鏡合わせのクロックワークス
第1.1話 従者たちは森に向かう
さて、セッションとしては日を置いて、改めて。
チュートリアル戦闘としてのミドル戦闘まで終わりました。
ゴーリーチャンピオンを倒し、人族の奴隷も倒し。
ただ、人族奴隷は殺さなかった(相手の生死判定も失敗しなかった)ため、生きてます。
GM:……というわけで、「アンデッドだー!」と騒いでた人たちは、生きてはいますが大人しくなりまし……大人しくさせました。静か。
タウルス:静か(物理)
シエラ:前回、物理的に(戦闘で)黙らせたからな……
GM:これからどうしますか?
シエラ:とりあえず、情報聞くのが丸いのでは? 人族の人たちを起こしましょう。
あ、でも念のため、その前にウィッチポーション(ちょい高級なHP&MP回復薬)のもう。
もったいない気もするけど、オレ、今HP1、MP11だから……。魔香草(mp回復薬草)買っとけばよかったなぁ。
サリー:HP変換ももう使い切ってるからね。
タウルス:じゃあ、「これ……つか……う?」と言って、魔香草渡します。
シエラ:ありがたい。「おう、すまねぇ、タウ」といって吸いましょう。(ころころ)MP22まで回復。
「流石に1日に2回もHP変換を使うとしんどいな……」
サリー:「おとこおんなはおんなおとこに治してもらえー」
ステラ:「そうでした、アースヒール2いきます!」(ころころころころ)合計58回復。
シエラ:「やっぱステラの回復は相変わらず効くな~。」
ステラ:「えへへ〜」
シエラ:「えらいぞ~このこの~」頭わしわし
タウルス:(ステラさんを見ながら)……だがおとこだ。
だがおとこだ。
タウルス:さて、みんなが魔香草とかキメてる間に、倒した人族の人に、ライダー技能で応急手当しておくね。
(応急手当てしながら)「だいじょう……ぶ……?」
GM:ではタウルス君に応急処置をされた人族たちは、目を覚ますとひどく怯えます。
GM/男A:「うわわわわ、なんまんだぶ、なんまんだぶ。あんたたちも死んでるなんて知らなかったんだー、成仏してくれー!」
GM/男B:「誰か―神官さまー!!」
タウルス:「え、ぼくたち……しんでる……の……?」(がーん)
シエラ:「ちょっとお前ら冷静になれ、オレたちがアンデッドに見えるか?」
GM:さて、彼らは相当パニくってるので、落ち着かせてみましょう。
冒険者レベル+精神で目標値23に成功すると、落ち着かせることができます。
……あ、この判定じゃなくても、なんらかの魔法効果を使って落ち着かせたい人はどうぞ。
タウルス:フェアリーテイマーと神官がいない卓でそれをいうか?
GM:いやあ。なにか思いつく人がいるかもしれませんからねー
シエラ:6チェックか。余裕だな!(ころころ→出目5で失敗)……あっ。
ステラ:シエラはほんとにこういう時に外しませんね……
この判定は、サリーとステラが揃って成功。
怯える男たちを落ち着かせることに成功しました。
サリー:「ゾンビじゃないよ!生きてるよ!」
ステラ:「おちついてくださーい!!」(近くにフレイルを振り下ろしながら)
GM:こわいよ。それは落ち着いたんじゃなくて、真顔で「スンッ……」って「大人しく」なったやつだよ。
いずれにせよ、落ち着いてきた人族の男たちは、とりあえず二人で戸惑ったように顔を見合わせています。
……ちなみになんですが、みなさん顔隠したりとかはしてない、よね?
一同:してないですー
GM:ふむふむ。では、貴方がたの顔にばっちり見覚えがあることに気が付いた男たちは、だんだんと顔が明るくなってきます。
サリー:あ、見覚え、あるらしい。
GM:有名人ですからね。ここの戦場で戦ってた有名人ですよ。
GM/男A:「! あんたたちはやっぱり『慈雨神の処刑人(フェトルズ・サンソン)』。
……で、ゾンビじゃなくて、普通に生きてるんだよな」
GM/男B:「ってことは、もしかしなくても、『慈雨神の処刑人』達が活動再開したって噂はほんとだったのか!
俺たちてっきり、奴隷生活が嫌になった誰かが、かつての英雄に縋りたくてでっち上げた与太話かと思ってたよ!!」
GM/男A:「なあなあ。あんたたちがいるってことは、ルドベキア様はどうなったんだ?
蘇生されたのか? また指揮をお取りになるのか?
というか、もしかしてあんたたち今、ルドベキア様に命じられて作戦中だったりするのか!?」
GM/男B:「もしかして、俺たちを解放するために!?」
GM:…と、興奮したように、二人の男たちが大声でまくし立ててくるその裏で、騒ぎを聞きつけた奴隷たちが集まってきました。
どうやら、近くで待機していたようです。
シエラ:……やっぱり、ルドの蘇生は公には知られてないんだな(ぼそっ)
チラリとルドベキアを見る。スタンスをききたい。
GM:ルドベキアに関しては、人が集まってくると明らかに身を隠します。多分、気づかれたくないんじゃないかと。闇夜に紛れて、全力バック。
シエラ:あっ、我らが主が、すごい勢いでバックしていくー……
これはルドベキアが蘇生したってことは知らせないで、我々が独自行動してるという話にするのがよさそうだな。
ステラ:ええと。つまり我々《慈雨神の処刑人》は活動しているのは隠さないけど、ルドベキア様の指揮下だとは伝えない、ってことですよね。
タウルス:もともと隠してくれとは言われていたし、ね。
サリー:じゃあ、こう言おう。ザ・シンプル。「内しょだよ!」
GM:「あ、ああ。まあ、機密事項か……」
サリー:「そーです、きみつなのです。」……奴隷たちの様子って、今どんな感じですか?
GM:うーん、そうですね。徐々に、「慈雨神の処刑人が…?」「俺たち、助かるのか!?」などと、ざわめきと興奮が広がっていっている感じです。
ただ、結構な人数があたりにいたようで、気が付けば周囲には十数人。
ちなみに蛮族は、倒れてる3体以外はいなかったようですね。なので、戦闘などの心配はいりません。
タウルス:うん、じゃあ、自分たちのこと味方だと認識してもらえたなら、「ここで……なにしてた……の?」と聞いてみる。
GM:……そうですね。ここで何をしているかと聞かれたら……(シナリオを確認して)うん。
まずですね。我々この人たちのことをさっきから「奴隷たち」と当然のように呼んじゃってましたが……一応明確に宣言にしておきましょう。
その通り、この人たちは、見た通り蛮族側の奴隷になった人族です。
で、どうして奴隷になんかなってたかといいますと、……ある意味貴方たちにも関係のあることでして。
ステラ:え?
GM:正確には、貴方たちの主人・ルドベキアに関係があります。
ここは、貴方がたがルドベキアの指揮下で戦っていた、かつての戦場です。そして、同時にルドベキアが死んだ戦場でもあります。
ですよね、シエラさん?
シエラ:……ああ。テレポートで飛ぶ前に、なんかGMが言ってたな。ルドが死んだ戦場だって。
GM:以前貴方がたが参加していた戦線は、ルドベキアの死後、一時期一気に人族側が不利になりました。
敗北とはっきり言えるほどのことにはならなかったんですが……
一度、指揮系統が麻痺して、戦線が崩壊しまして。
その戦線崩壊の際に、かなりの数の戦士が殺されるか、あるいは捕虜になりました。
ステラ:ああ……
GM:ここにいる奴隷たちは、そこで蛮族の捕虜になった者たちです。
境遇は様々ですが、今は「ゴーリーチャンピオン」に連れられて、この共同墓地の見張りをさせられているところだったそうです。
ちなみに、ゴーリーチャンピオンも正確には彼らの主人ではなく、奴隷が逃げ出さないためのただの暴力装置のようなものだったそうですね。主人は他にいる。
ちなみに当のゴーリーチャンピオンたちは、この会話の裏で、「用済み」とばかりにタウルス君の手で介錯されていました。南無。
タウルス:(ざっくり介錯しながら)「ぼちの……みは……り……?」
GM:見張りの内容は、「ここで動く死体がわくかどうか見張っておけ」と言われただけで、奴隷さんたちも具体的にどういうことかはわからないみたい。
シエラ:だから最初死体呼ばわりだったのか。
サリー:確かに、動く死体が沸いたように見えただろうなあww
GM/男A:「まあ、アンデッドが湧いたら倒せばいいのかな、くらいにしか……」
サリー:とりあえず、「墓地の見張り」で来てたんなら周りに強い蛮族がうろついてるって確率も高くないでしょう。
GM:うん。一応今のところは周囲は安全だと思ってもらって構いません。……一日後とかになると、わかりませんが。
ステラ:交代人員ならぬ、交代蛮族が来るかもしれませんもんね。
サリー:となると、サリーは今のうちに、奴隷達を引率してとりあえず安全なところに連れていきたい。
このまま奴隷たちを放置すると、またそこらへんの蛮族にゲットされるオチになるだろうから。
でも、ルドベキア公を放っておくわけにはいかないので、自分が引率を担当する間は、他のPTメンバーにルドベキアを任せたい。
タウルス:「ルドベキア公の護衛についていろ」とか言われれば残りますよ。
シエラ:あ、じゃあ実際パーティを2:2で分けるのは丸いし、自分がサリーについてく。
サリー一人に任せきりだと、流石に心配だし。
タウルス:……ちなみにGM、この奴隷さんたち、ミストキャッスルでおなじみの例の首輪ってつけてる?(※1)
GM:趣味的につけたかったけど、ついてないです。
ステラ:趣味ぃ……
タウルス:ん。じゃあ、遠いところまで連れてっても、大丈夫だね……
サリー:(シエラに)「おとこおんな、一番近い人族りょういきはどこか分かる?」
GM:それは見識判定ですかね。目標値は22。
シエラさん一人、危なげなく成功。
シエラ:少し得意げに「それはな! かくかくしかじか(以下情報)」
タウルス:しっているのか、しえら。
シエラ:せいかくにいうとわたしはしらない。中の人(PL)は。
……が、シエラは知ってるんだ! なぜなら見識判定に成功したから!
判定で成功すれば、PLが何も考えてなくても、PCは勝手に賢くなってくれる。
GM:では、ここから西に一日ほど歩いたところに、《血風領》シュナイダーや、《黒華領》リリエンタールなどにほど近いアイヤール帝国隔壁があるだろう、ということがわかりますね。(※2)
そこが一番近そうです。
シエラ:「一日ほど歩いたところ」か、結構遠いなー……
サリー:まあ、戦場が平和な地域から遠いのは世の常です。
……と、いうことで。話がまとまったので、奴隷たちに向かって声を上げましょう。
「それでは、ルドベキア公の死天使サリエルがみなさんを人族りょういきまで送り届けましょう」シャナリ。
GM/奴隷たち:「おおおおお!!」(歓声)
サリー:(PTの方を見ながら)「というわけで、サリーはこの人たちを連れてきますので。みんなは後で合流しよー!」
シエラ:「サリー一人じゃ心配だ。オレもついていこう。死天使だけじゃぁこいつらも死の国まで連れていかれそうだしな」
サリー:「死の国に連れてくなら、まずはおとこおんなからだな」
シエラ:「お、やんのか?」
サリー:「連れてってもいいですよ。ふふん」
シエラ:「このやろ!」
GM:さて、そんなとき。
ステラ:ん?
GM:奥の方から、怒鳴り声と共に、ガンッとなにか固いものを蹴り上げた音がします。……ちなみに、交易共通語で。
シエラ:……交易共通語。人族か。
GM/??:「何を馬鹿なこと言ってんだ!! 『断罪公』と『慈雨神の処刑人』が俺たちみたいな捕虜を助けるわけがないだろう。
スパイが紛れ込んでるかもしれないとか言って、十把一絡げに殺されるか、拷問されるかが関の山さ!!」
サリー:「…………」
GM:そちらを見ると、傷だらけの体をした厳つい男が、貴方がたを睨みつけているのが見えます。
ステラ:どなたでしょう?
GM:とりあえず、貴方がた自身は初対面です。見覚えのない人ですね。
タウルス:「そんなこと……しない……よ……? どうして……そんなこと……いう……の……?」
GM/男B:「だ、ダグラスさん……そうですよ、なんだかんだ言ってこの人たち英雄で……」
シエラ:「なんだかんだ言って」って言うのが微妙に引っかかるなぁ……w
GM/ダグラス:「はっ、お前ら騙されてやがんだ!! 俺は戦場でルドベキアのことを見てきたからな、あの女の残酷さはしってるんだよ!!」
タウルス:「そんなこと……ない……!ますたぁは……やさしい……ひとだ……よ……!?」
シエラ:そういえばルドは、設定的には、勝利のためならどんなことでもする……みたいなことをGMが言ってたな。
GM:ええ。例えばこう、蛮族をおびき寄せるために村丸ごと囮にして、そのまま村ごと焼き払ったり。
タウルス:森を焼いたり。(※3)
GM:……否定はしませんよ?
サリー:「あまりにも無能な上司は後ろから撃ち殺す」とか言ってたなあ。過激派。
ステラ:そう言えば、そうでした……。
サリー:「……。ルドベキア公の死天使サリエルがもう一度告げます。みなさんを人族りょうまであん内します。着いてくる方はついておいでください。」
GM:では、おろおろとしている奴隷たちをかきわけて、ダグラスと呼ばれた傷だらけの男は貴方がたに向かって歩いてきます。
……多分、率先してサリーさんが引率してるように見えるよな、これ。それでは、ダグラスはサリーの方にずかずかと歩いてきて……「殺すなら殺しやがれ。あいつらに変に期待持たせるんじゃねえ」と、吐き捨てるように言いながら、胸ぐらをつかもうとしてきます。
サリー:……ちょっとまもちき。(ころころ)出目は8。
GM:8だとわかんないな。……ああ、もうちょっと正確に言います。
「出目8だとどれくらいの実力かが測れない程度には、強いです」。(※4)
サリー:……ふむ。では、あっちの手が届く距離くらいで銃を構える、それ以上続けて近づくなら発砲する。
GM:なるほど。あなたがたはゴーリーチャンピオンをあっさり倒した実力者ぞろい、ということはわかってますからね……銃を構えられた時点で立ち止まります。
ですが、怯えも引きもしません。胸ぐらをつかむのはやめますが、挑発するような態度も、物言いも変わらない。
サリー:では銃を構えたまま相対しましょう。
GM/ダグラス:「………なんだ。本当のこと言ってるだけだぜ、俺は」
GM:ちなみにどうやら、ダグラスはこの奴隷集団の中でも保護役……と言いますか、兄貴分と言いますか、少し上のポジションの様子。
そんな人が突然そんなことを言い出したので、奴隷たちはおろおろしてる。迷ってるように見える人も出てきました。
サリー:一応確認しておくと、ルドベキアは苛烈な戦い方はするけど「蛮族を殺すために戦う」より「人族のために戦う」、なんですよね?
GM:そうですね。より正確に言うと、フェトル様の信仰的に「罪のない人族のために戦う」です。一応罪人には容赦はしない。
……まあ、ここに居る人々は「罪のない人族」認識かと思いますよ。
サリー:そっか……。あ、あとでフェトル様の教義確認しておこう。
タウルス:とりあえずそれだと、僕たちがこの人たちと敵対する理由はないんだけどなあ……
ステラ:ダグラスさんには私たちは嫌われてる、危険な奴らだと思われてる、ってことですかね……。単純に。
シエラ:「だぁー、お前らをここにおし留めていた蛮族はもうオレたちが殺したんだ!
んでオレたちが安全な人族領まで連れていくって言ってる! これ以上いい話がお前らにあるのか?
あると思う奴らはここに残って蛮族の奴隷を続けてればいいさ!
(サリーをさしつつ)とにかく、今こいつは、こいつなりにお前らのことを気にかけてる。それだけは保証できる」
……と、進まない話にややイラついた様子で言います。
GM:では、ちょっとダグラスは鼻白んだような顔をして。
少しだけばつの悪そうな顔をした後、ぼそっと吐き捨てて貴方がたに背を向けました。
GM/ダグラス:「…まあ、道理だ。俺は、ルドベキアの犬なんかにゃお情けを貰わねえが、ついてきたいやつはついていけばいい」
GM:というわけで、ダグラスさんはついていきませんが、貴方がたについていこうとする奴隷は多いようです。
シエラ:(ダグラスに)「じゃああんたはこれからどうするんだ?」
タウルス:「どこに……いく……の……?」
GM/ダグラス:「あんたたちについてかないだけで、好きに動くさ」といって、背を向けて去っていきます。行こうとしてる方向は……そうだな、一応人族領域の方には見えます。
タウルス:把握。
サリー:「それでは私と自由なる大空が皆さんをあん内します。」
シエラ:「おっ、死天使様はオレの異名も言えたのか」
サリー:「とうぜん! ふふん。(ステラとタウルスに)おんなおとことでかいのはまた会おう!」
タウルス:「うん……わか……った」
GM:OK、じゃあ、いったんパーティ分割で処理しますね。
話し合いの結果、分割している間は、通話のピアスとシエラのファミリアでお互いの様子を確認することになりました。
GM:ふむ、そうだなぁ。では、奴隷を連れて行く方から。
サリー・シエラ:はい!
【シーン切り替え】
~side:サリー&シエラ&奴隷たち~
GM:貴方がたは人族領、アイヤール帝国側に向かいます。
……じゃ、道中無事かなチェック―。1d振ってくださいな。
ちなみに今回は出目が高いほどちょっとめんど、
サリー:(ころころ)5!!
GM:……うん。出目が高いほどちょっと面倒なんだ。
サリー:えへへ。
シエラ:なんで嬉しそうなんだ……
で、出目5を出した結果、PCと奴隷さんたちは、通りかかった森の中で、凶暴な虫に集られることに。
GM:わらわらと虫が寄ってきて、貴方がたの足にまとわりつきます。弱っている奴隷さんなんかは、うまく振り払えなくて肉を食いちぎられたりし始めている。
こう、大きな甲虫とかムカデとか、ジャングルにいそうな奴らがわらわらっとですね……
サリー:ぎゃー。
シエラ:何それこわい……
GM:冒険者技能+知力で、達成値を出してください。フレーバーとしては、まとわりつく虫たちを振り払うために、効果的な策を思いつくかな?みたいな感じ。
ただし、「保存食」を1個ずつ消費することで、達成値を1増やすことができます。保存食を虫に食わせて、自分たちから注意を逸らす、みたいな。
……ただこれねー……ごめん。正直パーティ分割する前提じゃなく、4人で来ると思ってデータ組んでたから目標値がー……
サリー:とりあえず、バランスとか気にしないでいいので、もともとシナリオに書いてある目標値そのまま読んでください。パーティを分割したのはサリーたちですし。
GM:うん。合計目標60。
サリー:無理。引き返しましょう(即)
GM:即決だね……
サリー:これ、正直、いったん引き返したてこの森迂回すれば良くないですか?
サリーとしては、すぐに引き返して森の外に出ようとする。シエラさんが突破ルートを取りたいならそっちを優先しますけど、わざわざ奴隷達を危険に晒す必要なくない?
シエラ:うーん……それもそうか……。うん。迂回しようか。
GM:ほう。挑まず迂回しますか。
サリー:うん。する。
シエラ:じゃあ、ルドベキアに、通話のピアスで、予定よりも遅くなるということを伝える。もしもしマスター? かくかくしかじか。
GM/ルドベキア:「………どれくらいかかる」
ではそう伝えると、少しだけ心配そうな声が聞こえます。
シエラ:PC的には、どれくらいかかりそうかわかりますか?
GM:レンジャー+知力で。目標値14/19。
シエラ:(ころころ→達成値19)FOO!
GM:では、二日は余分にかかりそう、ということはわかりますね。
シエラ:了解。じゃあ、「大体二日くらいかかるっぽそうだな」
GM/ルドベキア:「…………。わかった。
それがお前たちの判断というのであれば、仕方ない。助けると約束した相手を、途中で放り出すわけにもいかないしな。
だが、なるだけ急いでくれ。あまり遅くはなりたくないんだ」
……と、非常に困ったような声が返ってきました。
シエラ:「分かった。できる限り急ぐよ」
サリー:遅くなりたくないのかー。
その後、迂回路をとった一行は、それ以降は特に何事もなく、アイヤールにたどり着くことが出来ました。
で、そのアイヤール帝国に入る隔壁前。
GM:さて。貴方がたは無事にアイヤールにたどり着いたのですがー……
サリー:なんだなんだ
GM:……実は、アイヤール帝国に外部から入るのには、少しばかり面倒な手続きが要ります。
具体的に言えば、検閲のようなものがあります。
サリー:くっ。
GM:「通行証」がない場合は、ここで止められて「帰れ」ってされてしまいます。
……ちなみに、貴方がたがなぜそういうことを知らなかったかというと、
今までずっと、ルドベキアと、貴方がたの知名度で顔パスしてたからなんですね。
シエラ:うーん有名人!
GM:そういういう状態なんですが、いつも通り顔パス使いますか? それとも、身分を隠して別の手段で入る?
サリー:うーん……普段通りに通ると思う。
シエラ:普通に顔パス使うのでは?これによりルドベキアが蘇生したと知られるわけではないし
GM:OK。では、貴方がたは無事に顔パスで通れます。門兵たちに「お疲れ様です!」と元気に挨拶されました。
……ただ、ひとつ。サリーさんの顔を見た1人の門兵が、「あれ?」と少し不思議そうな顔をする。
サリー:「? 門兵どの、おつかれさまです。」
GM/門兵:「お疲れ様です、サリエル様。また外に出ていらっしゃったのですか? 気が付きませんで」
(一同一時沈黙)
サリー:「……お気づかいなく。彼らを保ごしました。あとは任せてかまいませんか。」
GM/門兵:「はい、勿論です。そうですか……奴隷の保護ですね? いつもお忙しいようで、本当にお疲れ様です」
サリー:「……いえ、門兵どのこそ。」
GM/門兵:「いえいえ。ではこの方々は、確かに我々が保護いたします!」
サリー:……いやあ、楽しくなってきたー
タウルス:"いつも"お疲れ様です^^
PC達はこのところずっとフェイダン地方にはよりついていないので、「いつもお疲れ様」なんて言葉が門兵から出てくるはずがないのです。
普通に考えると、ここは「お久しぶりです」のはず。
サリー:こえー。いつなんらかの地雷を踏むかどうかわからない。
GM:とりあえず、はい。この場は無事に収めることができました。
サリー:おさまったなら、サリーとしてはすぐにルドベキア公に連絡とってルドベキア公のところに向かいたいです。
GM:了解です。
あなたがたはこれ以降、ステラさんやタウルスくんたちとの合流まで、特に何事もなくスムーズにいけますね。
というわけで、ここからタウルスさんとステラさんの方に場面を映しましょうー
ステラ・タウルス:はーい!
【シーン切り替え】
~side:ステラ&タウルス&ルドベキア~
GM:……では、貴方がたは無事に奴隷たちを見送り、ダグラス達とも無事に別れ。
タウルス:「みんな……きをつけ……て」
GM/ダグラス:「……ふん」
タウルス:ルドベキアたちはダグラスたちをのにはなった。バイバイダグラス!(※5)
GM:なつかしいっすね。……こほん。
ルドベキアはその様子を見ながら、何か思い悩むような表情をしていましたが、ふと「ステラ」と声を上げます。
ステラ:「はい、なんでしょうルド様」
GM/ルドベキア:「……これで、良かったのだろうか。いや、お前はこれで良かった、か?」
ステラ:「人族の救助ができて安心していますが、何か心配事でも?」
GM/ルドベキア:「………いや。それならば、よかった。問題ない」と、少しほっとしたような顔をしました。
タウルス:「ますたぁ……さりーたち……いっちゃったけど……どうする……?」
GM/ルドベキア:「……ああ。少し急いでいるのでな。あいつらと離れているあいだにも、一応移動はしておきたい。
とりあえず、南下しておくか。ここから南にまっすぐ行けば、エフィネア大森林近くの町まで行くことができる」
ステラ:「わかりました」
GM:……でまあ、そういって3人で出発した半日後くらいのどこかのタイミングで、「二日余分にかかる!?」とか、ルドベキアが通話のピアスで喋りながら、素っ頓狂な声を出したのを聞いたと思います(シエラさんと連絡タイミング)
ステラ:あー、さっき急いでるって聞いた直後なのにー
タウルス:「さりーたちに……なにか……あった……の?」
GM/ルドベキア:「なんだかよくわからないが、迂回せざるを得なかったらしい。二日余分にかかるとのことだ。となると、合計3日か……」
といいつつ、懐から手帳のようなものを取り出して、ぺらぺら。
タウルス:「なにか……しんぱ……い?」
シエラ:テレポート中の不慮の事故により土の中にいるんじゃ?とか。>心配
タウルス:おじいちゃん、さっきもうやったでしょ。
GM/ルドベキア:「……いや。まあ、大丈夫だろう。行こうか、二人とも」
タウルス:「うん……わか……った」
GM:では、貴方がたはそのまま南下していきます。
なんやかんや二人ほど足りませんが、いつも通りの旅路が続き……基本的には穏やかな旅です。
タウルス:”基本的には”。
GM:そう、基本的には。……1d6振ってくださいます?
ステラ:で、出たー。さっきシエラとサリーちゃんが虫出してた道中表ですよ。(ころころ→6)……はうっ!
そう。出目が高い方がめんどくさいことが起こる、とGMはさっき言っていたのだ。
GM:(シナリオを確認しつつ)……はいはいはい。
では、貴方がたは南下していくと大きな川に行きあいました。
タウルス:ゆーてあんな危険な虫とか早々出んやろー()
GM:橋が架かっており、向こう岸まで渡ることができそうです。
ちなみに川はかなり幅が広いです。えー。二子玉川付近の多摩川くらい?(※6)
タウルス:「あれを……わたれば……いいの……かな?」
GM/ルドベキア:「そうだな。行ってみようか」
ステラ:「はーい」
GM:では、貴方がたが渡り始めたところで、目標値24の冒険者+精神力で振ってみてください。
タウルス:あっ察し。(ころころ)20で失敗。
ステラ:えいっ!(ころころ)……やった!25で成功です!
タウルス:なにがおきたんでしょうか(震え声
ステラ:何故橋を渡るだけで! 目標値24の判定をしなくてはならないのか!!
GM:では、ステラさんは気が付いた。
この橋、なんかやけに綺麗すぎないか? 石造りの橋ですが、人の足跡ひとつついていません。まるで、ついさっきできたばっかりみたい。
ステラ:まあ、なんて怪しい。
タウルス:「さぁわたろー」()←気づいてない
GM:……(シークレットダイスでころころ)……あっ。「うん、渡ろう」(にこやかに)
タウルス:あっ(察し)
ステラ:ルド様も気づかなかったのか!
「なんかこの橋、まるで新品みたいで嫌な予感がします...」といいつつルド様の袖をクイッと
GM/ルドベキア:「? 新品? どういうことだ?」
タウルス:「いやな……よかん……?」ドラゴネットを取り出したい
GM:ルドベキアが、貴方の進言に少し戸惑っているうちに、
「ちっ、気づきやがった! お前ら、この川渡ろうとしてるんじゃねーぞ!!」
……と、何処からか、誰かの声が聞こえました。
タウルス:「……?」
GM:えーとですね……ちなみに、発言者の姿は見えません。でもなんだか、その声は耳元で聞こえたような気がします。
タウルス:ドラゴネットなら妖精は見えるんですが!
GM:ドラゴネットもきょろきょろしてますね。多分、ドラゴネットにも見えてない。
ステラ:……ようせいじゃなく、ようせいまほうの、けはいがする(ぼそっ)
ちなみに、話しかけてきた言葉は何語ですか?
GM:交易共通語です。
タウルス:うーん、困った。とりあえず方針を聞こう。「だれだろう……。ますたぁ……どうす……る?」
GM/ルドベキア:「渡るなと言われても困る……。あちらに渡らないことにはどうしようもないんだ」
……まあ、方針というか、ルドベキア的には渡りたい。
タウルス:じゃあ渡る前に、橋に向かって石を投げてみます
GM:かつん。橋自体が幻影だったりはしないみたいですね。
「なにやってんだ、てめえ! 変な事すんな! かえれー!!」と、声だけまた聞こえた。
タウルス:「このこえは……なんな……の!?」とりあえず、探索でもしますかー
GM:はいはーい、では探索判定。目標値は20です。
タウルス:結構難しい……。(ころころ)あ、でも、出目9で、ぴったり達成値20。
GM:ではタウルスくんは、気が付いた。
川の向こうの橋の陰に、なにか人っぽいのが伏せてます。ここからだと遠すぎて、蟻くらいの大きさくらいにしか見えませんが……。
ちなみにどうやらあちらは、隠れているつもりのようです。
でも、素人っぽいというか、ほんとにただ「橋の影に伏せてるだけ」というか……
流石に距離が遠いから、探索判定の目標値を高めに設定しましたが……距離が近かったら本来すぐ気づくような、ばればれの隠れ方です。
タウルス:じゃあひとりでドラゴネットに乗って全力移動で接敵。
ステラ:あっ(おいて行かれた)
GM:ちょw
「か、かかかかえれって、いっただろー!!」と、聞こえる声が慌てはじめる。
……そんな中、近づいていきますとね。
川の途中くらいに差し掛かった……つまり、あちらから30m圏内位のところに近づくと。
タウルス:お?
GM:ぎゅいんと炎の矢が飛んできます。
ステラ:ぎゃータウルスくーん!!
GM:冒険者技能+回避と、ドラゴネットの回避をどちらも振ってください。
…まあ、これぶっちゃけ魔法なんだけど、ギミックなので回避扱いってことでお願いします。
タウルス:(ころころ)あっ達成値18。(ころころ)ドラゴネットも当たります。
GM:じゃあダメージ……(ころころころころ)あっ。
ステラ:なんか、ダメージロール一回転した音、しませんでした?
GM:34点魔法ダメージどうぞ!!
タウルス:うん……まだ大丈夫……
ステラ:た、タウルスくんがHP高い人でよかったです……
タウルスくんは、HPタンカー&物理アタッカーのばりばり前衛型なのでまだまだ元気。
(HP低めの面子だと、このダメージ受けたら既に割と瀕死)
GM:さて。では、貴方がドラゴネットに乗って近づいていくと、伏せていた人影が見えます。
どうやら、人族のようです。というか、少年ですね。
タウルス・ステラ:ショター!!!!!!
シエラ:お前ら、突然盛り上がったな???
タウルス:少年に向かってドラゴネットが、「今のは痛かったぞ」とガブガブ(甘噛)
GM/少年:「ぎゃー!! か、かかかかえれー、やめろー!!」
ちなみに少年はめっちゃ怯えてます。
ステラ:10秒90mの速度で、ドラゴネットが自分に向かって飛んできましたからね。
GM/少年:「く、くそう、なんでこっち来るんだよ! かえれっていっただろ!! こっちの森、あぶないんだからー!!!」
タウルス:「なんで……こんなこと……する……の……? あぶない……って……?」
GM:「あぶないったらあぶないんだよ!!」
……と、半泣きで叫びながら、とりあえず少年は逃亡しようとします。
タウルス:ショタですよね?
GM:……ショタですね。
タウルス:捕まえます!!!!
シエラ:なんか本当に、突然生き生きとしはじめたな!?
GM:つ、つかまえるなら目標値22の命中判定お願いしますw
タウルス:うむ、まあこの場合、とっさの動きができるのはドラゴネットの方だと思うからドラゴネットで振る。(ころころ)…残念。達成値20。
GM:では、ぎりぎりせーふ。捕まりはしませんでした。
じーりじりと後退しながら、「危ないんだからなー!!」と言いつつ、後方にあった森に駆け去っていきます。
タウルス:(即)追っかけます。移動力30。
GM:お、お前……
ステラ:待ってー! その子に橋を維持してもらわないとこっちが渡れな……
GM:……ちなみに、少年がなにか呟いて背を向けた瞬間「ガンッ」と音がして、橋が崩れました!
ステラ:あっ。
GM:そりゃそうだよ! 少年からしたら、この状況で、敵(推定)の仲間を渡らせてたまるもんか!
……で、橋を封じた状態で一応聞くんだけど、このタイミングで戦闘したい?
タウルス:ショタを確保するための戦闘なら、したい。
一点の曇りもない綺麗な即答でした。
GM:よしわかった。魔物知識判定しましょう。目標値は一応シークレットです。
タウルス(判定):(ころころ)ライダー技能で魔物知識判定、達成値19。
GM:はい、では次のことがわかります。
この少年、フェアリーテイマー13レベル。それ以外のサブ技能はごめん、「まだデータが正確に決まってない」って理由でいえません()
シエラ:画面は開発中のものです!
タウルス:はいw
GM:……ちなみに一瞬相談なんだけど、「見えてないもの」ってまもちきできない裁定のつもりなんだけど、よろしい?
タウルス:……(一瞬悩んで)うん! できないと思う!
GM:おーけい、ではまもちきはできない。
だけど貴方のドラゴネットは何かを感じているのか、ちらちらーっと何かを目で追っています。
……で、すいません。
リアル時間的に標準戦闘にさせてくださいー…というのと、「3R以内で少年のHPを0にできない場合、逃亡いたします」。という条件の戦闘にさせて下さい。
配置的には、まず0m地点で「みえないなにか」とタウルス君・ドラゴネットが接敵。
その後ろ10mほどに少年(ショタ)、というのが初期配置になりました。
タウルス:うーん。むずかしいけど、いちおうやるだけやろう。先制判定は(ころころ)20。
GM:20はちょっとだけ届いてません……!
タウルス:腕輪を割って22なら届く?
GM:届く!
タウルス:じゃあ割った! 先制とった!
1ラウンド目先攻:味方
タウルス:ひとまず、ブレス! 接敵してるほぼ全員にダメージ。
これが地味に痛い。
GM:(ダメージ計算して)まもちきしてなくてHPが割れてないから、詳しくは言えないんだけど……うん。敵方はまだ全員、元気。
タウルス:全力攻撃と薙ぎ払い宣言。殴れそうな分は殴る。
GM:こちら透明なので、命中に-4の修正を…
タウルス:蝙蝠の耳飾り、つけてる! その修正を-2にまで下げる!
GM:了解です!
タウルス:モラルのミュージックシェルをその場に落として、キャッツアイ宣言。
(ころころ)出目4で、命中29で攻撃!
GM:出目4でそれ!? どっちにもあたりますー
タウルス:ダメージはまず、物理で55と、57。
チャージを宣言したので、縦横無尽宣言。もう一回殴る。薙ぎ払います。(ころころ)命中32。
シエラ:うわあ……
ダメージは今回はあまり振るわず47と54の物理でしたが、タウルスくんはまだ止まらない。
タウルス:ファストアクションでもういっかい!
ステラ:攻撃回数も、ダメージもえぐいです……
タウルス:(ころころ)あ、命中低い。出目3で、命中28。
GM:…(確認しつつ)……あたりますね。
ステラ:固定値の暴力としかいいようがないです!
タウルス君はこの攻撃でまた50点と58点をたたき出しましたが……
GM:うん。まだ「みえないなにか」は倒れてません。
タウルス:うーん、結構HPか防護点が高いんだな……となると、きびしいかなあ……
1ラウンド目後攻:敵
GM:では、こちらに手番いただきます。
……そうだなー。この人たちは、こういう場合どういう方針になるんだろう……
でもとりあえず、明らかに、攻撃してきてるんですよね。
タウルス:いやあ。まっすぐいこうとすると、なにかにあたったのでー
ステラ:なにかにあたったので、武器を振り回し始めましたと……
シエラ:こええよ。
タウルス:いやあ。ドラゴネットが突然ブレス吐き出したんですよー(棒)
GM:ふむ。……とすると、「みえないなにか1」の方がですね。
ふんわりと、なにかあたたかな光を出した気がした。
特殊能力を使いました。「みえないなにか2」のHPを全快します。
タウルス:おう。
GM:で、「みえないなにか2」が魔法を行使します。
……あと、すみません。これ、魔法名出すとなんのデータかすぐわかってしまうので、魔法名だけないしょで。
タウルス:おっけー。
GM:(ころころ)精神抵抗23でどうぞ。範囲魔法なので、ドラゴネットとタウルスくん二人とも抵抗お願いします。
タウルス:(ころころ)あ、自分は抵抗失敗ですが、ドラゴネットが6ゾロで自動成功です。
GM:えー……ダメージと一緒に、タウルスさん転倒+盲目をどうぞ。
タウルス:……誤差では。
GM:うん。転倒はまだしも、盲目とか、もともとなにもみえてないからね……
タウルス君は、そもそも「みえないなにか」が全然見えてないのである。盲目(見えない)のペナルティとは。
で、ダメージを諸々計算して……
タウルス:HP79まで削れました。ドラゴネットは、各部位HPが、51/62/65。
GM:くそう元気だなあ!
では次少年。鷹の眼使って、ファイアストームいきます。タウルスくん中心に、魔法制御付きで。(ころころ)精神抵抗判定、目標値23でどうぞ!
タウルス:(ころころ)タウルスはピンゾロ!五十点!
ステラ:ほ、ほんとに大丈夫ですかー!?
タウルス:へーきへーきー
最終的に、タウルス本人とドラゴネットの翼1が抵抗抜けず……
GM:(ころころころころ)…あっ。…(ころころころころ)……ああっ。
サリー:さっきから、GMが魔法をクリティカルしすぎてるんだが?
抵抗できなかった部位には、また魔法ダメージ38点とか37点とかをたたき出しつつ、
このラウンドは最終的に、タウルス君HP42、ドラゴネットHP37/41/53で終わったのでした。
2ラウンド目先攻:味方
タウルス:転倒状態から立ち上がり、なぎはらい、全力攻撃。
PCは強い。本当に強いんだ。
転倒状態からでも避けようのない達成値(命中29)を出され、その上「みえないもの1」への攻撃がクリティカル(67ダメージ)。
GM:では、「みえないもの2」の手ごたえはまだありますが、
「みえないもの1」からの手ごたえが無くなりました。
その様子を見ていた少年が、「おかーさん!」と悲鳴をあげました。
タウルス:「おかあ……さん……?」
これ以降もかなかいい戦いで、これ以降も一進一退という形だったのですが……
3ラウンド目後攻でGMのサイコロが走った。
GM:…………(ころころ……ころころ……ころころ……)。
ステラ:GM、なんでそんなに魔法ダメージ回してるんですか!?(シークレットダイスでも、何回転したかは見える)
GM:し、しししししらなーい……
タウルス:生死判定。気絶しました。うーん、少年つよい。思った以上に強かった。
GM:では、少年が「おじーちゃん、おかーさん大丈夫??」と何か叫んでる声が聞こえる気がしました、が。
一瞬だけ、意識を失う前に、少年の外見になにか違和感のようなものを感じた気がします。
タウルス:……ほう?
GM:ライダー技能+知力……まあ、ぶっちゃけ魔物知識判定です。目標値を21で判定お願いします。
タウルス(判定):(ころころ)達成値20……いや、ここは指輪割ります。指輪は割るもの。
GM:はい、では割った。とするとですね。
少年のふさふさした髪の隙間から、ちょっぴり角のようなものが見えている気がしました。
……で、貴方がそんなことを認識したと思った瞬間、「みえないなにか」に魔法をぶーんされたわけです。
タウルス:気絶。ショタ捕獲ならず。残念。
シエラ:ぶれないな……こう、性癖と、にじみ出るなにかがぶれない……
GM:時間がそろそろ遅いので、今回はここでいったん切りましょう。
ありがとうございました!
PL一同:ありがとうございましたー
GM:次回は……ステラさんが橋を渡れるか、からはじめましょう。
ステラ:ああああああ
タウルス:ごめんね。川向うで気絶しちゃったから、助けに来れないや。
GM:ステラさんの川渡り。みんなみてね!
シエラ:デュエルスタンバイ!
タウルス:次回、タウルス死す!
ステラ:タウルス君がそれ言うんですかー!?
※1 SW2.0ゲームブック「ミストキャッスル」の、「奴隷の首輪」。一定範囲から出ると爆発したりする危険物です。(奴隷の逃亡防止に使います)
※2 《黒華領》リリエンタールは、以前大都会内のキャンペーンで出てきたアイヤール帝国内のオリジナル領。こういう風に昔のキャンペーンのネタをちょっと混ぜるの、楽しいですよね。
※3 このGM、何故か「GMでもPLでもシナリオ中に森を焼く人」認定を周りからされている。いや、実際に焼いたこと(GMとしてちょっとしか)ないですよ?
※4 魔物知識判定の目標値は、基本的に相手のレベル+3の値が目標値になるので、この場合はダグラスは最低6レベル以上ということに。少なくとも、一般人やモブ兵士ではない。
※5 ポケモンで、ボックスからポケモンを逃がしたときのシステムテキストネタ。
※6 東京ご当地ネタ。「鎧着た状態で泳いで渡ろうとするのは正気じゃない程度の広い川」くらいに思っていただければ。
最終更新:2018年12月01日 22:48