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第一章

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ぽてぽてな読み物

第一章



窓を照らす朝焼けに多少のまぶしさを感じながら目を覚ます。

最初は馴染めなかった寝床。

硬い木製のベットに薄い布を被せただけの粗末なもの。

しかし、今ではすっかり体に馴染んでいる。

まだ睡眠を強要する体を無理やり起こし、固まった関節をぐ~っと伸ばす。

体が多少の痛みを感じて覚醒して行く。

「ふう・・・」

洗顔。歯磨き。着替え。

五分程度で簡単な身支度を整える。

「さて・・・行くかな」

玄関に立てかけてある愛刀を手に取る。

細身の刀。

柄にも鞘にも煌びやかな装飾がしてあるわけでもない。

ただの刀。

その愛刀を手に携えて、我が家の扉を開け放った。



まだ朝も速く冷たい空気が当たりに立ち込めている。

吐く息も・・・まだ白い

そんな時間だというのに、この都市はせわしなく活動を始めていた

ここは自然に包まれた剣の国ミレナの首都。

そして僕はこの国の住人だ。

この都市は朝も早くから開拓者達がせわしなく動いている。

"開拓者"。

そしてこんな僕でも開拓者の端くれなのだ。

僕はこれから、いったいどんなことをするのだろうか?

どんなことが・・・できるのだろうか?

「おっはよ~~~~~レオン!!!!」

バッチ~~~~~~~ン!!!!

僕の背中に激痛が走った。

「ゲホッ!ゲホッ!」

思わず前かがみになり、咳き込む僕。

この声の主が僕の背中に張り手をお見舞いしたのだ・・・。

張り手をお見舞いした主は、僕の前に回りブイサイン。

決めポーズのつもりなのだろう。

「・・・おはよう、トウヤ」

僕は、背中に張り手をくれた銀髪の少年に声をかける。

彼は僕の友人で開拓者仲間のトウヤ・シングウジ。

かっちりとした甲冑に身を包み、強固な盾を携えた歩く要塞。

ナイト。

彼はその筆頭なのだ。

彼とはよく釣るんで狩りに言ったりするものだが、如何せん忙しい奴であまり会う機会も減ってきている。

「それで・・・今日は何のようなんだ?」

僕がため息混じりに声をかけると、彼はなんとも顔をしかめた。

「何のよう?はひどいだろう;w;」

そんな顔されてもこちらとしては困る。

なぜなら彼が直接僕を訪ねる時は限って厄介事を持ってくるからだ。

「それで・・・?今度はどんな話を持ってきたんだ?」

僕の言葉を聴くと今まで;w;をしていた彼の顔がパァッと明るくなる。

「そうそう!これからレテに行くんだけど人員が足りないんだ~手を貸してくれ~;w;」

ほら来た・・・。

明るくなった顔がまたすぐハン泣き状態になる。

「前にも言ったけど僕は争いごとは嫌いなんだ」

僕は争いごとは嫌いだ。

レテ平原での戦争はもちろん、狩りだって生活をしていくうえで最低限の獲物しか狩ることはない

「そこを何とか~~~たのむよ~レオ~ン;w;」

僕の前に跪いてハン泣き状態でぺこぺこ頭を下げるトウヤ。

さすがに視るに見かねる・・・。

コレがシルバーシールドズの筆頭だと思うと・・・泣きたくなってくる。

「わかった、わかった」

「よっしゃ~!!!さっすがはレオン。俺が見込んだ漢(おとこ)だ!」

僕がしぶしぶ了解すると彼は一瞬にして立ち上がり僕の肩をバンバンと叩き始める。

泣いていた顔は言うまでもなく満面の笑顔に変わっていた。

「んじゃぁ、今日の正午にレテで会おう!」

言うが早し。

僕が返事をする前に彼はどこかいずこへと走り去った。

今思えば・・・この依頼を受けなければ平穏何もなく一生を終えただろう。

ミレナとレインの戦争に疑問を抱きながらも、世界に流されていたことだろう。

この依頼を受けてしまったが故に僕は波乱な人生を送ることになる。

この時すでに運命の歯車は回り始めてしまった。

でも・・・きっと僕は後悔はしない。

それが僕の選んだ道だから・・・。







感想なんかくれるとうれしいですw
BBSによろしくねw


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