第一話クライマックス戦闘
戦闘前処理
GM:では、みつけた。貴方がたはロック鳥の巣を発見します。巨大なおがくずのような巣の上で、びぃびぃと巨大な雛たちが鳴いている。その上を、親鳥が旋回しています。
タウルス:ロック鳥の巣とかいう概念、近寄りたくない……
GM:さて、ここでちょっとスカウトorレンジャーorセージ+知力、で目標値20の判定を振ってもらえますかね。
サリー:(ころころ)22。
シエラ:(ころころ)21。
タウルス:(ころころ)あ、ちょっと出目低い。 16。
ステラ:(ころころ)5です!
シエラ:一人だけなんかめちゃくちゃかわいらしい達成値の奴いない?
ステラ:……非戦闘系技能。なんも持ってないんですもん……
とりあえずサリーちゃんとシエラさんが目標値抜いていますので、情報が出ます。
GM:まず、ロック鳥の巣の周り。ぐるりとその周囲を、大量の菌の胞子の塊がくるくるしています。
もうちょいゲーム的に言うと、「菌の胞子」というエネミーが十数体います。
一同:あっ。
シエラ:あっ、ふーん。
タウルス:汚物は消毒だ。グレネードで凄く焼き払いたい。
GM:で、なおかつ、ロックのひな鳥の足元に、何か金属製の鎖が見える。
雛鳥の足が、どうやら地面に縫い留められるように鎖で縛られているようです。
そのせいで、彼らは随分と弱り、そして移動も何もできません。
シエラ:はぁ……
タウルス:鎖かあ。
ルドベキア:で、だ。お察しの通り戦闘なので、まもちき(=まものちしきはんてい)してみましょうか。2種類魔物がいます。一度街の方で簡単にデータをみてもらったのもありますが、弱点値抜くためにも改めて振ってみましょう。
魔物知識判定はシエラさん(セージ)とタウルスくん(ライダー)の独壇場。
2種類目でシエラさんの出目が振るわなったりもしましたが、タウルスくんが見事カバー。
出てきたデータは以下の通りです。
〇ロック(バルバロステイルズp.83掲載)
14レベルの7部位エネミー。
いやらしい能力があるわけではない純粋なパワーモンスターですが、いかんせん部位が多いうえに、各部位のHPもそれなりに高い。
コア部位(頭部)が最初は「〇攻撃障害=不可・不可」で直接攻撃できないこともあり、落とすのが面倒な敵です。
そのくせ攻撃力もまぁまぁ高い。
〇菌の胞子(データ的にはデススポア。カルディアグレイスp.97掲載)
12レベルエネミー。単部位。
通常攻撃の後に毒属性魔法ダメージ追加してくるなど、若干面倒なことをしてくるのですが、それ以外に、とある愉快な能力持ちです。
タウルス:(読んだ後)毒自爆。
シエラ:なんだこれww
デススポアの能力:毒自爆。
非常に大雑把に解説すると、ダメージを受けると約半分の確率で自爆します。
半径6mに「毒属性魔法ダメージ2d6+20」というまぁまぁ痛いダメージをたたき出してくるのですが、
それはそうと自爆なので、毒自爆を行ったデススポアは死亡します。
GM:で、今回、こいつらはデススポアじゃなく「菌の胞子」なんで、「毒属性魔法ダメージ2d6+20」じゃなくて「病気属性魔法ダメージ2d6+20」で爆発します。
タウルス:なにしてくれんですかww
デススポアくんは本来「毒無効」という特殊能力のおかげで、
周囲のデススポアが毒自爆してもその毒属性ダメージ自体無効になる(=毒自爆が連鎖することはない)のですが、
お察しの通り、病気属性魔法ダメージだと普通にそのまま喰らいます。
つまり、近くで自爆が起こると、結構な確率で連鎖して無意味に自爆四散することになる。
で、今回のデススポアの配置がこれ。
※スマホでパソコン画面を撮っているため、画質が荒いです。ご了承ください
シエラ:なんだこれww
タウルス:GM、ばかなの??
GM:だって……デススポアが無駄に爆発四散するとこ、みたくない……? 連鎖は浪漫じゃない……??
タウルス:気持ちはわかる。実際にやるかは別。
サリー:燃やしてえ。このデススポア全て燃やし尽くしてえ。
なお、今回は「菌の胞子」の特殊能力として、「5R目の最後に全て爆発する」というものをつけています。
そのタイミングで自爆したもの(+戦闘以外で死んだもの)に関しては、残念ながら経験点も戦利品も入りません。
要は「放置してても5R最後には勝手に爆発するので問題ないが、経験点や戦利品が欲しかったら積極的に狩りにいってね」という方式。
GM:ちなみに、今回のロックの方にも、今読んでもらってるデータ以外に、以下の特殊能力がつきます。
ステラ:ほ?
「機械の心/蛮心《クロックワークス》
精神効果属性に対する抵抗に、+5のボーナス修正を得ます。
なお、精神効果属性を受けた際、「バーサーク(WTp64)」の効果を得ます。」
GM:見た目的にも、赤い大きな宝石のようなものがロックの胸の真ん中あたりに埋め込まれてます。
シエラ:埋め込まれてる、かぁ……
GM:ではでは、そろそろ先制判定いきましょう。今回先制値25。ロックの先制判定が高いのですよ。
サリー:たっか。(ころころ)……あっ、出目3!? 指輪割っても1足りない!
今回スカウト組の出目が振るわず、敵側が先攻を頂きました。
1ラウンド目先攻:敵側
開始時の配置条件は、「PC側の一番手前が敵から10mの位置、なおかつPCとPCは30m以上は離れない」こと。(それ以上離れると木々が邪魔になって戦場が見えない扱い)
タウルスが一番手前に立ち、サリーとシエラは30mぎりぎりまで下がりました。ステラはタウルスの6m後ろの位置。
シエラ:先攻あっちってことは、これ普通に数で圧殺されるのでは???
タウルス:デススポアの移動力はたった15mだから、大丈夫だよー(棒読み)
※菌の胞子はデータ的にはほぼデススポアなので、これ以降菌の胞子は「デススポア」と呼ばれています。
ステラ:すんごい棒読み。いや、このターンさえしのげば、私がアシッドクラウドで一網打尽……
タウルス:アシッドクラウド、毒属性魔法だよ。こいつら毒無効。
ステラ:あっ。
GM:では、ロック達は一番手前にいるPC……タウルスくんに接敵。合計10部位分+連続攻撃分の攻撃を食らえー。
シエラ・ステラ:あっ!?
タウルス:大丈夫、知ってた。しのぎ切ります。
というわけで、ロックがタウルスくんに襲い掛かるわけですが……
タウルス:(ころころころ)あ、タウルスに来たロック1体目の頭部・翼・足の攻撃は全部避けました。
GM:回避高っ!?
タウルス:ドラゴネットに騎乗してるので、「飛行」分の回避+1で避けてるところもありますけどねー。
(ころころ)あ、ドラゴネット側に向かった攻撃は当たりますが、物理ダメージで18点なら、この子防護点15あるので3点だけ喰らう。
GM:固っ!!? くそう、2体目は翼の特殊能力「暴風」使って半径30m以内のすべてのキャラクターに範囲攻撃! (ころころ)達成値25の生命抵抗判定どうぞ!
タウルス:(ころころ)タウルスは生命抵抗達成値25。受動優先なので打ち消し。
GM:嘘―!?
サリー:後ろにいるサリーたちの方が、瀕死なんですけど。(←範囲攻撃に巻き込まれた)
タウルス:累積ダメージ計算してー……この時点で、HP76。
サリー:固っ。
まったく攻撃が当たらないか、当たったとしても、もともとHP3桁のタウルスくんにとってはそこまで痛いダメージでもない。
GM:で、だ。「暴風」のダメージは半径30m以内の「全てのキャラクター」が対象になるので、範囲内の「菌の胞子」くんたちが今から消し飛びます。
一同:笑
タウルス:なにしてんのGMw 可哀そうなことになるじゃんw
サリー:ばさーっ! ぶわーっ! ドーン!!!!
GM:これがやりたかったんだよ。(ころころころろ)厳正な審査の結果、これから3体の菌の胞子くんたちが自爆します。
シエラ:なんだこれww
最終的に、自爆連鎖で5体ほど消し飛びました。
PC一同:(爆笑)
シエラ:オレたちなんもしてないのに、敵が4分の1くらい消し飛んでるんだけど??
タウルス:とはいえ、手前にいる奴らの自爆に巻き込まれて、こっちもHP53。結構痛くなってきた。
GM:(敵のHP計算しながら)……菌の胞子、消し飛んでくれる奴はいいんだけど、死なないやつはめっちゃHP計算めんどくさいな……
タウルス:GMが自業自得になってる。
そして残っていた菌の胞子たちもずいずいPC達に近づいてきますが、
前衛組(タウルスくんとステラさん)に通常移動で接敵できる位置にいたやつらがすべて自爆してしまってたので、みんな全力移動で接敵することに。
攻撃は出来ませんでした。なにやってんだ。
1ラウンド目後攻:PC側
シエラ:うーん、まずここがブリザード(氷属性範囲攻撃魔法)撃ち込みますかね。
タウルス:あー。ちょっと、まずこの手番の回復について考えときたい。
サリー:サリーがヒーリングシャワーバレット(範囲回復弾)、両手利きだから2発分撃つよ。
タウルス:……あのね。気を悪くしないでほしいんだけど、もしそこがピンゾロ事故った時、もう一段回復が欲しいなって。
ステラ:あっ……なるほど……
サリー:当然の危機感。
GM:ピンゾロはどこにでもやってくるからね。
シエラ:おっと、オレ遠回しにディスられている気がするぞー?(←以前ピンゾロ事故とか起こらないでしょwwと言いつつピンゾロを振った人)
サリー:じゃあ、最初にサリーが回復撃っといて、その様子見てもらおう。
ついでに賦術も使うけど、タウルス、パラライズミスト(敵の回避低下)、ヴォーパルウェポン(物理攻撃強化)、バークメイル(防護点強化)、どれが欲しい?
タウルス:バークメイルかなぁ。一応耐えてるけど、次ラウンド以降も攻撃が集中するとちょっときつい。
サリー:ほいほーい。バークメイルAをタウルスに。自分にもビートルスキン(防護強化の錬技)使っとく。
武器は両手デリンジャーにもちかえて、ヒーリングシャワーバレット(ころころ)行使成功。
では、各人の回復量出してきます。まずはタウルスの回復量が(ころころ)
サリー(判定):k0+18@13 デリンジャー ヒルバレ
SwordWorld2.0 : KeyNo.0+18 → 2D:[1,1]=2 → ** → 自動的失敗
サリー:うん。ファンブル。
一同:(爆笑)
ピンゾロ事故の予感は正しかった。
タウルス:ちょおww
サリー:ごめん、両手利きで2発目も撃つから、タウルスはその分だけ回復させてね。
両手利きでヒーリングシャワーバレット2発。
その後も各人別振りで回復量出していきますが、ちょいちょいファンブルも入りまして……
ステラ:私たちは全快しましたが、タウルスくんとドラゴネットきつそうですねー…
サリー:ごめんね。
タウルス:うーん。もう一回回復ないと厳しいかもだけど……相手の数減らさないとジリ貧なのも事実なんだよなぁ。
シエラ:オレがファイアボール(炎属性範囲魔法)でデススポア(菌の胞子)消し飛ばそうか?
タウルス:ううむ。けど、射程と遮蔽的に、タウルスがいるエンゲージにしか届かないよね、ファイアボール。自爆に巻き込まれると、タウルス結構危ない。
シエラ:あっ。
タウルス:ただ、いつかはそうやって一括で弾き飛ばさないと話にならない気もするんだよなー…。この量のデススポアから攻撃受けるのもなかなか痛いので。
この時、タウルスくんと同じエンゲージに、3体ほどのデススポアが接敵してました。
一同:うーん。
タウルス:……まあよく考えたら、これ以上攻撃バフが載る可能性も低いし、タウルスが殴ってから考えてもいいか。
サリー:まるい。
タウルス:というわけで、近くのロックに殴りかかります。キャッツアイ、マッスルベアー。
目の前のロックの2体の胴体×4と、ちょっと自爆に巻き込まれて傷ついてる翼、の5部位に薙ぎ払い。
これが全段当たった上に、ダメージクリティカルした部位もあり、
算出ダメージがそれぞれ62、54、53、67、53。防護点で弾く分もありますが、かなり痛い。
それまでに、デススポアの自爆に巻き込まれた分のダメージもありまして……
GM:うわぁ……ロック1の翼と胴体が一つずつ落ちました……。
シエラ:よっしゃ!
サリー:……そう言えばGM。戦闘前、町の広場でサリーが一発撃ちこんだじゃないですか。あの時のダメージって、どうなってますか?
GM:あ、しまった。お伝えするの忘れてましたね。
ロックを追いかける前、空に居たロックに向かってサリーちゃんが撃ち込んでた分の話ですね。
GM:あの傷なんですが、今見たロックにはありません。戦闘開始時点で、何故かダメージが回復されてます。
サリー:ほ。
シエラ:ダメージを与えたはずの鳥が戦闘開始時には回復していた、と……(メモ)
タウルス:……仕方ない。あんまりやりたくはなかったんですが、ドラゴネットが至近距離にブレス吐きます。半径3m、部位数五体。何処に当たるかはほぼランダムです。
GM:うげ。大丈夫ですかそれ。タウルス君本人も巻き込む可能性ありますよね?
タウルス:運が良ければ大丈夫!
ステラ:ひええ。
タウルス:ダイスでランダムに対象を決めて……(ころころ)うん、本当に運がいい。対象はデススポア2つ、ロック1の足両方と、ロック2の頭。
これはちょっと出目が振るわず、ロック達は抵抗に成功して1桁ダメージ。
ただ、ここはデススポアと呼ばれてる「菌の胞子」くんにダメージが入った、ということが重要だったりして。
GM:よーし、自爆チェックしちゃうぞー。(ころころ)……一体はじけ飛びましたね。
タウルス:うわぁい。いろんな意味でうわぁい。
GM:生命抵抗、目標値25に成功すればダメージ半減。
タウルス:……(ころころ)う、ドラゴネットも自分も全部失敗。まずい。
ステラ:だ、大丈夫ですかー!?
そんなわけで、タウルス&ドラゴネットに平均26程度の魔法ダメージが飛び、結構まずい感じに。
そのあと連鎖でもう一体自爆したダメージも飛び、タウルスくんのHPが40を割り込む事態になりました。
タウルス:……しまったなぁ。先にシエラさんに生命抵抗上げてもらうんだったかも。
でも、いずれにせよ回復がないと、これ以上爆発に巻き込まれたときに事故で死にかねない。
ステラ:私が回復に回りましょうか……?
シエラ:その方がいいかも……。オレ、コンジャラー(回復もできる方の魔法技能)はレベル低いから。ソーサラーが完全メインだし。
タウルス:ありがたい。ありがたいが……いずれにせよ結構きついなぁ、この戦闘。全体的に出目に泣かされまくってる気がする。
シエラ:戦闘処理入ってから、クリティカルな場面でのファンブルとか、ファンブルじゃなくても出目3とかがめちゃくちゃ多いっすねー……
サリー:そう。クリティカルな先制判定で出目3を出して先制取られ、クリティカルな回復量決定でファンブルしたサリー。つらい。
ステラ:全員、地味に出目が低いんですよね。
タウルス:最初は調子よかったのになぁ。とりあえず、私の手番最後にぬいぐるみを足元に落として手番終了です。
ステラ:ありがたい。では、ぬいぐるみ対象にチェンジ・ポジション。そのあとアースヒール2(回復魔法)をタウルス君に撃ちます!
ステラさんは無事にタウルス君を回復。
シエラ:とにかく、相手減らさないとどうにもならないッスよね。ファイアボールで蹴散らします。
ステラ:タウルス君に近接してるデススポアを絶対に爆発させてやる、という強い意志ですね。
デススポアは炎属性で攻撃されると、自爆する可能性が極めて高くなるのです。
ステラ:その分、タウルスくんには自爆ダメージ耐えてもらわなくてはいけませんが……。タウルスくんには2体デススポアが近接しているので、2体分の自爆ダメージになりますし。
タウルス:大丈夫。耐えるぞ耐えるぞ。(気合い入れ)
シエラ:よし、やってやる!
というわけで、シエラさんが乱戦エリアにファイアボール。
※魔法制御持ちなので、ロック鳥頭部×1・デススポア2体・ロック鳥脚×2に狙いを定めて、他の部位は対象から除外。敵の手番を減らすため、確実に落とせる部位から狙っていっています。
スフィンクスノウレッジも駆使しつつ、危なげなくデススポア・ロック両方の精神抵抗を抜いて大ダメージです。
そして、デススポアは当たり前のように自爆。
シエラ:あわれスポア=サンは爆発四散!
タウルス:(ダメージ計算して)うん。タウルスはHPあと26。危うく致命傷で済んだ。あと、ドラゴネットは翼が落ちたけど、本体はまだ生きてる。いけるいける!
ステラ:それ大丈夫です…?
タウルス:……駄目ですね……
ここで、デススポア達の自爆ダメージをロック鳥の各部位(めっちゃ多い)に適応させるダメージ計算をし続けてきて、半泣きになってきたGMから一言。
GM:誰だよ、この馬鹿みたいな戦闘組んだ馬鹿は。
一同:あんただよ。
ちなみに、後でまじめに計算したら敵の部位は全部(デススポア達とロック鳥2体)合わせて32部位でした。
馬鹿……。
2ラウンド目先攻:敵側
さて、長かった1ラウンド目が終わり、現時点で敵の状況は
- ロック鳥は、脚部が2体とも(デススポアの自爆に巻き込まれ)落ち、翼も1つ落ち、ほかの部位も瀕死
- デススポアは半分以上自爆連鎖で消し飛んだが、後ろに控えていた無傷のデススポアたちがこれから乱戦エリアに突っ込んでくる
という感じです。
GM:(消し飛んだデススポア一群の駒をマップ上から消しながら)あーすっきり!! ずいぶんすっきりしたね!! 画面が!!!
タウルス:敵が倒れて、GMが一番喜んでる気がする。
GM:ふっ。盤上がある程度整理できた上に、まだPL達を攻める手立ては全然残ってますからね。ちょうどいい塩梅になってきましたよ。
というわけでロック鳥がタウルスくんとドラゴネットに襲い掛かる!
タウルス:ぐわー。
ただ、今回はタウルスくんもドラゴネットも回避でいい目を出したり、ロック鳥のダメージが腐ったりして、なかなか削り切れません。
タウルス:タウルスもドラゴネットも、HPぎりぎり2ケタで立ってます。奇跡。
GM:む、落とせなかった……。しかし私にはまだデススポアたちが残っている! 行けデススポア君たち!
ちょびっとずつ、陣を組んでじわじわとマップ上を迫ってくるデススポアたち。
シエラ:こわっ……。包囲網的なのに追い詰められてる気分。
ステラ:移動速度が遅くて、1ラウンドに乱戦エリアに入ってくるデススポアの数が限られてるのが不幸中の幸いですね……。
デススポアは移動速度15なので、全力移動をしない限り、1ラウンドにつき3体くらいしかPLたちに新しく接敵できない配置になっています。
GM:ではデススポアたちは、この経路でタウルスくんとロック達の乱戦エリアに──
ステラ:いえ、タウルスくんのところにはいかせません! 私のところがちょうど通り道になるはずなので、移動妨害です!
GM:くっ。では、ステラさんと乱戦形成します。
まず、追加のデススポアたち2体は、次々とステラさんに攻撃しますが……
ステラ:毒の追加ダメージには全部抵抗。では、諸々合計34点食らって、残りHP50点です。
一同:固い!
ステラさんの思わぬ固さにあまり歯が立ちません。
うまく移動妨害にひっかからなかったデススポアが1体だけタウルス君に攻撃しましたが、出目が振るわずにダメージを与えられず…
タウルス:タウルスもドラゴネットも生きて、立ってます。……あの状態からでも生き残れるんだなぁ……!
PL一同:やったー!!!!
GM:くそう、さすがに倒せると思ったのに……!
いろんな運が、PL達に向き始めました。
2ラウンド目後攻:敵側PC側
ステラ:さて、どうしましょう。このままデススポア君たちを野放しにしていると、次のラウンドで3体ほどタウルス君の乱戦に突入しちゃいそうなんですよね…。
とりあえず、タウルス君にさっき戦場にぬいぐるみをばらまいておいてもらってるので、「チェンジポジション」で移動は困らないんですが。
シエラ:悩ましいなぁ……。
作戦会議で喧々諤々と議論した後、「とにかく敵の手数を減らそう。特にロック鳥を早く落とそう」という方針になりまして。
タウルス:じゃあ、ロック鳥の胴体×2+翼×2+至近にいる1体だけいるデススポア狙いで薙ぎ払い。回避落としたくないので、全力攻撃は宣言なし。これでも、期待値で敵は落とせるはず!
固定値の暴力(タウルス君の命中固定値は+26)で、攻撃は全部あたりまして。
GM:(ダメージ計算を終えて)……ロック、胴体翼すべて落ちました!
PL一同:やったー!!!
タウルス:一応計算上落ちるはずだったけど、実際に聞くと更に安心。
GM:(ころころ)そして、デススポアくんは爆発しました。
タウルス:……そういえばこのダメージを忘れていた。ま、まあいけるでしょ……(ころころ)生命抵抗はした。GMの出目が11以上じゃなければ立ってる。
サリー:フラグ立てるのやめよ……?
GM:2d6+20
SwordWorld2.0 : (2D6+20) → 11[6,5]+20 → 31
一同:あっ。
サリー:ほらーフラグー!!
タウルス:HPぴったりゼロ。……生死判定の時間だ!!
シエラ:このGMの卓でルーンフォークが生死判定しちゃダメだって言ってるじゃないですか!!!死んじゃいますよ!!!
GM:ルーンフォークの死神みたいな言い方はやめなさい。
このGM、自分がPLの時でもGMの時でも、パーティにいるルーンフォークは必ず1回は死ぬという嫌なジンクスを持っています。
しかも、生死判定ピンゾロ・魔法クリティカルしまくりなどのダイス事故で。
(
第0話も参照)
死なないことも勿論あるのですが、「それただの例外じゃないですか!!死んだ時の方が多いじゃないですか!!」と言われるせいで死神扱いはいまだに止まない。
実際、関わってきたキャンペーンでルーンフォークが死んだ時の方が多い。(セッション収録時点)
サリー:ピンゾロチェックだね…ピンゾロ……ピンゾロじゃなければね……
シエラ:サリーさん、今度は嬉々としてフラグ立てに行くのやめなさい。
タウルス:………………(ころころ)……ピンゾロじゃない!! 生還!!
一同:やったぁー!!!!!!!
GM:よかった。本当によかった……。
ステラ:HP0の生死判定でここまで盛り上がってるの、始めてみますよ……。
GM:(裏でダメージ計算後)……あ、ついでにロック鳥一体、この爆発に巻き込まれて頭部コア部位落ちてます。
シエラ:よし、ラッキー!
サリー:かわいそうに。
なお、ドラゴネットもこの爆発に巻き込まれて気絶。
とはいえ、この後サリーのヒーリングシャワーバレット2連続で、前衛組のHPはかなり回復。
ステラさんは全快、タウルスくんとドラゴネットは(気絶中ですが)HPは安全圏まで戻ってきました。
このレベル帯のヒーリングシャワーバレット、すごい回復するなぁ…
サリー:まあ、また1回ファンブルしたんですけどね。ドラゴネット本体の分。
シエラ:この卓、ファンブルに呪われてない……?
範囲攻撃や範囲回復が多く、ダイスを振る量が多いのもあるのですが、それにしてもすごい勢いでファンブルが出ています。
ステラ:では、チェンジポジションでロック鳥と接敵後、鳥に強化魔力撃で殴りかかります!
こちらも危なげなく命中後、出目は腐りつつもダメージ45を叩き出し。
GM:最後のロック鳥、落ちました!
一同:よし!!
GM:雛がぴぃぴぃ悲しく鳴いてる……。
シエラ:では、オレは残りのデススポア全部に、ダブルキャストでエネルギーボルトをばらまく。ダメージ自体というより、ダメージ与えることによる自爆狙い!
GM:うええ。
これが大当たりで、自爆しまくったデススポアくんたちは、とうとう残り5体だけに。
戦闘開始時は20体弱いたのにな……。
3ラウンド目&4ラウンド目:概要
ロック鳥は落ち、デススポアは後残り5体だけ……となれば、あとは消化試合です。
デススポアたちは敵手番で一番近いステラさんに殺到しますが、軽くいなされ。
PC達の手番では、気絶しているタウルス君とドラゴネットをシエラさんがテレポートで(デススポアの自爆に巻き込まれないように)退避させつつ、
残りのステラさんとサリーちゃんが遠距離範囲攻撃(スパークとショットガンバレット)を駆使してデススポアたちの自爆を誘ったりして……、
この後は危なげなく、4ラウンド目で全てのデススポアが仕留められることになりました。
戦闘後処理&エピローグ…?
GM:それでは、戦闘終了です! 長丁場、お疲れさまでした…!!
一同:お疲れ様でしたー!!
タウルス:最初はどうなるかと思ったけど、2ラウンド目耐えきった後は余裕があったね。タウルスは倒れたけど。
サリー:生きててよかった。
ステラ:チェンジポジション、ほんとに覚えててよかった……。(←チェンジポジションでデススポア達との乱戦から離脱して、自爆ダメージ祭りから無事に逃げられた)
GM:結局敵全部倒せちゃったので、後で戦利品判定みんなで振りましょうね。32部位分。
シエラ:がっぽがっぽだー!
GM:さて。では、エピローグですがー……
タウルス:あ、GM。一応、ちょっと待って。
さて。そんな風にわっちゃわっちゃと戦利品の確認をしている横で、サリーPLとタウルスPLがなにやら相談しつつ、提案を投げてきました。
サリー:GM。サリー、エピローグ前にみんなのこと回ふくしておきたい。何があるかわからないから。
ステラ:なにがあるか?
サリー:だってこのロック鳥、サリーが戦とう前に負わせたダメージ、回ふくした上でおそってきたんだよ。黒まくがぜったいいる。
ステラ:あっ……。
タウルス:アウェイクポーションがもったいないのでタウルスは気絶したままでいいんだけど、念のためHPだけは回復しておきたいなって。
PL判断的にもそうなんだけど、PC判断としても、ロックが回復してた件には警戒してる人がいてもおかしくないし。
サリー:じっさい、サリーは警かい中。
GM:ふむ、了解です。では……
GMの個人的信条により、戦闘後に突然連戦を始めるようなことは(事前に明らかな伏線を張っていない限り)しないようにしているので、これ以降、正確にはPC達のHPを気にして回復する必要はない、のですが。
こうしてPL達が、今までの伏線や描写をしっかり読んで対策してくれることは非常に嬉しいので、GMとしてもなにか多少反映しておきたいところろ。
GM:(PC達の行動に合わせて、若干描写変えとこう)……では。 貴方がたがロック鳥と菌の胞子(デススポア)の大群を倒した後。
ロック鳥の雛だけがぴいぴいと五月蠅く喚いてますが、貴方がたは無事にシャールの町を苦しめていたものを倒すことができました。
貴方がたがほっと息を撫でおろしつつ、明らかに様子がおかしかったロック鳥の巣を見分し始めた時……ぱちぱちぱちぱち、と夜の森に場違いな拍手の音が聞こえます。
そして、こんな声が。
「わぁ、こわい鳥さんたちがいなくなっちゃった……!」
ステラ:ほ。
GM:そんな幼い声が聞こえて、木々の間からひょこりと、銀色の髪の幼女が顔を出しました。
GM/セーニャ:「シエラおにーちゃん、ステラおねーちゃん……痛いの、大丈夫?」
というわけで、貴方がたが七不思議を追っている時に出会い、そしてその後も何度か遊んだ幼女・セーニャが、心配そうな顔で貴方がたに声をかけてきます。
ステラ: ぎ、銀髪幼女先輩……!!
シエラ:ステラ、それPL発言でいいな? まさかPCがそのまんま発言してないよな?
ステラ:おっとしまった素が。今のはPLの何かです。ステラさんはそんな発言しません。ええ。
このロリコンどもめ!
タウルス:あ、タウルスは気絶してるので反応しません、と宣言しておきますね。
サリー:……だまってみてる。
シエラ:ええ…なんでここに……。「セーニャ、お前こそこんなところまで来ちゃ危ないぞ!」
ステラ:「セーニャちゃん!?どうしてこんなところにいるんですか!」
GM/セーニャ:「セーニャ? セーニャはね、この子たちの様子をみにこなきゃいけなくて……」
と、躊躇う様子もなく、軽い足取りでロックの雛達に近づいていきます。
ステラ・シエラ:ちょっ。
シエラ:「お、おいセーニャ、その雛はロック鳥と言って危ない魔物なんだぞ・・・?」
GM/セーニャ:「? 危なくないよ?」
慌てるシエラとステラを横目に、セーニャは足取り軽くロック鳥の雛たちの横で立ち止まりました。
そのまま、にこっと微笑んで手を差し伸べると、一瞬彼女の周りを何か黒い靄のようなものが覆い……
雛たちは、火に当てられた蝋燭のように、ぐずぐずと溶けていってしまいました。
シエラ:「えっ」
ステラ:………。
シエラ:おっと?? え、まずくないこの子?
サリー:うん。まずいよ。
タウルス(気絶中):まあ、ロック鳥(14レベル魔物)をかわいがれる程度の幼女ということですよ。
慌てながらも察したシエラさんと、察してさっきから黙り込んでるステラさんと、
最初から察していたらしく「あーやっぱりねー」な雰囲気のタウルスくん(気絶)&サリーちゃんを横目に、
セーニャは頬に手を当て小首をかしげ、小鳥のように囀ります。
GM/セーニャ:「……もともと、こういうつもりだったし。埋め込んどいたの」
シエラ:「な、何を……」
GM/セーニャ:「さあ? でも、そろそろいろいろおわりかなあ。セーニャ、おままごと好きだから、案外これも楽しかったけど……。
流石にルドベキアがいないんじゃ、早く話を終わらせた方がいいみたい」
そういって、ぱっと貴方がたに向き合ったセーニャは、年に見合わぬ表情を浮かべています。
タウルス(気絶中):ぅゎょぅι゛ょっょぃ
シエラ・ステラ・サリー:今ルドベキアっていった!!!
主の名前が出ると、途端にピリリとする従者たちです。
シエラ:……。「お前、ルドベキアのこと何か知っているのか」声が低くなります。
GM/セーニャ:「あれ、覚えてない? …って、そっか。おにいちゃんもおねえちゃんも、ルドベキアが死んだときにその場にいなかったもんね。
ふふふ。それにしても、散々追い掛け回した天敵の顔さえ知らないなんて、おかしいな。まあ、私が顔を出さなかったからなんだけど。
………ね、慈雨神の処刑人さん達?」
一同:ファーwwwwwww
大草原。(ステラPL談)
タウルス(気絶中):……いやあ。ここで気絶してんの、おいしい状況だなあ。
ステラ:ちょっとw そういえば一人だけ今気絶してるw
シエラ:そういえば……そういえば、ハンドアウトで提示された我々の天敵の名前、「セルトトーニャ」でしたね……。
タウルス(気絶中)::ははは。そんなのいましたっけねー。
シエラ:百合の氏族の不死者っていう……ルドベキアを殺したっていう……ああ、これですね。
『共通ハンドアウト』
貴方たちはかつて「慈雨神の処刑人(フェトルズ・サンソン)」と呼ばれたルーンフォーク達だ。
その名は、慈雨神フェトルの敬虔な信徒であり対蛮族戦線の大英雄でもある《断罪公》ルドベキア・ユースティティアの従者として、戦場を駆け巡り大量の敵を誅した功績から付けられた。
だが、ルドベキアは数年前、仇敵である百合の氏族の不死者、セルトトーニャとの接戦の末に敗れ、命を絶った。
(後略)
シエラ:ほらここ。ここね。ね?
ステラ:あー……そういえば、そういえばありました…。セルトトーニャ、縮めてセーニャ……
GM:……では、セーニャは、くるりとその場で回って一礼します。
それから囁くような、それでいて朗々とした声で、こう言い残しました。
GM/セーニャ:「これは顔見せ。《偽魂愛づる毒姫》セルトトーニャより、可哀そうな天敵さんたちにご挨拶だよ。
あんまりにも滑稽で可哀そうだから、どんな人たちかって見に来たんだけど……」
「セルトトーニャ」はそこで、クスリと、蕩けるような笑みを浮かべて囀ります。
GM/セーニャ:「なあんだ。『やっぱりなにもしらないのね』?」
そういったあと、もう一度両手を広げると、彼女はそのままふわりと空に舞い上がりました。
ステラ:あっ……。「セーニャちゃん!!」
GM/セーニャ:「おままごとはおしまい。じゃあね、おにいちゃん、おねえちゃん。
今度はもっと、たのしいたのしい遊びをしましょう!」
そして片手を振ると、ロック達の骸からなにか、紅く光沢する宝石のようなものが彼女の手に飛び込んでいき、
……そのまま彼女の姿ごと、夜空に飛ぶように消えていきました。
サリー:……。見えなくなってから警かいをとき、無言ではぎ取りを始めます。
タウルス(気絶中):無言で気絶しています。
シエラ・ステラ:あああー……。(脱力感)
ステラ:そういえば、銀髪幼女先輩の身元調査とか何もしてなかったなぁ……。
シエラ:まあ、調べても情報が出たかわかりませんが……明らか強キャラですし……。
ステラ:でも、「町の中で誰も身元を知らない」って情報くらいは出たと思うんですよ。「情報が出ない」って情報は、案外重要だと思うんです。
シエラ:あー……確かになあ。
イグザクトリー。
万が一彼女の身元について調べられたら、「この町の子供に、そんな裕福そうな銀髪の女の子はいない」という情報を出すつもりでした。
とはいえ、これは完全におまけ要素です。もともと顔見せのつもりで出しただけだったので、幼女を追いかけてしっかり遊び仲間になったシエラさんとステラさんは、結果的に(ある意味)慧眼でした。
いや、GMは最初、こんなに気に入られるとは思ってなかった……。
GM:……さて。嵐のような展開がありましたが、この場はひとまずおしまいです。
あなた方がシャールの街を救ったことは間違いありません。
サリー:「おとこおんな、ファミリアをおいてルドベキアこーのところに帰ってあげて。はぎ取りが終わったあたりで迎えに来てくれればいい。」
シエラ:では、サリーにそう言われると
「あ、ああ。あのセーニャ、いやセルトトーニャのヤツもルドベキアについて何か知ってるようだったし、ルドベキアが気がかりだ。
流石に今の居場所は知られてないと思うんだが・・・」と言って、ルドベキアのもとへ向かいます。
ステラ:じゃあ、私たちも帰りましょうか。
タウルス(気絶中):誰か起こしてー……
ステラ:しまった気絶してた。応急手当で起こします!
GM:さあ、ではきっと皆さんのことを、ルドベキアが宿で待っていることでしょう。
成果を報告しに、貴方がたは主のもとへ戻っていくのでした。
……それでは、ここで第一話は終了です。おつかれさまでした!
一同:お疲れ様でしたー!!
アフタープレイ
GM:すんごい長丁場になっちゃいましたね。すみません……。ほんとお疲れさまでした。
シエラ:いや、濃かったです。いろいろと。もうなんかいろいろ。
タウルス:最初最終戦等のマップを見たとき、GMの正気を疑いました。
GM:あの戦闘作ったときの私と、それにGO出した時の私は明らかに正気じゃなかったですね。絶対に許さない。
気が狂わない限り、もうやりません。
ステラ:銀髪幼女先輩……。
タウルス:タウルスはとりあえず気絶から起きたんですが、あの後、セルトトーニャの件に関して周りから何か説明は受けられますかね?
とりあえず、どの発言/行動が気絶回復後にされたのかを整理されないと動きづらいのです。
シエラ:では、シエラがかくしかと説明します。セーニャのことまで含めて、戦闘後のことをつまびらかに。
タウルス:……承知です。
「せ……せるととーにゃ……!?」セルトトーニャの名前が出た直後にそれだけ言って、それから何かを言おうとして口を閉ざして、状況を聞いてました。
サリー:いろいろあったし、戦利品もざっくざくですよ。後で分け合いましょう。
一部戦利品はアルケミ用カードにするのもありかなとは思いつつ、ガメル換算だと、戦利品だけで44000G。
ステラ:ひえっ。ありがたい……。
GM:あ、じゃあちょうどいいので、報酬の話をしてしまいましょう。
今回シャールの町からは一人当たり5000Gずつの感謝金が出ます。
残念ながら、シャールの町はあんまりお金持ちではないので、貴方がたを雇った際の一般的な依頼料にはなりません。その代りに、「ロック鳥たちの巣から出てきたものはすべて皆さんのものにしてもかまいません」と言われます。
で、雛達の残骸から「銀色の枷(売却価格5000G)」が4個出てきます。
……まあ、合計で一人当たり10000Gずつのお金が降ってくると思ってください。
タウルス:結果的に、一般的報酬。丸い。
GM:……そして経験点は、敵分の経験点や、諸々うまく立ち回ったことへの追加経験点などまじめに諸々計算しましてー……5780点です。
一同:多い!?
サリー:やったー!!
最終戦に32部位なんて出すから、経験点がおかしなことになってやがる。
GM:いやー、敵の数が単純に多かった。次回以降の経験点はさすがにこれより少なくなると思うので、初回ボーナスみたいなもんだと思っといてください。
あと、これだとさすがに経験点と成長回数のバランスが取れないので、今回は成長回数3回にしておいてください。ハウルルールというか、緊急措置。
ステラ:太っ腹です!
GM:まあ、何日かに分けて長時間セッションしたお疲れ様代だとも思っといてください。グランドオープニングとかもありましたしね…。
その代わりといってはアレですが、今回ボスに剣の欠片が入ってないので、名誉点は上がりません。ご注意を。
タウルス:そういえばそうだった。
GM:では、そんな感じでみなさん成長お願いします!
一同:はーい!
GM:第2話のOPは今回の事件についてルドベキアに報告するところからになります。
それでは、次回もよろしくお願いします!
長丁場になった第一話もこれで終わり。
一つの街のトラブルを冒険者らしく片付けつつ、天敵・セルトトーニャという不穏な要素も顔を出して、物語が徐々に動き出しました。
そんな従者たちの旅路は、これからまだまだ続きます。
最終更新:2019年03月22日 22:51