千歳
【種族】 狐霊の精霊憑き?
【性別】 女性
【属性】 炎,聖,木
【所属】 フリーランス
概要
フルネーム、天津 千歳(チトセ=アマツ)。
ラケルタ西部出身の退魔師家業を営む破戒僧。
まだ歳幼く14~16歳ほどの少女でありながら身に宿した法力はかなりのものであり、武術も得意としている。
容姿はやや青みがかった銀(月白)色ののミドルヘアをさっぱりと一つ結びにし、天鵞絨のツリ目。
顎はしゅっとした少々キツめに見える顔立ち。普段は目を細めている糸目で目の周りに朱の隈取を施している。
服装は黒の法衣に白襦袢、膝で紐で縛ってまとめるタイプの白袴。白頭巾。戦闘時や作業時にはたすきを身につける。
首には妖力を蓄えた真紅の数珠を身に着け、腕にも魔宝石で作られた数珠のブレスレットをしている。
足元は草で編まれた草履。
彼女は大精霊「狐狸精」信仰の神職の家系に生まれ、儀式により狐狸精の下僕たる狐精霊を身に宿した精霊憑きと語るが実際は本物の妖狐。
中でも彼女は「白狐」と呼ばれる善狐の一派の所属であり、白狐の名の通り銀色の美しい毛並みを持った巨大な白狐が本体。
人間態では普段は耳も尻尾も隠しているが完全には隠しきれておらず何かのアクシデントがあるとみょんと飛び出してしまう。
彼女の扱う力は法力ではなく妖力であり、妖怪の力。その為僧侶なら定番ともいえる回復系魔法が使えなかったりする。
元は俗世から離れてひっそりと暮らしていた妖狐族の極めて若い個体であったが、好奇心から山から下りてきて人間に追われ傷を負ったところを心優しい僧侶に助けて貰い匿って貰っていた。
僧侶と住まい始めてすぐに夜盗の襲撃にて僧侶の住まう寺院が襲撃され、僧侶も命を落としてしまう。
居場所を失った千歳は彼に成り代わるように人間の僧侶に化け、妖狐の群れには戻らず人間の世界に飛び出し力を生かして悪い魔物と戦う退魔師となった。
現在はラケルタからの人外の移民が多いマーレクレア港「逢魔ヶ丘横丁」に住居を設け、特に団体には所属しないフリーランスの退魔師として活動中。
同横丁の住人である
スピラエアや
さきらなどとは交友があるが、得体の知れない上に酷く血の臭いがする
シスネは怖くて苦手。
人狼であり同じ妖怪仲間の
八雲には少しばかりの親近感を持っているが、同時に「天然もの」ではないと感じ取っており少々距離を置いている。
性格は温厚で柔和で奔放。常にユルくて緊張感のないほんわかした人物。
理論的なものよりも自身の直感や感覚を重点的に物事を考え、常識やしがらみはさほど気にしておらず唯我独尊気味。
不真面目で面倒事を嫌う、手が抜ける場面は全力で手抜きをする、だらけるのが何よりも至福。
更には善悪老若男女問わず誰に対してもちゃらんぽらんと僧侶としてはいささか問題のある俗物。
面倒を嫌うとはいえ面倒事から逃げると後味が悪いと考えてるのが僅かな救いで、仕事は文句いいつつもそれなりに真面目にやる。
奔放な破戒僧であれど善人寄りの一応ちゃんとした良識を弁えた人物であると言える。
口調
「~ですー」「~ますー」などと丁寧ではあるが、間の抜けた非常にユルい口調をしている。
声自体も少女らしく可愛らしいがゆるやかなウィスパーボイス。
性格もあいまり思わず脱力しそうになるのは間違いないが、常にこんな口調なのは人間語を覚える際についた癖が抜け切っていないため。
シリアスな場面ではとんと締まらないので取り合えず意味ありげに黙っているか普通の口調になる。
普通の口調だと言い回しがちょっとヘン。
会話例
「あたし?千歳です。天津 千歳。よろしくー」
「はいはい、お二人とも色んなこと気にしすぎですよー。もっと直感的にー、ゆるーく生きていくのもいいと思うのですよー」
「ばぁん、ですー。今あたしが銃持ってたら、あなた危なかったですねー?」
「他人の目なんて気にしている時間が勿体無いですし実に面倒。自分自身でもない赤の相手にどうして気遣いなどしなければいけないのです?」
「そんなことを気にしている暇があるならば、もっと自分の感覚を信じられるのが良いでしょう。何を信条としようとも結局頼れるのは己だけですもの」
「ダメですー今起きたら、本当に死んでしまいます……。嫌でしょー、そんなの?」
「いかんこれじゃだめだ、締まらない…。ちょっとミュートー……」
「あなたたちにはー、説法をくれてあげますー」
「……はぁダメだ。これも締まらないや」
「面倒ですー……はあ面倒……。とはいえ、これを片付けねばあたしの心にしこりが残るんですよー。もやもやして何も手がつかなくなるんです。困りものでしょ?」
「それを美徳とするのは結構ですけど、死んだらそれまでですからね。やるなら悔いが残らないようにですよー」
「ふぅむ、この案件はあたしの出番っぽいんですか?えー……最近この手の事件増えてるでしょー、物騒ってレベルじゃねーぞー」
主な技・魔法
退魔師という職業柄対魔物や怪異を相手取る戦闘には非常に慣れており腕自体はかなりいい。
薙刀を使った近接戦闘に加え狐妖術や法力(妖力)を操る。炎や木、聖属性の術を得意とするオールラウンダー。
全体的にバランスの良い能力の中、魔法関連の能力だけが突出している術師寄りの魔戦士タイプ。
魔法や特殊エネルギーが絡む攻撃全般に非常に強く、魔法使いや特殊攻撃使い相手には強引な戦いができるのも強みである。
術の種類は攻撃から炎を媒体とした一種の幻術のようなものまでを器用に使いこなす。
スピードもそこまで尖ってないが、術を利用した回避は洗練されており回避性能はなかなか高い。
本体の妖狐の状態に戻るとただでも高い魔法関連の能力が更に上昇。
圧倒的な魔法攻撃力、非常に強力な霊子防御、高い命中と隙がないものの四足歩行となり武器は持てず腕力は大幅低下する。
「狐妖術 煙羅陽炎」
【属性】 炎,幻
炎を媒体とした妖狐の術の一種。
各種感知能力・機能に千歳本人と非常に良く似た炎のダミーを生み出すことが出来る。
彼女の回避行動は主にこのダミーを介して行われる。
「狐妖術 戦火流火」
【属性】 炎
炎を媒体とした妖狐の術の一種。
炎を介したテレポートの魔術。千歳一人分くらいの大きさの炎があれば範囲内に限りどこでも移動可能。
戦火に包まれる戦場などではかなり有効に働くが水辺では使えない。
有効範囲は都市ひとつ分くらい。
「狐妖術 聖火福来」
【属性】 炎,聖
炎を媒体とした妖狐の術の一種。
暖かな灯りを点し、味方のステータスを上昇させ、なおかつ幸運の加護を授ける。
「狐妖術 災禍畦火」
【属性】 炎,聖
炎を媒体とした妖狐の術の一種。
うっすらとした聖なる炎のオーラを展開させ、災厄を焼き払う。
オーラ内にいる味方に「毒」となる特殊攻撃全般への極めて強力な耐性を授ける。
毒でなくてもオーラ内の対象に「毒」となる事象、物品、オーラなどであれば焼き払い退けることができる。
「狐妖術 穢滅浄炎」
【属性】 炎,聖
炎を媒体とした妖狐の術の一種。
悪しきものを打ち払う神聖なる白炎を放つ。
炎は悪心があったり、多く罪を重ねたものに呼応し勢いを増す。
しかしこの炎は対象の罪や悪心を焼き、肉体的なダメージは与えない精神攻撃になっている。
防御には精神攻撃への耐性が必要となる。
「狐妖術 燎火紅灯」
【属性】 炎,光
炎を媒体とした妖狐の術の一種。
手のひらから魔法の炎を生み出し、爆裂させ周囲にまばゆいフラッシュを引き起こす。
遠隔に炎を生み出すこともでき、周囲一帯を影すら打ち払う強烈な光に包み込むことすら可能。
撹乱から目潰しなど用途はさまざま。
「狐火」
妖狐が操る不思議な霊火を生み出す。
相手を焼く武器にも周囲を照らす灯りにも自身を護る防壁にも転用可能。
炎には対魔物用の特効や浄化能力をもたせることも出来る。
「結界の術」
ちょっとした結界を生み出すことが出来る。
「妖狐化」
本体である妖狐に戻ることが可能。
元から魔法関連の能力が上昇するのに加えて普段擬態に回している魔力をフルで扱えるため魔法関連の能力が急上昇する。
他随時追記
主な特殊能力・技能
能力
「妖怪」
魔物の別称。異形の姿をした魔の眷属。
魔物に特別な効果を与える技・魔法・能力の影響を受ける。
「霊子防御」
戦闘時において自身の周囲に魔力の防壁を纏わせている。
物魔どちらの攻撃のダメージも低下させる効果があるが特殊攻撃は未対応。
妖狐態では膨大な魔力の増加によりその出力も凄まじいものになる。
「炎属性耐性」
炎属性に非常に強い。
妖狐の毛皮に秘密があるらしい。
「魔術耐性」
魔法攻撃に対して非常に強い耐性を持ち合わせる。
こちらも妖狐の毛皮に秘密があるらしい。
「光属性耐性」
光属性及び聖属性への強い耐性を持ち合わせる。
こちらは毛皮に秘密はない。
「闇属性弱化」
闇属性に弱い。
しかし霊属性との複合である死属性にはそんな弱いわけでもない。
「水属性弱化」
水・冷気属性に弱い。
「白黒の真眼」
直感的に人やモノの本質を見抜く力。善狐としての修行により培ったもの。
とはいえ結果は曖昧で外れたり不発になったりすることも多い。
「サイコメトリー」
霊能力の一つで、千里眼などの「透視」系能力の一つ。
生命力を持たない物品に触れることで物品が持つ記憶を読み取ることが出来る。
妖狐状態で行うことでかなりの精度での透視が可能。
技能
「神仏知識」
一応僧侶なので持っているらしい。
聖域各地の神様など超越者に関する知識。
「結界術」
様々な結界についての知識・技能。
準備さえできれば高度な結界を作ることも、逆に解除することも可能。
また既に仕掛けられている結界を気の気配で察知することもできる。
「浄霊術【中】」
霊魂を鎮め、元の輪廻へ導く浄化の技術。
アンデッドに対し、攻撃力上昇。
「退魔術【中】」
退魔物戦に役立つ戦闘技術。
魔物並びにその類となる怪物に対し、攻撃力上昇。
「棒術・中級」
槍や棒など長柄武器を取り扱う技術。
一般の騎士や兵士と同程度の技能を持つ。
アイテム
「真銀の薙刀」
ミスリル製の一般に流通している切れ味抜群の薙刀。全長2mほど。
柄はエンチャントにより鋼鉄を思わせる程に強化した霊木で作られ朱色の塗装が施されている。
「浄界の霊刀」
洗礼を施した浄化銀を含む合金製の霊刀。刃渡り60cmほど。
この刀全体が強力な浄化の力を持っており、所有者に魔の手が近づくことを抑制する護刀でもある。
「白狐の妖力珠」
千歳が首に巻いている数珠のこと。
その一粒ずつに妖狐の妖力を蓄えており、緊急の魔法発動用の媒体とすることができる。
他にも数珠の魔力を解放することで自身の魔法攻撃力や魔法防御力をドーピングすることが可能。
だいじなものらしい。
他にもあれこれ所持している。
能力値
通常
体力:C++
魔力:A
魔法攻撃力:A
魔法防御力:A++
腕力:B
物理攻撃力:B
物理防御力:B
知力:C+
素早さ:B+
命中:A
妖狐態
体力:C++
魔力:S++
魔法攻撃力:S++
魔法防御力:S++
腕力:C
物理攻撃力:C
物理防御力:B
知力:C+
素早さ:B+
命中:A++
ちなみに
1: FEifの影響で妖狐キャラが欲しくなったので作成。元ネタは日本の妖怪の一種「白蔵主」。
大神のあるキャラの影響でわるいやつにするのも考えたけど僧侶だしということで善狐に。
2: サイコメトリー持ちなのはサイコメトリー使いキャラを考えてたため。
メリッサの千里眼同様霊能力の一種という扱い。
3: 名前については天津狐(あまつきつね)から天津、千歳→千年。また、長い年数を意味する単語から命名。
4: 能力が魔法特化な理由はFEの妖狐が対魔法能力に優れた兵種なのが理由。でも多分兵法者。
妖怪仲間の
人狼に合わせてこちらも変身持ちに。向こうは反動ありだけど千歳は特になかったりもする。
5: 某ゲームだと多分真っ先に占われるタイプ。狐だからね、しかたないね。
6: 随時追加予定。
最終更新:2015年07月24日 01:49