アンセス・サタノファニー


「ヒーローだって食わなきゃあ生きてけないよ、当たり前だろ!」

概要

民間ヒーロー派遣会社、「ウェルサビッツ・プライヴェイト・ガードナー社」の派遣ヒーロー「ディペンゼスト」に変身する青年。
蒼く、狼の毛並みのような長髪と両米神の小さな三つ編み、長い八重歯の鋭敏な顔付きが特徴。17歳。
黒いライダースーツと同色のブーツ、手袋の下に真っ赤なシャツを着込んでいる。
出身はネスト・三日月島の可何珂(カナンカ)地区に存在する町「嬰洞(エィドゥ)」。

性格はがさつだがいたって善良、大切なのは自分のお小遣いの確保と自分に出来る人助け。
戦乱巻き起こる混迷の世の中、宗教戦争中に危機に陥り自室に憑依テレポートして来たウェルサビッツェレイ・N(以下ウェルサビッツ)に素質を見出され、スカウトされる。

本人達は気付いていないが、遠い祖先は魔祓い師の家系であり、強い力を持っていた。
しかし、1300年前、歴代随一の霊力を持つ4代目当主『梶尾 左丹(かじお しゃたん)』が敵対する悪鬼妖魔の策にかかり自分以外の一族を滅亡に追い遣ってしまう。
本人は命からがら逃げ延びるも、自責と悔恨に打ち負け隠遁。
現在のネスト三日月島の位置に落ち着き、名も身分も捨て現地の女性と結婚、その地に子孫を残す。
その事を恨んだ一族の霊により、左丹の霊は成仏を許されず、意識を閉ざす事も叶わずに強制的に一族の守護霊役へと縛り付けられる。
そのおかげかアンセスの一族は普通に暮らしている限り代々大きな危険や病気に出会う事は無く、平凡な幸せを邪魔無く掴んで来た。
が、ウェルサビッツの目に止まった事により、霊体となってなお強力な力を彼の神威と合わせる事で実体化、アンセスの身に纏う戦闘用神威鎧「ディペンゼスト」として威力を発揮する事となる。
なお左丹の霊はアンセスと意思疎通する事は出来るが、自らが犯した罪を許されざるものとして未だに悔やみ恥じているので、アンセスに名乗る時は
「お前の一族に代々伝わる式神」の統括霊、「ソレイユ」であると名乗る。

変身した姿は神通力によって構成されているが、アンセスの意識した「ヒーロー」像を実体化させているのでかなりメカニカル。
一目見ても霊力を感じられないその道の素人であれば機械による装備かと思うこと必至。
基本カラーは黒と銀、アクセントとして体の各部に赤や青のマークにラインが走っている。
顔面の大部分は黒いバイザーで覆われており、口部分は鉄の逆階段状のマスクが塞いでいる。

技や魔法など

「メイガスフラクチャー」
魔性のモノを断ち切る拳足による一撃。
特効対象は魔力によるモノではなく、霊力の関わる攻撃や浄化に弱い存在などなど。
なお、特効力は迷う霊を浄化し成仏させる攻撃であって消滅させるモノではない。

「ラディアンビストリー」
破魔の力が充満した光の柳葉刀を手の内から出現させる。
浄化に弱いものに凄まじい威力を発揮するが、特に効かない者に対しては単なる硬い刀として通じる。

「バースオブグローリー」
浄化の光を自らに供給される神威と合わせ、全身から光熱を発しながらの体術。
基本的には上空からの蹴撃として使用される。

かけだし慈善事業語録

「ヒーローだって食わなきゃあ生きてけないよ、当たり前だろ!」
「慈善事業で給料もろてんのかきさまー」と言われて返した言葉。
その時食べたかったのは指に嵌めて食べたくなるリング状の塩味なお菓子だった。

「部屋を狭くするのはカンベンしてください!!」
ウェルサビッツの心を「オレはまぁ…人助けしたいけどさ、アンタはどうなんだよ」と疑った時の処罰を食らった際発したセリフ。
ちょっとやりすぎたと思ったのか後で指に嵌めて食べたくなるリング状の塩味なお菓子がもらえた。

「ヒーローには悪の怪人なシュクテキがいるよな?…そうウマく行きゃあ苦労しないか」
ちょっとは期待してるもよう。

名前の由来

アンセス…「先祖代々の~」を意味する英語「ancestral」から。
サタノファニー…「憑依する」を意味する英語「satanophany」そのまま。
ディペンゼスト…「憑依」を意味する英語「possession」及び「dependence」から。
ソレイユ…「祖霊」に近い響きの言葉から。フランス語で太陽を意味するものの、特に今のところ関係は無し。

大深度は関係ないんです!信じて下さい!!(CV.エースさん)
最終更新:2014年06月12日 03:08