリップを配置し、再生する長さを決めて行く形となる。

クリップ毎の再生開始位置を「イン点」再生終了位置を「アウト点」と呼ぶ。
長さの決め方は、イン点、及びアウト点をクリック&ドラッグして伸縮するのが基本となる。
動画を分断する場合には「カミソリツール」を使う。
右側に表示されるツールパレットの上から6段目にある。
カミソリツールによるカット等を行う場合には「スナップ」を使うのが無難だ、スナップのオンオフに関してはタイムラインの右上に二つ並んでいるアイコンの右をクリックするか、ショートカット「N」で切り替える。
編集中はこの「スナップ」「カミソリツール」「選択ツール」を頻繁に使うことになるので、ショートカットは必須である。
「N」=スナップ「A」=選択ツール「B」=カミソリツール

V側のトラックは上から優先されて表示される仕様となっている。
つまり、上側にある物が大きかったりすると下のクリップはそれに隠される形となる。
ジェネレータのテキストや、LiveTypeで作ったテキスト等に関しては必ず上側(V2以上)に配置する事。
なお、合成等を行いたい場合には、上側のトラックを右クリックして「描画モード」で乗算、加算等を選んでやるとその形式で上側と下側のクリップを合成してやる事が出来る。
光り物系のレンズフレア等はこのように適用する、ちなみにレンズフレアはFCP及びFCSなら標準で搭載している。

基本的にFCEの場合はNTSCを選択している場合で1秒間30フレーム(30コマ)で表示されているが、厳密には秒間29.97コマである。
これはNTSCの仕様で、その為にこう言った編集の場合は「ドロップフレーム」と言う、1分毎に2コマ削る形になっている。
そう言う関係上タイムライン上に「1:00:00」という位置は存在しないので注意が必要、「1:00:02」となる。
最終更新:2008年06月06日 05:56
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