「知りませんでしたか?大魔王からは逃げられません」
ほくほく顔でお義母様の後ろを付いて歩くミストは、去り際にそう呟いた
そして嵐は去った…
「ちまさん…」
「はい、小鳥さん」
「朝食に用意したかぶの酢漬けサンド…」
「はい…」
正直、思い出してうえっとなってしまった
「王様にも差し入れを」
「うぇーっ!!」
「…これ見た目より悪くなくないか兄弟」
「俺朝はごはん党なんだよ兄弟」
「俺自分で茶わんにごはんよそう王様って初めて見るわ」
「いいじゃねぇか細けぇ事ぁよ」
「う…」
「兄弟?…兄弟ーッッッ!!!!」
「俺朝はごはん党なんだよ兄弟」
「俺自分で茶わんにごはんよそう王様って初めて見るわ」
「いいじゃねぇか細けぇ事ぁよ」
「う…」
「兄弟?…兄弟ーッッッ!!!!」