ギャルゲ・ロワイアル@ wiki内検索 / 「はばたく未来」で検索した結果
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はばたく未来
はばたく未来 ◆Noo.im0tyw (うわぁぁあああん、双樹、恋太郎―!!) 沙羅は心の中で叫びながらひたすら展望台へと走っていた。 先程放ってしまった銃声のせいで、常に誰かに見られている恐怖感が彼女を襲う。 (あそこまでいけば、きっと大丈夫だもん…!!) 根拠の無い理由だが、それでも沙羅は今、自分の考えを信じるしかなかった。 どのくらい時間が経ったかもわからない。だが、陽は既に昇り始め、展望台を輝き映し出していた。 「やっと着いた…。入り口は……?」 入り口を探し、中へと入り込む。中は上へと繋がる階段のほか、受付やトイレなどが配備されている他は一般的な施設となんら変わりなかった。沙羅は真っ先に階段を使い、頂上へと駆け上る。 「はぁっ…はぁっ…なんでこんなに長いのよー!?」 息を切らし、文句を言いながらも進むことを止めない。上ること約5分。よ... -
【フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン】
...m0tyw 080 はばたく未来 ◆Noo.im0tyw 101 それぞれの出会い。 ◆jWwIlynQcU 108 やわらかい風の中で ◆Noo.im0tyw 120 サプライズド・T・アタック(前編)サプライズド・T・アタック(中編)サプライズド・T・アタック(後編) ◆4JreXf579k 124 信じる者、信じない者(Ⅱ) ◆guAWf4RW62 141 約束の場所へ ◆/Vb0OgMDJY 153 歯車二つ(前編)歯車二つ(後編) ◆4JreXf579k 162 邂逅(前編)邂逅(後編) ◆/Vb0OgMDJY 166 月光のセレナーデ ◆TFNAWZdzjA 170 決着は、初めて出会った場所で――(前編)決着は、初めて出会った場所で――(後編) ◆guAWf4RW62 176 そして、闇はなお深く ◆/Vb0OgMDJY 183 ファイナル・ミッション/奪う者、奪われる... -
◆Noo.im0tyw 氏
...一日目 朝 080 はばたく未来 白鐘沙羅 一日目 朝 086 禁止区域侵攻――/――解放軍 ハクオロ、神尾観鈴 二見瑛理子 一日目 午前 108 やわらかい風の中で 白鐘沙羅、水瀬名雪 一日目 昼 132 If...~I wish~ -you- 白河ことり 一日目 午後 登場させたキャラ 3回 白鐘沙羅 2回 白河ことり、朝倉純一、ハクオロ、神尾観鈴 1回 杉並、ネリネ、、川澄舞、二見瑛理子、水瀬名雪、芙蓉楓、芳乃さくら 作品の感想 新人さん。粗い部分はまだ見られるものの、指摘をきちんと受け止めて成長しているので、今後が非常に楽しみ -- 名無しさん (2007-05-10 00 55 03) 新人さんながら停滞していたパートに次々と進めてくれた人。今後のレベルアップぶりにも期待。 -- 名無しさん (2007-05-29 06 33... -
涙をこえて
...下順に読む 080 はばたく未来 078 彼女は戦士だった 時系列順に読む 080 はばたく未来 059 二度と触れ得ぬキョウキノサクラ 蟹沢きぬ 090 無垢なる刃 061 下半身に罪はない!~トイレを求めて全力疾走~ 宮小路瑞穂 090 無垢なる刃 061 下半身に罪はない!~トイレを求めて全力疾走~ アルルゥ 090 無垢なる刃 -
第二回放送までの本編SS
...、蟹沢きぬ 080 はばたく未来 ◆Noo.im0tyw 氏 白鐘沙羅 081 博物館戦争(前編)博物館戦争(後編) ◆/P.KoBaieg 氏 高嶺悠人、衛、朝倉音夢、小町つぐみ、ネリネ 082 Crazy innocence ◆Qz0e4gvs0s 氏 涼宮茜、春原陽平、鳴海孝之、杉並 083 童貞男の苦悩と考え ◆4JreXf579k 氏 北川潤、伊吹風子 084 私にその手を汚せというのか ◆tu4bghlMI 氏 川澄舞、土永さん、白河ことり 085 Sacrifice of maiden ◆Qz0e4gvs0s 氏 月宮あゆ、佐藤良美、水瀬名雪、大石蔵人、鉄乙女 091 シャムロックを散らした男 ◆tu4bghlMI 氏 千影、オボロ、トウカ 095 忘れていた感情 ◆/Vb0OgMDJY 氏 古手梨花 【午前】 No. タイトル 作者 登場人物 086 禁止区域侵... -
SSタイトル元ネタ
...の○○』) 080 はばたく未来 TVアニメ『双恋』 OPテーマ『はばたく未来』(唄・eufonius) 084 私にその手を汚せというのか SFCゲーム『タクティクスオウガ』の序章『僕にその手を汚せというのか』 090 無垢なる刃 PS2ゲーム『機神咆吼デモンベイン』のデモンベイン召喚時の台詞より 092 聖者の行進 楽曲『聖者の行進』 093 恋獄少女 PCゲーム『カルタグラ ~ツキ狂イノ病~』OPテーマ『恋獄』(唄・霜月はるか)TVアニメ『地獄少女』第13話 『煉獄少女』 094 瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(前編)瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(後編) TVアニメ 『新世紀エヴァンゲリオン』 9話『瞬間、心、重ねて』PCゲーム『処女はお姉さまに恋してる』 挿入歌『さよならの囁き』 096 彼女は眠らぬ山猫の様に、深く静かに休息す PCゲーム『それは舞い散る桜のように』映... -
51~100
...、蟹沢きぬ 080 はばたく未来 ◆Noo.im0tyw 白鐘沙羅 081 博物館戦争(前編)博物館戦争(後編) ◆/P.KoBaieg 高嶺悠人、衛、朝倉音夢、小町つぐみ、ネリネ 082 Crazy innocence ◆Qz0e4gvs0s 涼宮茜、春原陽平、鳴海孝之、杉並 083 童貞男の苦悩と考え ◆4JreXf579k 北川潤、伊吹風子 084 私にその手を汚せというのか ◆tu4bghlMIw 川澄舞、土永さん、白河ことり 085 Sacrifice of maiden ◆Qz0e4gvs0s 月宮あゆ、佐藤良美、水瀬名雪、大石蔵人、鉄乙女 086 禁止区域侵攻――/――解放軍 ◆Noo.im0tyw ハクオロ、神尾観鈴、二見瑛理子 087 魔法少女(前編)魔法少女(後編) ◆guAWf4RW62 ネリネ、双葉恋太郎、一ノ瀬ことみ、時雨亜沙 088 復讐鬼とブリーフと ◆... -
夢と決意と銃声と――
... 白鐘沙羅 080 はばたく未来 -
青空に羽ばたく鳥の詩
青空に羽ばたく鳥の詩 ◆iWNzks43D6 (思ったよりも回復している、まだ痛むが……まだやれる。俺はやれる) 博物館にいて休憩していた国崎往人は今は離れD-2の公園の近くに来ていた。 2時間以上も休憩したお陰か体力も大方回復していた。 だが骨折した左腕は痛みが止まる気配がない。 (ちっ……左は使い物にはならないか……だが右は大丈夫なんだ。右さえあれば銃が撃てる!) 右の手にあるのは黒光りするリボルバー――コルト M1917――。 この銃で4人も殺した。 エルルゥ。 佐祐理。 エスペリア。 アルルゥ。 この島で皆懸命に生きていた。 そんな人達を自分の手で殺した。 ただ観鈴を護る為。 (こんな自分、観鈴には見せられないな……いや俺は常に冷酷な仮面を付けてないといけない、観鈴にどう言われてもだ) 自分はただの冷酷な殺人者でなければいけ... -
それぞれの出会い。
...知らざる者 080 はばたく未来 白鐘沙羅 108 やわらかい風の中で 085 Sacrifice of maiden 月宮あゆ 110 誰にだって人を信じる権利はある、難しいのはその履行 085 Sacrifice of maiden 水瀬名雪 108 やわらかい風の中で 092 聖者の行進 咲耶 110 誰にだって人を信じる権利はある、難しいのはその履行 092 聖者の行進 前原圭一 110 誰にだって人を信じる権利はある、難しいのはその履行 092 聖者の行進 遠野美凪 110 誰にだって人を信じる権利はある、難しいのはその履行 092 聖者の行進 倉成武 110 誰にだって人を信じる権利はある、難しいのはその履行 -
博物館戦争(前編)
... 080 はばたく未来 投下順に読む 081 博物館戦争(後編) 080 はばたく未来 時系列順に読む 081 博物館戦争(後編) 069 淑女の嗜み 小町つぐみ 081 博物館戦争(後編) 068 せめて、安らかに/高嶺悠人の推理/衛の誓い 高嶺悠人 081 博物館戦争(後編) 068 せめて、安らかに/高嶺悠人の推理/衛の誓い 衛 081 博物館戦争(後編) 069 淑女の嗜み ネリネ 081 博物館戦争(後編) 069 淑女の嗜み 朝倉音夢 081 博物館戦争(後編) -
【AIR】
【AIR】 国崎往人 12(13) 000 オープニング 011 護りたいもの ◆xnSlhy.Xp2 020 鉄の乙女と人形使い ◆guAWf4RW62 057 涙は朝焼けに染まって ◆VtbIiCrJOs 073 陽のあたる場所(前編)陽のあたる場所(後編) ◆Qz0e4gvs0s 094 瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(前編)瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(後編) ◆guAWf4RW62 114 This is the Painkiller ◆tu4bghlMIw 135 青空に羽ばたく鳥の詩 ◆iWNzks43D6 139 朝焼けと青空の境界線を越えて瓶詰妖精 ◆tu4bghlMIw 148 求め、誓い、空虚、因果(前編)求め、誓い、空虚、因果(後編) ◆TFNAWZdzjA 162 邂逅(前編)邂逅(後編) ◆/Vb0OgMDJY 164 彼女たちの流儀 ◆tu4bgh... -
【キミキス】
【キミキス】 水澤摩央 3 023 今、この場で生まれた私達の目的の違い ◆7NffU3G94s 037 兄と妹 ◆guAWf4RW62 059 二度と触れ得ぬキョウキノサクラ ◆Qz0e4gvs0s 二見瑛理子 17 022 天才少女、探偵少女、ヘタレ男 ◆2rQ/cnYvxI 034 パートナー ◆7NffU3G94s 062 それぞれの失敗? ◆56WIlY28/s 073 陽のあたる場所(前編)陽のあたる場所(後編) ◆Qz0e4gvs0s 086 禁止区域侵攻――/――解放軍 ◆Noo.im0tyw 103 星の館 ◆/Vb0OgMDJY 111 完璧な間違い(前編)完璧な間違い(後編) ◆/P.KoBaieg 122 コンパスを失い道に迷った人間は、こんなにも愚かになるの ◆iWNzks43D6 130 泥の川に流されてたどりついたその先に ◆rsExvlHLf. 1... -
◆iWNzks43D6 氏
◆UcWYhusQhw 投下した作品 No. タイトル 登場人物 時刻 100 I do not die; cannot die 朝倉純一、小町つぐみ 一日目 午前 109 阿修羅姫と夢の国の王様 トウカ、坂上智代、鳴海孝之、土永さん 一日目 昼 116 ただこの願いだけが、私を走らせる力になる 朝倉純一、小町つぐみ 一日目 日中 122 コンパスを失い道に迷った人間は、こんなにも愚かになるの ハクオロ、神尾観鈴、二見瑛理子、春原陽平 一日目 日中 135 青空に羽ばたく鳥の詩 ハクオロ、神尾観鈴、二見瑛理子、国崎往人 一日目 午後 142 カニとクラゲと暫定ヘタレの出会い 蟹沢きぬ、小町つぐみ、朝倉純一 一日目 夕方 151 童貞男の疑心暗鬼 北川潤、伊吹風子、古手梨花 一日目 夜 165 もう二度と 迷わないと 誓えるこの想い 小町つぐみ、朝倉純一、蟹沢きぬ 一日目 真夜中 16... -
第三回放送までの死者
第三回放送までの死者 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 日中 咲耶 倉成武 120 サプライズド・T・アタック(前編)120 サプライズド・T・アタック(中編)120 サプライズド・T・アタック(後編) 刺殺(心臓を一突きにされる) 投げナイフ 日中 赤坂衛 川澄舞 126 私の救世主さま(前編)126 私の救世主さま(後編) 射殺(機関銃で蜂の巣にされる) ブラウニング M2 “キャリバー.50” 午後 涼宮茜 鳴海孝之 131 再会、混戦、決戦/Blue Tears(前編)131 再会、混戦、決戦/Blue Tears(中編)131 再会、混戦、決戦/Blue Tears(後編) 刺殺(背中に斧が刺さる) 斧 午後 鳴海孝之 宮小路瑞穂 131 再会、混戦、決戦/Blue Tears(前編)131 再会、混戦、決戦/Blue Tears(中編)131 再会、混戦、決戦/Bl... -
第三回放送までの本編SS
第三回放送までの本編SS 【日中】 No. タイトル 作者 登場人物 114 This is the Painkiller ◆tu4bghlMI 氏 国崎往人 115 憎しみの環の中で ◆guAWf4RW62 氏 トウカ、坂上智代 116 ただこの願いだけが、私を走らせる力になる ◆iWNzks43D6 氏 小町つぐみ、朝倉純一 117 歩き出す ◆/Vb0OgMDJY 氏 アセリア、宮小路瑞穂、涼宮茜 118 心のかたち、愛のかたち ◆VtbIiCrJOs 氏 ネリネ 119 失ってしまった代償はとてつもなく大きすぎて ◆A6ULKxWVEc 氏 土見稟、蟹沢きぬ 120 サプライズド・T・アタック(前編)サプライズド・T・アタック(中編)サプライズド・T・アタック(後編) ◆4JreXf579k 氏 水瀬名雪、白鐘沙羅、月宮あゆ、前原圭一、遠野美凪倉成武、咲耶、佐藤良美 121 ... -
【うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄】
【うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄】 ハクオロ 20 026 おはぎと仮面と校内放送と私 ◆rnjkXI1h76 056 連鎖する誤解~chain misunderstanding~ ◆3Dh54So5os 060 眠り姫目覚める時――/――皇の策略 ◆Noo.im0tyw 066 そこには、もう誰もいない ◆Qz0e4gvs0s 073 陽のあたる場所(前編)陽のあたる場所(後編) ◆Qz0e4gvs0s 086 禁止区域侵攻――/――解放軍 ◆Noo.im0tyw 103 星の館 ◆/Vb0OgMDJY 111 完璧な間違い(前編)完璧な間違い(後編) ◆/P.KoBaieg 122 コンパスを失い道に迷った人間は、こんなにも愚かになるの ◆iWNzks43D6 130 泥の川に流されてたどりついたその先に ◆rsExvlHLf. 135 青空に羽ばたく鳥の詩 ◆iWNzks... -
手を取り合って飛び立っていこう
手を取り合って飛び立っていこう ◆UcWYhusQhw 【episode4:まどろみの輪廻 act:武、きぬ、瑞穂、沙羅、梨花、羽入、鈴凛、メカ鈴凛、? ~瑞穂~】 私達が島を離れて1時間ぐらいたった後だろうか。 「なー! あれ陸じゃねーのか!?」 「え、本当!?」 きぬさんの声に皆がいっせいに窓の方を向いた。 でも元々狭いのにそんなに集まったら 「痛いよ! 倉成!」 「わ、悪い!」 押されて凄く痛い。 「はい、陸が見えたのでそちらに向かいます」 メカ鈴凛さんの声が響く。 そうか、やっと戻れるのか。 やっと終わりなんですね。 私は誰にも気付かれるの事なく安堵の息を吐いた。 なんか疲れがどっと出た。 早く着かないかな。 「着岸します!」 その声が聞こえた瞬間大きな衝撃が私の体を襲う。 「きゃああ!!」 「が! 何て荒い着岸だよ」... -
101~150
101~150 No. タイトル 作者 登場人物 101 それぞれの出会い。 ◆jWwIlynQcU 月宮あゆ、水瀬名雪、白鐘沙羅、前原圭一、遠野美凪、倉成武、咲耶 102 知る者、知らざる者 ◆g8qXEEkC.6 オボロ、トウカ、千影 103 星の館 ◆/Vb0OgMDJY 高峰悠人、衛、ハクオロ、二見瑛理子、神尾観鈴 104 来客の多い百貨店 ◆56WIlY28/s 北川潤、伊吹風子、古手梨花 105 武人として/鮮血の結末 (前編)武人として/鮮血の結末 (後編) ◆guAWf4RW62 トウカ、千影、ネリネ、川澄舞、オボロ、芙蓉楓 106 太陽をつかんでしまった(前編)太陽をつかんでしまった(後編) ◆tu4bghlMIw 一ノ瀬ことみ、佐藤良美、大空寺あゆ、時雨亜沙 107 たとえ、愚かな考えだとしても ◆jWwIlynQcU 春原陽平 108 やわらかい風の中で ◆No... -
そらのむこうまで広がる未来
そらのむこうまで広がる未来 ◆UcWYhusQhw 【episode1:いとしいきもち act:武、きぬ、瑞穂、沙羅、梨花、 ~武~】 この島に連れてこられ殺し合いを強要されてから約3日間。 俺達は必死に抗って遂にはあのディーを倒した。 アセリアの命と引き換えに。 アセリアだけじゃない。あゆも優も失った。 「アセリアさん……アセ……リアさん……馬鹿です……勝手に決めちゃって……」 瑞穂の声が悲しく響く。 声が出ない。 何をいえば云いかなんかよく解らなかった。 瑞穂とアセリアにはきっと誰にも分からないほどの絆があったと思う。 そんな瑞穂だからこそここまで悲しんでると思った。 でもこのまま泣いていられる訳には行かない。 失った命は二度戻ってこない。 だけどその人達の思いは残された者に残るから。 圭一、智代の思いが俺に継がれたように。 ... -
泥の川に流されてたどりついたその先に
泥の川に流されてたどりついたその先に ◆rsExvlHLf. ひとまずは新市街に出て情報を集めることに決めた智代とトウカ、二人は現在C-3の森を北上している。 もちろん移動しながらの情報交換は欠かしていないのだが――いまいち捗っていない。。 まずはお互いの出自からと始めたのがまずかった。 なにしろ片や小国トゥスクルの忠臣、片や日本の一高校の生徒会長、話が噛みあうはずがない。 さらに二人とも生真面目な性格であるため、相手の話で分からない箇所があれば遠慮せずに質問をする。 その結果現在までの移動時間の大半をお互いの自己紹介に使う羽目になってしまった。 しかも、トウカは智代の立場を「遠国日本の一集落、光坂高校の長」と解釈し、 智代はトゥスクルやエヴェンクルガの名称や文化に聞き覚えが無いのを自分の無知故と片付けると何かずれている。 しかし話は理解できなくとも、お互いについての理... -
朝焼けと青空の境界線を越えて
朝焼けと青空の境界線を越えて ◆tu4bghlMIw 「……もうすぐか」 T字路。先頭を行く悠人さんの声にボクはハッと意識を取り戻した。 ここまで特に誰かに襲われる事もなく、やって来る事が出来たけど結構な距離を歩いてきたせいで脚はパンパン。 地面にへたれ込んでしまう程ではないけど、延々と続く無言の行脚に少し頭もボンヤリしていた。 (何故か知らないけど悠人さんはあの後黙り込んでしまった。千影ちゃんがあまり自分から話そうとしないのはいつもの事だけど) だから、気付いた時には視界は悠人さんの背中で一杯。つまり衝突寸前と言う奴だ。 "危ないっ!"と声に出す暇ももちろん皆無。身体ごと倒れこみそうになる。 この時ボクに出来る事はせいぜい、瞳を閉じて衝突の恐怖から目を逸らす事くらいだった。 「……あ、れ?」 ……痛く、ない? 何で? 静... -
戦の前。
戦の前。 ◆jWwIlynQcU 「あれから10分、動きはありませんね……」 ホテルのコントロール室に戻ったネリネは、室内の照明を落とし防犯カメラモニターと システム制御用コンピュータのディスプレイを交互に見て各階の状況を監視していた。 だが、いずれの階にも動きは無い。 やはり自分以外の人間はこのホテルにいないのだろうか……。 (そんなことは無いはずです。これだけの規模ならば、休息の場としてすでに何人か 隠れていると考えるべきでしょう) だが、客室から誰かが出てくる様子は無い。 これだけの客室があるホテルならどこかの階の廊下に誰かの姿が映ってもいいはずだ。 「もし出てこられないのでしたら……いやでも出てきていただきましょうか」 そう言うやネリネは制御コンピュータの空調を受け持つ一台のマウスを握り、 マニュアルにあったとおりの操作を行な... -
This is the Painkiller
This is the Painkiller ◆tu4bghlMI ――初めて人を殺した。 それがほんの十二時間前のことだとは到底思えない。 俺がこの手で罪の無い命を散らしてから、もう数え切れないくらいの時間が立っているような気分だ。 この一二時間で幾つの命を奪ったのだろう、思い出す。 ゲームが始まってすぐに出会った少女、エルルゥ。 心の底から幸せになるような、気持ちの良い笑顔が印象的だった。 今も公園のベンチで永遠の眠りについているのだろうか、倉田佐祐理。 最後まで、その命燃え尽きる最期の一瞬まで俺を許そうとしていた。 そして笑ってくれた。 エスペリア。誰よりも苦しい死に方をさせてしまった事に偽善と分かっていながらも心が痛む。 真っ向からの勝負では完全に敗北していた。しかも銃と木刀という圧倒的な戦力差を物ともせずに彼女は勝った。 俺にト... -
三人でいたい(Ⅰ)
三人でいたい(Ⅰ)◆tu4bghlMIw 《LeMU第二層「ツヴァイト・シュトック」ファンタジーランド(第四区画)――アリス・イン・ナイトメア》 ひたり、 ひたり、 ひたり、 血が落ちる。クリーム色の歩道を赤い斑点が汚した。 被弾した脇腹に応急処置は施したが、もはや純白の包帯は赤く染まり用を為さなくなっていた。 ひたり、 ひたり、 ひたり、 血が落ちる。ゆっくりと、掻き消えるように意識が虚無へと向かう。 少女が持っている武器は一本の剣だけだった。 拳銃は遊戯を通して百発以上の弾丸を全て撃ち尽くし、ただのガラクタとなった。 最強の武器として島に殺戮の雨を振りまいた重機関銃の弾も一発だって残っていない。 小さな手斧も鎌もとっくに向かってきた兵士に投擲してしまった。 永遠神剣第七位「存在」――幾人もの人の血を啜りながら、未だ美... -
桃源の夢
桃源の夢 ◆TFNAWZdzjA 「ひっ……ひぃ……ひあっ……!」 まもなく時刻は夕刻になろうとしていた。 黄昏が辺りを橙色に染め上げ、木々は日の光の加護から遠ざかって黒く染まり始めている。 そんな森林を、疾走……否、飛翔する存在があった。 扇動マーダー、土永さん。 オウムならではの声真似、そして主催者の名を騙って殺人肯定者を作り出す悪魔の凶鳥。 未だ誰一人として手を下してはいないが、間接的に多くの参加者の命を奪った存在。間違いなく惨劇を加速させる絶対悪だ。 相沢祐一と霧夜エリカは、彼の術中に嵌まり……悲しい誤解の連鎖によって殺された。 赤坂衛は主催者と偽った彼の言葉に騙された、川澄舞によって殺害された。 涼宮茜は彼の詐術によって殺し合いを肯定してしまった宮小路瑞穂と仲違いし、最終的には同じく手駒だった鳴海孝之によって生涯を終えた。 も... -
血塗られし予言
血塗られし予言 ◆3Dh54So5os 「まさか、こんなことになるなんてね……」 少女――、芳乃さくらは夜空にぽっかりと浮かぶ月を見上げながら呟いた。 周囲の景色はまったく見覚えのないものだったが、さざ波が打ち寄せる浜辺を照らす月だけは初音島で見るそれと変わらない。 そんな些細なことにさえ安堵感を覚えながら、さくらはため息混じりに呟く。 「環ちゃん……あの予言はこのことを言ってたんだね……」 あれはいつのことだっただろうか? つい最近のことだったはずなのに、随分と昔の事のように思える。 さくらは今が殺し合いの真っ最中であることも忘れて、あの時のことに思いを馳せる。 話は、四日前の放課後に遡る―― ◇ ◇ ◇ 「さくら様、少々お時間宜しいでしょうか?」 多くの教師が部活動の顧問として出払った放課後、さくらのもとを訪ねた胡ノ宮環は開口一番、... -
戦う理由/其々の道(前編)
戦う理由/其々の道(前編) ◆sXlrbA8FIo 森の中を疾走する影が一つ。 拳銃を片手に鬼のような形相で走るその影は坂上智代と呼ばれた少女だった。 だが怒りに支配されたその表情は昔の面影など最早残ってはおらず、知人でも一瞬では彼女とわからないほどであった。 ハクオロを殺す為、その仲間を殺す為、彼女はひた走る。 目的はそれだけ、他に考えることは何もない。 だが気持ちとは裏腹に全身を痛みが襲う。 自分が思っている以上に走るだけで体力が消費されていくのがわかった。 (もうじき夜が明けるな) 先急いでこの疲労が溜まっているところに、夜に休息を取った人間が現れたら自分の不利は否めない。 少しでも休息を取るか――と考え足を止めようとしたその時、智代の視界に一つの建物の姿が見えた。 すぐさまバックを広げる、おそらく位置と外見から察するにホテルであろう... -
小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編)
小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) ◆UcWYhusQhw ボクが目を開けたときには凄い風景が待ち受けていた。 空を見上げれば一面のピンク。青い空なんか見えなかった。 それは桜。本当に沢山の桜。 桜が舞散る中にボクはいた。 あ、あり? でもなんかおかしいぞ? たしかボクは殺し合いの中にいたはず。 なのにボクは呑気にベンチなんかに座っている? 訳解んないぜ。 「おーい! 蟹沢!」 混乱するボクに呼びかけながら走ってくる人がいる。 それはあの島で出会った大切な人。掛け替えのない人。絶対失いたくない人。 その顔を見るだけで笑いたくなる、本当に。 走ってくる少年は朝倉純一、大好きな人だった。 「悪い、待たせたようだな」 純一は息を整えながらそう言った。 両手には何故かクレープ。 男が両手で持ってるこの状態はとてもシュールな風景だった。 「ほ... -
風の辿り着く場所(後編)
風の辿り着く場所(後編) ◆sXlrbA8FIo 俺が撃ったそれは、派手な音を立てながら真横にあった木の枝を折り進み、そしてその根元へと静かに落ちてきた。 慌ててそれに駆け寄るとそこには予想していた通り、一匹の鳥が横たわっており その首には、俺たちが付けられているものと同じ形状をした首輪がつけられていた。 「やっぱり反応はこれだったみたいです」 言いながら風子が鳥をつんつんと突いていた。 反応は無い……だが死んでいるわけではないようだ。 「でも、こんな鳥にまで首輪をつけてるなんてどう言う事なのかしら。まさか鳥まで参加させられてる事なんてあるわけないでしょうし」 「さあ? 風子にはそんな難しい事わからないです。でも」 「でも?」 「こんなレーダーを支給品として出すぐらいなんですから、混乱させようとするぐらいの事はしてきてもおかしくないですか?」 「... -
忘れていた感情
忘れていた感情 ◆/Vb0OgMDJY ――――――次の放送で会えることを祈っているわ。』 鷹野の悪趣味な放送が終わった。 けど、そんなものはとっくに頭の中を素通りしていた。 禁止地帯とやらを記した地図を持ったまま、私は呆然と立ち尽くしていた。 「…………詩音、……レナ」 私の最高の仲間たち――共に6月を越えたい思う友人たち――その仲間たちが――死んだ。 「……結局、私の望みは叶うものではなかったという事かしらね」 仲の良い友人達と共に毎日を過ごしていきたい、ごく普通の人生を歩んでいきたい。 そんなささやかな願いが、どんなに努力しても叶わないものだなんて、誰が思うのだろう。 百年近くも努力し続けて、結局私は理想の未来を掴むことは出来なかった。 ―――そう「出来なかった」、既に過去形だ。ここに羽入はいない、つまり起こってしまった結果は変... -
紛れ込む悪意二つ
紛れ込む悪意二つ◆sXlrbA8FIo バットを片手にスバルは住宅街を疾走していた。 先ほど耳に届いたけたたましい音が、彼の中に焦りを呼ぶ。 きぬやレオの姿が頭に浮かび、彼らの身に何かが起きたのではないかと思うと気が気ではなかった。 新一の死体と二人の姿が思わずダブり、彼の足はますます速度を上げ駆け続けていた。 荒ぶる呼吸をゆっくりと整えながら、たどり着いたのはつい先ほど朋也とオボロの戦闘によって荒れ果てた震源地。 身を隠しながら覗いたそこは、火薬の匂いが立ち込め、わずかに残る煙と抉られた地面が間違いなくここで何かがあったことをスバルに認識させる。 幸いにもあたりには誰の姿も見えなかった。 それでも警戒を一切緩めることなくスバルは一歩一歩近づき、周囲を見回す。 だが、何があったかを示すような手がかりはまったく落ちてはいなかった。 「ちっ……二人... -
傀儡のアセリア
傀儡のアセリア ◆KZj7PmTWPo 「…………」 塩分を含んだ息吹が鼻を強く刺激させ、耳朶を打つのは静かな小波の音色。 広大で見果てぬ大海が、少女の視界を埋め尽くしていた。 空と海面を区切る水平線は、夜の闇に覆われて判別も付かない。 何処までも深い黒色の水面に浮ぶ月光が、幽鬼のように朧げと揺れる。 その様を、堤防に立つ少女はぼんやりと眺めていた。 自然が奏でる光景をジッと見据える姿は、傍から窺えば無関心と思えるほどに表情の揺らぎが見当たらない。 喜怒哀楽を欠いた様な能面さと淡紫色の長い頭髪が、返って月夜の中では幻想的な程に際立たせていた。 揺らめきのない純粋な瞳は、一体何を想うのか。 彼女は先に述べた“人間”の言葉を脳裏で反芻させる。 ――殺し合いをしてもらうためよ。 そう、言っていた。 『殺し... -
風の辿り着く場所(前編)
風の辿り着く場所(前編) ◆sXlrbA8FIo 林の中を一台の自動車がゆっくりと走っていた。 否、走っているというよりは暴れていると取ったほうが正しいだろう。 道なき道を走る車を止めてやろうと言わんばかりに木々が視界を塞ぎ進行を邪魔している。 そして舗装されていないでこぼこな地面が車体を大きく車を揺らしていた。 迫り来る木々を交わしながら走行を続けていた車ではあったが、おもむろに速度を落とし呼吸を止めるようにエンジン音を落とした。 おとなしくなった車のドアが勢いよく開き、降りてきたのは二人の子供の姿――北川潤と古手梨花だった。 「……さすがにこれ以上は車だと危険だな」 「そうね……むしろよく今まで生きていられたと思ったほうが正しいわ」 皮肉を込めながら、梨花は車の前面を見やりながら言う。 元々が無事とは言いがたかったその車体はすでに細かい傷だらけで... -
【永遠のアセリア -この大地の果てで-】からの出典
【永遠のアセリア -この大地の果てで-】からの出典 永遠神剣とは『アセリア』世界観における、所持者を選び超絶的な力を与える武具である。 マナやエーテル(『アセリア』世界に偏在する生命エネルギー、アセリアたちスピリットはマナで構成されている)を吸収しパワーアップする。 本来は持ち主とペアの存在であり、持ち主にもっとも適合した形状をとる。 また永遠神剣にはそれぞれ位階があり、位が小さいほど強力な力を持つ。 永遠神剣と契約すると、飛躍的な身体能力の向上、他の永遠神剣の存在を感じ取れる、等の利点が得られる(こういった能力も、位が小さい神剣程強力)。 尚、青のスピリットは威力重視の直接攻撃や魔法の相殺、緑のスピリットは直接防御や防御的なサポートスキル、 黒のスピリットは手数重視の直接攻撃や攻撃的なサポートスキルを、赤のスピリットは攻撃魔法をそれぞれ得意としている。 又エト... -
哀しいと云えず云わず強がる理由を教えて/生き続ける事にきっと意味があるから。諦めないで、生きることを
哀しいと云えず云わず強がる理由を教えて/生き続ける事にきっと意味があるから。諦めないで、生きることを◆UcWYhusQhw ――教えて”強さ”の定義 自分 貫くことかな それとも自分さえ捨ててまでまもるべきもの守る事ですか? (ここに来たら叩き潰すだけ……ただそれだけなんだ) 自分は未だに迷っていた。もうすぐ参加者がこちらに来るというのに。 振り切ろうにも振り切れない。 彼らが大神に抗うことなど出来る筈が無い。 ここで叩き潰すのがせめてもの情け。 そう思っているのに。 (何故だ……何故それを自分は受け入れる事ができない……自分は彼らの足掻きを認めるのか?……いや認めてはいけない……いけないんだ) そう認めてはいけないのだ、彼らの足掻きを。 認めれば何かが音を立てて崩れてゆく気がして。 例えそれが自分の意志に反していても。 (... -
求め、誓い、空虚、因果(後編)
求め、誓い、空虚、因果(後編) ◆TFNAWZdzjA 「っ……!!」 アセリアは驚愕した。目の前の青年に目を見開いた。 本当に酷い状態だ。左腕は不自然に折り曲がり、もう動くことはないだろう。己の血と殺してきた者の返り血に染まった彼は修羅にすら見える。 だが、瑞穂にはそうは見えなかった。数時間前に戦った往人は、紛うことない羅刹の者だったはずだ。 それが今はどうだ。血だらけで戦うその姿には恐怖するし、困惑する。それは変わらないのに……どうしてその姿が尊いなどと思ったのだろう。 「立ち上がるのなら……また、倒すだけっ……!!」 「……来いっ!」 再び戦いが始まった。往人は銃を構え、アセリアは鉄パイプを振るっている。 二見瑛理子は自分にできることを模索する。銃に慣れていない者がトカレフで援護するなんて自殺行為だと理解している。 ならば、自分が... -
終着点~侵されざるもの~
終着点~侵されざるもの~ ◆/Vb0OgMDJY 「む……?」 赤い、色? 今しがた視界に入った色に、僅かに意識を向けた。 現在地は良くはわからないが、この辺りに赤い色が見えるようなものは、 ……否、この島で赤い色というと心当たりは一つしかない。 だがそれは、このように遠くから見えるようなものでは無い、と考えたところで、漸くそれの正体が理解出来、同時に我輩は手近な木の枝へと降下した。 そうして羽を休めながら、その考えが間違っていないことが確認できた。 「炎……だと?」 この距離でも、僅かに揺らめいて見える赤。 そこから薄く立ち上る黒い煙。 そして、その根元に見え隠れする白い建物。 此処からでは判別出来ないが、何らかの施設、で火事が起こっているのだろう。 そのこと自体は別にどうでもいい。 いや、良くはないが、別段気にかける必要の無い現象だ、少な... -
うたかたの恋人(後編)
うたかたの恋人(後編) ◆tu4bghlMI 病院に向かう足が無意識に速くなる。 駄目だ……焦ってはいけない。急いては事を仕損じるというではないか。 悠人と別れてから私は一路病院を目指していた。 武がゲームに乗っている、という佐藤良美の台詞は苦し紛れにしてはあまりにも陳腐。 口から出任せを言うにしてももう少しマトモな発想は無かったものかと失笑を隠し得ない。 例えば武が積極的に殺し合いに乗る、と仮定すればその理由は何だろうか。 恐怖に脅え、ただ生き残る為に周りの人間を攻撃する? 私を生き残らせる為に他の人間を皆殺しにする? 馬鹿馬鹿しい。どちらも在り得ない。彼に限ってなら100%、という冠詞を付けても構わない。 武はそんな臆病な人間でもないし、私と彼の関係も一方的な依存から成る薄っぺらいものではないのだ。 互いに相手の力を認め、全幅の信頼で結ばれて... -
ゲーム終了までの本編SS
ゲーム終了までの本編SS 【夜】 No. タイトル 作者 登場人物 206 守りたいもの/さよならの囁き(Ⅱ)(前編)守りたいもの/さよならの囁き(Ⅱ)(後編) ◆guAWf4RW62 氏 宮小路瑞穂、アセリア、一ノ瀬ことみ、大空寺あゆ、古手梨花、白鐘沙羅 207 牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(前編)牢獄の剣士(Ⅱ)――夢想歌――(後編) ◆0Ni2nXIjdw 氏 川澄舞、桑古木涼権、ヒエン、田中優美清春香菜 208 機神胎動 ◆tu4bghlMI 氏 メカ鈴凛 209 ワライ ◆0Ni2nXIjdw 氏 鷹野三四、富竹ジロウ、ディー、鈴凛 三日目 【夜中~深夜】 210 We survive(前編)We survive(後編) ◆/P.KoBaieg 氏 宮小路瑞穂、アセリア、大空寺あゆ古手梨花、白鐘沙羅、川澄舞、倉成武、蟹沢きぬ、羽入 【黎明】 211 宮小路瑞穂... -
【主催・その他の登場人物(超ネタバレ)】
【主催・その他の登場人物】 【ひぐらしのなく頃に 祭】 鷹野三四 17 000 オープニング 072 第一回定時放送 ◆tu4bghlMIw 113 第二回定時放送 ◆guAWf4RW62 146 第三回定時放送 ◆4JreXf579k 158 「塔-THE TOWER」「正義-JUSTICE-」(前編)「塔-THE TOWER」「正義-JUSTICE-」(後編) ◆tu4bghlMIw 169 第四回定時放送 ◆UcWYhusQhw 182 第五回定時放送 ◆TFNAWZdzjA 190 CARNIVAL ◆tu4bghlMIw 198 小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編)小さなてのひら/第2ボタンの誓い(後編) ◆UcWYhusQhw 199 第六回定時放送 ◆/Vb0OgMDJY 200 ブルーベリー・パニック/決戦の幕開け~宣戦布告~(前編)ブルーベリー・パニック/決... -
私の救世主さま(前編)
私の救世主さま(前編) ◆tu4bghlMI 「あひっ、あかかかかかかかかかかかか」 また、深い森の中に彼の奇妙な声が響いた。 鳴海孝之は狂っている。 ソレは常日頃の彼を知っている人間であれば誰であろうと気付く事実だ。 だが、それはあくまで彼の"普通"を知っている人物にとっての話。 つまりは彼を激しく罵倒し、失望のあまり侮蔑の視線で彼を射抜いた涼宮茜。 汚い言葉で彼の事を馬鹿にしながらも、どこか彼を見捨て切れていない大空寺あゆ。 もっとも彼女に関しては、未だこの島において鳴海孝之と接触していない事がその原因なのだが。 今の彼が彼女にとって、何の感慨も生み出さない肉のような存在である事を否定する要素は一つも無い。 そう、そんな彼女達が、この変わってしまった鳴海孝之と出会ったとしたら、どのような反応を取るか。 近いようで遠いその未来... -
200~最終話
200~最終話 No. タイトル 作者 登場人物 201 ひと時の安らぎ ◆/Vb0OgMDJY 川澄舞、遠野美凪 202 私たちに翼はない(Ⅰ)私たちに翼はない(Ⅱ)私たちに翼はない(Ⅲ)私たちに翼はない(Ⅳ) ◆tu4bghlMI 川澄舞、遠野美凪、ハクオロ、大空寺あゆ、蟹沢きぬ、白鐘沙羅、倉成武、坂上智代、鷹野三四、桑古木涼権、ハウエンクア、ディー 203 命を懸けて(前編)命を懸けて(中編)命を懸けて(後編) ◆4JreXf579k 倉成武、坂上智代、月宮あゆ、蟹沢きぬ、鷹野三四、ディー 204 それぞれの「誓い」(前編)それぞれの「誓い」(後編)「求め」そして、「 」 ◆/Vb0OgMDJY 宮小路瑞穂、アセリア、一ノ瀬ことみ、古手梨花、大空寺あゆ、白鐘沙羅、桑古木涼権、ハウエンクア 205 さくら、さくら。空に舞い散るのは…… ◆UcWYhusQhw 倉成武、蟹沢きぬ、... -
知る者、知らざる者
知る者、知らざる者◆g8qXEEkC.6 急な石段を昇り切ると、そこは古ぼけた神社だった。 「アカサカ殿はまだいらしていない様だな」 無人の境内を見回しながら呟かれたトウカの言葉に答を返す物は無い。 彼女の同行者の一人である千影は顔を青くしながら頷き返し、 もう一人のオボロに至っては、ただ何かに憑かれたように黙りこくっているだけだった。 「ま、まあ、まだ約束の時刻までには時間があるようだからな……さ、千影殿、奥の社で休息をとりましょう」 続くトウカの言葉にも二人は同じ反応を示し、社に向かう三人の間には再び沈黙が舞い降りる。 (……まったく。千影殿はともかく、オボロはいったいどうしたというのだ?) 思えば、この島で再会した時からオボロの様子はおかしかったのだ。 千影殿と互いの支給品等について会話していた時も、何か心に引っかかる事でもあったのか、終始上の空な様子だった。 ... -
銀の意志、金の翼
銀の意志、金の翼 ◆VtbIiCrJOs それは本当に偶然だった。 佐藤良美の最期を看取った後、我輩はひとまずこれまでの情報を持ち帰るべく帰路に着いていた。 その矢先だった。 銃声。 怒号。 悲鳴。 我輩の後方よりその音が聞こえてきた。 「……我輩にどうしろと」 何者かが襲われているのは間違いは無い。 だから我輩はどうしろと――? 「くそ……っ」 これは様子を見に行くだけ、 そこから先は我輩の出る幕では無い…… そう自分に言い聞かせ我輩は音がした方向に飛んで行った。 そしてほどなく我輩の眼下に広がる光景、 槍を振り上げた少女。 大地に蹲る少女。 槍を持った少女はつい先ほど佐藤良美を殺害した者。 襲われている者は灰色がかった茶髪の少女。この島で初めて見る顔。 我輩の役目は槍の少女についての情... -
悲しみの傷はまだ、癒える事もなく
悲しみの傷はまだ、癒える事もなく ◆/Vb0OgMDJY 耳障りな放送は終わりを迎えた。 「……畜生ぅ…………馬鹿にしやがって!!」 人の神経を逆撫ですることを目的に考えられたような内容、 梨花の隣で小休止しながらメモを取っている北川潤が怒りと悔しさの篭った声を上げた。 だが、古手梨花にとっては多少の意味がないわけではなかった。 「ハウエンクア」 全く聞き覚えの無い名前。 鷹野が「東京」の中でどのくらいの地位に居るのかは知らない。 だが、梨花の知る限り鷹野が好きに使える人間は入江機関の構成員のみのはずだ。(最も富竹も頼まれればイヤと言えなそうだが) そして入江機関の人間で、鷹野の代役になりそうな人間と言えば小批木あたりのはずなのだが、そこに全く知らない人間が来た。 鷹野に「東京」以外の協力者がいるのはこれで確実と見ていい。 最も、ほとんど確定だと思っていた事柄が事... -
If...~I wish~ -you-
If...~I wish~ -you- ◆Noo.im0tyw 紅に染まる髪を振り乱し、後ろを振り返ることもせず、暑い日差しを浴びながら 抱えきれない不安を抱いて『白河ことり』はただ走る。 息を切らして森を抜ければ、そこに広がるのは半壊している神社であった。 ことりは胸の動機を押さえながら、そっと中を覗いてみる。 「ひどい…・・・なんで、こんな……」 ことりは余りの恐怖にその場に膝をつく。 そこにあるのは、男と女の死体が1つずつ。どちらの死体も血の水溜りを形成し、その周りには使ったであろう武器が散乱していた。 鉈に銃、そしてそれに込める弾丸。挙句の果てには、ジャムや図鑑、リボンなんて物もあった。 大量の武器を使った死闘の成れの果て……。 ことりの眼下にはその光景のみが広がっていた。 (いつまでも、このままじゃだめだよね……) 未だ恐怖で震え... -
シャムロックを散らした男
シャムロックを散らした男 ◆tu4bghlMI ――殺した。 あんなに小さな子供を。 しかも、明らかにユズハよりも年下の少女を、だ。 俺は戦士だから。無抵抗であれ、目的のために男を殺す事に躊躇はしない。 今までもそうして生きて来た。 だが、何の抵抗もしない人間を殺した事は今まで一度も無かった。 当たり前だ。俺はそこらの蛮族とは違う。兄者に出会う前は義賊として、そして出会った後はトゥスクル国の将軍として働いて来たのだ。 そして、その行程には確かに信念があった。正義があった。それも大義の中の死、と全てを割り切ることが出来ていた。 では今の俺は何なのだろう。 最後に彼女、四葉のために自分が"兄"であると偽り、笑顔で逝った彼女を見てちっぽけな良心を満たしている。 これを偽善と言わずして何と言うべきか。 兄者のために捧げた剣を、本当にこんな事... -
守りたい。ただ貴方だけを。貴方が生き続ける未来を。守りたい。優しさに包まれた、貴方の気高い心を
守りたい。ただ貴方だけを。貴方が生き続ける未来を。守りたい。優しさに包まれた、貴方の気高い心を◆UcWYhusQhw ――崖っぷちに立たされた時 苦難が僕の腕をつかみ 自分自信の在りかがはじめて見えたんだ 「ヒエン……何がおきたってんだよ」 おぼろげな意識の中できぬ殿の声が聞こえる。 自分に何が起きたというのだ? きぬ殿の手を取ろうとして、その後に変な音が聞こえて自分は地に伏せていた。 その疑問に答えるかのように男の声が聞こえてきた。 「やっぱり鷹野様の言った通りだ……この裏切り者め!」 「ああ……元々怪しいと思っていたが」 「なんだよー! お前ら!」 「俺達は山狗の雲雀部隊の者だ。その男、ヒエンが裏切らないか見張っていた」 「案の定裏切りおって……まあ始末はするから問題ない」 ああなるほど……鷹野殿の指図か。 やはり自分は裏切ると思... -
命を懸けて(後編)
命を懸けて(後編) ◆4JreXf579k 前原圭一の強さの秘訣が強く信じる心にあったのなら、その者の強さの秘訣は諦めないことにあるであろう。 どんな最悪の状況でも決して投げ出さず、最後まで可能性を信じる不屈の心。 倉成武はそういう強さをもっていた。 だからこそ崩壊の危機に揺れるLeMUでも心を閉ざしていた小町つぐみの信頼を勝ち取り、最善の未来を選び取れたのだ。 そしてこの島でもその不屈の心は健在している。 気絶から回復した武は痛む頭を抑えつつ現状の把握に努め、智代の危機を見るや否や矢のように飛び出し無造作にデイパックの中に手を突っ込んだ。 特になにか目当てのものがあったわけではない。 だが、それが結果的に功を奏した。 武の手にあったのは首輪。 そこにはNo.16と印されている。 つまりこれは厳島貴子の首輪なのだ。 「貴子! 力を貸してくれ!」 最後まで... - @wiki全体から「はばたく未来」で調べる