+ | 銃器 |
銃器
「タルディオンリフレ」
亜光速で弾丸を飛ばす銃。 湾曲した丸みを帯びた銃には見えない緑色のフレームが特徴。 ほぼ弾丸を撃った瞬間に相手に到達するので、見てから避ける事は不可能に近い。 弾丸を亜光速で飛ばす技術はアルメド星ではポピュラーな物であり、銃の基本。 つまりアルメド星における単なる銃であり、アルメド星人=メルシャントにとっては容易に作り出せるので値段も安い。 狙撃補正などはしてくれないので、射手が下手だと「単なる弾丸の早い銃」。 拳銃型単発発射式、小銃型連射式などタイプを選択可能。それによって値段も変わる。 物を亜光速で飛ばすものの、周辺被害を防ぐ為に威力範囲は単なる銃のそれとあまり変わらないが、貫通力は高い。 亜光速で物質を飛ばすのは銃の機構であり、弾丸自体はサイズさえ一定ならばどんなものでも使用出来る。 銃下部の黒色ワームホールにサイズに見合った小物を投入する事で内部で弾丸を合成、コーティングして使用可能にする。 弾丸が切れればその辺の小石を投入するだけでも補給可能と言う事。 そのような機構を持つ為、この銃の弾丸はどちらかと言えば上部カートリッジに籠められたエネルギー。 エネルギーが切れた場合は単なる鈍器と化す。 オプション購入によって、弾丸が切れた後に「イントルシオンブラデ」刃を展開するタイプ、「インヴァシヴェエルプティオン」と化すタイプも選択可能。
「リグトアルティレリ」
光を一面に放出する大砲。 そのまま光に破壊効果を持たせたもので、広がる一面に存在する物質の表面を破壊する。 脆弱な障壁や物質の広範囲・早急な破壊、もしくは多数の敵に激しい痛みを与えて戦闘力を奪う為の兵器。 ガラス程度なら完全な破壊が可能であり、人体に撃てば表皮を剥ぐように破壊する。 単なる光に破壊力を持たせる武器であり、「光」を圧縮して閉じ込めた専用カートリッジが弾丸。 敵に浸透する深度の有る破壊力はまるで無いが、弾速は光と同等な上に範囲攻撃である為厄介。
「リジットリフレ」
弾丸を光速で打ち出す際の衝撃波を一定レベルまで抑えて開放する恐ろしい銃器。 赤いメタリックな湾曲した外見を持つ。 そもそも元が宇宙戦艦用の光線砲であり、それをダウンサイジングして作った乱暴な兵器。 弾丸は専用のモノでなければ発射の際に耐え切れずに消滅する。 その内訳は宇宙金属「リベラジウム」及び数種の金属を固めた合金であり、値段はべらぼうに高い。 なお、バレル内で弾丸を加速した際の衝撃波を弾丸の周囲から放ち威力にする銃であり、弾丸自体を光速で飛ばすわけではない。 むしろタルディオンリフレの亜光速弾より格段に遅く、通常の拳銃ほど。 飛翔速度が遅い分、滞空時間が長く周囲の空間により多くの被害を与える…らしい。範囲攻撃用。 ビルディングが折れる威力であり、対策無しに撃てば使用者自身を死に至らしめかねないので簡単に使ってはならない。 最低でもサイジュゲアルを装備して撃つ事が望ましい。 |
+ | 白兵戦用兵器 |
白兵戦用兵器
「イントルシオンブラデ」
接敵する瞬間に刃の物質的な結合を緩め、煙のようになって相手に「溶け込む」ナイフ。 侵入状態から相手の物質的連結を緩め、水や砂のように変えてしまう事で「どんな物でも両断する」。 しかし、刃の長さ以上のものは一度では切れない為、理論上どんな物でも切れる事以外はただのナイフ。 刃のサイズは目的によって選ぶ事が出来る。 刃は形成時には鉄のような重さを持ち、あまり長くし過ぎると折れ易くなるのも同様。 斬り付ける時に煙のように霧散した時、「突然軽くなる」ので扱いには注意が必要。 鞘は無く、柄のボタンを押す事で刃を形成し、それにかかる時間は役5秒。 値段はただのナイフにしてはかなり高いが、他の兵器と比較すると安めに思えるかもしれない。 人を斬るより城塞攻略、障壁突破などに使った方が良いかもしれない。 柄の部分に一発のみ弾丸を発射する事の出来る「タルディオンリフレ」と同一の機構を搭載する事も出来る。 |
+ | 爆発物 |
爆発物
「インヴァシヴェエルプティオン」
対象の物質を「侵食」する爆風を放つ厄介な手投げ爆弾。 爆炎がヒットした対象を、同じような爆弾に変えて即座に起爆してしまう。 「爆炎が当たった物質を爆弾に変える爆弾」。 ただし「爆炎による崩壊」を基点にして破壊標的を爆弾に作り変える為、壊せない物は爆弾とはならない。 更に爆炎で生まれた更なる爆発は単なる破壊効果しか持たない爆風・爆炎でしかない為、連鎖的に周囲全てを破壊する事は無い。 別売りの多目的ランチャー「プロンシル」を介する事で長距離発射も可能。 値段はそこそこ。 |
+ | 自動兵器 |
自動兵器
「タルディオントゥルレト」
「タルディオンリフレ」の自動装置版。 持ち主の脳波を計測、データ化する事で自動的に味方と敵を見分けて射撃する。 浮遊移動タイプと設置タイプが存在する。 両タイプにも更なる詳細な形状・機能別タイプが存在し、種類は様々。 多種多様な目的に応じて使用可能。値段も少々変わる。 |
+ | 防御兵装 |
防御兵装
「シェルド」
脳波を感知して動く青白い浮遊盾。 安価なもので、それほど強度は高くない。 しかし拳銃弾を弾けるくらいには丈夫であり、剣や鉄パイプなどものともしない。 反射的な意識にも対応する為、素早く移動する。 サイズや形状、装飾等はオプション選択可能で、要望に応じて変更出来る。 |
+ | 特殊兵装 |
特殊兵装
「メタスタシス」
連続転移用テレポーター。値段はそこそこ。 脳波感知で考えた通りの位置に転移可能だが、使いこなすには対象を俯瞰で見る使用者のイメージ力が重要となる。 掌サイズの黒い円形の物体。 |
+ | ゲアル・シリーズ |
ゲアル・シリーズ
「ムルデルゲアル」
身体装着型多目的兵器「ゲアル」の最下級タイプ。 装着者の身体能力を一定レベルにまで引き上げるだけの性能を持つ。 それ以外に機能は付いていない。 ただし装着者の腕力は岩を砕き、走力は100m3秒ほど、跳躍力は10m程度となる。 体の何処かに水色に光る四角いデバイスを装着するだけで装備が一瞬のうちに展開し、装着完了となる。その際の時間は0.04秒。 機械的に増加させた無理な身体能力による装着者の自傷を保護する為に、装着者には身体にフィットする光る水色のラバースーツ状の物が展開する。 その為、これを付けると誰でも見た目の似た宇宙人チックな外見となる。 スーツのカラーは購入時、購入後問わずデバイスからの選択によって変更する事が出来る。デフォルトが水色。 値段はかなり安く、「金持ちの子供ならお小遣いでも買えてしまうかもしれない。尤も、金持ちの子供ならそれくらい自分で買わなくともパパが誕生日にプレゼントしてくれるがな」とはメルシャントの談。 機能スロット、身体能力強化レベルが上がるに連れて「ムルデラー」、「ウラク」、「ヘイヴォク」、「サイジュ」、「クルンブレ」、「バトシェル」、「ゲノキッド」と名称が変わっていく。
「ムルデラーゲアル」
ムルデルゲアルにオプションが付いたモデル。 頭部デバイスが新たに設けられ、射撃や格闘の命中補正、熱サーチ機能が追加。 筋力増強機能も若干性能アップしている。
「ウラクゲアル」
ムルデラーゲアルの更なるパワーアップモデル。 身体能力増強は勿論、射撃や格闘の命中補正の性能アップ、X線サーチ機能も追加。 更にオプション機能で武装スロットが一つ取り付けられている。 体各部にハードポイントが存在し、規格の合ったものなら非直接攻撃武装や直接攻撃武装、多種多様なタイプを装着可能。 ウラク・タイプからは装甲も追加されており、軽量ながら丈夫。 ついでに機動用フレキシブル・ブースターも一つ背中に取り付けられており、ある程度の自由な飛翔が可能。
「ヘイヴォクゲアル」
ウラクゲアルの更なるパワーアップモデル。 身体能力増強機能、命中補正の性能アップ、エーテル物質(霊魂や魔力などの非実体エネルギー)サーチ機能も追加。 ハードポイントも二つに増えている。 装甲部分が増え、防御力が上がっている。 フレキシブル・ブースターの出力が上がり、個数が増えて機動力が上がっている。
「サイジュゲアル」
ヘイヴォクゲアルのパワーアップモデル。 身体能力増強機能、命中補正性能アップ、外部コンピュータによる脳刺激で知力補正も入る。 装甲材質が変わり、更なる軽量化と剛性上昇が計られている。 フレキシブル・ブースターの他に全身に機動修正、姿勢変更ブースターが増設されており、機動性に磨きがかかっている。 新機能として各種解毒機能も搭載されている。ハードポイントは三つ。
「クルンブレゲアル」
サイジュゲアルのパワーアップモデル。 身体能力増強機能、命中補正機能、知力補正機能の性能アップが図られている。 装甲部分が増え、更に関節も軟質高反発反応式装甲でカバーされている。 ジェネレーター出力がアップし、機動力も上昇。 新機能として幻覚作用の解除機能も追加されている。ハードポイントは四つ。
「バトシェルゲアル」
クルンブレゲアルのパワーアップモデル。 身体能力増強機能、命中補正機能、知力補正機能の性能アップが図られている。 装甲材質は更に変わり、稼動範囲が広まり防御力も上がっている。 増加した身体能力と性能がアップしたブースターによる機動は、既に常人の目で追う事も難しいレベルに達している。 新機能としてゲアル及び装着者自体の再生機構が搭載されている。 これは装着者の脳波を感知して再生レベルを引き上げる為、装着者の脳が一定レベルまで損傷すれば止まる。 ハードポイントは6つ。
「ゲノキッドゲアル」
メルシャント・マルク擁する個人装備用ゲアルの最上級モデル。 身体能力増強機能、命中補正機能、知力補正機能全てが最高レベル。 装甲材質は更に変更され、最大硬度、不変性を誇る。 ハードポイントは20存在する。 単機でギガンチュア・モデルを制する能力を搭載している。 |
+ | 自動機兵 |
自動機兵
「キルクロイド」
自律型戦闘兵器。最下級。基本カラーは青色。頭が丸い。 以下、ロイドシリーズは普段は小さな小物のように縮小している。 キルクロイドは青色の丸い小石のように、トラングロイドは三角、スカールロイドは四角、ラクタロイドは六芒星のプレートのように。 基本的には人型をしており、命令すれば色んな事をやってくれる。 命令しなくても所有者を危険から身を挺してかばったりもしてくれる。 知能はそれなりに高く、人語を操らないが解する事が出来る。 身体能力も高めで、聖域における無能力通常人の5倍程度。 命令の理解能力は高く敵を襲わせる際に「やっちまいな!」や「抹殺!」、「死刑!」などとカッコつけたり芝居がかったりしていてもちゃんと遂行してくれる。 敵味方の判断は命令主の脳波を読み取って行うので、判断は素早い。 キルクロイド同士は電波通信で繋がっており「マルマル」という妙な鳴き声(ただしエフェクトが掛かっており聞き取り辛い)で素早いコミュニケーションを取る。 相手を複数で襲う際は連携を取って攻めて来るので、その辺の賊より強い場合も。 メルシャント曰く「武器はサービス」との事で、メルシャント・マルクのキルクロイドは横一線の持ち手に二つ刃の付いた「コ」の字型のナイフ「シオ」を持つ。 宇宙金属「タイカ」を固めて作っただけのものなので、効果は単なる「鋭いナイフ」。 オプションによって「タルディオンリフレ」や各種兵器を持たせる事も出来る。
「トラングロイド」
キルクロイドの上級型。中級。基本カラーは緑色。頭が三角。 基本的に人型をしているのはキルクロイドと変わらず、身体能力及び知能はキルクロイドより高い。 様々な専門技術もインプットすればこなし、生物の脳と同じように学習ヘルメット型デバイスを通して学習する事でギガンチュアの操縦もこなす。 「サン」及び「カク」と言う鳴き声でトラングロイド同士でコミュニケーションを取る。 内蔵固定武装に、腕部装着型の「タルディオンリフレ」が存在する。
「スカールロイド」
トラングロイドの更なる上級型。基本カラーはオレンジ色。頭が四角い。 知能、身体能力はトラングロイドより更に高いが、それでも「シッカ」としか喋れない。 内蔵固定武装は右腕に腕部装着型の「タルディオンリフレ」、左腕に装着した曲刀型の「イントルシオンブラデ」、頭部に3発装填した「インヴァシヴェエルプティオン」が有る。
「ラクタロイド」
スカールロイドの更なる上級型で、ロイドシリーズの最上級系。 高い知能と言語能力を持ち併せており、人格プログラムは細かく選択可能。 外装やフェイスタイプのオプションも豊富で、その設定行程はまるで「一人の人間を生み出す」ような作業。 (何も弄らなければ男性的な黄金色マッシブな体系で、頭はどの方向から見ても六芒星型に見える複雑な形をしている) 購入者に最大の「愛情」を以って接するように作られ、命令のままに戦う。 これまでの種類と違って無感情ではないのは、メルシャント曰く「最高のSPは守護対象に惚れていなければならない」と言う持論から。 これはメルシャントが多種多様な惑星を渡り歩いた末に編み出した技術、思想であり他のアルメド星人にこのような考えはほぼ存在しない。 武器スロットは豊富で、オプション購入によって様々な方向に特化、もしくは手を広げてバランスタイプにする事も可能。 オプション装備を買わなくても格闘能力のみで大抵の荒事は解決出来る。 この高性能と拡張性を生かして、純粋な戦闘用ではなく愛玩物として購入する者も居る。 但し、人格の指定には買い主の脳波を測定してイメージを持って作り出すので、その日その時その気分その体調を持った、製作時と「全く同じ人物」が指定しないと同一の物は出来上がらない。 ラクタロイド自身の長い年月による学習や外付けのカスタム等により、現状存在するラクタロイドには「同一機」は確実にと言ってよいほど存在しない。 人格の指定をせず、カスタムもしなければ即座に驚異的な強さを発揮する事は難しく、スカールロイドよりは上である、と言うのみに留まる。 人格の指定をしなかった場合は機械的、というか機械そのものの対応となる。主人に愛情も抱かない。
「スコート」
小さな索敵・調査ロボ。ステルス機能と光学迷彩を持ち、浮遊機能付き。 掌サイズの丸いロボットで、小さな設置脚と作業用アームが伸びる。 カメラ&プロジェクター機能付きで、必要なデータを分かり易く大きく見せる事も出来る。 専用の外部媒体にデータを保存する事も可能。 閉所の作業や隠密索敵・調査任務に最適。 意外と硬く、銃弾を一撃撃ち込まれたくらいでは壊れない。 これだけ小さくてキルクロイドと同等の値段なので、結構いい性能なのかもしれない。
「ザーグ」
水中戦闘用ロボ。全高2m、全長10m。高性能で値段は高め。 液体に溶け込む機能を持ち、周囲の液体と同化し、また元の機体に戻る事が出来る。 円状の装甲に覆われたスクリュー状ユニットの下部にコンテナ、上部に二つ目の頭部、側面に腕が付いたような姿をしており格好は珍妙。 機体中央のユニットはスクリュー状に見えるがスクリューではなく、抵抗減少型水中推進装置「ロタティオン」。 この装置によって水中を最大速度250ノットで進むが、高速巡航時は小回りが利かない。 固定武装は腕部分に付いた三本の鋭い爪、硬質金属タイカ・クロー及びコンテナランチャーから発射される魚雷。 水中用コンテナ・トーピドー「エルオシオン」は爆発範囲の物体を物体周囲の物質と同化させてしまう恐ろしい兵器であり、威力は高い。 例えば水中で発射され、目標物を爆破した瞬間、目標物が船であればその外壁を液化させてしまう。 敵の装甲に直接ヒットすれば剛性・耐久性に関係無く相手の装甲に穴を開けてしまう脅威の魚雷。 ただし周囲の物体に有る程度の密度が無ければ侵食同化が発動せず、且つ飛翔(潜行)弾として行動する為には水中か地中を進むしかなく、それらの場所においてのみ戦力となる。 エルオシオンはコンテナ・ユニットに4発まで装填可。 勿論、オプション装備によってはそれ以外のものを収める事も可能である。 説明の通り、厳密には魚雷ではなく「潜行弾」であるので、地中用に最適化されたタイプ「タンネル」も存在する。 サイズ的にはちょっとしたギガンチュア・ゲアルのようにも見えるが、人や自動機兵が乗り込むスペースは無いのでそれには分類されない。 なお、タイカ・クローはオプションによって水中用回転円刃「キルクラー」及びビーム・コーティングソード「メイトカイ」に換装可能。 |
+ | その他 |
その他
「学習サービス」
その名の通り学習サービス。 学習ヘルメットマシーン「ブライン」によって知識を直接書き込み、瞬間記憶・体得させる。 マシンはギガンチュア・ゲアル内部の居住スペースを改造した筐体。 アルメド本星では既に旧式ではあるが、持ち運び出来ないという点が珠に瑕なだけで十分使用に耐え得る。 戦術、武術等の脳や記憶媒体へのインプットなどに使われる。 しかし武術を記憶する場合は使用に注意が必要。 基本的に特定個人の技術をデータ化した物をインプットする為、その武術データに必要な特定の器官を持たない場合は完全にコピーする事が出来ない。 例としては、既にメルシャント・マルクのデータサーバー内に収められている「キタン星人レッカ」の「火炎獣招拳(かえんじゅうしょうけん)」の場合。 彼の拳法火炎獣招拳は、燃え盛る尾と五体を合わせた獣性に任せた苛烈な拳法である為、尾と発火器官、それに炎熱と可動域に耐え得る身体機能が無ければ再現不可能である。 その他にも、「キトシック星人ヴェノン」の「紫紺毒彩弾(しこんどくさいだん)」は、毒水を生成する為の器官と音速で飛ぶ指弾を撃ち得る強靭な手が無ければ再現不可能。 このように、他星人の武術を使う場合は多分に制限が掛かる為、即座に問題を解決したければ下記の「リヴォ・レモディラン」に頼る事が推奨される。 自らの五体以上の器官を必要としない制限のかからない武術の場合はその限りではない。 データ・インプットは生体・機体問わず可能。
「リヴォ・レモディラン」
とは、メルシャント・マルクが実施する生体改造サービスです。 依頼により御客様や使役生物などに生体改造を施します。 要望により新たにデータを設計するハンドメイドコースと既存の生体データを使い肉体をそのように改造させて頂くコピーコースが御座います。 コピーコースは一部の例外も御座いますが、既存の設計図を使用し改造を自動化出来る事により基本的にはハンドメイドコースより安価となっております。 より安全な生体改造をお求めなら、コピーコースを御利用下さい。 当方としても御客様から報酬を頂く以上ハンドメイドコースも細心の注意を払って行われますが、違法改造なので保険が利きません。 その為手術前に色々と誓約書をお書き頂かなければなりませんが、失敗時に安易な報復行為に乗り出し誓約書を反故にする事はお奨め出来ません。きっと良い事は無いでしょう。 改造に失敗しても一安心、改造費より遥かに安い復旧費を払えばお客様の肉体を改造前の元の状態に復元可能です。 改造成功後も御客様の御要望次第で元の姿を保ち、必要に応じて改造後の姿に切り替えられるオプションも御選択頂けます。 生体改造にはメルシャント・マルクのリヴォ・レモディランを御利用下さい。 御客様に見違えるような人生を。 |
+ | ギガンチュア・ゲアル |
ギガンチュア・ゲアル
メルシャント・マルクにおける巨大兵器の総称。
その大きさ・形状・機能はモノによって様々だが、その多くは全高10m以上。 特色や売り文句などは勿論商品によって違うが、出張先では大きな時間と材料を割かねば簡単には製造出来ない。 その為、基本的には本星で作り出し、持ち出してきた商品を売り切れば補充難度が高い。 当たり前だが値段もモノによってまちまちとはいえ、その巨大さ相応にべらぼうな値段が多い。 基本的に初搭乗者には学習ヘルメット型デバイスを介しての脳器官に対する直接の入力学習が行われるので、説明書を読む必要は無い。 その一部を此処に紹介する。
「バシス」
単なる巨大な人型兵器。最も基本的なタイプ。サイズも選べる。 10m級が「バシスC」。20~30m級が「バシスF」。40~50m級が「バシスO」。 この兵器の特徴は関節・装甲の強靭さ、脳波感知操作による思考通りの快適な操作性(※操作の快適性に関しては人型生物のみ)。 アルメド星人によると「進化は一定の盛期に達すると人型を歩む。宇宙到達文明星人の多くに合わせた形」との事。 脳波感知による動作完全同期システム「サイン・クロニスム」によって、搭乗者の居住スペース内での動作をそのままトレースする。 この「身体の莫大な延長」による「扱い易さ」こそがバシスの特徴であり、セールスポイント。 巨大さに合わせたサイズの銃や剣、装着型のドリルやキャノンなどオプション装備の種類も豊富。
「ウァトヘル」
周囲の天候を操る特殊ギガンチュア。 ギガンチュア・ゲアルの中でも小さく、その大きさは5m程度しか無くステルス&光学迷彩機能によって隠密製も高い。 周囲の天候を操って洪水や落雷、それによる二次災害を起こす事を主戦力にした兵器であり、直接戦闘力は絶望的。 それでも出力や装甲は大型兵器として最低限備えており、浮遊からの体当たりで人程度を蹴散らす事は可能。 本体は球体に丸い窓の付いた目玉のような形をしており、軟質天候操作ロッドが触手のように無数に生えている。
「ディストルト」
バシスの多種族対応版。 操縦者によって連結ブロックが形を変え、操縦者と同型の巨大兵器となる。 大小様々なブロックが複雑に連結している為、バシスより耐久性・防御力に難が有るのが問題。 機能上、操縦者の秘匿性も低い(種族を有る程度特定されてしまう為)。
「ブルエット」
バシスの飛行型。 サイズはバシスと同じようにクラス分けが有り、「ブルエットC」、「ブルエットF」、「ブルエットO」が存在する。 人型から変形して戦闘機形態に変形するトランスフォーム・マシンでありアルメド星人が似たような機械生命体を研究して作り上げたものらしい。 基本装備は全身に装備したミサイル兵器であり、アルメド星の科学レベルにおいては既に骨董品レベル。 その為弾丸は安価で、ギガンチュアを購入し兵器として運営しようと思う程の財政事情の整った人間ならば潤沢に買い込む事が出来る。 対ギガンチュア用ではなく都市や艦隊などの対通常兵器、基地殲滅用ギガンチュアであり、擦れ違い様に大量のミサイルを投下して目標を破壊し離脱する。 最高速度はCタイプがマッハ23、Fタイプが25、Oタイプが28。 大型化して逆に素早くなるのは、内蔵機動用エンジン「ジュラヴィティ」が大型化し、性能が上昇する為。 |