ラジエーション
「カハアアァァァァァ…………」
概要
菱形の棘を全身に生やした、紺碧の強化外骨格を纏った狂人。
主人の命令に従う以外に理性的な行動を取る事は出来ず、怒り狂ったような声を挙げながら暴れ続ける。
最近になって高岡一派に与するようになった正体不明の人物。
身長:254cm 体重:(アーマー含め)462kg
殆どが上半身に集中した無数の棘が生えたその姿はヤマアラシのような様相を呈している。
棘の大きい上半身の変わりに下半身は屈強であり、バランス的に見劣りしない。
顔面は先鋭化した鳥類のように大きな嘴のような形になっており、下部の空間を抉るように下に向かって歪曲した尖った頭部の両側面に大きな菱形の眼が有る。
両目は紫色に光輝き、見る者に禍々しい印象を与える。
纏った強化外骨格「バル」は高エネルギー放射鉱物を原動力としており、莫大なエネルギーを単独で生み出すが確実に宿主の体を蝕んでいる筈である。
上半身に多くが集中した全身の棘から魔力のブレードを放射し、魔術やエネルギー体、人体など高出力の魔素と熱で全てを切り裂く。
ブレードは射出してビーム
カノンとする事も可能で、遠中近全てに対応する。
かなりの威力を持つ為、人体を貫くには一秒以下の放射で済む。
筋力、素早さも相当で、素早い動きで敵の懐に飛び込み一瞬のうちに切り裂く事を得意とする。
左腕は
ミュルグレスによって切り裂かれ、生体組織で作られた高エネルギー変換効率の良いラバー・アームとなっている。
その正体は元
自称国家「クロウビーク」の兵士、
フライソフことイルデ・ブルーズ。
高岡一派による獄舎の崩壊により連れ出され、
ランナーを失った事による激情を利用され強化外骨格を纏い暴走していた。
能力・技
「ラジエーション・バル」
全身から繰り出す、エネルギー体や魔術に関する波動や物質、人体などを切り裂く高熱魔力光線。
射出してビームカノンとする事も可能。
「ヘッジホッグ・ピンクッション」
全身から一度に針山のように魔力光線を放射して周囲を殲滅する。
「ブライニクル・ブレード」
左腕のエネルギー変換ラバー・アームから繰り出す高威力のビーム・ブレード。
ラジエーション・バルより威力が高い。
狂い者語録
「カハアアァァァァァ…………」
青白い吐息を吐き出す際の息吹。
高温を帯びているのか、いつも蒸気のようなものを吐いている。
「クオオオオォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
怒っているかのような叫び声だが、その意味は分からない。
「………」
命令執行の際にも、言葉を受けるのみで返答は無い。
由来
ラジエーション…「放射」の英語。放射線、放射物とも。
バル…ぎざぎざ、座金などを意味する英語。
最終更新:2016年06月11日 22:49