サポートラインとレジスタンスライン
サポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)を意識することは、為替取引を行う上で重要になります。簡単にいうと相場が下落する時に抵抗されるポイントがサポートラインで、相場が上昇する時の抵抗さえるポイントがレジスタンスラインです。
為替相場が下落していく局面では、まだ破られていない一番近い底(直近の安値)が第1のサポートライン(支持線)となり、一番目の底よりも更に低い位置にありまだ破られていない底が第2のサポートライン(支持線)になます。
為替相場が上昇していく局面では、まだ破られていない一番近い天井(直近の高値)が第1のレジスタンスライン(抵抗線)となり、一番目の天井よりも更に高い位置にありまだ破られていない天井が第2のレジスタンスライン(抵抗線)になます。
いったんレジスタンスラインが破られると、そのポイントはサポートに変わるケースも少なくありません。これは、レジスタンスが破られた際に、まだ売りポジション(ショート)を決済していないトレーダーが出来るだけ損を小さくするために戻りを待ち、ポジションを落として行くからです。 サポートの場合には状況が少し違います。下落していく場合には戻りが鈍くなります。これは下降トレンドの場合、下落する速度が速いことを知っているので、恐怖のあまり戻りを待ちきれず我先にポジションを落とそうとするトレーダーが増えていることを示します。
多くの市場参加者は、このサポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)を意識して売買を行います。買う場合には、サポートライン付近まで引き寄せて買いたいし、サポートラインが破られたら即座に損切りをするでしょう。売りポジションを持っている場合には利食いのポイントをサポートの手前にするケースもあるでしょう。 このように売買がサポートラインやレジスタンスライン付近で繰り返されるため、ある程度の動きは予測がつくようになります。