*デザート アフター ティアーズ 収録作品:[[イースIX -Monstrum NOX-]][PS4] 作曲者:[[Falcom Sound Team jdk]] ([[宇仁菅孝宏]]) ---- **概要 バルドゥーク監獄の周辺にはエスタット街道、ミニアンヌ平原、シエル峡谷道が広がっているがそのうちのひとつ「泣き骸丘陵」で使われているBGM。 他のフィールドは緑豊かな景観だが泣き骸丘陵は荒涼とした大地に枯れた木々が点在しており曲名どおり少し愁いを帯びた雰囲気が印象的。 曲名をそのまま直訳すると「涙のあとの砂漠」。泣き骸という地名と合わさってなにか奥深く悲しげな意味合いを感じさせてくれる名前だ。 フィールドの奥にある古戦場跡は数百年前に起きた激戦の場所となっていたようでそういった幾多の骸の哀愁が込められているのだろうか。 またとあるキャラクターの素性が明るみになる場所でもありやはり涙なしには語ることが出来ない。 そういった悲しみのドラマが根底に流れているフィールドにはこれ以上ない泣きの一曲だろう。 曲は哀愁が立ち込める中、熱いパッションと深いドラマを感じさせる悲壮且つ重厚な作りとなっている。 情熱的ながらも切なく陰りがあるのがこの曲の特色で切なさに輪をかけるハモンドオルガンの音が印象的。 イースらしい疾走感と沸き立つ熱気をあらわしながらもサウダージな雰囲気で盛り上げる知情意に満ちた曲だ。 開放感溢れる他のフィールド曲と比べこの曲はいぶし銀のサウンドが魅力。 最も今作の仄暗い色合いの世界観を反映したフィールド曲だろう。 エレキとヴァイオリンが交互に旋律を奏でるということでこの曲と同じ作曲者の宇仁菅氏によるイースVIII「CRIMSON FIGHTER」を彷彿。 ある意味前作の意志を継いだフィールド曲といった考えも出来る。 残念ながら一ヶ所でしか使われない曲だが泣き骸丘陵のフィールドはかなり広大。 おまけに異能を駆使して足場を進んでいかなければならない場所も多いので宝箱探しやサブクエなどで長居することが多く聴く頻度は高いはず。 その分印象に残りやすい曲だろう。 ---- **過去ランキング順位 [[第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第15回の結果3]] 785位 [[みんなで決める2019年の新曲ランキング>みんなで決める2019年の新曲ランキングの結果]] 255位 [[みんなで決める砂漠・荒野曲ランキング]] 107位 ---- **サウンドトラック ***イースIX -Monstrum NOX- オリジナルサウンドトラック 通常版 #amazon(B07YZH5H98)