メルトハイム - 偽島TRPG愛好会wiki

メルトハイムについて

アルケイディア地方の北東、ラスゴー海に大きく突き出た半島の只中にメルトハイムは存在する。
「雪解けの地」の名を冠するこの都市は雪に覆われたセントルイデア山脈の南に位置し、アルケイディアと東方貿易をつなぐ重要な中継点である。
かつてはセントルイデア山脈を越えてやってくるモンスターなどに備えるためにネラス帝国が砦などの拠点を築いていたが、それらは全て１００年ほど前の天変地異とネラス帝国の崩壊により全て失われてしまった。
およそ１００年ぶりに他の都市とつながりを持つことが出来たメルトハイムは、天変地異により変化した自然とそこに眠るネラス帝国の遺産を求める冒険者と商人が集まり、再び都市の規模を広げつつある。

• メルトハイム市
  • 人口：３５００人前後、ただし外部からの流入により増加中
  • 政治体系：各ギルドによる合議制

メルトハイムはかつてのネラス帝国の北の要衝であり、北からの敵へ備える軍事基地であると同時に東西の交易をつなぐ港町でもあった。
ネラス帝国が崩壊した今でも町の周囲を覆う壁と壮大な港は健在であり、大型船を建造できるドックも存在する。
しかし帝国崩壊と天変地異による人口の減少の影響は大きく、今でも街の東側や北側には広大な空き地がある。
近年、アルケイディアとの交通が回復したこと、東方も天変地異の影響から立ち直り船が来るようになったこと、そして何よりネラス帝国の遺産を求める冒険者たちの流入によりメルトハイムは急速に復興を遂げている。

• • 食糧事情

メルトハイムの南西、街道の南側には広大な農地があり、人口の減少に伴い面積は縮小したが十分な収穫が望める。
街道の北側から町の北、セントルイデア山脈側は牧草地となっており放牧も盛んである。ただし、こちら側はモンスターに襲われる危険があり、たびたび冒険者に退治の依頼が入る。
港町である都合漁業も盛んであり、食糧事情には恵まれた土地であるといえる。

• • 都市環境

元々北からのモンスターの襲撃に備えがある街だけに、１００人前後の規模がある自警団が治安・農場の警備を行っている。
セントルイデア山脈の雪解け水からなる川と地下水脈により水の供給は安定しており、上下水道もネラス帝国時代のものが生き残っている。
都市の規模は拡大中であるが、ネラス帝国時代の人口より大きく減った分広大な空き地があるため、スラムなどは形成されていない。

• • 自然環境

気候は温暖であり、年間の平均気温は１４度前後。
四季はあるがセントルイデア山脈に守られる形で雨・雪が降ることはそれほど多くない。
かつては肥沃な平原地帯であったが、天変地異の影響により東の半島の先に火山が隆起、半島側は荒野と砂漠になってしまっている。
北はセントルイデア山脈に向けて緩やかな高地になっており、西は街道と共に平原地帯であるがその先に森林地帯と雪を冠さない山岳地帯がある。
南は海であり、沖合いにいくつかの島がある。

• • 交通

街の西から伸びる街道はアルケイディア市へ通じている。徒歩で７日の距離であり、両市が共同で街道警備隊を出して安全確保に努めている。
しかし街道警備隊だけではどうしようもないモンスターが出没した場合、冒険者に依頼が出される。
海路はアルケイディアや東方諸国などの各地と連絡している。まだ定期便が出るほど安定してはいない。