鏡合わせのクロックワークス
第1.2話 従者たちは街に向かう
GM:さてー!セッションができる!
シエラ:長い戦いだった…
また日を置いて、続きのセッション日。
GMの機材トラブルにより、今回のセッションは実はほぼ真夜中から始まっています。すみませんでした。
というわけで、初っ端から深夜テンションでお送りします。
……いつもそんな感じでしょ、とかは言ってはいけない。
GM:長い戦いだった。時間短縮のために、もう、頑張って泳いでください()
ステラ:……根性で泳ぎますw
サリー:泳げ泳げ。泳げ泳げ。
シエラ:どちゃくそ煽ってて草
前回、川の向こう岸とこちら岸にパーティが分断された状態でセッションが終わりました。
向こう岸に飛んでいったタウルスくんは、「透明な何か」と死闘を繰り広げて気絶中。
で、まずはこちら岸……ステラさんが、向こう岸に頑張ってたどり着いて、タウルスくんを起こさないことにはどうにもならない、という話になったわけです。
なお、橋とかいうお上品なものは最早存在しない(崩れた)ため、もう泳ぐしかない。
GM:水泳判定についてはルルブ1参照。冒険者レベル+筋力。
今回は、目標値25を5回成功するまで判定を繰り返す形です。何回失敗しても大丈夫ですが、失敗するたびに、2d6+3の貫通ダメージを受けてくださいね。
ステラ:目標値25!? 8チェック5回通せって、なかなかつらいですよ!?(←冒険者+筋力の判定固定値が17の人)
GM:いやー、川幅、二子玉川付近の多摩川くらいはあるので。あの川幅を、くっそ重い武器背負って鎧持って泳ぐってなかなか難しいと思うんですよー。
ステラ:他人事だと思ってー!
ステラさんが嘆きながらサイコロを振ろうとした時、GMは、伝えるべき情報をもうひとつ思い出した。
GM:あ。あと、ルドベキア公のHPは70です。
ステラ:えっ……なんですかその情報。
GM:ルドベキア公はカナヅチなので、貴方の背中に乗っけてってくださいね。
ステラ:カナヅチ。
GM:で、乗っけてくれるよね?って顔でルドベキアが見てるわけですよ。
「これ、断れないの知っててやってるんですよね??」とステラのPLの嘆きがありつつ。
ステラ:……乗ってください、どうぞ!
GM:やったー。
まあ、カナヅチなので、貴方が水泳判定に失敗して沈んだら、ルドベキアも仲良くダメージ受けます。生死判定もします。
……ってわけで、ルドベキア公のHPは70、という情報が大事になってくるんですよ。ね?
サリー:がんばれ! ルドベキア公の生命を、今ステラさんが背負っている! 物理的に!
ステラ:振りまーす(憤怒)
憤怒の力でステラさん、最初2回は無事にクリア。
だが、3回目から力尽きて沈み始めます。
ステラ:(ころころ→達成値23で失敗)あーっww
サリー:ガボゴボガボゴボボ!!
ステラ:(ころころ)わー!! ダメージ、自分が11でルドベキア公が12! 痛い!
ルドベキア:「がんばれステrがぼぼっぼぼぼぼ」(溺れ)
……現在ルドベキアhp58。
ステラ:くっ……ごめんなさいルドベキア様、次こそはっ(ころころ→23で失敗)、あー!!!!!
この後連続で失敗して阿鼻叫喚になったりしつつ。
最終的に、ステラ・ルドベキア双方が結構な瀕死(ルドベキアはHPが十点代)になりつつも、なんとか渡り切ることに成功しました。
タウルス:おめでとう、おめでとう!!
GM:貴方は濡れ鼠のボロ頭巾のようになりながら、無事に向こう岸にたどり着きました。
シエラ:無事の定義が壊れるなあ……
ステラ:ざばあぜえぜえはあはあ。
GM:で、目の前に転がってるんだ、タウルスが。
タウルス:Zzz。
ステラ:「とりあえずタウルス共々回復しますぜえぜえはあはあぽたぽた」
というわけで、タウルス君を応急処置で起こしました。
タウルス:(目を覚ましたら反省のポーズ)
ルドベキア:「とりあえずな、タウルス。ひとりで突撃してはいけない」(正座)
タウルス:「ひとりでとつげきしてはいけない。おぼえた。」(正座)
ルドベキア:「いや、訂正する。突撃してもいいが、川の対岸に仲間を置いていってはいけない」
タウルス:「おいていってはいけない」
……と言いつつ、思ったんですけど、これ一回死んで記憶失ったりしたら天丼しなくちゃいけない流れですよね。
ステラ:やーめーてーww
そんな大騒ぎがありましたが、川を渡った後は、無事に旅が続きまして。
歩きまして3日ほど。PCたちはほどなくして、少し大きめの宿場町にたどり着きました。
ステラ:ついた―…!!
GM:ここは「シャールの町」。宿場町としてなかなかに栄えているところですね。
地理的には、エフィネア大森林の一角を抱え込むような形で広がっています。
タウルス:「えっと、このまちが……もくてきち……?」
ルドベキア:「ああ。この街で、《森の七不思議》殿と落ち合うことになっている。
正確に日時を決めた待ち合わせをしている訳では無いんだが、《森の七不思議》殿はよくこの街に立ち寄るそうなので……そのタイミングでコンタクトをとって、かの御仁の館に連れていってもらう、という予定になっているんだ」
タウルス:森の七不思議が街に時々立ち寄るって、怪談かなにかでしょうかw
一同:(笑)
タウルス:「とりあえず、いくまえに……さりーたちと……ごうりゅうしたいね……」
ルドベキア:「そうだな。ひとまずサリーやシエラを待ちがてら、少し旅の疲れを癒そうか」
……そうですねー、時間的に、サリーさんとシエラさんは今日の夜くらいに合流できることにしましょうか。
サリー:OKです!
GM:では、此処からしばらく、《森の七不思議》と合流するまではシャールの街の宿屋さんに泊まることになります。
というわけで、あなた方が宿でチェックインをしている時。
「あー!!!!」と、ちっちゃい女の子の声が後ろから聞こえます。タウルスくんはとっても聞いたことのある声。
ステラ:ほ。
タウルス:ほん?
GM:ハルフェティです。ツインテをぴょこぴょこ揺らしながら、何か瓶のようなものをもって宿屋の中を走ってきます。
ハル:「ちょっとー、タウじゃないの! なんでここにいるの!?」
タウルス:ハルか、まじか。「はる……?はるこそどうして……?」
サリー:短い別れだったな。
PC3の親友NPC、ハルフェティとの突然の再会。どうしたのかと話を聞くと、ハルフェティは「マスターに、ここでしばらく働いてなさいって言われたの!」と胸をはりました。
どうやらハルのマスターは、この近くの町の議会に呼ばれてお仕事中なのだそうです。そのマスターに、「その間、ハルも暇ならボランティアでもしてるといいと思う」と申し付けられたそうで。
タウルス:「はるの……ますたぁ……そっか。あったこと……あるけど……」(苦手そうな嫌そうな表情)
シエラ:……あれ、そこで嫌そうな表情すんの?
ハル:(タウルスの表情には気づかず)「そう! タウルスもあったことあるなら、わかるでしょ? 私のマスターはとーってもキュートで、なおかつ立派な方なんだから……マスターが言うのなら、私いくらでも働けちゃうの!」
タウルス:「うん……はるは……ますたぁがだいすきなんだね……」
ちなみにここでは、ハルのマスターに関しては、
「タウ君が思い出せるハルフェティのマスターの姿は、フードを深くかぶった銀髪の少女で、かわいい系。
ただ、絶対にフードを外そうとしなかったのが印象的。何か訳ありなのかな、とは思いましたが、そこはあんまりつっこめなかった」
とだけ情報が出ました。
GM:ハル「……っていうかそっちの子だれ? もしかして……彼女??」(と言いつつ、ステラさん指差し)
タウルス:「すてらは……なかま……だよ……?」
ステラ:(女装してる理由的にあんま男バレはしたくないので、すごく微妙な顔をしている)
ハル:「……ふ、ふーん?」(ちょっと心配げ)
タウルス:「よくわかんないけど……ぼくがいちばんだいじなのは……ますたぁとはるだから……」
ハル:「えっ。…そ、そう! ふふふふ」(突然ニコニコしはじめる)
シエラ:見たことがある。これは、ハルちゃん、サブヒロインというやつだな??
タウルス:ばかやろう、うち(タウルス)のメインヒロインだw
ハル:「ま、まあ、あんたもよかったら一緒に飲みましょ? ここに泊まってるから、私! …あっ、早くこの瓶届けてこなくちゃ!!」
と、ステラさんをぴしっと指で指しながら、笑顔でぶんぶんと手を振って駆け去っていきます。
タウルス:手を振って見送る
GM:と、そんな一幕がありました。ルドベキア公は「なんかあったのかー??」と、パンをもぐもぐしながら戻ってくる。
どうやらこの宿屋、カリッと焼いた自家製大麦パンが自慢らしい。
ステラ:主が、セッション進むごとにどんどんポンコツになっていく…
シエラ:わかるw
タウルス:「たまたま……はると……あった。ますたぁは……はるとあったこと……あったっけ……?」
GM:「はる? 誰だそれは」(もぐ)
タウルス:「はるは、ぼくの……だいじなともだち」
ルドベキア:「…………ほう。そうか。お前の友達の「ハル」か」ちょっとぴくっと片眉を上げつつ。
タウルス:「ますたぁ?どうした……の?」
ルドベキア:「まあ、お前たちも宿に入れ。ええと、一人一部屋一応とってよいか?」
……いや、ほんとは部屋割りを男女別にしようとしたんだけど、ちょっとこのパーティ、性別の概念が崩壊してたことに気が付いて……
シエラ:性別の概念ww
タウルス:いや、むしろ概念的には完璧ですよ? 男、女、男女、女男で綺麗に性別が分けられてるじゃないですか。
一同:(笑)
とりあえず、宿もとって、シャールの街での行動開始です。
ルドベキア:という感じで。お昼頃にチェックインです。
さて、ここからは「朝」「昼」「夜」のtb制で進行していきます。
タウルス:お、tb制だ。
SW2.0のキャンペーンブック系(ミストキャッスルやフェアリーガーデンなど)で使用されているtb制。(朝、昼、夜、などと一日の時間を数区間で区切り、一区間で出来る判定数などを事前に決めておく方法)
セッション内時間が数日に渡る場合に時間管理が便利なので、このGMは結構よく使います。
GM:はーい。進行の簡便化のため、使わせてもらいます。今回は朝、昼、夜の3分割性。
今は「昼」。サリーさんやシエラさんがシャールの街につくのは「夜」のタイミングですね。
サリー:ハーイ
というわけで、これからtb制で進んでいきます。
今回は、1tbにつき、PC側からの能動的な判定や行動は1回まで。
「シャールの町」では探索やお買い物、あとNPCとの交流ができます。
後、お役所とかでちょっと調べ物なども可能。
こちらから現在提示しているのは
- 【《森の七不思議》の行動スケジュールについての聞き込み判定 目標値16】
- 【町内の探索判定 目標値12/17】
の2つ。
ほかにも、やりたいことがあればPC側から自由に提案してもらい、それに合わせてGMが必要な判定数値を出す、という形になります。
ただ「夜」に関しては、一応基本は睡眠を推奨。(睡眠ペナルティがかからないように)
タウルス:「夜」にやりたいことがある場合は、別のtbで代わりに睡眠をとっておこうねって感じかな?
GM:はい、そんな感じですー。
ステラ:……NPCとの交流って、ルドベキア様と話すこととかも可能です?
GM:できますよ。ルドベキア様、今暇すぎて町のパン屋巡りしてるだけなので。
シエラ:こいついっつもパン食ってんな??
一同色々考えた結果、
ステラさん→ルド様のお世話(できるとは言ってない(PL談))
タウルス君→【《森の七不思議》の行動スケジュールについての聞き込み判定】
になりました。
ステラ:「私は戦闘以外はからっきしなので調査はお願いしますね、タウルスくん。」
タウルス:「うん……わかった……。ぼくもたたかうことしかできないけど……がんばる……」
では、【《森の七不思議》の行動スケジュール」についての聞き込み判定】をライダー技能で。寄り合い馬車の集まるところに話を聞きに行きます。
ルドベキア:はーい。目標値は16です。ちょっと難しい。
タウルス:「もりのななふしぎって……ひとにあいたいんだけど……なにかしらない……?」(ころころ→成功)
ルドベキア:では、馬車御者のおっちゃんたちが教えてくれました。
タウルス:サンキュー、おっちゃん
以下のことが分かりました。
《森の七不思議》の行動スケジュール
基本的に、一週間に一回程度の頻度でやってきます。
前回来たのが残念ながら昨日らしく、おそらく次に来るのは「7日目」の何処かではないかと言われました。
ただ、ふらーっとほんとに気まぐれに街の端の方に来ることが時々あるらしく、頑張って探索してればそれよりも前に姿を発見できることもあるかも、だそうです。
GM:で、教えてくれたおっちゃんが言うのですが…
おっちゃん:「あんたたちも変わってるなぁ。あの変人に会いたいなんてなあ……」
タウルス:「へん……じん……?」
ステラ:知ってた。「七不思議」とか名乗ってるor名づけられてる人がまともなわけがないんですよ。
GM:そんなわけで、【「森の七不思議について」の探索判定】がポップします。情報は足で稼げ。
次にステラさんの方は、ルドベキア公が「美味しいもの食べたい」というので、無理やり外に連れだされました。
主人の所望する美味しいものが見つけられるか、「探索判定」目標値7/11で判定。
GM:出目が高いほどいいものが食べられるよ。
タウルス:まだ食べるのか(困惑)
ステラ:(ころころ→8)ひ、平目だけど、一応成功です。そこそこおいしいものがみつけられたかな?
GM:では、中央の広場でなかなかおいしそうな屋台が広がっているのを発見しました。
ホットドッグとかアイスキャンディーとか売ってるあのノリ。
ルドベキア:「あ、あのチーズの乗ってるホットドッグが食べたい」
サリー:……やばい、おなかすいてきた。
シエラ:深刻な飯テロ。ホットドッグ食いてぇよ俺も
ルドベキア:……。「とろーりとろとろの滴るチーズが載った、ちょっとスパイスの効いたピリ辛ソーセージが挟んであるホットドッグが食べたいなぁー」
サリー:あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝
シエラ:あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝あ˝
一同:(爆笑)
深夜セッションの、具体的な食事描写は飯テロです。
GM:飯テロはし得。ちなみにGMもおなかがすいてるので自爆。
シエラ:ゆるさない! ゆるさない!!
サリー:GMが飯テロをする限り、俺はキッチンにいるからよ、だから、止まるんじゃねえぞ
GM:ふふふふw
まあ、そんな感じののほほんとした一幕があった。かもしれない。
……では、ちょっと1d6振ってもらえます?(真面目な声)
ステラ:あっ、ふ〜ん??(ころころ)2です。
GM:2ならなにもなかった。平和だった。では、次は「夜」ですー。
~1日目「夜」~
GM:サリーさんとシエラさんが合流しますね。夜なので、行動については睡眠推奨ですが。
ステラ:ぐうぐうすやすやごそごそ。(先に寝てる)
ルドベキア:「2人とも無事に帰ってくれて何よりだ。ねむい」
タウルス:この人ちょっと欲求に素直すぎませんかね?
一同:(笑)
サリー:「ルドベキアこー!!とうちゃーく!!! いっしょにねよー。同じ部屋だもん、ねっ!?」
ルドベキア:「え……サリー用に別部屋、とったぞ……?」
サリー:同じ部屋!って主張しながら乗り込むことで、同じ部屋にしていくプレイングなんです!
GM:ううん……
実はこの時GMかなり悩んでます。せっかくPCがNPCに絡んできてくれるので一緒に寝たい気持ちと、シナリオ上の設定との戦い。
ルドベキア:(ルドベキアは、夜はどうしても一人で寝かせなくちゃいけないんだよなぁ……ごめんサリー)「……。寝る時くらい一人になりたいこともあるんだ、サリー。人には一人の時間も必要なんだ。別部屋にしよう」
サリー:むー。「しずかにしてますよ」
ルドベキア:「しずかにしてても見てるだろ……ガン見しちゃうだろ、サリーは……。そういうのは人は気になるんだ。プライベートの概念だ」
サリー:「…………(不満そうな目)。朝はまっさきに起こしにいきますから。起きてくださいね!」
ルドベキア:「あ、……………う、うん」(←ちょっと罪悪感)
サリー:…ちなみに、壁のぶあつい立派な宿ってほどじゃないよね?
GM:……うん。
サリー:では、その晩、壁越しに「ルドベキアこー、起きてるー?」と30分話しかけ続けるサリーが観測されました。
一同:(笑)
ルドベキア:ちょwww
サリーちゃんはタフな良い子です。
サリー:ちなみにシエラの部屋も逆となりだったりしない?10分おきくらいに、寝ようとしてるシエラにも声かけて安眠妨害するわ
GM:いいぞ(即答)。
サリー:わーい。「おとこおんなも起きてるかー!?」
シエラ:「うるせぇ……」ベッドの中でくるまりながらごちる
宿の人(タウルスPL):「おきゃくさまー、こまりますーーほかのおきゃくさまにめいわくですーーー」
GM:はいw それでは、このtbに寝ない人はー? …タウルス君?
タウルス:はーい。ハルフェティと広義の交流を深めに行きます
GM:飲みにいこー。
ハルフェティはタウルス君に誘われると、めちゃくちゃ嬉しそうにして、ぴょんぴょん跳ねそうな勢いで了承してきます。
再会を祝して、乾杯。
タウルス:「おもったより……ひさしぶりじゃ……なかった……ね?」
ハル:「運命ってやつよ。ふふん」
タウルス:「そういえば、はる……あしたは……やどやのしごとは……いいの……?」<寝ないで朝になることについて
ハル:「徹夜くらいどうってことないわ。
宿の仕事って言っても、ほとんど雑用だしねー。町のいろんなところに届け物したり?」
タウルス:「またそうやって……むちゃをする………」
シエラ:これは、翌日寝ぼけて配達先とかを間違えるハルの姿が見られるやつー。
GM:で、ねーねー今のマスターどんな感じーとか、ほんとにあのステラって子彼女じゃないのー??ねーねーなんでそんなにおっきくなっちゃったのー??などなどつれづれお話が続き…ちょっと1d6振ってくださいな。
タウルス:大きいのは最初からなんだよなぁ。(ころころ)1!
GM:1はねー、なにもないんですねー。
タウルス:ちっ。低いほうが悪いイベントが起きると期待したのに()
GM:残念。貴方がたは平和に朝まで飲み明かした。
タウルス:「もう……げんかい……」
~2日目朝~
GM:朝です。おはよう。
サリー:「カンカンカンカンカン!!ルドベキアこー!朝だよ!!」
ルドベキア:「起きてる! 起きてるから! 近所迷惑だから静かにな!!」(必死)
シエラ:「ぐー……くそぉ、さりぃーうるせぇー……」
一同:(笑)
今日も一応森の七不思議の捜索ですが、「7日目に会えると思う」とタウルスくんが報告すると、ルドベキアは「じゃあそれまで待とうか」とあっさり引き下がりました。
というわけで、今日はほぼオフです。全員、任意の好きなことやりましょうの日。
サリー:サリーの朝の行動は、他に特に頼まれなければ、ルドベキア公との交流かな。
ステラ:うーん……私よりサリーちゃんの方が明らかに探索能力あるんですよね。だったら、サリーちゃんに話しかけます。
「サリーちゃん、七不思議さんについて、まだまだ分からないことも多いので調査をお願いできますか? もしかしたら予定が早まってマスターが喜ぶかもしれませんし」
シエラ:お、ちゃんとルドベキア公のことも持ち出してる。かしこい。
ステラ:こうでもしないと、サリーちゃん動いてくれない気がするんですよう。
サリー:えへへ。図星。
「ルドベキアこーと遊ぼうと思ってたけど、、、ルドベキアこー?」(ルドベキア公の方を見る)
GM:「なんだ。お前もそろそろ私以外と交友関係をだな、サリー」(苦笑)
サリー:「夜。」
GM:「……ん?」
サリー:「夜遊んでね、ルドベキアこー」
GM:「ん????」
サリー:「ちょっと(30分くらい)でいいから、おしゃべりしよ!」
ルドベキア:「お、おう」
GM:うんー??って顔しつつ、ルドベキア公は煙に巻かれました。了承したよ。
タウルス:このパーティ知能指数低いけど、ルド様確実に知能指数低い組に仲間入りしつつあるよね。
シエラ:ぽんこつ感…
そんなこんなで、朝の行動は以下のようになりました。
ステラ→ハルフェティと交流
サリー→【「森の七不思議について」の探索判定 目標値は10/17/21】
タウルス→睡眠(昨夜寝なかったぶん)
シエラ→【町内の探索判定 目標値12/17】
シエラ:一応、私が町について調べておきましょうー。せっかく情報項目としてポップしてますし。
と、意気込んだシエラさんなのですが、街の中なのでレンジャーが使えず、探索判定は素振り。
シエラ:あれ……私……無能……?
GM:セージメインだもの、仕方ないよ。では、1d6だけ振ってください。
シエラ:(ころころ)5です!
GM:ふむ。ではですね。町の外れで、貴方は何か奇妙なものを見た気がしました。
シエラ:ほ? 奇妙?
GM:なんだか奇妙すぎるので、一度スルーしたのですが、思わず二度見するとやっぱり奇妙でした。
具体的に言うと、町外れで、でっかいうさぎの着ぐるみがタップダンス踊ってる。
一同:???
シエラ:「……なんだありゃ?」
タウルス:へ、へんたいだー!(AA略
GM:君はうさぎの着ぐるみが、ものすごい勢いで、愉快そうなステップで森の方に消えて行ったことを認識しました。
シエラ:「ま、まあ世の中広いしな、オレは何も見ていない!」
タウルス:現実逃避だ。
GM:では、貴方が思わず現実逃避をしていると、「うさぎさんだ……」と足元から声がします。
そちらを見ると、ちっちゃい銀髪の幼女が、わぁーって顔で兎の去っていった方をみていました。
ふわふわの銀髪の、ちびっちゃい子です。パッと見年齢一桁。身なりは良い。
サリー:kawaii。ふわふわ。
シエラ:げんなりした様子で幼女に話しかけます。「なあお嬢ちゃん、世の中には関わらない方がいいヤツってのがいるんだ。
オレの勘だとアレは間違いなくそういうヤツだ。悪いことは言わない。さっきのは忘れたほうがいいぞ……」
一同:(笑)
シエラ:いや、あれ絶対ヤバいやつでしょ。断言できるよ。少なくとも、身なりのいい幼女が見ていい代物じゃない。
幼女:「そ、そうなの……???」と戸惑い気味に聞いてきますw
シエラ:「ああ、間違いない。オレが保証しよう。あいつに関わると面倒なことになる。親御さんのもとに早く戻るんだぞ」
幼女:「う、うん、ありがとう。おにいちゃん、いいひとだね」
シエラ:おにいちゃんと呼ばれたことに対して複雑そうな顔をしながら「……ありがとよ」
幼女:「確かに、おそくなったらおねえちゃんに心配されちゃうかも。またね、おにーちゃんっ!」
……と、そんな感じで幼女は去っていきました。
シエラ:「ああ、またな!」
GM:では、終了。……次はステラさんか、サリーちゃん?
サリー:まじめに探索、七不思議。エクスプローラーエイドも使って、(ころころ)……お! 出目11で、達成値27!
一同:おー!
GM:やりますね。情報3つ、全部抜きです。では、えーと……街を歩き回ってみると、こんなことがわかります。
探索目標値10でわかること:「森の七不思議は、リルドラケンのような姿をしているそうです。」
ステラ:あー、着ぐるみリルドラケン?
GM:(一発でその発想になるとは……)
探索目標値17でわかること:「森の七不思議は、クマのぬいぐるみのような恰好をしているそうです。」
サリー:あれ?w
一同:(笑)
探索目標値21でわかること:「森の七不思議は、兎のぬいぐるみのような恰好をしているそうです。」
一同:(爆笑)
GM:……以上の目撃証言が得られました!
シエラ:さっきのうさぎやんけ!!
サリー:「おっけー。わかった! ぬいぐるみをつかまえろ!」
シエラ:これ、七つの着ぐるみ持ってるから七不思議とか言われてる奴なのでは?ww
タウルス:わかるなあw
するどい。
サリー:では探索終了、シエラのイベントも合わせて、合流後の情報共有を楽しみにしてます…w
GM:はいはい、では、ちょっと1d6を振ってください。
サリー:(ころころ)1。
GM:とくになにもないですね。じゃあ、ステラさんかな。
ステラ:「ではルド様、私はこういう時お役に立てないので適当に散策でもしてきます。サリーちゃんのために英気を養っておいてあげてくださいね?」
……というわけで、散策(ハルたそを召喚)です。
ルドベキア:ふむ。じゃあ、散策の直前に、ルドベキアがちょっと声をかけてきます。
「あ、ああ。あー……ステラ?」
ステラ:「はい、なんでしょう。」
ルドベキア:「こういうことをお前に聞くのもなんだが……サリーに、いい友達作りができないだろうか……。
サリーは、もう少し他の者と遊んだほうがいいんじゃないかと思うんだ……。
なんだかこう、ここ半年ほど、私が生き返ってきてからずっとべったりだから……流石に心配というか…」
一同:(笑)
ステラ:「あー...」(苦笑い)
ルドベキア:「なんだろう。これが親心というもの……?」(はっ)
シエラ:GMの眠さによりルドベキアがポンコツとなっていく……
ステラ:「まあ、そのうちちょうどいい人が現れてくれますよ。ほら、タウルスくんのお友達のあの娘みたいに」
ルドベキア:「……ああ、ハルか。………。いい関係で、いてくれるといいんだが……」
ちょっと憂い顔。…と、そんな感じの一幕がありました。
GM:その後ハルを探そうとすると、「よいしょ、よいしょ」と掛け声をかけながら広場を横切ってるのが発見できます。
腕に荷物をたくさん抱えています。なんか危なっかしい。
タウルス:これハル、寝不足なんだよなあ。昨日タウルスと徹夜したから。
ステラ:ちょっと心配しながら接近します。
GM:! おおっと ! 足元の小石にけっ躓いた!!
ステラ:やっぱりー!
GM:さー。冒険者技能+敏捷度で判定をお願いします。目標値23。
ステラ:敏捷!? む、無理ですよー!(ころころ→出目1,2で達成値16。失敗)……同じく足元の小石につまづきました!
GM:では、「あっ」という声と共に、荷物が舞い。どんがらがっしゃん、と広場に飛び散ります。
シエラ:うーんこのドジっ子ども。
GM:硝子ががっちゃーん。水がばっしゃーん。ステラさんはその水を思いっきり被ってしまった。濡れ濡れです。
ハル:「きゃー!!! ごめんなさーい!!!
……って、あ、貴方タウのお仲間さんじゃない! どうしたのよ、こんなとこで!」
ステラ:「うう...ハルちゃんは大丈夫ですか?」濡れ透けぽたぽた
タウルス:何が透けるんですかねぇ()
シエラ:…男としての本性?w
ハル:「って、早く拭かないと風邪ひいちゃう。これで拭いて。…あ、ああの、ごめんなさい。私、寝不足で……」しゅーん。
シエラ:寝不足は人をポンコツにするからね、仕方ないね
誰のことを言ってるんだ。と、眠気でNPCのロールがぽんこつになっているGMは思った。
GM:ハルは慌てて貴方の体を拭いて、ごめんなさい!と言いながら荷物をかきあつめてる。
ステラ:「あ、ありがとうございます!」と言って拭かれた後回収手伝い。
で、かき集めたあと「あ、ハルちゃんに言っておくことがあったんでした。タウルスくんのことなんですけど...」とちょっとしどろもどろになりつつ言ってみる。
ハル:「な、なななななに? た、タウがどうかした?」
ステラ:「えっと、わけあって詳しい事情は言えないんですが、私は彼の彼女には絶対なれないので安心してください、とだけつたえておきたくて」
ハル:「そ、そうなの? だったらよかっ…い、いや、べつによかったとかじゃないけど……っ! 他に好きな人がいるとかっ?」
ステラ:「まあ、そんなところです(ルド様を主的な意味で大好きなので嘘は言ってない)。ハルちゃんこそ頑張ってくださいね、タウルスくんはあの通り鈍感ですから」にっこり笑ってなでなで
GM:ハル「う………」
あわあわと手をばたつかせて、ハルは顔真っ赤にして駆け去っていきました。あ、荷物はちゃんと持ってったよ!!
シエラ:これは…恋ですね……タウルス君鈍感系主人公ですね……
GM:では、ステラさんも恒例の1d6振ってくださいねー
ステラ:(ころころ)6!
GM:お。ではですね。ふと貴方が頭上に目をやると、
そこには、パラグライダー的なものを背負った、鳥的なシルエットをした何かが、空を滑空していきました。
タウルス:空飛んでるならシエラやんけ。
シエラさんは「空を飛ぶのが好き」設定があります。
GM:やめいw …えー、一瞬のことだったのでなにがなんだかわかりませんが、オカメインコ的な顔で、まあかわいい着ぐるみさんでした。そんなことが、あったよ。
ステラ:(至極真面目な声で)……ちなみにあの、私の足元に幼女は居ないんですか?
一同:(爆笑)
GM:……幼女、欲しい?
ステラ:欲しい。
GM:……じゃあ、1d6振って5以上出したら幼女出してもいいよ?
そしてステラさんは堂々と5を振った。
サリー:幼女への執念かよ。
GM:…えー、では、「とりさんだー??」と、銀髪幼女がぽかんとした顔で空を見上げています。貴方の足元で。
ステラ:よっしゃああ!!(←ガチで喜んでる)
幼女:「おねえちゃん、とりさんだったね。とりさんなにしてるのかなあ」
ステラ:「そうですね〜鳥さんですねぇ」
幼女:「ねー。またねー、おねえちゃーん」
……では、幼女は去っていった。
~2日目昼~
何をするかという話し合いはそこそこ難航。
今ポップしてる項目は「町の探索」だけなのですが、ちょっと余裕が出たからこそPC達が遊び始めました。
入れ替わり立ち代わりハルと交流を図ることで、無駄にハルに睡眠ペナルティをつけようとしたり。
ステラが執拗に銀髪の幼女を探しに行こうとしたり。
みんな幼女好きですね。私も好きです。
で、話し合いの結果、こんな感じの行動になりました。
タウルス→町の探索
サリー→ルドベキアと交流
ステラ・シエラ→銀髪幼女の捜索
GM:(幼女人気だな??)
シエラ:いやー。RPとしては久々のコンビですね。設定的には一緒に旅をしてたので、普段も結構仲良く一緒にいるとは思うんですが。
ステラ:ねー。
久々のコンビで、やることは幼女の捜索なんですけども。
GM:で、では、タウルス君。町の探索判定どうぞ。
タウルス:はいな。(ころころ)どっちも成功ですね。
GM:では、目標値12の方から。
貴方は森の外れにたまたまやってきました。
ふと暗がりに目をやると、なんだか石がたくさん積まれています。明らかに人工物的な積まれ方。
よくよく見れば、石が積まれたものが、たくさん森と町の間の草むらに、ばーっと一面にしきつめられています。
その隅で、見覚えのない小さな男の子がすんすん泣いている。
そんな場面に遭遇しました。
タウルス:ショタだ………(妙に力強い声で)
ステラ:なんというか、登場人物全体的にちびっちゃくないですか? いや、私は大歓迎なんですが……
シエラ:まずい、ロリコンとショタコンしかいない。まともな判断ができる奴は何処だ。
タウルス:「どう……したの……?」
GM:「あ……そ、外の人! ご、ごめんなさい、なんでもないです!」
そう言いながら、男の子は慌てて駆け去っていきます。
タウルス:「そとの……ひと?」手を伸ばしますが、追いかけません。
GM:では、次に目標値17の方の情報。さっきの少年に会った帰り道、かもしれません。
「やだ!! ペロのこと連れてかないで!!」
急に、そんな女児の泣き声が聞こえてきました。
そちらを見ると、路地裏で、犬のリードを引いたおばさんの服の裾を、女の子が掴んで泣いています。おばさんは困った様子で、周りをきょろきょろと気にしている。
よく見ると、周りの通行人も、困った顔をしてみて見ぬふりをしています。
……あ、女の子は銀髪ではないですね。見知らぬ子です。
ステラ:新たなロリも出た。
タウルス:……立ち止まってじっと見てみる。
GM:しばらく見ていると、泣いている女の子をなだめながら、おばさんは犬を連れて何処かに行ってしまいました。
と、そこで貴方に気が付いた通行人が、「よう、観光かい、にいちゃん!」と慌てたように肩を叩いてきました。
タウルス:「う……うん」そちらに振り向く
GM:「うちの街は、角のパン屋のクリームパンがさいこーでさあ……」
ちょっと、気を逸らそうとしてるのが明らかにわかるかもしれない。
タウルス:「そう……なんだ。じゃあ……いく」
ステラ:行くんですか!?w
タウルス:いやー。ルドベキアにおみやげ買って帰れるだろうし。
GM:では、クリームパンはとてもおいしかった。穴場だけど、知る人知る名店だったらしい。お土産も買えるよ!
タウルス:6人分買った。PC4人、ルドベキア、ハルの分ね。
GM:では、そんなことがありました。じゃあ、もう隠してもしょうがないので明言しますが……「七不思議チェック」! 1d6!
ころころ、と1の出目だったので特に何もなく。
GM:ではサリーちゃん。
サリー:ハイ!
GM:「お前、ほんとに私以外と遊んでるか?? 友達は作るんだぞ???」
…と心配そうな顔をしつつ、なんとなく優しいルドベキアとデートです()
サリー:「えー。ルドベキアこーのおそばにいる方が大事です。どうしても友だち?とかが必要なら…まあおとこおんなとかそのへんがともだちってことで」
シエラ:今絶対、適当にオレの名前上げただろ。
サリー:よくわかりましたね。ふふん。
GM:「そういえば、シエラとは、比較的仲がいいか………。
まあ、それならばいいだろう。あいつは、いい奴だからな」
しかしまあ、そう言われると、ルドベキアはちょっと安心したようにふわっと笑い……
平和にデートがあった、って感じですかね。また美味しいもの探しをお願いします。「探索判定」目標値7/11。
サリーちゃんは危なげなく、達成値14で成功。
GM:……では、角のパン屋がおやつの時間だけ限定で出している「クリームブリュレパン」という名前のクリームパンが、知る人ぞ知る名物だそうですよ。
サリー:これ、クリームパン、タウルスが買ってくるものと被ってる奴ですよね()
GM:いやあ。名物を複数用意しておかなかったGM、痛恨のミス。
サリー:「ルドベキアこー!クリームパンだよ!パンだよ!」とりあえずルドベキア公と一緒に食べたいです!
GM:では、二人で並んで買って、二人でベンチで並んで食べた。表面がカリッと、仲はふわふわしてておいしい。
サリー:「ねえ、ルドベキアこー。みんなにもおみやげで買っていってあげよー!」
GM:「ああ、いいな。きっとみんなも喜ぶだろう」
サリー:「私たちのぶんも買ってけば、もう一回よけいに食べられるしね、エヘヘ」と言いつつ、6個買いました()
一同:(笑)
GM:はいwww
タウルス:完全に被せに来ているw
ちなみに、七不思議チェックは今回も特に何もなく…
GM:では次、ステラさんとシエラさん。
ステラ・シエラ:はーい。
GM:では、幼女を探してみましょう。探すんだから、探索、だよ?
シエラ:あっ、苦しいw(ステラ・シエラともに町中では探索平目)
GM:ただまあ、目標値は9にしましょう。幼女好きへのGMのやさしさ。
シエラ:(ころころ)うーん……でも平目で9は難しいなあ。
ステラ:(ころころ)9!愛です!!
シエラ・GM:まじで??
というわけで、愛と根性で出目9を出したステラさんは、路地裏の方でちらっと例の幼女の後姿を見かけた気がしました。
GM:追っかけてみると、路地裏で、お人形を掴んでおままごとのようなことをしている幼女を発見しました。
「あ、おにーちゃんと、おねーちゃん! こんにちは!」
貴方がたに気が付いた幼女は、元気に手を振ります。
ステラ:「こんにちは。こんなところでどうしたんですか?路地裏なんて危ないでしょうに」とちょっと心配そうに話しかける。ロリ相手なのでお姉ちゃんロールです。
GM:「あそんでるよ! あぶなくないよ? 今はおねーちゃんとおにーちゃんもいるし……」
シエラ:「まあ確かにオレたちがいれば安全ではあるが……でも一人じゃ危ないだろ?」
GM:「じゃあ、あそんで?」(にこー)
シエラ:「ったく、しょーがねーなぁ……」と小さい声で言って「ステラ、オレはこういうの柄じゃないから頼めるか?遊んでる間の警戒はオレがやっておくから」
ステラ:「はいはい。少しはお姉ちゃんらしいこともできるようになってくださいね。その格好別に好き好んでやってるわけじゃないんでしょう?」
……とシエラに言ってみます。
シエラ:「……お前のだってそうだろう。とにかく、今はそんな気分じゃないんだ」と顔を赤らめながら。
GM:では、そんなこんなで楽しく遊びました。おままごーと。
幼女は非常に楽しかったようで、最終的に、
「やっぱり、おにーちゃんとおねーちゃん、楽しい人達だね!」と嬉しそうに言って「ばいばーい!」と駆け去っていきました。
今回も、七不思議チェックは特にありませんでした。
~2日目夜~
基本的には睡眠時間ですが……
サリー:「ルドベキアこー!おしゃべりしよー!」
ルドベキア:「寝よう????」
サリーちゃんは元気だった。
サリー:「ちょっとだけだよ?てつ夜じゃないよ?」30分くらいの予定。
ルドベキア:「うーん……。すまない、少し、今日は眠たくて」
サリー:「…………。ぶー」
…ではしかたない。夜はシエラの壁をどんどん叩きます。
シエラ:あっ……オレの安眠が……
タウルス:安眠……おまえ……消えるのか……?
ご、ごめんね……ルドベキア様、どうしても夜は寝なきゃいけないんだ……
GMは申し訳なく思いつつ、シエラさんの安眠を犠牲に睡眠を決行。
サリー:というわけで30分くらいどんどんしたら睡眠です
シエラ:30分ならまだマシか……(遠い目)
サリー:いやあ。叩いてるうちに眠くなっちゃうので……
シエラ:うーん、さすが中身10歳。
GM:ではですね。ステラさん以外の3人。
聞き耳判定をお願いしていいでしょうか。目標値19です。
これには、サリーちゃんだけ成功。
サリー:どんどんどん!「(ぴたっ。。。)(ラビットイヤー使用)。。。?」←突然静かになる
シエラ:「(おっやっと寝れるか……?)」←気づいてない
GM:では、まず、実はステラさんが気が付いた。
夜。ごそごそとしていると、なんだか街が静かです。
それに気づいたうえで思い返してみると、そう言えば、昨日もずいぶん静かだった気がします。
サリー:あー…なるほど。「音が聞こえてこないこと」に対する聞き耳って確かに難しそうだ。悪魔の証明ですからね。だから聞き耳にしては目標値高かったんだ。
イエス、その通りです。「普段聞こえてないものが聞こえない」って、案外気づきにくくないですか?
GM:どうしてもそれが気になって、窓の方をちらっと見てみると。
シエラ:ああ!窓に!窓に!
ステラ:完全にSAN値チェックの展開ですが―??
GM:ちがうw ……ステラさんが聞いたことのある声が、ふと聞こえてくるような気がしました。そのせいで、ピンと来たようです。
「よーしよしよし。大丈夫、怖くないよ。ほら、ごはん。おいしい? ふふふ、おいしいかー!!」
ステラ:ほ? ……(ピンときて)ああ、なるほど。ってことは、サリーちゃんだけ聞こえたのもある意味美味しいですね……
GM:「お前、迷子なのか? なんでこんなところにいるんだ?」
そう。例の銀髪の僕っ子の声ですね。
第1話、ステラさんのOPに出てきたあの子です。
GM:……で、その声に、サリーちゃんも気が付いた。なんだか妙に静かな町の中、「よーしよしよし」って声が聞こえる。
サリー:お。じゃあ……少女とステラが話始めたタイミングくらいで気づくことにしていいでしょうか。まだステイしておきます。
GM:了解です。
あ、一応ちなみに。ここで動くと、明日は寝不足かもしれません……とは言っておきます。要は、睡眠とれなかった扱い。
ステラ:はい。でもまあ、とりあえず、れっつとつげきーしない理由はありません!
GM:では下に行くと、貴方に気が付いてない様子の少女?が、茶色いおっきめな犬を、わっしわっしと撫でています。ムツゴロウさん的に。
シエラ:よーしよしよしよし(ムツゴロウさんの声真似)
GM:よく見ると、犬は広場の中央につながれてるようです。
ステラ:じゃあ……背後まで接近して「かわいいワンちゃんですね」と突然話しかける。
GM:「うひゃあ!!?」
では、相手は大層ビビった様子で、犬に縋りついた状態で飛び上がる。貴方に気が付くと、しどろもどろながら返事をしてきました。
「こ、こここここんばんは。ステラ。
べ、別に撫でてない、よ。うん。可愛い犬が見えたから気になったとかじゃなくてね、その。あばばばばば」
ステラ:一瞬でカリスマ感がブレイクしたんですが、この子。最初に出てきたときのミステリアスカリスマ感は何処に行ったんですか。
GM:うっ…
シエラ:ひ ろ が る ポ ン コ ツ
タウルス:カリスマは置いてきた。あいつはこれからの戦いにはついていけない。
サリー:むしろ、これカリスマに置いてかれたんだよな??
一同:(笑)
GMが素でロールすればするほど、NPCがポンコツの呪いに巻き込まれていく。
ステラ:「また会いましたね、これで何回目でしたっけ? 私もワンちゃん撫でていいですか?」
少女?:「…………えっ」
眼が泳いだ後、「……どうぞ……」と犬の横を譲られます。
何回目か、という言葉には、残念ながら答えません。ですが、明らかに目が泳いだ。
サリー:じゃあ、サリーはこのあたりで到着して、「おんなおとこ、こんな時間に何してんだ?」
少女?:「………! 君、突然なんだ! 夜は寝てなくちゃダメだろ!」
では、サリーさんがやってきたのを見つけて目を丸くし、腰に手をやって声を荒げますが……
サリー:……じゃ、少女の方をみて「おまえは、、、?いったいなにかが何回目だ?(聞こえてきたことを適当に言っているだけ)」とか言ってみる()
少女?:「えっ…………」(素で戸惑った)
シエラ:「なにかが何回目だ?」って流石に適当過ぎるでしょうww
一同:(笑)
サリー:「ねなくちゃダメと言われても、私だってねたかったですよーだ、それで、どなたさまですか? わたしはサリエルです」
GM:「………。僕は、ええと…トト。……トト・リナリア……」
名乗った後、一瞬言い淀むようにしてから、フルネームを名乗ります。
サリー:「トト、リ、トトリリ、」
トト:「…トト・リナリア……」
サリー:「ととりり」
トト:「いや、まあ、む、無理するな。言えないなら無理はするな」←
サリー:「それじゃあ、ととりりでしつれいします」
トト:「えっ………」(深刻な戸惑いの表情)>ととりり
ステラ:「……あ、思い出した! トトリちゃん!」と言って幼女の方に向き直ります。
トト:「……もう、トトリでいい。どうした?」(くーん)
ステラ:「えっと、前回言いそびれていた私の本名のことなんですけど、わけあって今みたいにステラって呼ぶようにしてもらっていいですか? あんまり広まったりすると困るので」
GM:「あ、……ごめん、悪かった。その。どうしてもあれは、本当の君に聞きたくて、本名で呼んでみたんだけど……
いやだったなら、謝る。ごめんなさい。とにかく、ステラ、でいいんだね?」
ステラ:「はい、ありがとうございます。トトリちゃんはいい娘ですね」頭なでなで(しようとする)
GM:「…っ! な、撫でなくて、いい! 別に、いい子じゃ、ないし……」
と、もごもごしつつ撫でられながら、落ち着かなさげに片手で犬をもふる。くーん。
サリー:「おんなおとこは、ととりりと知り合い?」
ステラ:「そうですね、話したこともありますしそんな感じです。」
トト:「………知り合いというか……なんというか………」
と、サリーの顔を見て、なんだか複雑そうな顔をする。
サリー:「ととりり?」
トト:「……そうだな。やっぱり、君にも直接聞こうか」
サリー:「?…はい、なんでもどーぞ」
トト:「君はどうして彼女に従う? 今のルドベキア公は、君が仕えるに相応しいかい? 君の好きなルドベキア公は、彼女でいいのか?」
サリー:……ちょっと返答考えてもいいですか。
GM:どうぞ。もちろんです。
と、しばらくの沈黙ののち、サリーはゆっくり、以下のように返答しました。
サリー:「…………」
サリー:「ルドベキアこーはルドベキアこーです。」
サリー:「…………」
サリー:「私はルドベキアこーの従者です。」
サリー:「…………」
サリー:「お返事はこれだけ。」……と返します。
トト:「…………あの人が「ルドベキア公」だから、あの人でいい、ってこと?」
サリー:「…………。ルドベキアこー(あの人)はルドベキアこー(「ルドベキア公」)ですから」
トト:「そっか、……ありがとう」
では、ちょっとそんなところで……さて、危険感知判定をお願いできますか。目標値は16です。
ステラ:あっぶなーい!! サリーちゃんが一緒に聞いてなかったら即死だったー!! 平目です!
というわけで、案の定ステラさんは失敗。サリーだけばっちり気が付いた。
GM:では、サリーちゃんは気が付いた。
サリー:夜更かしを咎めにルドベキア公がやってきたことに?
一同:(笑)
GM:違いますw …月の昇る空に、大きな黒い影がふたつ、飛んでいることに気が付きました!
サリーだけ、身に迫る危険を感じます。
えーと、(ころころ)トトも気づかなかったな。突然何かに気が付いた風のサリーにきょとんとしてる。
ステラ:私もまだきょとんとしてますね。気づかなかったので。
GM:そのまま、黒い影が思いっきり滑空してきます。ふたつぶん。びゅーん。貴方がたに向かって、ものすごい勢いで突っ込んできています。
サリー:滑空してきたところで、「ふたりともあぶない!」と叫びます。
GM:はい、ではステラさんとトトも、サリーちゃんの叫び声で、間一髪避けられます……が、その大きな黒い影がひっつかんだのは、あなたがたではありません。
サリー:ほい? ……あっ。犬ーーーー!!!!!!!
GM:ええ、犬です。
「キャイーン!!!」と犬の悲鳴が鳴り響き、茫然としていたトトが慌てて、背中から杖を取り出します。犬が繋がれていた縄も、黒い影によって引き千切られてしまいます。
トト:「わ、こら、なにするんだ!! 離せ!!」
ステラ:トトリと影の間に立って戦闘態勢。やべえよやべえよ。
GM:では、冒険者技能+器用or知力で、目標値24。
成功すると、謎の黒い影が犬をひっつかんだかぎづめをスナイプして、犬を助けることが出来ます。
サリー:ちなみにルドベキア公は犬を助けたりするタイプ? そうならば積極的に、そうでないなら、ステラが動いたのを見てから助けに行きます。
GM:「ルドベキア」は…犬は助けないだろうなあ。
ステラ:じゃあ、私がとにかく動きます! ステラにとっては、あの犬は「トトリが可愛がっていた犬」というあたりがモチベなので…!
最終的に2人とも、達成値ぎりぎりながら成功し、犬を助けることに成功しました。
GM:きゃいん、と犬は地面に落ちました。けがはしてるかもだけど、無事。
大きな黒い影は「クケー!!!!」と耳障りな音を立てて、空へ戻っていきます。そのまま何回か旋回していましたが、そのまま何処かに去っていきました。
なお、ちらっとその身のどこかに、光沢感のある紅い光が見えたのも認識します。
……とりあえず、危機は去りました。
トト:「大丈夫、ステラ!? ……サリーは大丈夫だよね!」
ステラを心配しつつ、何故かサリーちゃんには謎の信頼を置いているトト。
ステラ:「私は大丈夫です、サリーちゃんありがとね」
サリー:「む。まあ、だいじょーぶです。犬も無事でよかった」
GM:トトは慌てながら駆け寄ってきます。そのまま、犬の応急手当てをてきぱきと始める。
なお、手当中、「ザス・ゼガ・ロ・オン」と、トトが口の中で呟いたのが聞こえました。トトがもっている杖がふわっと光って、犬の傷が治っていく。
ちょっと見識判定してみましょう。
ステラ:あー、詠唱。どれでしたっけ……
GM:目標値は10ですが、ステラちゃんは+6で振ってください。
これには、2人とも危なげなく成功。
GM:まあ、コンジャラー技能のアースヒールです。ステラさんはめちゃくちゃ聞いたことがありますね。
ステラ:というか、私は今まさに隣で同じことを詠唱してるかも。「私も手当お手伝いします!」って。(コンジャラー)
GM:とりあえず、トトは犬が無事なのを確認して、難しい顔をしつつ立ち上がります。
トト:「……どういうことだろう………。
考えてみれば、そもそもおかしいな。真夜中にこんなところにつながれてるのも。最初は番犬かと思ったけど、妙になつっこいから違ったみたいだし……」
ステラ:まあ、静かな街中の広場のど真ん中につながれた犬……って、普通におかしいですよね。
タウルス:だよねえ。
ステラ:「トトリちゃん、あの鳥?に心当たりはありますか?」
トト:「ごめん、犬を助けるのに必死で、まともに見てなかった……。
でも、普通の魔物とか野鳥にしても、こんな町中に出てくるのもおかしいし。少し、調べてみた方がいいかもしれないな。
君たちも、宿に戻って気を付けてくれ。今夜、また戻ってこないとも限らないし!」
といって立ち上がりま……
ステラ:(遮って)「とりあえず!」
トト:「ん?」
ステラ:「やっぱり危なかったでしょう! トトリちゃんはこんな時間に出歩いてちゃダメです!家か泊まっている場所はどこですか? 送っていきます!」
トト:「え、あ、大丈夫だよ。僕、結構これでも、強いし……むしろ、僕が送ってくよ!」
ステラ:「強いって言っても魔法使いが単独じゃ危ないものは危ないです! さっきだってサリーちゃんがいなかったらどうなってたか! 私たちが送っていきます!」
トト:「い、いーや、送ってく。ステラにそんなことはさせられません。サリーは強くて平気だけど、ステラはドジだし見てられないんだよ!!」
そんなひと騒ぎがありましたが、最終的にトトに押し切られて終わりました。
なお、サリーちゃんは途中で「ねむい」っていって帰った。
ステラ:(押し切られた)「むぅー」とか言ってむくれてる。
GM:で、朝が来ましたよー。
~3日目朝~
サリー:「ねむいです……」と眠そうにルドベキア公の隣で朝ごはんを食べてます。
ステラ:私も、昨日色々あったのでルドベキア公の逆隣に引っ付いてます。本能的に。
タウルス:「さりーとすてら……ねむそう……だね……?」
ステラ:うーん。タウルスくんとシエラさんにも、情報共有はしておきましょうか。
危険な鳥みたいなのがいた、異様に静かな街中の広場のど真ん中に繋がれた犬がいて、そいつが危ない目にあった、とりは光ってた、まで共有します。
「サリーちゃんのおかげで助かったんですよ〜」なでなで
サリー:「うー」なでられることに軽い抵抗をしていますが眠いため全体的に鈍い
タウルス:「そうなんだ……ぼく……きづかずにねてた……。ごめんね………。」
GM:では、情報共有をしたということで…
「謎の黒い影(鳥?)について 聞き込み判定目標値18」がポップします。
あと「昨夜の犬について 探索判定目標値15」。
「広場の方の痕跡について」も、見に行くことが出来ます。これはその場に行くだけで大丈夫。
色々と話をしつつ、朝の行動は
タウルス→朝行動:広場で痕跡が残ってないか探索
シエラ→「謎の黒い影(鳥?)について 聞き込み判定目標値18」
ステラ・サリー→睡眠
となりました。
サリー:あー。眠たそうにしながらも、聞き込みなどをしようとするので、ルドベキア公に寝るよう言ってもらいたいです。
「きのうのことについて、しらべます……」
GM:おけ。
ルドベキア:「……先ほど聞いた限り、お前たちはまともに寝てないだろう。寝ろ寝ろ」
サリー:「ルドベキアこー、寝るまでいっしょにいてー」
GM:じゃあ、ルドベキアがぽんぽんとサリーさんを寝かしつけたと思います。
サリー:お、寝かしつけてくれましたか
GM:めっちゃぎこちないですが、「寝ろ」と言いながら布団ごと叩いている。ぽんぽこぽこ。
サリー:それでは、安心したような顔ですぐに眠りに落ちます。5分くらいで。
GM:「ねんねんころ…ころりん……? ころりんすっとんとん……」(謎の子守歌)
シエラ:ぽんこつぅ。
タウルス:大丈夫? ちゃんとカリスマ戻ってくる??
そんな一幕もありつつ。
GM:では、シエラさんから行きましょう。
聞き込み判定は無事に施工。
GM:では。昨日の黒い影について。
聞いて回っていると、町民たちが、恐る恐るといった感じで教えてくれました。
実はこの村では、二週間ほど前から現れた巨大な鳥の襲来に怯えています。3日に1回ほどのペースで、真夜中に飛来し、家畜やペットなどを攫って行きます。とはいえ今のところ、目につきやすい場所にいる動物を攫って行くだけであり、村人に被害はありません。
ちなみに、それまではこの村の周辺は非常に平和であり、巨鳥は本当に突然の襲来だったようです。
GM:おっちゃん「で、でも、夜に出歩きさえしなければ安全だし、観光の人は心配することねえよ!!」(肩パン)
シエラ:「ご忠告、ありがとな」
タウルス:不安しかねぇ(震え声
GM:まあ、そうですね。正直なところ、「立ち寄る客の足が遠のくのを恐れて、危険なのに町民ぐるみで秘密にしていた」という感じは否めません。
七不思議チェックは特に何もなし。
GM:で、タウルス君。
昨日の痕跡は、すぐに見つかります。
ただ、貴方が出くわすのは、その痕跡を消している清掃のおじさんおばさんたちの集団です。
おじさんたちが静かに集まってきて、静かに痕跡を消していく。
ゴミ袋に、全部残ってたものが詰められて行っています。
タウルス:え、こっわ……
シエラ:図がホラーものっぽいなあ。
タウルス:「ちょっと……いい……?そこで……なにが……あった……の?」詰められているものを見ようとする。
おばさん1:「あ、ああ。ちょっとごみが最近多くてね、朝にゴミ拾いしてるんだよ!」
おばさん2:「ごみなんかみたってしょうがないよ」(おばさんガード)
タウルス:「ここで……へんな……とりがでたって……きいたけど……?」
おばさんたち:「!」ざわ。
おばさん1:「あ、あんた、それどこからきいた? あんまり言って回らないでくれないかい…?」
タウルス:「そう……なの……?ぼくは……それがなにか……しりたいだけだけど……」
おばさん2:「うーん……此処だけの話だよ……? と言っても、「でっかい鳥」としかあたしたちもわからないけどねえ……」
と言いつつ、ごみ袋は見せてくれます。でーっかい羽がごみ袋に詰められてますね。
タウルス:魔物知識判定、できます?
GM:いいですよ。直接鳥を見ているわけではないので……まもちきは、ペナルティが-2くらいかな。
タウルス:(ころころ)21です。
ライダーの本気魔物知識判定は、強い。
GM:それだとわかりますね。「ロック」です。バルバロステイルズp83。
タウルス:はぁ!? ロック!? いや、……ええw
他PL:?
GM:えへ。
タウルスPLはかなりSW2.0慣れしている方なのですが、だからこその反応。
タウルス:(改めてデータを確認しつつ)……これが、街中に2体いたんですっけw
GM:いえす。
14レベル魔物なので、少なくとも町中に出てきていい代物じゃありません。
一般人が鉢あったら、あっというまに大惨事です。
タウルス:「これは……あぶないから……みんな……そとにでないほうがいいよ……!」
おばさん1:「やっぱりそうかねえ……」
おばさん2:あんなのが、最近よく来ててねえ。あんたさんには知られちゃったからこの際行っちゃうけど……大体、3日おきぐらいにくるんだよ。あれが。
タウルス:……3日おきにロック鳥がくる町……(溜息)
GM:とりあえず、そんな感じが分かった。
そして、七不思議チェックで6を出し、タウルス君が七不思議と遭遇しました。
GM:では、そうですね。今回は「ふんふん、ふふんふーん」と、綺麗な女性の声が聞こえます。
ただ、声はきれいですが、音程はちょっと適当。
タウルス:「?」
GM:きょろきょろしてると、とある家の屋根の上に、体に布をぐるぐる巻きつけたなにかが立っていることに気が付きました。
どうやらその恰好で街のスケッチをしているようで、なにか紙に書きつけては屋根から屋根にぴょんぴょん飛び移ってる。
一同:(笑)
サリー:こええよww 何者だよww
シエラ:……器用だな。
タウルス:動きを見ながら強さを伺う。(魔物知識判定ころころ)……あ、出目が振るわない。達成値17。
GM:それはわからないなあ。謎の影は「ふふーん♪」と満足げに謳い終わると、スケッチブック片手に駆け去っていきました。屋根の上を。
タウルス:突撃しないと釘刺されてるので追いかけないー。まだ釘刺された記憶があるからね!
~3日目昼~
シエラ:じょーほーきょーゆー。
GM:現在ポップしてるのは「昨夜の犬について 探索判定目標値15」ですが、
それに加えて、「町の探索判定 目標値14/19/25」があらたにポップしましたー。
町の探索は、一気にぶち抜いてもよいのですが、下の方の目標値をひとつ抜くたびに、上の方の目標値は-2されていきます。
話し合い、今回の行動は以下のようになりました。
==
タウルス→「昨夜の犬について 探索判定目標値15」
サリー→「町の探索判定 目標値14/19/25」
ステラ・シエラ→「銀髪幼女先輩チャレンジ(PL提案の原文ママ)」
==
GM:……昨夜の犬についてからいきましょう。
タウルスくんは危なげなく探索判定を成功。
GM:では、あなたが街を探索していると…
「ひどいよ。ペロかわいそうだよ。お母さんが殺したんだ!!」
角のパン屋の前で、女児が泣きわめきながら母親らしきおばさんの腰辺りを叩いています。おばさんは何も言わず、女児の頭を撫でている。
どうやら、昨日の犬は、角のパン屋一家で飼われていた「ペロ」という犬だったようです。大きくて茶色。
タウルス:……あーっ、思い出した。この前いましたね、そういえば。犬を連れた幼女とおばさん。
GM:はい。いました。
女児がわんわん泣きわめいているのを、通行人が遠巻きに、気まずそうに見ている。そんな感じの光景に行き会いました。
タウルス:また少し様子を見守る。
GM:まあ、ずっと泣いてる女の子をおばさんがなだめてるだけですが、おばさんがこういう風にいってなだめているのは聞こえた。
おばさん:「しょうがないんだよ、ペロはお前たちみたいなちっちゃい子を守ってくれたみたいなもんだ。ありがとうっていいな」
GM:そんな感じで、以上ですね。
七不思議チェックは特に何もなし。
GM:次に町の探索です。
サリー:(ころころ)出目10で達成値26!! ふふーん!
一同:おー!
GM:お、ぶち抜きましたね。では、目標値14の情報から順に出していきます。
どうやら、街の人々は、自分たちが襲われないように巨鳥に動物を差し出しているようです。各家でくじを引いて、持ち回りで家畜やペットを供出している形。
勝手にペットを差し出された各家の子供たちなどが、大人たちに泣いて抗議をしていますが、聞いてもらえていません。
タウルス:(無言の腹パン)
GM:目標値19の情報。
最近、少し風邪をひいている人が多いみたいです。
そのせいで、住民全体が何だかどんよりした雰囲気です。ロック鳥に対してなんだか消極的な対応なのも、村の若い男衆などが風邪で寝込み、強い力を振るえるものがいないのも原因かもしれません。
で、続けて目標値25の情報。
実はロック鳥騒ぎで陰に隠れていますが、最近風邪で死亡する人が増えています。
秋口で気温の変化もあるのかもしれませんが、体力のある若いものも含め、老若男女問わず死亡者が出ているのが今年の風邪の特徴です。
……むしろほんとに風邪なのか怪しい、と貴方は思うかもしれません。
ステラ:風邪で死亡かー……
シエラ:いや、風邪は死亡しますよ。この世界観ですし。
ステラ:でも、老若男女問わずってところがひっかかるんですよねー…
で、サリーちゃんがこのあと、七不思議チェックに引っかかった。
GM:兎のぬいぐるみが、無残に森の入り口に脱ぎ捨てられています。
サリー:「……!」
GM:その近くには幾種類かの絵の具があり、この着ぐるみの持ち主はどうやら絵をかいていたのかもしれません。
サリー:警戒しつつも、ぬいぐるみに近づきます。さっきのやんけ、こえーよ
GM:普通に近づけちゃうよ。
サリー:脱ぎ捨てられたのいつとかそういうことを考えたい。
GM:いやあ、脱ぎたてホカホカですね。あったかいよ。
サリー:周り見渡してすぐ見えるところに、なんかいる? 周りをぐるっと見渡すくらいはするんだけど。
GM:ぱっと見は近くにはいない。
ステラ:すごい…この着ぐるみ、持って帰ってやりたい……
サリー:なら……拾います。
ステラ:えっ。
えっ?(君が「えっ」って言うん?)
GM:では、「あー!」って声がする。
「それ、そこに置いといてほしいですー!」
サリー:「……?」
GM:「裸で帰るのはいやです!!!!」
サリー:「どなた?」そっちの方をみるけど…
GM:声の発生源は割とすぐ近くの物陰。というか、路地裏ですね。
死角になってたところであっちが様子をうかがってたのか、それとも今までお互い単にみえてなかったのか。
GM:??「あー! こっちこないでくださーい!」
サリー:「えー」
GM:??「だめだめ。怖いですよー。怖い思いするかもですよー」
サリー:「ぬいぐるみはおいといてほしい、そっちには来ないでほしい、わがままはいけません。どっちかをえらぶか、くわしいせつ明をしてください」
GM:??「こまりましたー……。えっと、でも、ひとの服とるなんて、えっちなのもいけませんよ」
サリー:「とりあえず、こわくありませんので、そっちに行きますね」
GM:??「うーんと……とりあえず、貴方はこっちに来たらだめです。危ないので。ほんと危ないので」
サリー:「あぶないならやめておきます」
GM:??「正しいです」
シエラ:脳が溶けそうな会話なんだが。
ステラ:しー、しーっ。
サリー:「それで、どうしてあぶないのですか?」
GM:??「えっと……説明しづらいんですが—……。私、おっちょこちょいなので……危ない目に合わせちゃうかも……みたいな………」
サリー:「……そっかー」
GM:「……。うん、いいや、えい!」
サリー:「?」
GM:「それ、あの、よかったらそこにおいといてくださーい!!」そういう叫びが聞こえたかと思うと、ふっと声が聞こえなくなります。
サリー:うーん。どうしようかな。うーん。
サリーの行動
①ぬいぐるみはその場においておいきます
②ただし、すぐに立ち去らず、すぐそばに居残ります
③ルドベキア公に通話のピアスで話しかけます
GM:ほうw
ルドベキア:「なんだサリー」でんわにでたわ。(通話のピアス)
サリー:「ルドベキアこー。兎のぬいぐるみ、ななふしぎを見つけたかも。」
ルドベキア:「何!? 御仁がいらっしゃるのか!?」
サリー:「(かくしか)します」
サリー:で、ルドベキア公に、PTメンバー連れてここに来てもらって、危なくても大丈夫なようにして、ここに来るところでひっ捕まえて、話を聞きたい……とルドベキア公にいう。
いや、正確には、こうすると七不思議に会えるけど、ルドベキア公はどうしたいですか、と問う。
ルドベキア:すると、ルドベキア公はちょっと沈黙する。割と長い沈黙。
「……御仁には早く会いたいものだが……しかし、そうだな。サリー、あまりあぶないことはしないでくれ。お前の身が心配だ」
サリー:「みんながとう着するまでがあぶない、ってことですか?」
ルドベキア:「なんというか……御仁を驚かせていいものか、とな。
経験則上、おっちょこちょいはびっくりしたりパニックになった時によく発動する。
御仁は「あぶないから」といったんだろう? だから、実際に危なかったらどうしよう、とな。あの御仁は、多分、嘘を吐けるタイプの人ではない……」
サリー:「……ふむ」
ルドベキア:「皆が到着しても……うーん……やめておいた方が……」歯切れは悪い。
ルドベキア公はこんな感じの反応です。ただ、強くは止めない。だが、勧めはしない。そんな感じみたい。
タウルス:……話聞いてる感じ、なんとなく、バジっぽいと思うんだよなあ……(ぽそっ)
ステラ:ばじ?
ふふ。
タウルスPLはSW2.0をかなりやりこんでいる人なので、時々こういう風にずばっと突っ込んでくることがあります。
さーて、どうでしょうね?
タウルス:いや、なんでも。まあ、とにかく確かに危ないかも、と僕も思う。
サリー:「…はい、それではそっちにもどります。」
ルドベキア:「……すまないな、サリー。せっかく考えてくれたのに」
サリー:「ちなみに、ぬいぐるみは持って帰ったほうがいいー?」半分ジョークで聞く
ルドベキア:「う、うーん。女性の服は、流石に置いておいてやってくれ」()
サリー:「はーい」というわけで、何かがいたっぽい物陰の方に一礼してその場を後にします。ぬいぐるみたたんどくね。
そして次は幼女先輩チャレンジ(PL談)の二人。
また探索判定目標値9なのですが、ステラさんだけまた出目11を出して根性で会いに行っています。
GM:(幼女への執念…)
では、また貴方たちは、今度は森の方で遊んでいる幼女を発見します。「あ、おねーちゃんとおにーちゃんだ!」
シエラ:幼女先輩、結構危ういところで遊びますねー…
(ステラから言われたこともあり)ややぎこちない笑顔で「やあ、また会ったね」
GM:「あったね! ……おにいちゃん、笑うとかわいいね?」
シエラ:(顔を赤くしてる)
ステラ:「またあなたはこんな危ないところで...今日は何をしているんですか?」
GM:「おままごとだよー。私、おままごとだいすきなの」
まあ、そんなかんじできゃいきゃい。交流が深まった。
シエラ:あ。交流深まったなら、幼女先輩に名前をききたいっす。
GM:では、お名前を聞くと、「セーニャだよ!」と元気よく答えてくれます。
シエラ:セーニャちゃんか。じゃあ、我々も自己紹介をした。シエラだぞー。
ステラ:ステラだよー。
GM:では、そんな感じの平和な時間が流れた。
七不思議チェックは何もなし。
~3日目夜~
夜。普段であれば、特に何も無く睡眠のシーンですが。
GM:……ちょっとシーン挟みます。
では、貴方がたが一緒に夕食をとり終わり、だんらんをして。今日も又寝ようというところ。
ルドベキア:「昨夜は色々あったようだし疲れているだろうから、よく休めよ」
と言いながらルドベキアが立ち上がり、彼女自身も部屋に戻ります。
サリー:一応戻る前に「じー」とルドベキア公の方を見ながら名残惜しそうな眼をします。
ルドベキア:「……サリー。一人が寂しいなら、私以外でもシエラでもタウルスでもステラでも、一緒に寝てもら……」
と、言いかけたところで。その瞬間、一瞬、かくっとルドベキア公の膝が崩れます。そのままバランスを崩し、床に足をつく。
一同:!?
サリー:すぐ駆け寄る!
シエラ:その場で立ち上がる。
タウルス:「ますたぁ……?」
ルドベキア:ルドベキア公は一瞬きょとんとした顔をしていますが、すぐに立ち上がります。
「すまない、やはり疲れているようだ。休ませてもらう」
タウルス:「だいじょう……ぶ?」
ルドベキア:「ああ、大丈夫だ」
そういって、踵を返して部屋に戻っていきます。
タウルス:「うん……ゆっくり……やすん……で」見送り
ルドベキア:さて、ここで皆さん、セージ+知力、あるいはレンジャー+知力で目標値18。
今回の判定は、シエラさんだけが成功。見識系はシエラさんが飛びぬけて強いのです。
GM:では、シエラさんはすぐにわかった。
ルドベキアは明らかに、無理をしているように見えました。きびきび歩いていますし動きはうまく隠せていますが、いかんせん肌色が悪すぎる。
そして恐らく、右足の感覚がちゃんとあるかどうかが微妙です。歩き方が微妙にへん。
で、部屋に戻ってった。
シエラ:小さな声で「これはまずいかもな……」とつぶやく。
サリー:「おとこおんな、どうした。」
シエラ:ルドベキアが行ったことを確認してすぐにさっきの情報を共有します。
「さっきのルドベキアの様子だが……明らかに体調が悪いのを押し通してムリしてるな。あれは。下手すりゃ片足の感覚がないってこともありそうだ」
サリー:それ聞いたら、ルドベキア公すぐ追いかける。
ルドベキア:部屋は鍵がかかってますがー……
サリー:壊す。(即答)
シエラ:「あっおい待っ」
サリー:ノッカーボムふたたび! どかん!
GM:や、やどやー!!
宿屋の鍵は、ノッカーボムにより死にました。弁償費大丈夫なんだろうか。
GM:では、入れた。入ると、まあ、寝てますね。ルドさん。
サリー:「ルドベキアこー!」(飛び込む)
ルドベキア:「……はぁ。こういう余計なことに気が付いて、余計なことをするのは……シエラか………」
シエラ:「オレはもうちょっと穏便に済ませようとしたんだけどなぁ……」とごちる
ステラ:後ろでおろおろしてます……
タウルス:「よけいなことって……なんだよ……!」
ルドベキア:(応えず)「サリーも、カギを壊すな」
サリー:「ルドベキアこー、今なにがどうなってますか、どうすれば治りますか。」
ルドベキア:「すまないが、知っての通り具合が悪い。寝かせてくれ」
サリー:「だめです。ねたら治るならそれでいいですが、そうでないのなら、原因が分かるくらいまでは私たちに教えてください。」
ルドベキア:「……寝てれば治る。少し今回は急だったが、めずらしくない。よくあることだ」
はいはい、帰った帰った、と顎で追い立ててくる。
サリー:「おとこおんな、どうなの?ねたらなおるの?」
……GM、真偽判定したいんですが、だめ?
GM:「寝たら治るか」についてですかね。うーん……まあ、ここはやっていいでしょう。
冒険者技能+知力で目標値27ですね。真偽判定。
これはサリーが腕輪を割って届かせました。
ちなみに、シエラさんは「隠したいっていうなら」と、あえて今回判定を振っていません。
シエラ:隠したいことがあるならそれはそれで、な。
ルドベキア:……では、サリーはそうですね。「寝てれば治る」はほんとだと思います。本人はそう思ってる様子。
ただ、ちょっと歯切れが悪いのは、「寝ればいったんこの症状は治るけど、根本解決にはならない」と思ってるんでしょう。本人も。
サリー:……ちなみに、これ、現役のころもこんな感じでしたか? 現役の、生き返ってくる前。
GM:いえ。蘇生前は、こんな様子は全くありませんでした。
シエラ:「生き返ってきた」後……(考え込んでる)
サリー:ちなみにそれとは別に、シエラとか、セージとかで病気の診断できないでしょうか。
シエラ:うーん。オレ、振っていいか?
GM:じゃあ、2d6+9でちょっと振ってもらえますか。
シエラ:(ころころ)達成値15。
と、ここでLINEの通知音。
サリー:……。もしかして、これ秘密案件なんだろうか。裏でLINEか何か誰かが飛ばしてる?
GM:……どうでしょうねー。
と言いつつ、実は実際に、裏でシエラさんとGMが必死にLINEで情報共有をしていました。
サリーの言う通り、シエラさんの「秘密案件」です。ハンドアウトの裏に書いてあるものの、関連。
GMもシナリオ等改めて確認し、色々と情報をすり合わせた結果……
GM:……うん、とにかく、この症状に関しては、「寝てれば治る」です。
シエラ:……。うん。じゃあ……
「オレの目からも『寝てれば治る』としか言えないな。とにかく今ルドベキアに必要なものは何よりも休息だ。」
ルドベキア:まあいずれにせよ、最終的に貴方がたはルドベキアの不機嫌そうな顔に追い立てられて、部屋を追い出されました。「寝たい。人がいると寝れない」という強い希望により。
サリー:……じゃあ、その後で構わないので、シエラを問い詰めます
「本当に、必要なものは何よりも休息か? 休息以外にわたしたちがルドベキア公にできることはないのか」
シエラ:「すまん、オレがもっと医学に詳しかったらよかったんだが……。休息が必要ということそのものは事実だ。オレだってルドベキアの従者だからな。あいつのことは一番に気にかけてる」
……あとこれさ、もしかしなくても情報共有中に出てきた「町に蔓延してる風邪」の関連じゃないか?
ステラ:…あー……
タウルス:私もそう思ってた。
GM:まあ、そうですね。時間短縮のために簡単に言ってしまうと……
ルドベキアは、もともと蘇生後は随分体力が落ちており、本人もそれを自覚していました。
その体力が落ちてるところを、この町についてから、蔓延している「風邪」にやられて重症化してる……というのが今回の流れです。
つまりはこの町を離れるのが一番てっとりばやいんですが。いかんせん、森の七不思議にときちんとしたコンタクトが取れるのは7日目になってから。なので、まだ町から出られない。
それに、ルドベキアは神官様ですので。あなたがたから報告を受けて、街がそもそもなんでこんなに風邪が蔓延してて、ばたばた死人も出てるのか? 悪い病気でも流行ってるのか? というのも気になっているようです。やっぱり、人を救うのが神官の務めですから。
ルドベキアが倒れたことが予想以上の重みとなっており、PL陣真面目に考えこみ始めました。
そしてとりあえず、いったんPC達も(睡眠不足ペナルティを避けるために)睡眠をとってから今後のことを考えよう……という話になり。
そして翌日。
~4日目朝~
サリー:……この町が問題だというなら、とっとと出てっちゃだめでしょうか。
ルドベキア:それには、ルドは頑として首を縦に振りません。
「もう少しで森の七不思議殿が堂々と町中に出てくる日だろ!」と。
その日までは、出来る限り町を出たくないみたい。
シエラ:「七不思議を探すのはオレたちでもできるし、マスターだけ、いったんここから離れるわけにはいかないか?」
タウルス:「このまち……くうきがあまりよくない……」
PC同士でも、いろいろ話し合った結果。
とにかく一致したのは、「この町の病の原因がわからない以上、ルドベキアをこれ以上この町に置いておきたくない」ということ。
シエラやサリーを中心に、「いったん、シエラのテレポートでルドベキアだけを他の街に送り、自分たちで森の七不思議を待つ」という方針でルドベキアを説得していくことになりました。
暫くじーっと黙ってたルドベキア公も、最終的に根負けして、口を開きます。
ルドベキア:「…わかった。お前たちがどうしてもというなら離れる。だが条件がある」
で、一瞬口ごもる。
タウルス:「じょうけん……?」
ルドベキア:「…この町で、犬猫が、これ以上怪鳥の犠牲にならないようにしてやってくれないか? その……かわいそう、だろう」
サリー:「………」
ステラ:ルド様、犬猫に優しい。
ルドベキア:「犬猫を犠牲にするような、今のこの町のやり方には納得がいかない。
そんなその場限りの方法で無為に犠牲を増やすよりは、根本を倒すために打って出る方がましだ。
だからせめて、森の七不思議のところに行くまではここに陣取って、その間に怪鳥が現れれば、我々で改めて討ってしまえないか……くらいに思っていたのだが……
………お前たちに負担を強いすぎることになるから、言いづらくて」
と言って、気まずそうに目を逸らしました。
サリー:「…………。わたしはそれでかまいません」
タウルス:「あんなやつら……ぼくらがたおす……。だからますたぁは……からだをなおして……?」
シエラ:「まあいざってときはオレがまたテレポートで送り返すから、安心してくれ」
ルドベキア:「……ありがとう」
ちょっと微笑。体が弱っているからなのか、随分と普段……というか、昔とは印象が違うかもしれません。
話がまとまり、ルドベキア公をテレポートで近くの街(行ったことがある、安全そうな町)に送りだすことになりました。
ちなみに、結局 「従者なのに、病気の主人一人で放っておくは流石にまずくない?」という話が出たため、普段はテレポートが使えるシエラさんが、ルドベキアの傍で待機をすることに。
シエラさんは高位のソーサラーなので、残るPC3人に、自分のファミリア(使い魔。術者であるシエラさんと五感が共有出来る)を預けておいて動向を伺い、いざというときにはいつでも戻れるようにしています。
タウルス:とにかく、今後我々が取るべき方行動はざっくりふたつあって。
「マスター含む患者たちのために、この町の風邪について調べる」っていうのと、「(マスターが気にしているので)ロック鳥をどうにかする」っていうのですよね。
ステラ:そうですね。それに関しては異存なしです。
タウルス:風邪については……恐らく、この次のtbから、「風邪について調べる」系の判定がいろいろポップしてくると思うんで、それを調べれば何かわかると思うんですよ。
GM:(その通り)
タウルス:逆に言うと、風邪に関しては、いっぺん調べてみないと手の付けようがないから……まあ、次のtb後にまた話した方がいいかな、と。
サリー:あとはロック鳥かな?
タウルス:ロック鳥も、こちらで考えられるプランとしては、まあ複数ありますが…
まあ、丸いのは「街中でロック鳥の出現を待ち伏せて狩る」か、「頑張ってロック鳥の場所を探し当てて、こっちから狩りに行くか」の2択ですよねー。
シエラ:まあ、いずれにせよ狩りますよね。
サリー:だってルドベキアこーがかってほしそうだし。からない理由、ない。
ステラ:ですよねー。
タウルス:以前町のおばさんに、ロックが「3日おきに来るらしい」とも聞いているので……次に来るとしたら、5日目夜、であってますかね。GM。
GM:はい、その認識で問題ないです
ステラ:まあ……とりあえず情報収集して、普通に情報収集とか準備が5日目昼あたりまでかかりそうなら待ち伏せで……
タウルス:それより圧倒的に早く終わりそうなら打って出る、って感じですかね。
シエラ:うん、いいと思うぜ。
タウルス:とはいえまあ、基本は待ち伏せかなぁと思いますけどね。いかんせん相手が鳥だから、足跡追跡判定とかも出来ないし。
GM:ん。大体方針固まりましたかね……というところで、GMからもちょっと提案です。というか、みなさんが話し合ってる裏で、ちょっと調整させてもらってました。
シエラ:お、どしました?
GM:すいません、ここまでで思ったより時間使っちゃってるので、ちょっと展開巻き気味で行きたくてですね……。
これから情報項目をこちらで何個かリストアップするため、判定で抜いていって下さいな。
前後関係とか事前イベントとかすっ飛ばして全部出ししちゃうので、わかりにくくなったらごめんなさい。
サリー:あー、FEARゲーの情報収集的な形ですかね。
タウルス:ああ、了解です。色々こっちから怪しいところ推理したり、模索しつつ突っ込んでくのも楽しいですが、そっちの方が時短になりますからね。
GM:……いやあ、ごめん。
というわけで、GMがリストで出した項目はこちら。
- ロック鳥の襲来痕跡について病気知識判定 目標値14
- 風邪で死亡した死体の検分 セージ+知力 目標値20
- 寝込んでしまったらしいハルの体の検分 病気知識判定or薬品学判定 目標値20
タウルス:あの、うちのヒロインいつの間にか寝込んでるんですが。
GM:いやあ、ごめん。(本日二回目)
実はハルが倒れるイベントは、4日目夜(この日の夜)に入れる予定でした。
だが、これまでの経過時間やこれからの所要時間を考えると、ちょっと大きなイベントを入れている時間がない&4日目朝中に情報を出してしまった方がPCが動きやすそう……ということで、急きょ予定を入れ替えに。
当初のGMの想定では、ルドベキアが倒れたのを皮切りに、時間経過でハルフェティも倒れて、周りのNPC勢がバタバタ倒れてって……と言うふうに危機感を煽っていくつもりだったのですが……
ルドベキアが倒れたことで、既に明らかにPC陣の空気が変わっていたため、タウルスくんには申し訳ないながら、ハルが倒れる瞬間のシーンはいったんカットにさせてもらいました。
個人的に、その場でのシナリオ変更は(後で齟齬が出ると嫌なので)あんまりやりたくない派なのですが、リアル時間との闘いでは仕方ない。
GM:(ごめんタウルスくん。でもその代わり、「担当回」ではしっかり時間とるから許して……)
演出的には、どうやらハルが今朝早くに倒れたらしい、という情報が皆さんの耳に飛び込んでくる……という形にさせてもらいます。
タウルス:ここは間違いなく、お見舞いに飛び出していきますねー……
サリー:えーと、病気知識判定ってどの技能でしたっけ。
タウルス:レンジャーかセージ、だったかな。
シエラ:とすると、オレがやるべきだな。(←レンジャーもセージも技能で持ってる人)
サリー:うん。任せる。
シエラ:けどオレ、今ルドベキアと一緒にテレポート先の別の街にいるからなー……。なにか判定の時だけ、一瞬シャールの街に飛ぶことって可能です?
GM:ふーむ……でも、そうなると、結構ルドベキアの傍を離れることにはなりそうですが……
サリー:あ、じゃあ、「シエラさん+誰かもう一人PCの手番を使う」ことで、時間短縮しつつシエラさんにも判定できるようにする…ってのはどうでしょう。
イメージ的には、「もう一人のPCが判定に必要な素材とか情報とかを足で稼いで、シエラさんがそれをもとに知識で判定する」みたいな。
シエラ:安楽椅子探偵だ。
サリー:お前を安楽椅子探偵にしてやる。感謝しろ。
GM:ふむ。まあ、病気知識判定自体にはそんなに時間かからないですし、出来ない理由はないですね。
提案の通り、もう一人分の手番&往復テレポート分のMPちゃんと払ってくれるなら、シエラさんも「普段はルドベキアの傍にいるけど、判定する時だけシャールの街に戻ってくる」ことにしていいですよ。
シエラ:となると、マナセーブ(MP軽減特技)込みで、1回手番を使うごとにMP28か。払えなくもないし、その分魔香草炊く時間はありますよね?
GM:あるある。
シエラ:よし。安楽椅子探偵シエラ爆誕。
とりあえず、色々と話し合った結果、こんな感じの動きになりました。
==
ステラ&シエラ:風邪で死亡した死体の検分 セージ+知力
サリー:寝込んでしまったらしいハルの体の検分 薬品学判定
タウルス:ハルのお見舞い
==
サリー:(ころころ)うん、いい出目で、達成値21。ハルの体を検分、できました。
GM:了解です。……ちょっと、シエラさんたちも今判定振っちゃってもらっていいですか?
シエラ:お、わかった。(ころころ)無事成功。「簡単なことだよワトソンくん」
ステラ:「誰ですかワトソンって」
GM:良かった。実はこれ、死体の検分とハルの身体の見分、両方の判定が成功したうえで初めて出る情報でして……
タウルス:ほう?
GM:死体から検出されたものとハルから検出されたものは、実はまったく同じです。
で、シエラさんがやったのは実質「魔物知識判定」になりまして……以下のことが分かります。
検出されたのは、強い毒性を持つ菌の胞子です。何らかの生物に取りついて壊死させつつ、その肉体を株として周りに胞子をまき散らします。
端的に言って「デススポア(カルディアグレイスp.97)」の近種です。ただ、それよりはまだ毒性が低く、その代り長く生き物に取りつくようです。
イメージ的には、旅をする生き物に取りつき、その行き先行き先で菌をばらまくやつ。
GM:まあ、要は病気というより、魔物由来の毒だったわけです。
シエラ:こんなんが街中にはびこってんのか。
サリー:原いんがわかったから、これ、神でんかどこかでげどくしてもらえないかな。まず、ルドベキアこーだけでも。
GM:うーむ、出来るんじゃないですかね。割と大きくて、ちゃんと神殿とかがしっかり揃ってる大都市なら。
ただ、ルドベキアは蘇生のこと知られたくないんで、神殿にいきたがりませんよ。
サリー:ザルツとかまで行けば?
GM:……まあ、そこまで離れれば、ルドベキア公の顔知らない神殿もあるんじゃないですかね。
サリー:シエラ、たのんだ。ルドベキアこー、治してきて。
シエラ:テレポートだな! MPがどんどん減る!
……なんというか、ソーサラー&セージメインっていうビルド的に仕方ないんだけども、オレめちゃくちゃ酷使されてない?
タウルス:まあ、テレポートの便利さとセージの重要性が、今回のシナリオギミックに綺麗に刺さってる感じはある。頑張れ。
~4日目昼~
というわけで、4日目昼には、シエラさんはルドベキア公を連れてテレポート。
他の人々は病気知識判定には手が出ないので……静かにハルのお見舞いをしてました。
シエラ:とりあえず、これでいったんルドベキアは安全……?
GM:そうですね。ルドベキアの顔色は相当よくなったように見えます。
ステラ:よかった……。
タウルス:この調子なら、どっかの神殿に救助要請すれば、町の人たちも回復しそうだけど……
そもそもなんでこんな魔物由来の毒が撒かれてるのか、っていうのがわかってない以上、結局また再発しそう。
シエラ:だな。
サリー:とりあえず、まだ開けられてないロック鳥の情ほう、ほしい。
シエラ:……明日の朝の手番寝るつもりで、夜寝ないで調べときますか。
~4日目夜~
というわけで、夜の行動は
==
タウルス&ステラ:睡眠
シエラ&サリー:「ロック鳥の襲来痕跡について病気知識判定」
==
という感じに。
セージ爆上げのシエラさんに目標値14の病気知識判定は楽々突破され、その結果……
GM:では、ロック鳥の羽の方ですが。これから、「魔物由来の胞子性毒物」が検出されます。
ハルと死体を既に先に検分してるのでわかりますが、これ、貴方がたがさっき検分したデススポア近種のものですね。それが羽にびっしり。
タウルス:こわ。……これ下手するとタウルスがキャリアー(感染源)になってた説?
サリー:ロック鳥(元の感染源)→羽を拾ったタウルス(第二次感染源)→ルドベキア(感染者)?
GM:まあロック鳥、街の広場とかに羽根撒き散らしていってますから、別に明確にタウルス君だけが原因とは言わないですけどね。
GMとしては、ロック鳥の羽根の掃除してた人たちが第二次感染源になって、街の住民全員に広がった……という想定ではいました。ただまあ、そこはPC達の想像力にお任せ。
なお余談ですが、この毒は街に蔓延しているので、ロック鳥襲撃2回目以降(6日目以降)はPCにも生命抵抗力判定で「風邪にかかるかからないかチェック」してもらう予定だったのでした。
……が、ほとんど判定に失敗しなかったため、むしろ2回目の襲撃まで時間が余ることに。
高レベルで技能に特化したPCはとても強い。
サリー:あの鳥、駆除しよ。完全に狩る理由が出来た。
タウルス:とりあえず、念のため、明日は住人に「これからロック鳥を我々が迎え撃つんで、絶対に夜は外で歩くなよ」と釘差して回りましょうか。
サリー:そうねー。
~5日目朝&5日目夜~
そんなわけで、迅速な対処によりロック鳥の襲撃まで時間が余ったPC達は、
夜の決戦のためにちょっと睡眠を取ったり、追加で買い物をしたり、住民たちに警告に回ったり、5日目を思い思いに過ごしました。
ステラさんはやっぱり銀髪幼女先輩(原文ママ)を探しに走り、仲良く遊んだりしていました。
サリー:「夜は外に出ないでー」(←住民に言って回ってる)
シエラ:……そういえば、ルドベキアはロック鳥討伐の時に連れてくか?
ステラ:元気になったとはいえ、病み上がりなんですよね。あんまり連れて行きたくはないですが……従者の単独行動許してくれますかね?
タウルス:まあ、本人にまず確認取りましょ。
シエラ:それじゃあオレが今近くにいるんで……
「ルドベキア、ちょっとロック鳥のやつを倒しに行ってくる。そこまで時間はかからないと思うし、ピアスがあるからいざというときの連絡はとれるから」と言ってテレポで飛んで行こうとします。
GM/ルドベキア:「正直、自分が前に出ないでお前たちに任せきりなのは歯がゆいが……今現在の自分が、足手まといになりかねないのは重々承知だ。行ってこい」
そう言って、シエラさんのことを見送りますね。やっぱり病み上がりなので。
シエラ:なら、ルドベキアのことを気にかけつつもテレポで……
ルドベキア:……あー、では、最後に。シエラさんがテレポートする直前、手招きして、小声で。「ステラに気を付けてやってくれ」と言いました。
ステラ:ほ?
シエラ:んー……「ああ」とシンプルに返して、テレポート。
ステラ:え、何故私だけ? 他の人たちのことは?
タウルス:裏ハンドアウト関連かー?
GM:ふふ。
ステラ:GMがそう言う笑いする時は、大体なにかがあるんですよー……
さあ、どうでしょうね?
~5日目夜~
というわけで、ロック鳥の二回目の襲撃の夜です。
GM:貴方がたが夜外に出ると、また今度は、広場に猫が3匹ほど囮用に繋がれてます。
サリー:にゃーん。私はいつでも戦闘準備OKです。
ステラ:迎撃態勢。いつも通り、ぬいぐるみ(チェンジポジション用)を皆さんに渡しておきます。
タウルス:ドラゴネット出して乗ってます。
シエラ:テレポートで帰ってきた! すかさずウィッチポーション1本飲んで、差分の4MP減った分は無視します。
GM:……臨戦態勢ですね? それではロックは夜に現れたのです……が。
一同:が。
サリー:G☆A。
GM:ぐるぐるぐると空の上を旋回して、降りてきません。恐らく、貴方がたを警戒しているのでしょう。前回スナイプされたしね。
そしてそのまま「くえー!!」と鳴くと、来た方向に飛び去ってきます。なお、来ているのは明らかに森の方向。
サリー:かえった!?
タウルス:相手(ロック)、移動速度60なので、追いかけるのは面倒ですね。圧倒的に速い。
GM:ここで地図作成判定目標値19と、探索判定19をそれぞれお願いします。
成功することができれば、貴方がたはロックがどこから来たかを割り出し、追いかけることができ……
サリー:(割り込み)上空にいるなら、一発撃っていいですか?
GM:おお?
サリー:100m届くので、待ち伏せしてた状態なら一発くらい……正確には、1R分くらいは撃てません?
GM:(ちょっと考えて)……まあ、出来ない理由はないですね。撃っていいです、が、ほんとに今撃ちます?
サリー:……撃っとかない理由、むしろある?
タウルス:んー……基本的には撃ってもいいと思うけど、もしあっち側にロック鳥を回復する術持った「黒幕」かなにかがいたら、取り逃がした時点で回復される可能性もある。
そうなると、無駄撃ちにはなるかな。
サリー:まあ、それなら一応撃っときましょ。万が一で一発分MPが無駄になるくらいなら、へーきへーき。
丁寧に待ち伏せで迎撃態勢取ってもらってますし、10秒(1R)くらいは多分ぐるぐる上を回ってますしね。それくらいのアドバンテージはあってよかろう。
サリー:スナイパーレンジ(5)/レーザーバレット(3)/ホーミングレーザー(4)/ターゲットサイト(3)/キャッツアイ(3)/デーモンフィンガー(3)/モラル入りシェルを落とす/射撃/リピートアクション(10)/クイックリローダー(4)/レーザーバレット(3)/ホーミングレーザー(4)/射撃。
命中判定で30をたたき出したサリーの弾丸は悠々と当たり、ロック鳥は29点のダメージ受けて去っていきます。
GM:うーん痛い。では、改めて地図作成判定目標値19と、探索判定19をそれぞれお願いします。
サリー:らくしょー。指輪割れば実質ピンゾロチェック。
言葉通り、地図作成判定も探索判定もサリーちゃんが悠々と成功。(なお、二回目はさらっと自動成功でした)
GM:OK! では、あなた方はロック鳥の巣を見つけ……
このまま第一話クライマックス戦闘になだれ込みます。準備はいいですね?
PL一同:はーい!
最終更新:2019年03月04日 01:18