ゆっくり草子 13KB
ギャグ パロディ 現代 虐待人間 またしても短編集です
「春はゆんやー」
春はゆんやー。ゆんゆん泣く子ゆ 山には奇声ただよいたる 赤ゆの叫びもたなびきたる。
夏は水。川に投げ込むはさらによし。あばれる親ゆに水飛沫も多く飛びたる。また海に投げ込むもよし 沈むゆっくりはいとをかし
秋は山。山を駆け狩りを邪魔するもよし。ゆの寝床をあらし冬篭りの支度をじゃまするもたのし。
冬はすっきり。雪の降りたる巣に押し入り、すっきりを馬鍬う赤ゆがうまれおちて越冬あやうきかな。
「話し声」
「ゆゆっ!ここはいいところだね!きにいったよ!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ」
『ゆ!なにいってるんだぜ、ここはまりささまがさきにみつけたんだぜ!まりささまのものぜ!!』
「なにいってるの?ばかなの?しぬの?」
『ばかなのはれいむのほうぜ!このれいむはあたまがかわいそうなのぜ!』
居間の方から話し声が聞こえる。
「このまりさはおおばかだね!れいむにさからうなんてみのほどしらずだね!」
『みのほどをしらないのはれいむのほうぜ!まりささまにさからってしんだゆっくりはたくさんいるのぜ!』
「つよがってもむだだよ!れいむのおそろしさをおもいしってね!」
『ばかゆっくりはしななきゃわからないのぜ!まりささまにさからったことをこうかいするのぜ!!』
ギシッ!ギシッ!
床のきしむ音がする。
足音は声のする方に近づいていく。
「あまたのかわいそうなまりさは……」
『みのほどしらずなれいむは…………』
『「ゆっくりしね!!!!」』
ガラガラガラガラッ!
「なにやってるの、あんた達!」
『「ゆゆっ!」』
「まったく馬鹿なことして、すぐにやめなさい!!」
『「ごめんなさーい」』
「まったく!」
「ゆっくりの真似なんかしてたら馬鹿になるわよ!本当にゆっくりは教育に悪いわね」
完
「ゆんやーボール」
ユンヤー暦82468年
その饅頭生物を見よ
「おい、インフレイムス!インフレイムスは居るか?」
『はいお嬢様、ちなみに私の名前は「貴方は口を挟まないでインフレ」申し訳ありません』
「とこで、お屋敷にこんな者が進入していたのだが…」
『なんでしょうか?』
ユックリシテイッテネ!ユックリシテイッテネ!
『ゆっくりで御座いますね』
「ゆっくりか?」
『ゆっくりです』
「………」
『………』
ユユッ?ユユッ?
「ゆっくりとは何かしら?」
『亡きお父上の残した書物によりますと、その昔人類と共存していたようです
人類を恐怖のどん底に陥れたとか、いないとか』
「はっきりしないわね」
『申し訳ありません』
ユユッ!ココハナンダカユックリデキルネ!ココヲマリサタチノ、ユックリプレイスニスルヨ!!
ユックリデキナイ、ヘンナノハデテイッテネ!
「これは何と言っているの?」
『要約しますと、「ここは良い場所だから気に入ったぜ、ここを俺達のものにするからお前ら、早々に立ち去れ!」ですね』
「微妙にむかっ腹がたったわ、というか口が汚いわね」
『申し訳ありません』
ユユッ!ナニヲグズグズシテイルノ?サッサトデテイッテネ!ソレトアマアマモッテキテネ!タクサンデイイヨ!
『グズグズしないでとっとと出て行け、それとスイーツを所望する!沢山持ってこい!と申しております』
「言ってる事がめちゃくちゃね」
『左様で御座いますね』
「…なんだか頭が痛くなってきたわ、今日はもう寝るからそれを片付けておきなさい」
『かしこまりました』
カシャン!カシャン!
フイーン!
ユユッ!ナニヲスルノ?ハナシテネ!
ドンッ!ドンッ!
オソラヲトンデルミターーーーイ!
「思いのほかよく飛ぶわね」
『左様で御座いますね』
「たまにはこういう駆除もたのしいね」
『左様でござ「もう良いって」ね』
完
「お宇宙(そら)をとんでる」
その饅頭生物がどこからやって来たのかは人類は知らない、未だに解明できていない。
いつの間にか爆発的に増え、世界のいたる所でゆっくりを見かけるようになった。
ある人はこれを可愛がり、
ある人はこれを蔑み、
ある人はこれを食し、
ある人はこれを生涯のパートナーとし、
…………
ある人はこれを永遠の研究テーマとした。
豊富に有り余るこの不思議生物を何とか有効活用できないかと人類は考えた。
成功した例もあれば、散々な結果に終わったものもある。
これは、そんな中の一つのお話。
政府が宇宙開発に乗り出して数年…
様々なものを宇宙に送り出してきた、そしてついに人類は宇宙に、月にたどり着くことが出来た。
研究者は様々な動物達を宇宙に送り込み、どのような影響が出るかを調べていった。
そう…この不思議饅頭「ゆっくり」も宇宙に送り込まれることになった。
ロケットに乗せられた記念すべき、第一号ゆっくりはれいむとまりさだった。
シンプルな組み合わせではあったが、最も一般的なものだ。
人類はこの名誉ある饅頭達に名前を与えた。
れいむには「REIMOON」、まりさには「MARISUN」
ともに、太陽と月の名前を頂いた偉大なゆっくりであった。
…ただ、結果は失敗に終わった。
これはその時の映像、ロケット内にてパイロットが撮影したものだ。
『3・2・1・』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
「ゆぶぶぶぶぶぶ!!」
「ゆごごごごごご!!」
ガガガガガガガ!
「ぐるじぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「ちゅびゅれりゅうぅぅぅぅ!!」
「「おっ!おそらをぉぉ!!!」」
ぶびゃ!
「ゆぼぅ!」
ぐびゃ!
「ゆんべ!」
重力に逆らった罰が当たったのか、饅頭ごときが宇宙に進出することが間違っていたのか…
あわれ、ゆっくりは無残に潰れ去った。
あれからもゆっくりの宇宙進出への挑戦は続いた。
まずはゆっくりを固定する方法から見直された。
だか結果はすべて失敗に終わった。固定されても、締め付けられても、それが仇となり潰れていった。
ゆっくりを訓練させ宇宙に送り出す案も出されたが失敗に終わった。
ゆっくりは過酷なトレーニングに耐えられず、永遠にゆっくりしていった。
たまに厳しい訓練を耐え抜いたものも居るが 、結局はは押しつぶされすべては無駄に終わった。
これは最後の挑戦。
これが成功しなかったら、もうゆっくりは宇宙に飛び立つことはないだろう。
「ゆゆっ!ふーわ、ふーわ!ゆゆゆ??」ピコピコ!わさわさ!
『えーご覧ください、これがゆっくり初の宇宙遊泳を楽しんでいるれいむちゃんです………ビキィ!
………えーこのように地球上では下膨れな顔(?)も無重力状態では真球に近くなります
これは、丸れいむと言った方がいいかもしれませんね………ほかのゆっくりも同様です』
「ゆ?おそらを???」
人類はゆっくりを宇宙に送り出す事に成功した。
どうやってゆっくりを宇宙に送り出せたのか、その様子を見てみよう。
今までのデータから、ゆっくりは大気圏を脱出する際に掛かる圧力に負けて潰れる事が解った。
驚くほどに柔軟な饅頭生物でも、靴の裏で踏み潰せば潰れるように、
簡単に上から掛かる圧力に負けてしまうのだった。
そこで発想の転換、死んでしまうのなら死んだまま宇宙に送り出そうということになった。
正確には、ゆっくりを仮死状態にするというものだった。
ゆっくりは越冬する際に食料を溜め込んで巣穴に篭る事で知られる。
冬眠する個体も居るらしいが確認はされていない。
ゆっくりは寒さに以上に弱く、氷点下ではその行動能力が著しく低下してしまうのだった。
ゆっくりは特に毛皮のようなものも持たない、髪の毛やお飾り程度では寒さはしのげない。
人間に例えるなら、裸で雪山で暮らしているようなもの。無謀極まりない。
だが、今回はその寒さを利用するのだった。
まずゆっくりを砂糖水に沈める、砂糖水の濃度はゆっくりの体液(?)具体的にはしーしー等と同じ濃度の元とする。
これを、苦しみだす前に急速冷凍する。
間の抜けた顔で氷付けにされたゆっくりは、そのまま荷物と一緒にシャトル内にいれられる。
これを宇宙についてから解凍するのだ。
アホらしい方法だったが成功した。ゆっくりは民間人より先に宇宙に進出したのだった。
「まりさはゆっくりはつのうちゅうゆっくりなのぜ!いだいなんだぜ!」
「んほぉぉぉう!ゆっくりはつのうちゅうすっきりよぉぉぉ!!」
「むきゅ!これはゆっくりにとってのおおきないっぽ………えれえれえれえれ…」
ムカつくとか言わないで下さい、宇宙に進出することが必ずしも良い事ではありません。
ゆっくりの宇宙利用が本格化され始めた。
毎回宇宙に送り込むのではコストが掛かるが、そこはゆっくり。
宇宙で殖やしてしまえばいいのだ。
ゆっくりは宇宙でその多様性で重宝されている。
食用に、愛玩用に、虐待用に、コンポストに…
特にストレス解消には一役かっている、閉鎖空間では宇宙飛行士はストレスが溜まりやすいのだ。
「…うまいけど…本物の饅頭が食べたいな…」
「でいぶのあがぢゃんだべないでぇぇぇぇ!!」
「なでり、なでり」
「ちぇんはおねえさんをゆっくりさせるよー」
「イライラMAX!!」
「ゆべえぇ!やべるんだぜぇぇぇ!!!」
「ぐぶぎぎぎぎぎ…」
「そろそろトイレ用ゆっくり交換時期かな?」
地球とあんまり変わらないですね…
完
「おうち宣言?」
ガシャン!
ガラスの割れる音が響く。
「さすがまりさね、とかいはね!」
「ゆっへん!もっとほめれくれなのぜ!」
招かれざる来訪者…
「まずはおちびちゃんがさきにあがるのぜ」
「ゆわーい!まりちゃがさきだよ」
「ずるいわ!ありちゅがさきよ」
「おちびちゃん、けんかをするのはとかいはじゃないわ」
不法侵入、そしてお決まりの文句。
「ここをまりさたちのおうちにするよ!!」
これが世に言う「おうち宣言」である。
「はーい、おうち宣言入りましたー」
「はい!おうち宣言一丁!」
「ゆゆ?!」
どこかの店の制服を着た…と言ってもゆっくりには理解できないだろう。
そんな姿の人間が部屋に入ってくる。
「ゆっくり様4名ですね!こちらにご案内します」
「ゆっ!おそらをとん…いだいぃぃ!!」
「おとーしゃんをはな…やめてぇぇぇ!!」
「らんぼうね!とかいはじゃないわ!」
「ゆぴゃい!ぐるじいぃ!」
野良一家は鷲掴みにされ、奥の部屋に連れて行かれる。
「いだいぃ!もっどていねいにあつかうんだぜぇ!」
「らんぼうね!このいなかもの!!」
「ゆわーん、おかおがいたいんだじぇー!!」
「いちゃい!とかいはじゃないわね!おわびにあまあまもってきちぇね!!」
好き放題言い放つゆっくり達、見ての通りのゲスである。
「はい!あまあま入りましたー!」
「はいっあまあま一丁!」
「「「はい!よろこんでー!」」」
しばらくして、部屋に店員(?)が現れる、手にはさらに盛られたあまあまがある。
「はいおまたせしましたー熱いので(?)お気をつけてください」
「ゆん!おそすぎるのぜ!まりささまじゃなかったらころされてるところなのぜ!」
「まりさはやさしいのね!さすがありすのだーりんよ」
「おちょーさんはつのいのじぇ!そんけーするのじぇ」
「おとーちゃんはとかいはね!」
「冷めない内にお召し上がりください(謎)」
「いわれなくてもいただくのぜ!むしゃーむしゃーしあわせ!」
「うめ!これめっちゃ………とかいはなあじね!」
「どれいにしちぇはよくやったわ!ほめちぇあげるわ!」
「じぇんじぇんたりないんじゃじぇー!もっともってくるんじゃじぇー」
「はい!あまあま追加入りましたー」
「あまあま追加オーダーです」
「「「はい!よろこんでー!!」」」
更に追加で運ばれてくるあまあまにゲス一家は大満足の様子だった。
「ゆふふ!これはいいどれいなのぜ!いっしょうまりさにつかえるのぜ!!」
「とってもとかいはなどれいね!ありすのぺにどれいにしてあげるわぁ!」
「がーつ!がーつ!ちあわちぇー!」
「まだまだたりないわ!もっちょもってきて!」
「申し訳ありません、あまあまはそれで全部です、追加していただくなら生絞りでもよろしいですか?」
「ゆん!つかえないどれいなのぜ!それでいいからさっさともってくるのぜ!」
「生絞り入りますー」
「「「ありがとうございまーす!!」」」
そう言うと店員数名が大きなれいむを連れて部屋に入ってくる。
「ゆゆっ!うすぎたないどもだね!ここはれいむのおうちだよ!ゆっくりでていってね!!」
「でていくのはそっちのほうだぜ!おいどれい!さっさとそのでいぶをつまみだすのぜ!」
「ぶさいくなれいむね!みにくいぶたね!まったくとかいはじゃないわ!」
「ゆぎぎ!ゆるさないよ!!」
「「ばーきゃ!ばーきゃ!でーぶ!でーぶ!」」
ゲス同士の醜い罵り合いが続く、しばらくして店員の一人が長い棒を持ってれいむに近づいていく。
棒を使ってれいむをあにゃるの方から引き伸ばす様にして潰していく。
「はい!絞らせてもらいます!」
「ゆんべべべ!!」
「ゆふふ!いいきみだよ!ゆっくりしんでね!」
れいむは口から餡を吐き出していく、ビクビクと痙攣しながら号泣する姿にまりさは満足していた。
「ゆげぼぼぼぼ……ぎゅゆべ!……ゆ……ゆ………」
ついに中枢餡を吐き出したのか、れいむの反応が鈍くなる。
れいむは苦悶の表情で息絶えた。
「はいお待たせしましたーれいむの生絞りです!」
「生暖かいうちにお召し上がりください」
「なにいってるんだぜ!こんなものたべられるわけないのぜ!びょうきになるのぜ!!」
「このみにくいおぶつをさっさとかたずけなさい!とかいはなおめめがけがれるわ!」
「こんにゃのくえるきゃーこのくじゅー!」
「とかいはなありちゅにはりかいできないわ!」
「お客様、当店では『お残し』は禁止されております、お召し上がりくださいませ」
「なんどもいわせるんじゃないのぜ!こんなものくえるかーのぜ!!」
「わかりました、ご自分では食べられないのですね…ヘルプはいってください!」
「ヘルプはいってくださいー」
「「「了解!食介はいりますー!」」」 ※食事介助=食介
そう言うと店員達はまりさ一家に無理やりれいむの餡を食べさせる。
当然抵抗するが、吐くことも許されず食べさせられる。
「ぐべぇ!やべろ!だべだぐないーー!!」
「先ほどあんなに美味しそうに召し上がっていたではないですか、同じものですよ」
「?!」
「ゆげべぇむぐ!!!やべでぇぇぇぇ!もうむーしゃむーしゃしだぐないぃぃ!!!」
「はい、むーしゃ、むーしゃ…」
「やべろぉいながものぉぉぉ!!むーしゃ、むーしゃ!」
「ゆげえ!ぐぼぼぐ!むーじゃ、むーじゃ…ぼうやべるんじゃじぇぇぇぇぇ!!!ゆんやぁぁぁ!!!」
「ぐるじいぃぃ!どがいはじゃないわぁぁぁぁ!!!ぐぼ!ゆっぐりでぎないぃぃぃぃ!!!」
「げぶ!ゆぶ!ぐぶぶぶ!もうおうじがえるー」
「はい!お客様がお帰りです」
「はい!!清算お願いしますー」
「「「はい!よろこんでー!!」」」
「あら?お金持ってないじゃないですか、困るんですよねー………ゆんやー入れてください!」
「はい!ラストオーダー入りましたーゆんやー一丁」
「「「はい!よろこんでぇぇぇ!!!」」」
「「「「ゆんやぁぁぁぁぁぁ?!!!!!」」」」
「どうだった?酒屋のバイトの練習になった?」
「なるわけないだろ」
「ですよねー」
完
おかしいな、ムシゴロウ王国6を書いていたはずなのに短編集が出来てしまいました。
しばらく忙しくなるのでペース落ちるかも?
徒然は「やるべき事がなくて、手持ち無沙汰なさま」という意味があるそうですね。
だからってニートじゃないよ。ゆっくりりかいしてね!
徒然あき
過去に書いたもの
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- ドロッセルお嬢様prpr -- 2013-06-05 01:08:27
- ↓確かにドロッセルお嬢様とゲセヒドニスだなw -- 2012-01-22 17:54:56
- 二個目の話って元ネタ「ファイヤーボール」ですよね?
たぶん -- 2012-01-16 10:46:41
- 春はゆんやーってのが面白い。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 -- 2012-01-16 10:42:09
- 「お宇宙(そら)をとんでる」のちぇんがかわいい -- 2011-09-16 17:28:33
- 最後の話、おもしれぇ。 -- 2010-07-13 18:32:32
最終更新:2010年02月20日 19:48