鏡合わせのクロックワークス
第2.0話 顔合わせ&キャラ作成


それでは、鏡合わせのクロックワークス第2話です。

第1話で経験点と戦利品報酬が(予想外に)大量に入ったため、
PC達にはセッション前の準備期間で、パーティ内の成長方針の確認をしてもらっていたのですがー……
GMはGMで、今回から画策していた計画を、密か(?)に始動させておりました。


GM:というわけで、お願いします!  出番です、Eさん!
ゲストE氏:はーい


GMは前回セッションで懲りました。とても懲りました。
さすが高レベル卓。戦闘もシティアドも、一人で捌けない。
一応前回の戦闘は流石にギミックがあほ過ぎたというのもありますが、
PL達もどんどん強くなっていく以上、「これから、どんどんGM一人の処理速度じゃ追いつかなくなっていくな」と察されました。嫌でも。

これは、サブマスがいないと死ぬ──

サブマス:サブマスター。セッション中、GMをサポートする人。
NPCのロールを担当したり、戦闘の進行を手伝ってくれたりする。GMの協力者であり心強い味方。


……そう! つまりゲストとしてサブマスを召喚すれば良いのだ!
あと、ちょうど今後出てくるNPCのキャラ付けに困ってたから、ゲストさんにNPC作ってロールして貰えたら一石二鳥じゃん!
最高に(GMが)楽しいじゃん!!


という思惑により、Twitter上でひそやかにゲスト募集を行いまして。
反応をしてくれた方が(ありがたいことに)複数名いたため、既存PLメンバーと一番スケジュールが合ったEさんに、今回ゲストをお願いすることになったのでした。
(ほかの立候補してくださった方々もありがとうございました……)



ゲスト密談


そんなわけで、GMとゲスト(サブマス)は裏で密談中。

GM:(今回のシナリオ設定や、セッションの現状説明をしつつ)
……って感じです。ひとまず、ご吟味ください。
ゲストE氏:ちなみに、この……って子はどんな子なんですか?
GM:この子は………って感じですね。
前回までのセッションでは…………で、……したり……してました。いいキャラしてます。
ゲストE氏:わーい、NPCの性格が詰まっていくー

~30分後~

ゲストE氏:データと設定できました~
GM:早っ……早くない……?
ゲストE氏:募集要項見たときからふんわり構想はしてたので、仕上げしただけですけどね。
GM:いずれにせよ仕事が早い。強い。
ゲストE氏:いや……こういう設定のキャラすき……すきで……
GM:いろんな意味で信頼できるゲストさんで嬉しい。とても嬉しい。何卒よろしくお願いします。
ゲストE氏:こちらこそ。よろしくお願いします。



セッション開始


そんなやりとりがあった後。
セッションの時間がやってまいりました。

GM:はい、それではみなさん、鏡合わせのクロックワークス第2話です!
第1話はお疲れさまでしたが、キャンペーンはまだまだここからなので、何卒よろしくお願いしますー。
一同:よろしくお願いします!
GM:じゃあ、成長報告やっちゃいましょう。
お互いが何できるか把握してないと、今後なかなかきついですからねー。GMもPL同士も。
シエラ:それな。
GM:では、PC1から順番に報告お願いします!

PC1:ステラの成長報告


ステラ:はーい! ではステラ、報告します。
……といっても、特に第一話で消耗したものもなく、経験点もファイター13狙いで貯金してるので、特に成長らしい成長はしてません。
能力成長もちょっと微妙なところを振ってしまって、知力があと4でブレイクという何とも言えないところで止まってます。
GM:雌伏の時ですねー。
タウルス:ステラは、ファイター13になってバトルマスター取った時が強いからなぁ。

バトルマスターというのは、ファイターorグラップラーの技能レベルが13になったときに取れる戦闘技能です。
「宣言特技」が1R中2つ宣言できるようになるため、ステラさんのような魔法戦士は、これを取るとぐっと行動の幅が広がります。

ステラ:次の成長でファイター13にあげられないかなあ、とか思ってたり。キャラ作成時に使い切らずに貯めてた経験点もあるので……。
とりあえず、以上です。頑張ります!


PC2:サリーの成長報告


サリー:サリーです。能力は主に命中が伸びて、専用武器補正関係なく命中がブレイクするようになりました。あと、生命ボーナスもブレイクしました。
技能はまずエンハンサーひとつ伸ばして、スフィンクスノレッジをとりました。かしこくなります。
……あと、アルケミストも1レベル伸ばそうと思ってるんですが、エンサイクロペディアを取るべきかちょっと迷ってます。どう思います?

エンサイクロペディアは、魔物知識判定にボーナスを載せるアルケミストの技です。

タウルス:エンサイクロペディアいいんじゃないすかね。ヴァンパイアが敵として見えてるので、いずれは弱点値まで抜きたいので。
サリー:お、どういうことです?
タウルス:ヴァンパイアって弱点値まで抜けないと、倒しても復活してきちゃうんですよ。

正確に言うと、高位のヴァンパイア系は、定められた手順に従わないと倒された七日くらいに灰から復活する……という能力を持ってます。
弱点値を抜かないと、その「定められた手順」を見抜けなかった扱いになってしまうので手を打てず、復活されてしまうのです。

サリー:あっ。なるほど。
タウルス:とはいえ、シエラさんのセージ技能が、今結構素で高基準ですし……まだ先のことだと思うので、慌てて取る必要もないとは思いますが……
サリー:でも、いずれ取ることになりそうですし。安全を期すってことで、エンサイクロペディアとることにしましょう。
あとは、前回の戦闘で使った消耗品を買い足して……。あ、あと前回の戦利品から、赤Sカードと緑Sカードが充実しました。(※1)
サリー、以上です!


PC3:タウルスの成長報告


タウルス:スカウト、エンハンサー、バードが上がりました。
シエラ:バード?
タウルス:バードを1レベルだけとって、ドラゴン語を取りました。これで騎獣のドラゴネットと意思疎通ができます。
ステラ:今までできてなかったんですか!?
タウルス:ボディランゲージボディランゲージ。
スカウトもレベル9になったので、「影走り」ができるようになりましたね。あと、能力は筋力と精神が上がりましたが、ボーナスは特に変わらず。
で、一角獣の角を買いました。(※2)
GM:こ、このう……
タウルス:前回死にかけたし……。
あと、前回ドラゴネットの翼が部位破壊されてしまったので、部位破壊の薬を使いました。翼が再生しました。
とりあえず……そんな感じで以上です。


PC4:シエラの成長報告


シエラ:成長なー。可能なら、ディメンジョンゲート狙いでソーサラー14レベルにあげるための経験点貯金をしたかったのですがー…
GM:んー……。第一話は経験点ぶっ壊れになってたけど、さすがに通常は経験点平均2000点ちょいになる予定だからなあ。
ちょっとここから14レベル狙うのは厳しいんじゃないですかね…。
タウルス:高レベルキャンペーンだと、キャンペーン中にメイン技能のレベルを上げるのは至難の業ですからね。
14レベルにあがるためには、12000点とか必要なんじゃなかったかな。
シエラ:う、さすがにそれはあまりに厳しそう、って感じっすよね……。
ではまあ、色々と考えて、コンジャラー6→7、レンジャー4→5にしましょう。
GM:ウィザードを強化していく感じですね。
タウルス:死者蘇生できる人が増えた……(※3)
サリー:あ、シエラさん。
前回の戦利品の残りの5200G渡すので、これで魔香草とか魔香水とかウィッチポーションとか、MP回復用のものをたくさん買い込んで。MPたくさん使うの、シエラさんだから。
タウルス:そうですね。シエラさんのテレポートのMP消費が尊いものだということが、前回よーくわかった。
サリー:うん。だからシエラさん、MP関連のもの管理お願い。余ったら他に好きなものかっていいから。
シエラ:完全にノリがお小遣い……。承知です。レンジャー上がってMP回復の効率もよくなりましたし!
とりあえず、以上ですー。


そして第2話へ……?


タウルス:ところでGM、あの人気になるんですけど。
GM:お。ではちょうどいいので紹介しましょう。みなさんご存知、E氏です。
ゲストE氏:はーい、出番だ。E氏ですー

※元がサークルの集まりなので、一応、既にPL陣とE氏には交流があります。
(一番交流がない人でも、人づてにお互いの話を聞いたことはある程度)

サリー:人がふえた!
GM:一応事前にも告知はしてましたが、E氏には第2話でゲストとして参加してもらいますー。
タウルス:ゲストNPCとは聞いてるんですが、データとかキャラ紹介とかは現時点ではしない感じですかね?
GM:そうですね。セッション途中で登場してもらうことになりますので……Eさん、少々お待ちくださいね。
ゲストE氏:はーい。
タウルス:了解です。待とう。

GM:はーい、それではぼちぼち、「鏡合わせのクロックワークス」第2話始めていきましょう。よろしくお願いします!
一同:よろしくお願いしますー。


第2.1話


※1 ロック鳥の戦利品からは「赤Sカード」、デススポアの戦利品からは「緑Sカード」というアルケミスト技能用のカードが作れるのです。
※2 「一角獣の角」は、使用するとHPを全快する消耗品です。HP3ケタのタウルス君に使われると、なかなか効果が高い。
※3 リザレクション(死者蘇生魔法)は、コンジャラー7
最終更新:2019年03月22日 11:27