野村氏のティファへの強い思い入れを指摘した検証

FF7の指揮権を持つ野村氏が、ティファに強い思い入れがある事を指摘した検証

下の画像は野村氏による開発初期の人物相関図。

 ご覧の通り、あるキャラクターのポジションになぜかティファの名前があります。
そのためネット上では「ティファにあのキャラのような設定を与えたかったが、
何らかの都合でティファの役はあのキャラに収まった。
しかし野村氏は自分の思い入れのあるティファをどうしても登場させたかった、
だから○○を殺し、ティファを出すという発案に至ったのでは?」といった憶測があります。

次に野村氏の発言とこの相関図の存在についてですが、野村氏の以下の発言
 「じつは、はじめはエアリスだけで、ティファはいなかったんです。ある日曜の夜、
 ディレクターの北瀬さんに電話で『エアリス殺しましょう、ティファ出しましょう』と提案しました(笑)。
 ヒロインがふたり登場し、片方が死んでしまうというタイプのものがなかったので」(出典:ファイナルファンタジーⅦ解体真書)

 「スタッフの問題点」でも指摘されていますが、これについては野村氏の独断ではないという話もあり、
また、死者の復活について命をテーマとした作品として坂口氏が止めたという説もあります(※ソース無し)
 しかしこの人物相関図の発掘によって、新たな疑問点が浮かび上がってきます。
この相関図はいつの時点の物なのかという点にも絡むのですが、この図と発言を並べると

1)「はじめはエアリスだけでティファはいなかった」という発言に矛盾する
   L相関図のエアリスの役割がティファになっているだけで、本編でのティファの役割のキャラはいなかった説
    L(話のメインになるヒロインの他にヒロイン(本編でのティファ)はいなかった=矛盾なし)
   Lインタビューでの野村氏がこの相関図を出す必要が無いのであえて言わなかった説
もしくは
2)ティファを中心にしたこの相関図案を出したが却下され、エアリスだけがいる形になった
   L野村氏のティファを中心とした案が却下されティファ出演は無くなった=最初からいなかったに矛盾はなし
    Lその後「ヒロインの片方が死ぬ」形にする際、相関図でヒロインだったティファを登場させた?
     Lティファのイベントは後からヘルプの方が追加した説あり(※ソース無し)

 この二つの可能性が浮き上がってきます。
 どちらにしろこの相関図の存在により野村氏が、はじめからからティファというキャラを中心に据えたかった、
ヒロインの片方が死ぬという形を作る際に、却下された案でヒロインだったティファをサルベージして据えた、
これらの考えを持っていたと推測できます。どちらにしろティファというキャラクターに対しての思い入れはかなり強く感じられます。

 坂口氏退職後に至る所でティファが登場するようになりますが、時に「理想の女性」「光を与える存在」と
FF7ではアバランチ(テロ組織)のメンバーであった彼女には多少、
違和感の感じる設定が付いているのは、開発初期の特別な想いがあるのかもしれません。

 もしこれらの検証が事実であったと仮定した場合、
個人的な思い入れでFF7の世界観を後付けの設定で壊したり、ティファだけを過剰プッシュするのは止めて
頂きたいと感じます。FF7ファンはティファだけが活躍するFF7リメイクを待っている訳ではないのです。
Gバイクのような、違和感のあるFF7リメイクにならないよう願います。


 余談ですが、最近のティファはリノアに非常に似てきています。
リノアはインタビュー等で明らかなように野村氏のお気に入りキャラです
 (ただしリノア本人は野村氏作「リノア語録」とは違うキャラになり、お祭りゲームでもほぼ出番はありません)
黒髪、ロングの類似の女性像が目立っているように感じます。

ボイスドラマ時点ユウナ http://imgur.com/zaVxGyS

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最終更新:2017年06月06日 09:42