キャラクター | 声優 | 参考リンク |
斑木ふらん | 小清水亜美 | https://twitter.com/AMISUKESHIGOM |
ヴェロニカ | 茅原実里 | https://twitter.com/minori_contact |
ハウル | 斧アツシ | https://twitter.com/atsurouta |
オズワルド | 矢作紗友里 | https://twitter.com/yahagi_sayuri |
金田 | 桑谷夏子 | https://twitter.com/nekonushi0808 |
田嶋 | 葛城政典 | https://www.mau2.com/voice/241f9f |
冷奈 | 井口裕香 | https://twitter.com/yukachiofficial |
大介 | 髙木俊 | https://twitter.com/shunly317 |
遠藤大輔 | https://mausu.net/talent/endou-daisuke.html | |
滝田樹里 | https://twitter.com/jurieedom | |
宮坂俊蔵 | https://twitter.com/shunzo_miyasaka | |
内匠靖明 | https://twitter.com/takumi_yasuaki |
録音スタジオ|スリーエススタジオ | http://www.swara-pro.com/m07.html |
音響監督|飯田里樹 | https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/2784.html |
音響制作|スワラ・プロ | http://www.swara-pro.com |
ドラマ脚本|上江洲誠 | https://twitter.com/uezux |
協力|ダックスプロダクション | http://www.dax-pro.co.jp |
画像引用 | "kureのブログ"様 https://kure.hateblo.jp/entry/20091125 |
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すずめ君「チュンチュンチュンチュン...」
いやーーーーーーーーーーーーーっ?!(こだまする女性の叫び声)
バーーーン!!(轟く雷鳴)
ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!(心電音が120BPMくらいで鳴っている)
患者「イヤっ…(心底嫌そうな声で)いや…(すすり泣きながら)」
ふらん「それじゃ始めましょうか?...術式開始」
ウィッッィィィィィン!!!(モーターが高速回転する音)
患者「止めてーーーーーーっ!!!」
ふらん「心電図良好。ヨード注入」
じゃぶじゃぶじゃぶ(ヨードの音)
ふらん「私の名は斑木ふらん」
ふらん「生命工学に関して世界のトップレベルの頭脳をもつ斑木直光博士に作られた娘」
ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!(心電音が220BPMくらいで鳴っている!)
ふらん「博士はずっと屋敷に戻れないけど、きっとそれは世界のどこかで人々を救う為の研究と調査を続けているから」
ふらん「博士が留守の間 屋敷を守り、研究を続ける事が私の役目。そしてこの屋敷には哀れな迷い子達が訪れる…」
ふらん「私に出来るのは科学による救済。」
ピッ(迫真)ピッ(迫真)ピッ(迫真)ピッ(迫真)
ふらん「そう、私になら出来る。だって私は博士の最高傑作なんですから」
ふらん「神経及び血管遮断!!」
ピッ💢 ピッ💢 ピッ💢 ピッ💢
ふらん「大丈夫。あなたを助けてあげる💕」
ふらん「...頭蓋切開(無慈悲)」
ブュイイイイイイイイイイン!!!!!(大型の動力工具がフル稼働する)
ふらん「大脳摘出(任務完了)」
ふらん「あぁ… 生命は素晴らしい!その神秘の為、それを救う為、私は探究を続ける!」
ニチャァ…(大脳を取り出す音)
バーーーン!!(轟く雷鳴)
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ふらん「クリサリス、蟲」
田嶋「あ、あの…」
金田「何よ?こんな人気のない神社に呼び出して。用なら早く行ってくれない?」
田嶋「あの…その…」
金田「何よ?」
田嶋「つき合ってください!」
金田「へえっ?はぁっ告白?!」
金田「ちょっと勘弁してくれない?あんた自分の顔見たことあるの?」
田嶋「その…」
金田「こんな手紙下駄箱に入ってたりしたら期待しちゃうじゃない。」
金田「ほかの男子かと思った。あぁ…がっかり!二度と近寄ないで!」
田嶋「金田さん…」
金田「気づいてる?あんたクサイのよ!」
金田「帰る!」
田嶋「待って金田さん」
金田「知らないわよ」
田嶋「危ない!!」
田嶋「うわあああっ!!!金田さん!! 誰か! 誰か!うわあああっ!!」
田嶋「すみません!誰かいませんか?!」
ふらん「はい?」
ハウル「どちら様ですか?」
田嶋「手を貸してください!救急車を呼ばないと!」
ふらん「あぇ…ちょっと落ち着いてくださいよ」
田嶋「友達が当て逃げされたんです。なんかもうぐちゃぐちゃで死んじゃう…」
ふらん「へぇ…ここで?」
田嶋「はい!」
ふらん「uhhhm…ねぇハウル…それってひょっとして」
ハウル「あぁふらんお嬢様 それでしたら薬剤局の車でしょう」
ふらん「あぁ…なんて間の悪い…じゃあうちの所のせいでもある訳?」
ハウル「まぁある意味そうなりますね」
田嶋「お願いします!助けて!」
ふらん「じゃあちょっと見に行こうか」
田嶋「ここ…ここです…」
ふらん「ウチのうらの神社で逢い引きねぇ」
ハウル「青春ですなぁ」
ふらん「まぁこりゃ駄目だよ。救急車呼んでも助からないって」
ハウル「バラバラですなぁ」
ふらん「ぐちゃぐちゃだしね」
田嶋「そんな…」
ふらん「役所に死亡届出しておくよ。使える臓器は貰っとくねっ♪」
田嶋「金田さん…」
ハウル「ふらんお嬢様、バリュートで助けられるのでは?」
ふらん「あーん、どうだろう…?」
田嶋「助かる方法があるんですか?」
ハウル「あるいは…の話ですが。」
田嶋「方法があるんですね?!」
ふらん「こらハウル、素人さんの前でうかつな事言わないで」
ハウル「失礼いたしました」
田嶋「方法があるんですね!!!お願いします!なんでもします!彼女を助けてください!!!」
ふらん「あぁ…うーんねぇ、この娘あなたの恋人?」
田嶋「え…それは…」
ふらん「本気で愛してるの?」
田嶋「はい」
ふらん「何があっても文句言わないでよ」
田嶋「はい」
ふらん「よし……わかった…」
ふらん「患者を研究所に搬入!第三手術室を開けておけ!」
ハウル「はっ!」
ふらん「19時より手術に入る。第五実験室からノックアウトバリュートを手術室に移動。」
ふらん「状態はPHマイナ5。移植スタッフホールに集合」
田嶋「あなた達一体何なんです」
ハウル「お気になさらず。どうぞふらんお嬢様にお任せください」
田嶋「お医者さんなんですか?」
ハウル「研究者にして探求者、その外科的手術はまさに悪魔的でございます」
田嶋「はぁ…」
ふらん「術式を開始する!」
ふらん「使えない臓器は全部捨てろ全表皮は脂肪層まで剥離バリュートを用意。」
ふらん「組織癒合を開始する感染症に注意を!」
─────────────────────────────────────
ふらん「おわったー...んーくぁーーーzzz」
金田「なに…暗い…ここはどこ?」
金田「わたし…確か同じクラスの田嶋にコクられて…」
金田「そうだ…その後車に…」
金田「はっ!…え…ここどこ病室?」
金田「わたし助かったの?!体がかゆい…体が…えっ?!」
金田「キャーーーーー!!!イヤーーーーー!!!!」
ふらん「こかっ…!彼女目を覚ましたようね」
ハウル「手術は成功のようですね。18時間もの長丁場お疲れ様でした」
ふらん「まぁねー」
ふらん「まぁこれからがまた大変なんだけど、愛の力に期待しましょう…か?」
金田「イヤーーーーーーアァ…」
田嶋「────ッ!金田さん!!」
田嶋「金田さんの体……なんだこれ?!」
田嶋「カラダヤアシガッ…巨大な蟲…!」
金田「そうよ…芋虫よ…芋虫!!」
金田「アハハッ!!アハハハハッ!!」
田嶋「どうして…ふらん先生何をしたんだ…」
ふらん「ウーンウルサイ…眠れないじゃない」
─────────────────────────────────────
金田「くそっ!ちくしょう!!」
田嶋「暴れちゃだめだよ金田さん」
金田「みんじゃねーよ!なんでテメェしか来ない?!親は!!」
田嶋「言えないよ娘さんが芋虫になっただなんて…」
金田「芋虫ッ!なんでわたしがこんな目に会わなきゃならないんだ!殺せ!!」
金田「田嶋!お前のせいだぞ!!」
田嶋「金田さん…」
金田「ワーーーーーーン…」
ふらん「あれから1ヶ月。彼毎日通っているの?」
ハウル「はい。よくもまぁ続きますなぁ罪の意識でしょう」
ふらん「愛の力って言ったでしょ?」
ハウル「はぁ」
ふらん「理想的な恋愛よ。10代の恋愛は性欲が大半だけどそこに状況プラスエピソードが絡まり、それが特殊であればあるほどその恋愛のプレミアムが向上する。」
ふらん「その価値観が現実を肯定させる力を持ち、ふたりともちょっとしたストーリーの主人公気分を味わえるというわけよ」
ハウル「はぁ」
─────────────────────────────────────
引き戸ガラガラガラ
金田「田嶋?」
田嶋「ごめん寝てた?」
金田「別にいいよわざわざ来てくれたんだし。どうせいつも寝てるんだ。私は。」
田嶋「果物買ってきたんだ。い、今剥くから」
金田「わ、わるいな」
田嶋「シャリシャリシャリ…どう?身体の調子?」
金田「まぁ動けるわけじゃないけどもう慣れたよ。逆に気持ちいいくらい。」
金田「バラバラになって死にかけたこと考えると、まぁさ生きてるだけでも感謝しなくちゃってね」
田嶋「うん。そうだよ」
金田「田嶋ぁ…田嶋はなんで私にそんなに良くしてくれるんだ?」
田嶋「おぼえてないだろうな」
金田「なに?」
田嶋「僕は子供の頃からこんなだったから。運動神経も悪かったし体育のとき、よくバカにされた。」
田嶋「去年さ、運動会もサボったんだよ。いやでいやでその時────────────────」
回想金田「こんなところにいた!苦手だからってサボる気か?フザケンナよ!」
回想金田「やることはやれ!それで堂々と負けろよ!逃げるのは一番人をバカにしてるんだぞ!」
田嶋「────────────────そう言ってくれたんだ。」
金田「わ、私そんなこと言った?あ、いや私実行委員だったから…」
田嶋「感謝してるんだ。」
田嶋「徒競走もビリじゃなかったし、自分の力がしれたし、ズルズル逃げるのもやめられたし…」
田嶋「だから、本当に金田さんには感謝してるんだ」
田嶋「りんご剥けたよ」
金田「あ、ありがとう」
─────────────────────────────────────
ふらん「ふぅむ、この身体も順調ね」
金田「ふらん先生。そうなんですか?」
ふらん「えぇ、今のところ予定通りよ。ねぇ?」
金田「はい?」
ふらん「最近彼と仲良さそうじゃない?」
金田「えぇ!?」
ふらん「最初あれだけ毛嫌いしていたのに~」
金田「やだなぁ先生~こうなっちゃうと相手してくれるのアイツくらいですしね…しょうがないっていうか…」
ふらん「やっぱり順調ねぇ」
金田「カンチガイしないでくださいよ!ベツにスキだとか!」
ふらん「ソンナコトイッテナイヨ。それじゃ」
金田「あっ、先生もう行っちゃうんですか?もう少しお話しましょうよ」
ふらん「うーんまぁいいけど。そんな焦らなくても大丈夫よ~もうすぐリハビリが始まるし
いずれ元の体に戻れるから。」
金田「えっ、もとに戻れる…?」
ふらん「当たり前でしょ?私を誰だと思っているの趣味であなた改造したわけじゃないのよ」
ふらん「とにかくリハビリをしっかりやること。後で泣くことになっても遅いんだからねっ」
金田「もとに…戻れる…?」
─────────────────────────────────────
金田「うっ…ぐっ…っ!」
田嶋「ほら!頑張って這って!ここまでだから!」
金田「身体が、身体が重くって」
田嶋「駄目だあきらめるな!今逃げたら治療してくれた人たちを馬鹿にしたことになるぞ!」
金田「ううっ…くっそぉ!!」
田嶋「そうだ!」
金田「ぅ…ううっ!ひぃ」
田嶋「いいぞ!金田さん」
金田「ぅ…ううっ!田嶋…わたし…がんばる……!!」
田嶋「うん!うん!」
─────────────────────────────────────
金田「先生…身体がかゆい」
ふらん「うん。順調に溶化してるじゃない。」
金田「先生…こわい」
ふらん「大丈夫。いい感じよ♪あと2,30分ってところかしら」
ふらん「あなたの苦労も報われるよ」
田嶋「ふらん先生、大丈夫なんですか?」
ふらん「まぁまぁ~」
田嶋「まぁまぁって」
ふらん「今は昆虫で言う蛹の状態なの。幼虫時の全身の脂肪細胞は酵素により分解され、一部の脳神経臓器を除いてドロドロのコロイド状態にある」
ふらん「今もすごい勢いで神経系筋肉内蔵の細胞が分裂増殖している。」
田嶋「金田さん…」
ふらん「各構造は連絡して再び人間の姿をとる。今までの幼虫時の大量の脂肪細胞は再構成時のエネルギー源として利用されているわけよ」
ふらん「昆虫はこの完全変態という戦略を手に入れたことでこの地球で最も繁栄する力を得たの。人間も見習うべきところは多い…」
ふらん「言うなれば今彼女は二度目の誕生を体験しているのよ!」
金田さん「パキパキパキ!」
田嶋「蛹が…開いた…」
金田さん「ズルズルズル…」
金田さん「ぷはーーーっ!」
田嶋「金田さん!!!」
ふらん「上出来上出来!」
金田さん「はぁ…はぁ…ふわぁ…」
ふらん「おっ、よしよし。しばらく休んでなさいね~まだ固まっていないから」
田嶋「もとの体…きれいだ…!」
ふらん「んふふ~♪改めて生まれたばかりの姿よ」
田嶋「よかった…本当によかった…!」
田嶋「先生…それじゃ僕はこれで…」
ふらん「へっ?どうしたの?もうすぐ意識取り戻すわよ」
田嶋「いえもうもとの体に戻ったんだし、僕は必要じゃないでしょ。よろしく伝えてください」
ふらん「むぅ、あなたはそれでいいの?私は別にいいけどさぁ」
田嶋「…はい。それじゃあ」
金田さん「────ふざけんなよ。」
田嶋「えっ」
金田さん「そうやってまた逃げるつもりか。そんな勝手許さないからな」
金田さん「この体はお前のおかげであるんだぞ。田嶋コウイチ…」
金田さん「責任とってよね」
田嶋「うん!………うん!!」
ふらん「やれやれ」
─────────────────────────────────────
ふらん「おめでとう!やっと退院ねぇ~」
金田「ありがとうございました」
田嶋「ありがとうございました」
ふらん「ふふっ。金田さん脱皮して少しは成長したんじゃないの?」
金田「えへへ、やだなぁ先生(照)」
田嶋「ふふふっ」
金田「田嶋にも世話になったな」
田嶋「いいよ。僕がしたくてしていたことなんだから」
金田「これからもよろしく」
ふらん「はぁ~初々しいというかなんというか…こっちが照れるわぁ~」
金田「それじゃあ!」
田嶋「先生!ばいば~い」
ふらん「ばいば~い」
ハウル「あのお嬢様。手術の代金は?」
ふらん「あ~…そう言うの切り出す雰囲気じゃなかったからナー」
ハウル「はぁお嬢様…(しょんぼり)」
ふらん「まぁいいじゃない?若いふたりは結ばれたわけだし!遺伝子工学の成果だわ!はっはっっはぁー!」
ハウル「はぁ…」
─────────────────────────────────────
田嶋「あの!、あの…きゅ休憩で」
田嶋「ゴメン。金田さん…そのラブホテルなんかに誘っちゃって」
金田「ううん…もう付き合って日も経つもんな…遅いくらいだもんな…」
金田「…いいよ」
田嶋「僕…はじめてなんだ」
金田「私だって…」
田嶋「金田さん…」
金田「ねぇ…上になってもいい?」
田嶋「えっ…」
─────────────────────────────────────
ふらん「とはいえ~まぁすべての疑問が晴れたわけじゃないけど」
ハウル「と、おっしゃいますと?」
ふらん「ん、たとえば昆虫が変態するのは交尾と産卵のためだし、中には生殖が命がけの種もあるからなぁ~」
─────────────────────────────────────
金田「どぉ…?」
田嶋「金田さん…っ! そんなところ…っ!」
金田「んぐ(ガブリ)」
田嶋「ウワーーーーーッ↑アッ↓あがっ!!!!」
田嶋「いたい!!!いた!!!いたいたべないで!!!!」
金田「ゴメンダイジョウブ?」
田嶋「わあ!!!いた!!!いたいで!!!!イタイイタイ…」
金田「バキ」
田嶋「ハワーーーーーーーーー!!」
金田「ゴメン?ダイジョウブ?」
田嶋「あわ…やめやめて!!あっあっいたいよぉ」
金田「ゴメン…ダイジョウブ…?」
ふらん「はぁ 何もなきゃいいけど」
田嶋「ヤメ…ヤメテ…イタイ…ひぃいたい」
金田「ゴメンダイジョウブ?」
田嶋「いたい いたいあぁふ…!」
田嶋「ゴメン…(もぐもぐ)」
田嶋「はぁおいし♡」
田嶋「すきよ…」
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ふらん「マイリトルシスター 妹」
オズワルド「緊急警報!緊急警報!」
ふらん「んーなによもぅ」
オズワルド「緊急警報!緊急警報!何者かが屋敷に侵入した模様。モヨウ。展望室に急行されたし。サレタシ」
ふらん「みんな一体何があったの」
ハウル「お嬢様大変です。仲間が殺されています」
ふらん「このはりつけ死体…アールサム!」
ふらん「だれがこんなことを…どういうこと?」
ハウル「我々が来たときには既にあの状態でした」
ふらん「アールサムを手術室へ」
ふらん「オズワルド映像はないの?」
オズワルド「ハンニンと予測される人物の映像があります」
ふらん「みましょ。再生して」
オズワルド「エイゾウ出ます。約30分前のものです」
ヴェロ「こんにちはふらん。みえる?これ映像に記録されているんでしょ」
ふらん「んぅ?」
ハウル「お知り合いですか?」
ふらん「こんな女の子見覚えないなぁだれだっけぇ」
ヴェロ「私の名前はヴェロニカ。あなたと同じ斑技博士につくられたものよ」
ふらん「へぇ?」
ヴェロ「私が作られたのはあなたより遅い。だからあなたの妹ということになるのね。ふらんお姉さま」
ふらん「博士が私以外を…」
ふらん「私は博士を護衛するために作られた殺人兵器…今日はお姉さまにご挨拶にきましたの。死は等しく誰にでも平等である…」
ヴェロ「それではまたお会いしましょ…おねえさ、マッ!」
オズワルド「イジョウです。ここでカメラが破壊されました。」
ふらん「ヴェロニカ…私の妹?」
ハウル「ふらん…お嬢様…」
ふらん「ふははは!きっと何かの冗談よ」
ハウル「しかし実際に仲間のアールサムは殺されました…」
研究所のなかまたち「ヴェアルアアァァ ァ...」
ふらん「そうだ!きっと彼女はアールサムが真っ二つになったぐらいで死ぬとは思わなかったのよ」
ハウル「そんなまさか」
ふらん「あっ、手術室のアールサムの様子を見てくるわ。彼は無限増殖の細胞を持っているからそう簡単に死ぬわけないのよ♪もう元気になっているわね」
ふらん「あはははははっ! 」
ハウル「あのふらんお嬢様が動揺されている。」
研究所のなかま「ヴェア!ヴェルァ!」
ハウル「妹がいたことがショックなのでしょう」
研究所のなかま「ヴェラ…」
─────────────────────────────────────────────────────────
ふらん「どういうこと?アールサムが助からない…なんで?!」
オズワルド「傷口から致死性のウイルスがみつかりました。再生細胞が次々と侵されています。イマス」
ふらん「そうだ!傷口から離れた場所を切り離せば」
オズワルド「全身が侵されています。間に合いません」
ふらん「アールサム…」
オズワルド「死。です」
ふらん「そんな…(かなしい)」
ふらん「あっ、まって体の中に何か埋め込まれている…メモリーカード?」
ヴェロ「その目的…私が教えてあげようか?」
ふらん「───ッ!あなた…ヴェロニカ?!」
ヴェロ「こんばんは。おねえさま」
ふらん「いつからそこに居たの?」
ヴェロ「ずっと。」
ふらん「オズワルド!」
オズワルド「ケハイを察知できませんでした。」
ふらん「はぁあなたもバージョンアップが必要ね…」
ヴェロ「この屋敷の旧式装置では私を捉えることはできない」
ふらん「なるほど。本当に斑木博士に作られたようね」
ヴェロ「そうお姉さまよりも性能は上」
ふらん「いってなさい。人生ってね経験が物を言うのね」
ヴェロ「経験ならお姉さまよりも豊富なはハズ」
凶悪な形をした刃物を取り出し見せびらかすように空を走らせ音を鳴らし威嚇する
ふらん「そんな物騒なものしまいなさい。はぁ…殺しの経験が豊富でもねぇ」
ふらん「hmm…またしかにあなたさすが博士が作っただけのこともある。各種センサーの存在を感知する目と耳。」
ふらん「人知れず近づき人知れず殺す。確かに暗殺のプロなのね。」
ヴェロ「フフフ…」
ふらん「あなたね一応お姉さんとしていってみるけど、殺しなんてよくないわよ。やめときなさい」
ヴェロ「人が人を殺すのは自然な行為でしょ?」」
ふらん「は?」
ヴェロ「何が行けないか教えてほしいなぁ」
そのとき窓ガラスがビリビリとびびり、またその一部は割れてしまうほどの衝撃波と少し遅れて大きな爆発音が響く
ふらん「はっ!なに?」
オズワルド「シキチナイに侵入者のようです。爆発したようですが」
ヴェロ「トラップに引っかかったか。間の悪い」
ふらん「あなたがやったの?」
ヴェロ「えぇ。お父様の屋敷に近づくものは殲滅する。それが私の使命」
ふらん「んもォうなんて妹なの!相手の確認もせずにコロスナンテー!」
ヴェロ「相手が誰かなんて関係ない。これからこの屋敷は私が守る」
ヴェロ「つまりあなたは用無し。死ぬふふっ死ぬ決心はつきましたかお姉さま?」
ふらん「私は半分死んでいるようなものよ…」
ふらん「そうね博士に言われたらそうするかしら」
─────────────────────────────────────────────────────────
ふらん「ひどい炎ね。ほら早く消して!」
研究所のなかま「allright!」
ふらん「ヴェロニカ、あなたねぇこの惨状どうするのよ」
ふらん「ふっふっふっ」
ふらん「んもーハウル、どうなの?」
ハウル「通りがかりのキャンプ客かと思われます。指向性地雷が使われたようで」
ハウル「五体満足な生存者はおりません」
ふらん「中にいた人間はこれだけ?」
ハウル「ワンボックスが2台。10人前後が乗っていたようです」
ふらん「ひどいわね…研究所に搬送して」
ふらん「一応なんか身内のやったことだし、それなりになんとかしましょう」
研究所のなかまたち「ヴェーヘム!」
ヴェロ「殺してやれ。無理をして活かす意味がどこにある?所詮見知らぬ人間だろ」
ヴェロ「親が子を失っても、子が親を失っても悲しみは深い。いっそ全員殺したほうが救われると思わない?」
ふらん「全くうるさいな(プンプン)見てなさい!」
ふらん「こうなったら全員助けるぞ!血液採取、負傷者の適応と免疫関係を調べろ」
ふらん「術式を開始する!」
ヴェロ「意味がない…煩わしい…何をそんなに意固地になっているんだ」
ふらん「ヴェロニカ!手伝わないなら廊下に出ていきなさい」
ヴェロ「やれやれ」
─────────────────────────────────────────────────────────
ヴェロ「くーーーーーーーっ……ん?ずいぶん時間が経ったがまだ手術しているのか」
ヴェロ「ふらん」
ふらん「ヴェロニカおまちどお」
ヴェロ「別に待っていたわけじゃないけど」
ふらん「なぜ人が人を殺してはいけないか聞いたわね?」
ヴェロ「あぁその話?」
ふらん「それ自体は別にいいのよ。でも、」
ふらん「私には私の立場があるのよ。私の手はひとを活かすために作られた」
ふらん「博士の傍にずっといたのならわかるでしょう?博士が何を求めて戦っているか、それは────」
ヴェロ「なによ?」
ふらん「科学の発展と人類の幸福!」
ヴェロ「はぁ?」
ふらん「人間は地球を汚染する異分子などではない。地球という有機物質を改造できるのは人間だけなのよ」
ふらん「そのために科学の必要条件であるし、そのための実験はすべて幸福のために行われる必要がある。」
ヴェロ「なんとも甘い世界観ね。おねえさま」
ふらん「むっ」
ヴェロ「博士を狙ってる人間はいくらでもいる。組織、マフィア、企業、宗教団体」
ヴェロ「みんな私利私欲の為私達を追い、利用し殺そうとしてきた…」
ヴェロ「博士を守るため地獄のような殺し合いの日々だった…想像もできないでしょう?」
ヴェロ「こんな恵まれた環境で安穏と生きるおねえさまなんかには」
ふらん「はぁ大変だったと思うわよ、あなたの立場は」
ふらん「博士を狙っていた連中はアナタを倒せなかったことで目標を変えざるを得なかったのね。この研究所に」
ヴェロ「それに協力し内部情報を売るものも現れた」
ふらん「それがアールサム…かなしいことだわ」
ヴェロ「ご明察」
ふらん「そりゃあ、あんなメモリーカードが出てきたらねぇ」
ふらん「だからそのことに関してはアナタを責めないわ。むしろお礼を言わなくちゃ」
ヴェロ「うっふふふ(←よかったね)」
ふらん「ワンボックス2台のこともそうね。もしこの研究所を襲撃するためのどこかのスパイとかだったりしたら…確かにアナタのしたことは正しいわ」
ヴェロ「理解ってもらえたかしたら?おねえさまみたいな甘い人は博士の屋敷をお任せできない」
ふらん「ヴェロニカ…それでもね」
ヴェロ「はい」
ふらん「甘いって言われても私は死を放おっておけないのよ」
ヴェロ「はぁ…やっぱりあまいあまい…」
ふらん「だって─────Mottainaiじゃない!」
ヴェロ「え?」
─────────────────────────────────────────────────────────
女1「うぅ…あ”ぁ”…」
男1「タスケテクレーイ…」
女2「タイ…いたい…!」
男2「からだがぁ~~~...!」
ヴェロ「かっ…体を…!全員の体をひとつに繋いだ…こんな延命の仕方…!」
ふらん「驚いたことに彼らには血縁関係があった。ファミリーの血おかげか…ナントカツナガッタ!」
ヴェロ「う……っ!」
ふらん「体が欠損している以上こうするしかなかった。」
ふらん「私がするべきことはこやって人を助けることだけよっ」
ヴェロ「なんでこんなことを!こんなにまでして活かす意味があるのか」
ふらん「それは価値観の違いよぉ~」
ヴェロ「こんな姿でどれだけ生きられる?この先どれだけ苦しむと思う?!」
ふらん「あなたが殺すのは止めないから、私が助けるのも止めないでほしいわ」
ヴェロ「私は相手が苦しまないようにやってきた!それが戦いの礼儀だ1!」
男1女1男2女2「殺してくれぇ~!タスケテェ~!でもコロして~」
男1女1男2女2「あ”ーーーっ↑あ”ーーーっ↓」
男1女1男2女2「たすけてぇ~」
男1女1男2女2「殺”し”て”く”れ”ぇ”!」
ふらん「ヴェロニカァ…そんな殺伐としたこと言わないでもっと優しくなりましょうよ」
ふらん「命は星の数ほどあって儚いけど、それでもとても貴重なものなんだから!」
ヴェロ「あ…あぁ…理解できない!やはりアナタは死んで私に屋敷を明け渡すべきだ!」
ふらん「まだその話~………えい!」
バチーーーーーーーーーーーーン!!
ヴェロ「うわああああっ!」
ヴェロ「アタマがっ!割れるっ!何だ何をした?」
ふらん「さっきあなたが寝てる間にアタマにIcと電極を埋めたのよ」
ヴェロ「なっ!…くっ!」
ふらん「ヴェロニカァ?あなたが博士のためにやったのはわかっているけど…いちおう、おしおきはしないとねぇ。姉として♪」
ヴェロ「ハァ……ハァ……(肩で息をする)」
ふらん「ふふっ、さぁ遊びましょヴェロニカ」
ふらん「それ」
バチーーーーーーーーーーーーン!!
ヴェロ「はぁ!」
ふらん「えい!」
バチーーーーーーーーーーーーン!!
ヴェロ「んぐーーっ!」
ふらん「うふふ…私も妹ができて本当に嬉しいの~」
ヴェロ「ふらん!」
ふらん「ん?」
バチーーーーーーーーーーーーン!!
ヴェロ「ワーーーーーン!!」
ヴェロ「オネエサマ…ヤメテ…」
ふらん「色々試したい楽しい実験が沢山あるの♪きっとあなたも気に入るわ~」
にじり寄り倒れ込んだヴェロニカへと手を伸ばすふらん
ヴェロ「わぁ!うわーーーーーーーー!」
ふらん「ふふふっ!あははははっ!」
研究所の奥深くへと連れ込まれフェードアウトしていく笑い声と叫び声
最後には重い扉が締まる音にかき消されもう逃げ出すことはできないのだと暗に示す
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現在書き起こし中です…
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ふらん「LUST 肉欲」
れいな「ん…イヤ…」
大介「…いいじゃん…ちょっとだけだからさぁ(ハァハァ)」
れいな「ヤ…───ッ!ヤメテ!!」
強く突き飛ばし明確な拒絶の意思を示す
大介「ウッ!」
れいな「大介くんのスケベ。こんな朝から屋上に呼び出すなんてアヤシイと思ったけど」
大介「いいだろ俺たち付き合ってるンだから」
れいな「嫌だって言ってるでしょ!!」
相手を信じたかったという気持ちがあふれ涙としてこぼれる。拭いながら走り去るれいな
大介「れいなっ!」
れいな「ぐずぐず~(泣)大介の…バカ…」
─────────────────────────────────────
このドラマCDでようやく状況に合っている中、のほほんなBGMがながれる
男子生徒ガヤ1「お~す~」
男子生徒ガヤ2「うぃす~」
ふらん「ほらほらヴェロニカ~ちゃんとついてきなさい~」
ヴェロ「なんで私まで学校に通わなきゃならないんだよぅ」
ふらん「年頃の女の娘が家でゴロゴロしてちゃ駄目でしょ~」
ヴェロ「いいんだ私は!」
ふらん「だ~めっ。おねえさんの言うことを聞きなさい」
ヴェロ「ん~」
ふらん「それにアナタは私の護衛でもあるんだから」
ヴェロ「それこそ命を狙われているというならむやみに出歩くな!嬉しそうにセーラ服を着たりして…まったく…」
ふらん「あなたのセーラー服姿も似合ってるわね♪」
ヴェロ「うれしくない!こんなふわふわのヒラヒラ…」
ふらん「んふ~まんざらでもないくせに~」
ヴェロ「ふ、不本意だ!」
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れいな「ぐずぐず~(泣)」
ふらん「お?」
女子生徒1&2「あっ、ふらん」
ふらん「れいなちゃん…どうしたの?」
女子生徒1「あのね、れいな今上級生と付き合ってンだけどそいつに屋上で襲われかけたんだって」
女子生徒2「陸上部でけっこういい人なんだけどねぇ」
女子生徒3「見た目じゃわかんないよね~」
女子生徒1「結局カラダ目当てだった───ってコト?」
女子生徒2「れいなショックだね~」
れいな「ぐずぐず~(泣)うわーはーーん(大泣)」
ふらん「うーん…」
ヴェロ「ふっ、くだらないな」
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男子生徒1「西校の女バッカでさぁ~~w…入れ食いだぜ。入れ食い」
男子生徒2「まじで?今度俺も呼んでよ!」
男子生徒1「でもアッタマ悪ィぞ~~w」
男子生徒1&2「うへへへへ///」
女子生徒1「うっわ…今の聞いた?」
女子生徒2「男子サイテー…」
れいな「うん…」
女子生徒1「オトコってみんなあんなバカ」
ヴェロ「そうだな。本当にくだらない連中だ」
ふらん「年頃の男の子達なんだからあんなものなんじゃない?」
ヴェロ「不潔だ」
女子生徒1「オトコ共ってさぁ…」
女子生徒2「みんな溜まっちゃってんのよ」
ヴェロ「ふ、フケツだーーーっ!」
女子生徒1「ねぇふらんなんとかできない?」
ふらん「うーーーーーーん」
女子生徒3「アイツラもうほんっと!いやらしい目でしか見ないし!」
ふらん「そうは言っても全校生徒の脳腺を切るわけにもいかないし」
女子生徒1「そうじゃなくって!」
女子生徒2「男共が女をカラダでみなくなればいいんだから」
女子生徒3「なにか他のことで発散したらいいのに」
ふらん「あぁ!だったらもうヴェロニカあなたが男子みんn……」
ヴェロ「フザケンナ!」
ふらん「格闘術かなにかで鍛えてあげたら…って」
ヴェロ「あぁ…そっちか」
ふらん「ドッチだと思ったの?」
ヴェロ「しるかっ!」
女子生徒1「ねぇふらんてばぁ…男共の性欲を抑える装置とか作れないの?」
ふらん「うー…性欲ねぇ…」
ふらん (最近暖かくなって薄着になってきたし、環境や年齢的な条件から生殖活動に格好だと思えるんだけど…)
ふらん (そうはいかないんだろうな社会的動物としては)
ふらん「わかった。考えてみる」
女子生徒達「ワアーーーーッ(うれしい)」
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ふらん「うーむ…どうしたもんかなぁ」
ハウル「お嬢様久しぶりの学校は如何ですか?」
ふらん「まぁまぁたのしいわ」
ハウル「なにか意味があるようには思えないのですが」
ふらん「これでも色々と勉強になるのよ」
ヴェロ「フン。何が勉強だ。ただの趣味だろうが」
ふらん「セーラ服、かわいかったわよ 」
ヴェロ「か…くっかわいいとかそういうことはどうでもいい!」
ふらん「あなた、過酷な生活が長かったじゃない?人並みの青春も体験させてあげたいのよ~姉としては」
ハウル「あぁ…成程」
ヴェロ「余計なお世話だっ!」
ふらん「それに種の特質を調べるには集団の状態で実験するのが望ましい。選別されたコロニーが最適なの」
ヴェロ「フン…例の件なにか思いついたのか?」
ふらん「あぁ~それだったら~」
ふらん「はっ💡 そうね!今思いついたわ!」
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キーンコンカーンコーン🔔
男子生徒ガヤ1「終わったー(おそらく両手を挙げて伸びをしている)」
男子生徒ガヤ2「エッホ!ゲッホ!ゲホ(おそらく寝て起きたときにつば飲んでむせてる)」
男子生徒ガヤ3「っち~~~」
もういっちょキーンコンカーンコーン🔔
大介「ふぅやっと終わったーこんな暑い日に長距離とかさせるなよな」
大介「あっ…なんだこのにおい…あまい香り…こっちから漂ってくる…」
大介友達1「うぉ~い大介~着替えたら食堂いこうぜぇ~って…アレ?」
大介友達2「アレ?アイツどこ行った?」
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大介「あぁいいニオイだ…どこだろう…?こっちか?生物室から漂ってくる…」
?「うふふふ…クスクスクス…w」
大介「なっ!?裸のおんな…たち?」
裸のおんな達?「ねぇ❤コッチきてぇ?早くぅ❤…クスクスクス…w」
大介「なんだぁ?ここ学校だろ?ハァハァ…」
裸のおんな達?「早くきて❤こっちぃ❤」
裸のおんな達?「きもちいいよぉ❤おねがいガマンできない…」
大介「(ゴクリ)…わかった…ハァハァ…いくよ…そっちへ…」
大介友達1「大介ェ…おまえだけ良い思いなんかさせないぞ」
大介「おまえらぁ…」
大介友達2「俺たちも混ぜてくれよぉ」
裸のおんな達?「早くきてェ❤みんなきてェ❤うふふふあははは❤」
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ふらん「ふぅ…はぁ…(はぁはぁ)」
ヴェロ「まて!ふらん!」
ふらん「ほら~イソイデェ~(はぁはぁ)」
ヴェロ「寝坊したのはふらんだろうが!」
ふらん「朝ダッシュも女子校生の醍醐味よぉ~(はぁはぁ)」
ヴェロ「方便だぁ~」
ふらん「これもアナタの青春のための演出じゃな~い(はぁはぁ)」
ヴェロ「そんなもの頼んだ覚えはないだろ~」
れいな「あ、ふらんちゃん」
ふらん「れいなちゃん、おはよ(はぁはぁ)」
そのとき強く短いながらもしっかり仕事をするような突風が吹く
れいな「わぁっ!あぁスカートがぁ~…みえた?」
ふらん「えぇ」
ヴェロ「チューリップ柄だったなぁ🌷」
れいな「あっ!」
大介「おっ」
れいな「大介くん!」
大介「うん」
れいな「今みた…みたでしょ!」
大介「何をだ?」
れいな「…パ…パンツ」
大介「キョーミねーよ」
れいな「えっ」
朝礼チャイムがキーンコンカーンコーン🔔
大介「ほら、チャイム鳴っただろ。教室急げよ」
れいな「大介くん…なんかこの前までと違う…」
ふらん「ふむー」
ふらん(そろそろ男子たちに効果が現れてきたか)
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部長「地区予選まで時間が無いぞー!陸上部!気合入れていけー!」
陸上部員達「ウォーーーーッ!!!」
ところかわって
男子生徒A「受験、お前どこにする?」
男子生徒B「なんだかんだ言っても学歴は重要だしなぁ」
男子生徒A「厳しいけどランクを一つ上げておいたほうがいいな」
男子生徒B「あぁ1今のうちに苦労しておいたほうが後が楽だ。」
女子生徒1「なに…?今の会話?」
女子生徒2「うちの男共にあんな話をするタイプいたっけ…?」
れいな「みんな!」
女子生徒3「れいな!」
女子生徒1「ねぇなにか急に男の子達がマトモになってない?」
女子生徒2「そういえば他の男共もこころなしか…」
女子生徒3「うん。明らかに晴れやかな顔してない?」
男子生徒α「お前は次の休みどうする?」
男子生徒β「家族で食事に行くことにしているよ」
男子生徒α「俺は隣町の図書館まで足を伸ばしてみるよ」
男子生徒β「あぁ、いいな」
女子生徒1「……やっぱ変化してるよね?」
女子生徒2「うん…余裕があるっていうかぁ…」
女子生徒達「なんか…カッコイイ///」
れいな (これがふらんちゃんに頼んだ成果なのかしら)
女子生徒達「ありがとうふらん!さいきんすっごく良くなってきた!!」
ふらん「いやいや」
女子生徒1「なんか全然エロい目で見てこないし!」
女子生徒2「クールって感じ!」
女子生徒達「さすがふらん!!!」
ふらん「いやいや!」
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れいな「ねぇ大介くん。なんか最近カッコよくなったね…落ち着いて…」
大介「ん?そうか?」
れいな「前はもっとガツガツしてたのに。えっちなこととか…あいや、その」
大介「いいよ。れいなの言う通りだしな。この前は俺が悪かったんだごめんな」
れいな「え…?あ…うん…」
大介「先に帰っててくれないか?俺まだ部活あるし」
れいな「あ…うん!わかった」
大介「いいよ。れいなの言う通りだしな。この前は俺が悪かったんだごめんな」
れいな(大介くん…)
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裸のおんな達?「大介くん❤大介くん❤」
大介「はぁ…はぁ…」
裸のおんな達?「きて…大介くん…きてぇ❤」
大介「いま…いますぐ…いくよぉ(ハァハァ…)」
裸のおんな達?「Ahhhhn!!ねぇ!もっと激しく!」
ふらん(第一段階は機能しているようね。さて、この事例今後の経過が注目されるわけだけど)
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れいな「え…大介くん別れたい…?」
大介「いや別にそういうわけじゃないんだけどさ」
れいな「じゃどういうことなの?」
大介「なんていうかふたりでいてもやることないじゃん俺たち」
れいな「え…まって!」
大介「付き合っててもいいんだけど前に強引に迫っちゃったりしたし。あんなことれいなも嫌だろ?」
れいな「はわ…」
大介「じゃあ…もういくから」
れいな「───大介ッ!大介が望むなら…わたし…わたしはいいよ…すきなことして…」
大介「いや」
れいな「えっ」
大介「はぁ…別にいいからやめてよそういうの」
れいな「あっ…あっ…」
大介「それじゃ」
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れいな「ちょっと!!ふらん!!!」
ふらん「どうしたのれいなちゃん?」
れいな「どういうことなのこれは!あんなにエロかった大介くんが私のこと…私のこといらないって…!」
ふらん「あぁ~」
れいな「アンタがなにかしたんでしょ~!!」
ふらん「あうあうあう~あ~目が落ちる~」
ヴェロ「おい!」
ふらん「あぁヴェロニカ大丈夫だから」
ヴェロ「そ」
女子生徒達「ふらん~~!!」
女子生徒1「ふらん!男子がおかしくなったわよ!」
女子生徒2「あんた本当は何したのよ!」
ヴェロ「男達の様子が変わって喜んでいたじゃないか」
女子生徒1「最初はそうだったけど今は違うのよ!なんかみんなぼーっとしてるというか」
女子生徒2「無気力になっちゃたのよ」
ふらん「あぁ~」
れいな「ふらん~?やっぱりなにか知ってるのね!」
ヴェロ「おい!ふらんに危害を加えるな」
ふらん「こらやめないよヴェロニカ!かち」
バリバリバリバリ⚡
ヴェロ「ウワーーーーーッアタマがーーーーーッ!!」
─────────────────────────────────────
ふらん「それで、男の子達が無気力になっちゃった…って?うーん…まぁ~…」
れいな「やっぱり心当たりがあるのね」
ふらん「心当たりがあるもなにも男子がいやらしいのをなんとかしてくれって言ってきたのはそっちなわけで」
女子生徒1「そうはいったけど」
ふらん「あのねぇちょっとした誘引物質を作ったのよ」
女子生徒2「ユーインブッシツ?」
ふらん「ハエを使った繁殖実験なんかでね、メスをすりつぶして分離したメスのエッセンスを使うとオスはもう本物のメスよりこの偽物が好きになるの」
ふらん「そのうちこのオスは何もしなくなる。他のオスと競争する必要もなくなってただこのエッセンスを愛し続ける。」
ふらん「つまり、モテたいという生殖本能はオスとして生きるモチベーションとなっている。それが安易に手に入るとなると…こうなるわけです」
女子生徒1「へぇ!」
女子生徒2「うぐっ…くっさぁ…」
男子生徒達「ウヘヘヘ///ハァハァ…」
れいな「なに…これ…部屋いっぱいに肉の海…?」
女子生徒1「男子達ともつれ合っている…」
女子生徒2「うっぷ…グロい…」
ふらん「わたしが培養したメスエッセンスの疑似生命体よ」
れいな「うぐうぐ…鼻が曲がるぅ…」
ふらん「男の子達にとってはそれが最高の媚薬になるの」
男の子達「はぁ…❤はぁ…❤」
ふらん「相当ハマってるわね(ドン引き)」
れいな「あぁ…大介くん!」
ふらん「あぁでもね彼らを責めるのは酷だと思うわ。誘引物質に惹かれのは生物としてしようがないことだし、あなた達はいやらしい目で見られたくないって言うし…」
女子生徒1「そうはいったけどぉ…」
男の子達「はぁ…💕はぁ…💕」
れいな「ふらん!こんなもの片付けて!!」
ふらん「そうは言ってもぉ彼ら起こるわよ…やっと手に入れた快楽ですもの。私もあまり恨まれたくないしなぁ…」
れいな「こんなもの!…こんなもの!…こんなもの!…化物っ!汚物ッ!!」
ふらん「あーあ…」
れいな「しねっ!死ねっ!!こんな!ものに大介を取られてたまるか!!!」
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女教師「えーそれでは授業を始めます。今日は鎌倉幕府の成り立ちについて勉強しましょう。今まで鎌倉幕府は1192年に設立されたと言われてきましたが───」
男子生徒1「ねみー」
男子生徒2「だりー」
ヴェロ「あれから何日も経ったのにまだ男たち覇気を失ったままだな」
ふらん「もう誘引物質はなくなったのに」
ヴェロ「なんか違う病気に罹ってるんじゃないのか?」
ふらん「もともとこんなだったのカモ? 」
ふらん(いや…もしかしてまだどこかに残っているのかしら…)
ふらん(あれがもし外に広まっていったなら…社会はその形を保っていけるだろうか…それとも…)
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いぬくん「ワオーーーーーーーーーン!!(迫真の演技)」
ふらん「う~ん」
トコトコと室内を歩くふらん
ハウル「お嬢様、まだ起きていらしたのですか?」
ふらん「うん?しばらく日記を書いていなかったからまとめて、ね。」
ハウル「左様でございますか。(ニッコリ)」
ヴェロ「なぜわたしが日記の手伝いなどしないといけないんだ…」
ふらん「ふたりで思い出した方がはかどるじゃない」
ヴェロ「日記はひとりで書くものだ」
ふらん「えーっと、その後蛹から孵った金田さんは───」
ヴェロ「サナギ?」
ふらん「人間的成長を遂げて彼氏と幸せに暮らしました、と。たしかぁ。」
ヴェロ「ハッキリ覚えてないのか…」
ふらん「で、えーーっとヴェロニカが誤って殺傷してしまった旅行者たちでしたが───」
ヴェロ「まて!誤ってとはなんだ?」
ふらん「私の機転で生存させることに成功。家族の絆を感じた出来事でした。愛って大切だよねはーと💕、っと。
ヴェロ「なんだその解釈・・・」
ふらん「この日は───あ~そうだそうだ!女の娘達の悩みだ。たしかヴェロが性欲たぎる男の子達を───」
ヴェロ「わたしはナニもしてない!!」
ふらん「そうだったっけ?」
ヴェロ「勝手な話をつくるな!」
ふらん「そうだったっけ?ボーイフレンドが欲しいとかそんなこと言ってなかったかしら?」
ヴェロ「いってない!口が裂けても言うか!」
ふらん「高性能でもまだまだ子供よね~っと。」
ヴェロ「そんなことまで書き記すな…」
ふらん「ふわぁ~~っ…(あくび)ウーンさて、今日はここまで」
ヴェロ「やれやれやっと開放か…私も寝るぞ」
ふらんとはまた異なる足音をたてながら寝室へと戻るヴェロニカ
ふらん「う~ん...えい」
後ろで見ていた従者のハウルは何も気づかない。もちろんヴェロニカも。(CV:萩原 聖人)
バチーーーーーーーーーーーーン!! ⚡
しかしヴェロに電流走る(CV:萩原 聖人)
ヴェロ「ウワーーーーーー○▼※△☆▲※◎★●ッ?!」
ヴェロ「…なぜ?」
ふらん「ナントナク」
ヴェロ「そんな理由で押すな!」
ふらん「茶目っ気よ~~」
ヴェロ「茶目っ気で殺されてはかなわん!」
ふらん「あら?殺さないわよ。命は尊いものだもの」
ヴェロ「───っ!!」
ふらん「ふふっ♪」
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