正義の戦士、キカイダー!
ジローが「スイッチ・オン、ワン・ツー・スリー!」の掛け声で両肩に仕込まれた変身回路を起動して戦闘モードにチェンジした姿。左右でデザインとカラーリングが異なり、一部はスケルトン仕様になっている。その姿は良心回路が不完全であるために生じるものとされている。聴力などの能力は常人の数十倍で、人間の50倍のパンチ力とキック力を持つ。戦闘能力はダーク破壊部隊のアンドロイドを凌駕しており、ほとんどの戦いにおいて勝利している。クロガラス戦以降は高圧電流を浴びたことでパワーアップを果たし、様々な必殺技を会得した。一部が破損するなど、身体の状態に異常が発生すると、両目が点滅する。キカイダーの姿では良心回路が完全に作動しているため、ギルの悪魔の笛は基本的に通用しない。電子頭脳には自身の設計図も記録されており、簡単な修理ならば自分で行える。アカ地雷ガマに身体を四散された際は、ミツ子に自身の配線を指示し元の姿に組み立て直した。
変身者プロフィール
- ジロー
キカイダーの人間態であり、ギターを持つ青年。ジローの名は光明寺博士の長男で故人でもあるタローに由来し、姿もタローをモデルにしている。不完全な「良心回路」を持つため、プロフェッサー・ギルの笛の音が鳴ると、良心と指令の板ばさみになり苦しみ出す。笛の音に耐え切れずギルに操られてしまったことがある。しかもアイデンティティを重んじるジローは「完全な機械にはなりたくない」という想いから、「良心回路」が完全なものになることを望んでいない。第43話にて、不完全な「良心回路」に負けない精神力を身につけるべく、日本全国修行の旅に出た。
技
- デンジ・エンド
キカイダーの必殺技。特撮版では、ジャンプして両手首の電磁ベルトを交差させながら敵に突進してクロスチョップ状に破壊電磁波を帯びた両の手刀を敵に叩き込む技であり、「赤いバックにガラスが砕ける」カットが入る。連続して使用することも可能。
- 大車輪投げ
敵を掴んだまま大車輪して、遠心力を活かして敵を投げ飛ばす。
- ダブルチョップ
高空にジャンプして落下速度を活かして振り下ろした両手で手刀を決める。
- 回転アタック
第13話より使用。ジャンプして空中回転しながら敵の両肩に両足キックを食らわしたり、敵を両脚で挟み込む。
- エアークラフト
脚部に装備されたジェット噴射装置。これにより、ホバリングや空中飛行が可能。通常時は30メートルの高度だが、最高出力時には50メートルとなる。使用時には空気を取り入れる必要がある。
- キカイダースパーク
第35話でパワーアップしたことで身につけた、両手をX字に重ねて放つ青色の電気光線。デンジ・エンドが通用しなかったクロガラスを倒した。
アルスマでは…
ステージ ナメック星にて挑戦者として現れた。R-GUNと激闘を繰り広げた後、敗北してファイターとなった。一撃一撃が重い格闘技で戦うが、遠距離攻撃が全くと言っていいほどない。その代わり、攻撃力はかなり高く、次々ダメージを与える事が可能である。
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