ふたば系ゆっくりいじめ 581 静かにゆっくりできないよ!!(前編)

静かにゆっくりできないよ!!(前編) 12KB


虐待 悲劇 理不尽 差別・格差 家族崩壊 飼いゆ 赤子・子供 現代 虐待人間 創作亜種 独自設定

ふたば系ゆっくりいじめ 541 静かにゆっくりするよ!!』の続きです
前作を読まなくても大丈夫とは思いますが、読んでいただいた方が話に入りやすいかと。
独自設定と世界観にご留意ください





『静かにゆっくりできないよ!!(前編)』





『無声ゆっくり』と呼ばれる、中性餡を薬物で操作する事により、その名の通りまったく声を出さないゆっくりがいる。
ゆっくりの泣き声が理由で飼えなかったマンションの住人、ゆっくりの喋り自体が嫌だという人等を狙って発売されたそれは、一定の需要が見込まれるとただちに量産体制が整えられた。
そして意外な事に、あくまでニッチ層を対象にした商品であるというメーカーの想定を裏切って大ヒットしてしまったのである。
原因の1つとして挙げられるのが、先に少数発売されていた無声ゆっくりが暫く品切れ状態だった事が消費者の心理を煽った為という説。
もう1つが、当時人気のあったCMシリーズに無声ゆっくりが起用された影響からという説。
もっとも売る側にとっては、売れてしまえばどちらでもいい話だ。
ペット業界は思わぬ流行に儲かって喜んだし、珍しい玩具を手に入れた飼い主も喜び、飼われていく無声ゆっくり達も大抵可愛がられて幸せだった。
ただ、世の中の全員が幸せになれないのが世の常。
この大ヒットの影で涙を飲む者達が現れたのである。










「ゆっぐ・・・えぐぐっ・・・」

既に事切れている番のありすをぺ~ろぺ~ろしながらすすり泣いていいる1体の成体まりさ。
そしてその足元には3体の仔ゆっくり。

「ゆうぅ・・・おかあしゃん、しゅーりしゅーり・・・」
「ゆびぇぇぇぇん!!おとうしゃんおなかすいたよおおぉぉ!!!」
「おそとさんさむいよおぉぉ!!どうちておうちにかえらないのおお!?」

子供達が親のまりさに泣き叫んで訴えるがどうする事も出来ない。
何故なら今さっき、飼い主であるお兄さんの手によって捨てられたのだから。



まりさは番のありすと一緒に飼われていた何処にでもいる標準的な銀バッジの飼いゆっくりだった。
授かった可愛い3匹の子供達もすくすくと成長し、しあわせー!を満喫していた。
そんな一家に訪れたのは無音ゆっくりという名の不幸である。

「今日からお前らの仲間だぞ!子供と一緒に可愛がってやるんだぞ!」

飼い主が好奇心だけで銀バッジの無音仔れいむ、仔まりさを飼ってきてしまったのだ。
既に先住のゆっくり達がいたが、仲間が増える分には親まりさ達も喜ぶだろうという安易な考えだった。

「ゆ!?あたらしいかぞくがふえりゅの!?」
「わかったわ、おにいさん!ありすがせきにんもってとかいはにそだててみせるわ!」
「「「ゆっくりしていってね!」」」

早速、親子仲良く元気なご挨拶をする。

「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・ゆゆっ?」
「どうちてありしゅたちにおへんじしてくりぇないの!?」
「だめよ!ちゃんとごあいさつできないなんてとかいはじゃないわ!」

いつまで経っても、何故かお返事1つしない新参者に対し、次第に雰囲気が怪しくなっていく。
そんな様子を見て慌てて、

「ああ、こいつ等はさ。声が出せないように出来てるんだ」
「「「ゆっくり!?」」」

お兄さんはサラリと流したが、親まりさ達にとっては堪ったものではない。
基本的にゆっくりは、ゆっくりできないゆっくりを嫌う。
お飾りの欠損、思考の違い、奇形等を持つゆっくりを攻撃し排除しようとする傾向がある。
それ故、通常の会話どころか、ゆっくりにとって重要なゆっくりしていってね!というあいさつすら出来ないゆっくりなど論外だったであろう。

「・・・それはゆっくりできないこどもたちだね・・・」
「きもちわりゅいよ・・・」
「おいおい、そんな事言ったらこいつ等傷つくだろ。仲良くしてやれよ」
「・・・おにいさんがそういうならしかたないわね・・・」
「「「・・・それなりにゆっくりしていってね・・・」」」

親まりさ達は腐ってもそれなりーに教育を受けた飼いゆっくり。
相手を攻撃して殺傷してしまえば飼い主であるお兄さんに叱られるだろうという程度は理解していた。
そんな訳で必要以上に接する事はせず、無視して生活していく事に決めた。
飼い主はそんな親まりさ達の気持ちに気付く事もなく、新しく買って来たばかりの無音ゆっくり達を可愛がった。

「ははっ、おもしれー。転んでも悲鳴すらあげないんだな。ほらほら、ボール持って来い!」
「・・・っ!」
「・・・・・・!!」
「よしよし、ほらご褒美のビスケットだぞー」

今日も飼育ケースから無音ゆっくりだけをだしてボール遊びに興じるお兄さん。
遊びたい盛りの仔ゆっくり達は羨ましそうにその光景を見つめている。

「・・・ゆぅー・・・まりしゃもおぼーるはこびとくいなのになあ」
「ゆうう…おにいさん、ありすたちにぜんぜんこえをかけてくれないわね…」
「おにいしゃん、さいきんおかちくれないねー」

お兄さんの関心は既に新しいゆっくりに移っており、親まりさ達に向けられる事は少なくなっていく。
それに引き換え、お兄さんに猫かわいがりされる無音ゆっくり達の態度は何かしら大きくなっていっているように見られた…。

「ゆあーん!まりしゃのおぼうちとりゃないでー!」
「ありしゅのときゃいはないもうちょをいじめないでー!」
「ゆっ!いくらなんでも・・・!」
「おいお前等何やってるんだ!」
「おにいさん!こいつらおちびちゃんのおぼうしを・・・!」
「は?ちょっとした悪ふざけだろ?子供の喧嘩に何でしゃばってるんだよ、全く・・・!」
「・・・ゆぐっ・・・!あいつらおにいさんのうしろでにやにやと・・・!」
「ぐぐぐっ・・・!」
「・・・もう、まりしゃたちあいつらきりゃいだよ・・・」
「・・・ゆっくりがまんしようね。おにいさんもいつかわかってくれるよ」

親まりさ達のイライラが募っていったある日、それは起きた。
久々に親まりさ達に与えられたお菓子を親子仲良く分けてむ~しゃむ~しゃしていると、

「ゆびゃあああん!まりしゃのあまあまかえしてー!」

その叫び声に振り向いた親ありすの目に飛び込んできた光景は、子供が食べていたお菓子を奪い取り美味そうにむ~しゃむ~しゃする無音仔ゆっくり達。
無論、無音ゆっくりにもお菓子は与えられていたが、自分達の分をさっさと食べ終えると、大事に少しずつ食べていた子供の物を奪い取ったのだ。
泣きながら奪い返そうとする子供に2匹がかりで突き倒して噛み付いた。
「ゆびい!いちゃいいちゃい!やめてえ!」
そんな仔まりさを馬鹿にした顔で声を出さず笑う無音仔ゆっくり達。

ビキイッ!

「ありすのおちびちゃんをいじめるげすなちびはゆっくりしね!!!」

日々溜まっていた鬱憤もあり、親ありすは叫びながら無音仔ゆっくり達に飛び掛る。
体格の違う親ありすに適う訳もなく呆気なく吹き飛ばされると、無音仔ゆっくりは餡子を吐きながら悶え苦しむ。

「おい!今の音は何だ!?」

騒ぎを聞きつけ隣の部屋から駆けつけるお兄さん。
餡子を出し苦しむ無音仔ゆっくりを見ると、まりさ達を睨み付けてきた。
だが、こちらももう我慢の限界だ。

「おちびちゃんからあまあまさんをよこどりしたいなかものに、せいっさいしたのよ!!」
「もうがまんできないんだぜ!おにいさん、こんなげすなくずといっしょにくらせないのぜ!!」
「こいつらがさいしょにいもうちょにいじわるしてきたんだよ!」
「うびゃあああ!まりしゃのあまあまなくなっちゃったー!」

親まりさとありすは飼い主に大騒ぎをして訴えるが、お兄さんはそれを疎ましそうな表情で一瞥する。

「ああ?新しく買って来たゆっくりに傷つけて何好き勝手言ってやがんだボケが」
「でっ、でも、もともとありすたちがここに・・・!」
「はあ!?飼われてもらってるくせに何でかい顔してんだ。一緒に暮らせないって?
 んじゃ出て行けば?俺もお前らに飽きてたから丁度いいよ」

吐き捨てるとお兄さんはまりさ家族のお飾りからバッジを毟り取っていく。

「ゆやああああああ!!?」
「かえしてええ!!まりさのバッジいいい!!!」
「ごめんなさいごめんなさい!あやまりますから、バッジかえしてええ!」

それを見ていた無音仔ゆっくり達はざまあ見ろと言いたそうなニタニタした笑みを浮かべる。
そして、ケースの隅で泣きながら震えてる仔ゆっくりに対し、早くここから出て行けといわんばかりに攻撃をしはじめたではないか。

「ゆぎ!?いっだーーーいいいぃぃ!!」

それは苛めの加減を超えている。
本気で噛み付いてる証拠に、柔らかい子供の皮膚が傷つき餡子が滲んでいる。

「・・・ゆぐっ!いいがげんにじろお!おまえたちのせいでえーーー!!」

泣きながら飛び掛ろうとする親ありすだが、先程とは逆に、今度はありすがカスタードを吐き宙を舞う。

「てめえがいい加減にしろよ!?手を出すなって言ったのが分からんねえのか!?この糞饅頭が!死ね!」

お兄さんはありすの髪を掴みボコボコに殴りまくる。

「ゆ゛っ!ぎっ!ごっ!やべっ!げっ!」
「やべてえええ!!!ありすがしんじゃうよおぉ!!」

お兄さんは気が済むまで殴り続けると、一家を河原まで運び捨て、泣き叫ぶまりさ達を振り返ることもなくそそくさと後にしたのだった。

「ゆううぅ!ありす、はやくよくなってね!ぺ~ろぺ~ろしてなおすよ!!」
「「「ゆわああぁぁん!!おかあしゃん、ぺ~ろぺ~ろ!!」」」

泣きじゃくりながら一家全員でぺ~ろぺ~ろするも、既に親ありすは事切れていた・・・。
そして、今に至る。



親まりさは無駄なぺ~ろぺ~ろをようやく止めると、足元で泣き叫ぶおちびちゃん達を眺めこれからどうするか悩み始めた。
捨てられたのだから、もうお兄さんの家には帰れない。
そう、自分達はもう野良ゆっくりだ。
昨日まで蔑んでいたあの連中と同じ所に堕ちてしまった。
連れ去られる瞬間に見えた、あの無声ゆっくりの憎々しい顔を思い出すと餡子が煮えくり返る思いがした。
が、今はそれどころではないと頭を振る。
ひとまず、夜露と寒さをしのぐ寝場所を探して・・・いや、まずはおちびちゃん達のごはんさんを・・・。

「あー!また野良がいるぜ?」
「ははっ最近多いよなー」

唐突に、親まりさの悩みをある意味解決する存在がやってきた。
下校途中の小学生達だった。

「ゆっ!?ゆっくりしていってね!!」
「「「ゆっ?おにーしゃんたち、ゆっくりしていってね!!!」」」

先程まで飼いゆっくりだった為、まだまりさ達にはこの手の人間に対する警戒心がまったくなかった。
人間さんに礼儀正しく挨拶をするゆっくり達に対して、

「ぷっ!げひひひひっ!!」
「ひゃははは!言われなくたってゆっくりしちゃうよーん!」

下卑た笑い声を上げながら、その内の一人が仔まりさを片手で持ち上げた。

「えへへへ。おそらをとんでるみたいだじぇ~い」
「いいなー。おねえちゃんいいなー」

少年はニヤニヤしながら片手に持っていたエアソフトガンの銃口をそっとあにゃるの位置に押し当てる。

「ゆふふっ!にゃんだかおしりがつめたいよ!」

次の瞬間、それまで無邪気に笑っていた仔まりさの顔が激痛に歪む。

「い゛っ!?ゆぎゃあああああっ!!!?」

銃口があにゃるの穴にねじ込まれたのだ。
仔ゆっくり達は既にグレープフルーツ大にまで成長しているとはいえ、それでも簡単に銃口の進入を許すほどあにゃるは大きくない。
ミチミチと皮を裂きながらも銃口は容赦なく体内に侵入してくる。

「ゆげっ!!ぎひいいいいいぃぃ!!」
「ゆああああ!!?やめてね!にんげんさん、まりさのおちびちゃんにひどいことしないでね!!はやくそれぬいてあげてね!!」

勿論この手の人間がそんな願いを聞く訳がない。
銃口がある程度入ると、少年は躊躇いもなくトリガーを引いた。

ビシュッ!

銃口から勢い良く飛び出したBB弾が仔まりさの体内を掻き混ぜる。

「うげひいいいいいいいいいいいっ!!!!!???」

身体の内部から破壊される激痛に、仔まりさは挨拶時の無邪気さなど微塵も感じさせない豚の様な泣き声をあげた。
エアガンの威力は低目なので、仔ゆっくりの皮を貫通する事はないみたいだ。

「んー?なんか口から餡子吹いたぜ?」
「すぐ死んじゃうとつまんないから、口をセロテープで塞いでおこうよ」

ランドセルからセロテープを出すと、ぐるぐると顔に巻きつけ口を塞ぎだす少年達。

「やめろっていってるでしょおおおおお!!しね!!!げすでくずなにんげんはしね!!!」

親まりさは堪忍袋の緒が切れたのか、とうとう人間に対して攻撃をしてきた。
ぺちぺちと足に決死の体当たりをしてくる親まりさを少年は思いっきり蹴り飛ばす。

「げぴいっ!!!!??」

吹き飛んだ親まりさはぐちゃっ、と音を立てて橋脚に餡子の華を咲かせるとずりずりと地面に落ちていく。

「うひひひっ、ゆっくりが子供を守る力なんてそんなもん?親だったらもうちょっと頑張ってくださいよお!?」
「逃がさないよー。次はおちびちゃん達の番でちゅよー!」

恐怖のあまり逃げだした仔ありすともう1匹の仔まりさはあっさりと両手に捕まっていた。
他の少年がランドセルから次々と道具を広げていく。
コンパス、鉛筆、分度器セット、はさみ、爪切り、100円ライター、火遊び用の花火セット・・・。
延命用だろうか、飲みかけのジュース入りペットボトルも横に置かれる。

ビスッ!ビスッ!ビスッ!

そんな間にも最初の仔まりさの体内には延々とBB弾が追加投入され、ビクビクとした痙攣が徐々に弱々しくなっていった・・・。



親まりさは生きていた。
橋脚にぶつかった衝撃で皮の一部が割け、餡子が飛び散り、そのまま気を失っていたらしい。
ダメージは大きいものの、どうにか動けるまで回復していた。
既に辺りは薄暗くなり、小学生達の姿も消えている。
しかし、今回生き残った事を幸運と言っていいのだろうか。
意識を取り戻した親まりさの目に真っ先に飛び込んできた物。
目からBB弾が混じった餡子を噴き出して絶命している仔まりさと。
髪もカチューシャもボロボロにされ、苦悶の表情を浮かべながら切り取られたぺにぺにを口に咥えたままカスタードの海に溶け沈んでいる仔ありすと。
恐らく仔まりさであったろう、焼け焦げて炭と化した小さな塊。

「ゆ゛う゛う゛ううううううううううううううううううううううううううぅぅぅっ!!!!!!!!!???」

静まり返った橋の下、まりさの絶叫は、あたりにこだまし続けた。










このように無計画に流行に乗って無音ゆっくりを飼った結果、先住ゆっくりとの軋轢が生じてどちらか(ほとんどは通常の方だったが)を処分、あるいは手放すケースが相次いだ。
結果、街の野良ゆっくりの数は激増する事となった。
・・・さて、それから更に数ヶ月が経過した頃。
ゆっくり達にとって新たな悲劇が生まれていくのである・・・。



続く







今まで書いたの



トップページに戻る
このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • ゆっくりなんて、喋らなくとも表情で丸わかり何だから、この飼い主は無能なんだね~わかるよ~
    ペットが何をしたのか把握出来ないようじゃあ、ペットを飼う資格無いね~わかれよ~ -- 2018-01-04 02:17:42
  • 喋らなくてもゴミ饅頭はゴミ饅頭なんだな -- 2014-05-15 22:35:48
  • これは飼い主が悪いな
    捨てる位ならちゃんと処分しろよ -- 2013-10-21 21:49:34
  • この飼い主ゲスだな。
    生き物買う資格ないよ。ちゃんと処分しないとw -- 2011-07-12 21:11:03
  • いいぞ! -- 2011-05-09 00:59:45
最終更新:2009年12月16日 16:47
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。