戦闘!ゼロラボ

せんとう!ゼロラボ


概要

オーリムAI/フトゥーAIをスリープへ移行
戦闘プログラムを起動します


どうか ワタシ/ボクを (たお)してくれ
そして (ワタシ)(ボク)(ユメ)ヲ……
……(はば)(モノ)ニハ

退室(タイシツ) イタダコウ!


本作の最後のストーリー「ザ・ホームウェイ」における、ゼロラボ最深部で対決することになる博士…の記憶を移植したロボットであるオーリムAI(スカーレット版)フトゥーAI(バイオレット版)の戦闘曲。
この後に控える楽園防衛プログラム戦はイベント戦闘であることから、この戦闘が事実上ストーリーにおける本作のラストバトルとなる。
2022年12月20日に配信された「UNDERTALE/DELTARUNE通信 - Vol. 1(冬号)」においてToby Fox氏が「戦闘!ゼロラボ」という名の曲を担当したことを明かしており、ゼロラボ関係の戦闘曲の内このAI戦を指していると見てほぼ間違いないと見られていた。
その後サントラの発売をもって正式に確定している。
実際、緩急をつけた曲構成から漂うUNDERTALE感は、同じく同氏の担当した「テラレイドバトル!」にも通じるところがある。
著名なタイトルが多数リリースされた2022年の新曲ランキングにおいて1位となった曲であり、2021年に続いてToby Fox氏の楽曲が2冠を達成する結果となった。
そしてその勢いは止まらず、同年に開催された第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100においても大差をつけて1位を獲得。
遂に本編ランキングではこれまで成し得ていなかった、ポケットモンスターシリーズからの初の栄冠に輝くことになった。

電子音源をメインとした全体的に緊迫感と疾走感のあるテクノ系の曲であるが、所々で掻き鳴らされるギターの力強い音色や悲壮感溢れるフレーズと、様々な展開を見せてくれる曲である。
またイントロの美しい音色の時点から気づくかもしれないが、この曲は「テラレイドバトル!」のフレーズも組み込まれており、テラスタルの根源の地での戦いであることも感じられる。
またサントラのライナーノーツでは、子どものころにプレイしていて鳥肌が立った感覚を味わってほしいということで、初代 の「戦い(VSトレーナー)」をメロディのベースにしていることも明かしている。
更に、曲の最後の呼吸音は、なんとToby氏自身のものなのだそうな。
またストーリーの流れも、生態系を破壊しかねないタイムマシンを止めようとするAIを乗っ取った戦闘プログラムとの対決という、異質感溢れる曲に違わぬ展開となっている。
そしてこの戦闘中の会話には「AI」の表記は入っておらず、事実上この最終決戦の相手は戦闘プログラムであり、今は亡きオリジナルの博士の妄念であることが分かるだろう。
繰り出されるポケモンも全てマスターボールより現れる古代/未来のポケモン、即ちパラドックスポケモンで構成されており、切り札の「トドロクツキ」「テツノブジン」は原種のメガシンカを彷彿とさせるデザインと、過去作を知るトレーナーほど驚く要素が満載である。
またパラドックスポケモン自体が準伝説系並みに高い種族値を持つ上に原種と異なる複合タイプになっていることから、ここまで来られたトレーナーをもってしても、鍛え方や相性次第では返り討ちに合う事もしばしば。
これらの過去と未来、熱さと切なさ、理性と狂気、実質的な最終戦に相応しい未知なる強さ等、様々な要素を凝縮したストーリーの最終盤を表現しきった曲であると言えるだろう。

過去ランキング順位


サウンドトラック

Nintendo Switch ポケモン スカーレット・バイオレット+ゼロの秘宝 スーパーミュージック・コレクション


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最終更新:2024年09月08日 16:10