メリッサ
【種族】 ウィジア(小悪魔インプと人間?のハーフ)
【性別】 女性
【属性】
闇,
空,
星
【所属】 地方の魔術師ギルド(
アトリと同じ場所)
概要
キャラバンを構成し世界を放浪する移動民族「ウィジア」(※後述)の少女。
フルネーム「メリッサ=エストレーリャ」。年齢19歳。
幼い頃から予知の力があると言ってははばからなかったものの、信用してくれる大人は皆無であった。
言葉でなあなあにされ、感情は全く別のことを考え彼女を嘘吐きと断じて困った子扱いをされていたことからとても鬱屈した性格に育ってしまった。
おまけにぐーたら。そのくせ自信過剰なお調子者。………すごくダメ人間である。
見た目はどう見ても子供だが既に成人済みであり、ちゃんとお酒も飲めるしタバコも吸える年齢である為、自分を不当に扱うキャラバンを飛び出して一人立ちした。
実際の所、彼女に予知の力があるのかないのかというとぶっちゃけない。
しかし異常に高い霊感と霊能力を持っており、特筆すべきは「千里眼」の力が使える等とスピリチュアルな力が全くないというわけではない。
(恐らく予知の力があると勘違いしたのはたまたま見た人間に取り憑いた生霊を感知してしまったり、千里眼で無くしものの正確な位置を霊視できたからと思われる)
他にも行く先々で覚えた知識とウィジアの高い魔術才能により、高い魔術知識や技能は持ち合わせているもよう。
少なくとも悪魔召喚ができるくらいのスキルと知識はあるし占いよりも魔術の方にかなりの才があるようであり、特に飛行魔術の扱いに優れる。
どうしても、どうしても自身の力を信用してくれない周囲についに吹っ切れたメリッサは実力を世に知らしめたく本物の予知能力を持つ
アトリの召喚を行ってしまい……。
半ば強引にアトリを助手として引き入れ、占い師として急激なスキルアップを遂げる。
今まで小馬鹿にしていた親族内にも手のひらを返すものも居て、心に傷を負いながらも表面上は気取られないようにいつも通り振舞った。
アトリがきてからというものの、世間的に認められ、収入も入るようになり、一人前の占い師としてその名を上げることに成功する。
しかしこの占いの結果は全て予知能力を持つ悪魔「
セーマ」、アトリの力によるもので自身の力で掴み取った栄冠とはお世辞にも言えなかった。
自分の欲しかったものを全て手に入れながらも満たされず、後ろめたさと虚しさに支配された彼女はアトリに協力してもらいながら自身の力での大成を望むようになったのであった。
現在はキャラバンに戻ることなく世界を放浪しながら占い師としても術師としても武者修行中。
旅をするのもお金が必要なので、路銀を稼ぐべく地方の魔術師ギルドに所属しているようだ。
飛行魔術が得意であるが故か物品の運搬任務や伝令の任務をよく回されるらしい。戦闘力は不明。
傭兵呪術師
コルンフォリーはウィジアではないが、一時期同ギルドに在籍していたことがあり、交友がある。
容姿は吸血鬼を思わせる白い肌に薔薇色の瞳。青藍色のウェーブの入った腰くらいまでの髪をゆるく二つ結びにして桜色のリボンをつけている。
種族柄成人(15歳以上)しているにも関わらず背が小さく、140台の低身長だが体つきは成熟した少女のそれであり、出るところは出てる。
髪の一部はくるくると巻いており、全体的にふわふわとした印象。
服装はラベンダー色の黒リボンのついたフード付きケープに藍色を基調としたビスチェドレス。
スカート部分は燕尾服のように後ろが長いスリットスカートと星を散りばめたチュール仕立ての水色ミニスカートのレイヤード。
腰にはアミュレットの宝石をあしらった黒薔薇のコサージュが光る。
足元は白のサイハイソックスに黒の魔獣の革製ブーティ。
性格は上述の通り鬱屈としていて控えめでなく自信過剰でお調子者で子供っぽい。
基本めんどくさがりでその場の判断で楽な選択肢を選んでは後悔するということを繰り返す悪い傾向がある。
しかし自分の決めたことに対しての根性はあるらしく、その為の努力は一切惜しまず這い上がり精神も凄まじい。
占い師として大成を目指すとしても使い魔たるアトリの異能に絶対的な差を覚えつつも、それでもへこたれない強靭な精神力を持つ。
ちなみに魔法自体は自分のが上手いので調子に乗ることが多い(ただしアトリと違って戦闘経験はそんなない)。
といっても平時は凄く落ち込んではいきなりぱああと調子に乗ったりと基本的に天気屋。
めんどくさい極まりない性格であるが、一応礼儀や協調性はしっかりしている。
鬱屈とした育ちをしなければスレたところがない素直な子になっていたのかもしれない。
口調
さばさばとした男口調。なんというか子供っぽいから気取っても色々しまらない。
女性らしさは皆無であり、相手を呼ぶときは「~くん」(男女年齢問わず)をつける。
一人称「私(わたし)」、二人称「あんた」,「お前」,呼び捨てもしくは「~くん」。
会話例
「私はメリッサ。未来の大預言者と呼んでくれ」
「へっぽこ言うなー!私はな、へっぽこなんかじゃない!やれば出来るんだ!たぶん!!」
「占って欲しいのか?!……なんだ違うのかー」
「ふんだ!精々調子づいているといいぞ!!今に私に跪く時がやってくるのだ!!」
「おだてても何も出ないぞ。いいか、私を術者として褒めるんじゃない!私は予知の力を持つ未来の大預言者なのだ」
「私に追いつけるものなら追いついてみろ、飛行魔術は冗談抜きで私の十八番だ!!」
「探し物か?何?運んでほしいものがある?やれやれ、私は運び屋ではないぞ」
「はーっははははは!!ざっとこんなもんだな!!」
「目的地までどれくらいかって?んー多分30分くらいだな」
「デュエルスタンバイ!ライディングうんたら、アクセラレーション!!……はっ」
「アトリ、私がお前を載せて飛ぶ……だから予知に専念するんだ。安心しろ、私に追いつける者などそうそういない!たぶん!!」
主な技・魔法
主に箒で飛び回りながらの空中戦を得意とする空戦主体のアタッカー。
飛行技術に秀でる為機動力が非常に高く、その気になればミサイルすら振り切り、なおかつちょこまか器用に動きまわる。
射撃戦の他持ち前の機動力を活かし、フィールドに魔力の軌跡によって立体的な巨大魔法陣を描くことで強力な範囲魔術を使うことができるのが大きな特徴。
準備に手間がかかるだけの破壊力、効力を持つメリッサの切り札である。
小周りの利く射撃魔術と豊富な防御魔術と機雷、いざという時の大魔法を使い分けるスピード特化でありながらバランスのいい性能。
魔術
「スターハウンド」
【属性】星
星属性の球体の形をした魔術ミサイルを形成し、相手に向かって高速射出する魔術。
相手の魔力を感知して追尾する効果があるので、魔力持ちを追いかける特性がある。
自身の周りに展開して使い魔のようにもといオプションの如く貯めておくこともできる(8つまで)。
「ライジングコメット」
【属性】星
星属性のエネルギーを蓄え、小型の魔術光線として操る魔術。
火力はそうでもないが連射や大量展開に向く。
「エーテルバースト」
【属性】霊
魔力を凝縮した小型魔術爆弾を形成し射出する魔術。
対象への命中により凝縮された魔力が爆発し、小範囲に強い魔法ダメージを与える。
扱いやすく火力も出しやすい為重宝する魔術である。
「イグネイトスパーク」
【属性】炎
白熱する火炎槍を形成し、相手に向かって射出する魔術。命中すると相手を貫きながら激しく炎上する。
自身の周りに展開して使い魔のようにもといオプションの如く貯めておくこともできる(6つまで)。
純粋な火力も高いものの、炎上の追加効果も強力な魔法。
「サンダーマイン」
【属性】 雷
プラズマで構成された機雷を設置する魔術。
相手が触れるか術者の追加詠唱で機雷が作動、機雷を中心に半径10m以内に放電する。
「ウインドマイン」
【属性】 風
擬似的な風の渦で構成された機雷を設置する魔術。
相手が触れるか術者の追加詠唱で機雷が作動、風の渦が半径10m以内の相手を吸い込み切り刻む。
「ブリッツストリング」
【属性】雷
電撃を帯びた中型魔術光線を発射する魔術。
火力、スピード共に優れる主力魔法。
「ブラインドヘイズ」
【属性】闇
野球ボールサイズの闇のエネルギーを集中させた魔術弾を形成し、相手に向かって射出する魔術。
相手に命中すると、膜のように闇が広がり包み込んで闇の檻に捕縛してしまう。
内部では視界が効かなくなるほか、魔術を吸収する性質を持ち魔法による檻の破壊は困難。
自身の周りに展開して使い魔のようにもといオプションの如く貯めておくこともできる(6つまで)。
「ブラッククローク」
【属性】闇
対象の周囲にブラックホールのように魔術を吸引してしまう特殊バリアを展開する魔法。
強度はそこそこだが魔術でないものを通してしまう。
「アネモスコール」
【属性】風
対象に空気抵抗や衝撃を大幅に緩和する特殊な風の力場を生み出し纏わせる防御魔術。
高速飛行による肉体負荷を大幅軽減するために使用する。
応用して物理攻撃によるダメージを軽減したり、実弾系飛び道具を風の力場で逸らすことも可能。
「アストラストリーム」
【属性】風、霊
対象に魔力の奔流を纏わせる防御魔術。傍から見ると魔力粒子を含んだ風が対象の周囲を取り巻いているように見える。
纏わせた魔力の奔流により防護対象に降りかかるあらゆる状態異常(技、魔法、能力問わず。肉体系、精神系も問わず)を無力化する。
メリッサ流陣術
飛行時に発せられる魔力の軌跡により、立体的な魔法陣を描くことで発動する陣術。
準備に手間がかかる分その火力は絶大。なお、飛行魔術が得意なメリッサが編み出した我流の魔法技術である。
「ウェイブライザー」
【属性】雷,炎
陣術の一種。広範囲に雷の陣を敷くことで完成する大魔術。
陣内部に超高電圧のプラズマ放電を引き起こし内部の者を焼き尽くす。
「インフィニットスフィア」
【属性】霊
陣術の一種。広範囲に魔力の陣を敷くことで完成する大魔術。
陣自体が高い強度を持った範囲結界と化す。
防御用というよりは敵を閉じ込めるための檻として使用することが多い。
結界を打ち破る為には陣を描く魔力の軌跡を打ち消すのが有効。(一部でも良い)
「プロミネンスノヴァ」
【属性】炎
陣術の一種。広範囲に炎の陣を敷くことで完成する大魔術。
陣内部に大爆発を引き起こす。メリッサの陣術の中では比較的扱いやすい部類にあたる。
「シルフィードブルローネ」
【属性】風
陣術の一種。広範囲に風の陣を敷くことで完成する大魔術。
陣内部の空気の流れをいじって空を飛べない者でも陣内部の中に限って浮遊・飛行できるようにする。
とどのつまり陣内部の者に侵入した者に揚力を与えて強制的に陣内部に浮遊させてしまう魔術である。
「ダークネスプラネタリウム」
【属性】闇,星
陣術の一種。広範囲に闇の陣を敷くことで完成する大魔術。「星のないプラネタリウム」。
陣内部を高濃度の闇の霊素で満たし、内部の者の視力を完全に奪ってしまう盲目結界。
また陣内部で発動する光、炎、雷、星属性の魔法を吸収して無効化する効果も存在する。
闇視能力所持者や視覚関連の状態異常を受け付けない者には盲目効果は無効。
「スターライトストリーム」
【属性】星,風
陣術の一種。広範囲に星と風の陣を敷くことで完成する大魔術。「星光の奔流」。
陣内部に星の魔力の風を渦巻かせ、強い乱気流を引き起こす。
風の奔流により内部に侵入した自分以外の者の飛行を強烈に妨害しつつ飛び込んでくる飛び道具(エネルギー、実弾問わず)の軌道を狂わせめちゃくちゃにしてしまう。
空戦での切り札たる防御魔術であり、相手の射撃対策も可能。
「アトラス・セレスティア」
【属性】星
陣術の一種。広範囲に星の陣を敷くことで完成する大魔術。「天球図譜」。
陣内部に天の川の如く那由他の星属性の光球と光線が流星の如く飛び交い内部を蹂躙してから星属性のエネルギーによる大爆発を引き起こす。
かなり複雑奇怪な特殊な魔法陣であり、陣構築の難易度はメリッサの飛行技術を持ってしても難しい。
他にも色々あるらしい。
主な特殊能力・技能
「亜人」
人であり人でない者。別名はデミヒューマン。
異種族(魔物など)との混血や霊子による異形変化や変化が種族単位で定着した者などを指す。
亜人に特別な効果を与える技、魔法、能力の影響を受ける。
ちなみにメリッサはインプの血をひく「悪魔・妖精系」の亜人。
純粋な悪魔よりは効かないものの悪魔系特効も受けてしまう。
「闇属性耐性」
闇属性への非常に高い耐性を備える。
「空属性耐性」
空(風、雷)属性への強い耐性を備える。
地属性弱化
地(地、木、金)属性に弱い。
「光属性弱化」
光属性に弱い。
「霊能力」
予知能力は持たないメリッサだが、高い霊能力を所有している。
霊感知、霊視、精霊対話などが可能。
「千里眼」
所有する霊能力の一種。
集中を高めることにより一時的なトランス状態を引き起こし、その場に居ながら霊視能力を用いて遠方の景色をくっきり知覚することができる。
見たいものに強い結びつきがある個人や、物品を手にしながら行うことで対象を絞って見ることが可能。
モノ探しや人探しに重宝する便利能力。
「飛行魔術」
魔術の一種で、自身を宙に浮かばせ空を自由に移動することができる。メリッサの場合は雰囲気重視で魔女が扱うような箒を使う。
十八番と言うだけあって移動スピード、操作共に一級。その気になれば化物級以上のスピードも余裕で出せるし変態機動もお手の物。
(ただしメリッサの体にかかる負荷も大きいので別途防御魔術の展開が必要となる)
「動体視力」
片目に動体視力を大幅強化するための魔眼を移植している。
回避力の底上げに繋がっているが、対処できるかは別。
「不屈」
どんな時もへこたれない不屈の精神力を持ち合わせる。
すげー落ち込んでも多分次の日には元に戻ってるくらい。
「魔法技術」
ウィジアの適正からか高い魔法技術と才能の持ち主。
たぶん占い師諦めて専業魔術師目指したほうがいいんじゃないかと思われる。
「占い」
占いの技術を持つ。得意な占いは高い霊能力を活かした交霊術絡みの占いである。
代表的なものだとプランシェットやウィジャ盤などによるものか。
普通のタロット占いや水晶占いはイマイチ。
「目利き」
商人の一族の生まれなので物品の価値がそれとなく理解できる。
アイテム
「ほうき星号」
魔力を蓄え、異形化した霊樹で作られた魔法の箒。高い霊媒体としての資質を備える。
メリッサはこれを飛行魔術の魔術媒体として使用し、御伽噺の魔女のように空を駆ける。
空を飛ぶと蓄えた魔力が粒子化し光の軌跡を描き出す。
その姿はさながら流星の如くである。
「ウィズダム」
飛行時にかけているゴーグル。クラシックなデザイン。
ちなみに度が入っているのは片目だけで、もう片方は防護カバーのみで義眼の能力を有効活用できるようにしている。
度が入っている方には魔術式のレーダーが搭載されている。音声入力(詠唱)により起動する。
「星のビスチェ」
メリッサが普段着ているドレスのこと。
どう見ても戦闘用の服装には見えないが強めの防御魔術がかけられている。
「魔眼」
片眼に移植した魔眼。特殊な術式がかかっており術を発動すると所有者の動体視力を飛躍的に上昇させることができる。
魔眼の効果をフル発動すると脳に負担がかかる為普段はオフにしたり出力を制限して発動している。
「マジックチンキ」
ルナティックリーフなどの薬効植物を特殊な溶媒につけてエキスを抽出した魔法薬。
魔力回復の効果がある。回復量は中程度。
「癒しの枝」
トネリコの小杖。負傷者に向けて呪文を唱えると杖に込められた回復魔法が発動する。
負傷者の肉体的な治療を癒し体力を回復してくれる。
回復量は【中】。
「安らぎの枝」
トネリコの小杖。負傷者に向けて呪文を唱えると杖に込められた癒しの魔法が発動する。
負傷者の状態異常を治癒するディスペルの魔法。スペルパワーは【中】。
「水晶玉」
なんの変哲もない普通の水晶玉。何も見えない……。
能力値
体力:C+
魔力:A
魔法攻撃力:A
魔法防御力:A
腕力:D
物理攻撃力:D
物理防御力:C+
知力:B
素早さ:C+(箒に乗るとA~S++)
命中:C++
ちなみに
「移動民族ウィジア」
キャラバンを構成し世界を放浪する移動民族の一種。
定住を持たず流離う彼らは民族全体で様々な行商活動を行っており、それを主な収入として生活している。
元は百数十年前に起きた大規模天災で故郷を失ったある商人の一族(たまたま遠征しており難を逃れた)が災害を生き延びた者たちと共に行商人としてキャラバンを構成。
世界各地を渡り歩き商売を始めたのが始まりと言われている。
天災により民族の大半が死滅した為メリッサの民族はいまやこの「ウィジア」に属する者のみとなってしまっている。
人間らしい姿をしているが、亜人の一種。小悪魔「インプ」の血をひく悪魔・妖精系の亜人である。
豊富な魔力を持ち合わせ、魔術師としての才能に優れるが小悪魔であるインプの血をひくのでちゃんとした成人でも人間や亜人の子供並に小さい。
しかし体型は子供のそれではなく人間の成人に近いものなので、グラスランナーやドワーフに近い種族と言ったほうがいいのかもしれない。
余談
1: 名前の由来はハーブの一種「メリッサ」+スペイン語で「星」を意味する「エストレーリャ」から。種族名の由来は水草の一種「ルドウィジア」とウィジャ盤(霊応盤)より。
2: 長らく謎だったアトリの主人。当初はネルのリメイクキャラの予定だったけど没に。
箒を使う魔女の女性、闇属性、魔族絡み、名前がハーブ関連の名前というところはネルの設定を流用。
3: 追加予定ばりばり。
最終更新:2015年05月01日 02:00