*prime # 4507 収録作品:[[無限回廊 光と影の箱]][PS3] 作曲者:[[坂本英城]] &color(red){※wikiの仕様上、ページ名に小文字の#が使用できないので大文字#を使用しています} ---- **概要 ゲームプレイ中に流れるBGM。 前作『[[無限回廊]]』と同じくバイオリン×2とビオラ、チェロによる弦楽四重奏にピアノが加わった楽曲。 さらに前作と大きく違う点は、使われているBGMがこれ1曲しか存在しないということ。 そのため非常に長い曲であり、演奏時間は何と「75分07秒」。小節数は2628に及ぶ。 これは「ゲーム用に書き下ろされた最長の曲」としてギネスに正式登録された。 ちなみに曲名の「prime # 4507」は75分07秒を秒数に変換した4507秒を指す。これは前作の曲名と同じく素数である。 坂本氏によると、曲の「分数」を「年齢」に見立てて、「誕生」から「入学」、「就職」、「結婚」といった人生観を描いているという。 例えば「誕生」は赤ん坊が元気に生まれるので、曲も明るく元気に始まるなど人生の出来事をこの楽曲で表現している。 最後の部分の「晩年」になると、子供の頃の感覚に戻っていく「回帰」に入っていく。 よって曲の最後と最初は、違和感がないようにループできるように、テンポもキーも同じものになっている。 この曲はプロデューサーからあらかじめ75分の長さと決まっており、坂本氏もこんな曲が使われるゲームは滅多にないと2つ返事で引き受けた。 当然作曲するのには時間がかかり、坂本氏曰く「マラソンみたい」、「先が見えない」、「ネタがもうない」とさんざん苦労したらしい。 それでもちゃんと全て譜面に起こして、弦楽を編んで行くように作曲し、しっかり全部75分作りこむことに成功した。 なおUSTREAMにて楽曲のレコーディング風景を中継しており、収録時間は全5日間もかかったという。 デジタル配信などでは約5分ごとに分割されてリリースされる場合もあるので、少しずつゆっくり聴いてみるとまた違った印象を受けるかもしれない。 ---- **過去ランキング順位 [[第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第9回の結果3]] 793位 [[第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100>第10回の結果]] 159位 ---- **サウンドトラック ***無限回廊 光と影の箱 a Soundtrack #amazon(B004CLZG52) ***SCEゲーム音楽祭 #image(http://dengekionline.com/elem/000/000/805/805328/scebgmfes_01_cs1w1_400x.jpg,width=160,height=160) PlayStation®Storeで配信