【異種族】



 才能を持つもの達は異種族(イレギュラー)と呼ばれ、人間の科学では説明出来ない理をねじまげた力を持つ。
 異種族は大きく分けて四種類。
 剣と共に生まれ、剣と共に戦う【闘士】
 自然の力に語り掛け自在に操る【操者】
 その身に獣を宿しその力を得る【獣身】
 膨大な知識で呪いや治癒を行う【導化】
 彼らは突然生まれる。その多くは成人(15歳)するまで兆候は無く、突然能力に開花する。
 中には成人する前に能力に目覚めるものもいる。大きな感情の揺れを経験したものだ。その多くは悲しみ、殺意。
 それらを経験したものはまだ未熟な能力を発動させ、暴走する。暴走は非力な人々を巻き込み止まることを知らず、殺戮は本人の死か、暴走の原因を解決させることでしかおさまらない。
 能力は意味嫌われることが多いため、隠しているものが多い。その中で暴走したイレギュラーは目立ち、更なる反感を呼び、かの王の時代に異種族殲滅令が発布されるまでにいたった。


 その法が発布されてから異種族達は同族を守るため組織的に集まり始めた。彼らの才能は本物であり対する人間が武器を作ろうがすぐに折られてしまう。
 人間が何万と集おうが、たった一人の異種族により倒されることさえある。
 異種族も生きるために必死だったが、人間も同じ思いだった。
 人間には暴走という事象はただの反乱である。それを鎮圧すべく異種族殲滅令を出したのだ。



















最終更新:2013年12月01日 04:10