ちまさんはめをさました
「 お は よ う ご ざ い ま す 」
悪い夢を見ているようでした…
目を覚ますと隣に半裸の男が横になったまま(要は添い寝)大声で挨拶をしてきたのです
目を覚ますと隣に半裸の男が横になったまま(要は添い寝)大声で挨拶をしてきたのです
「素晴らしい…悪夢ですね」
そのまま意識を手放した方が楽だと思ったんでしょうね私の脳みそったら
何かこう…スーッパタン…キュードカン
何かこう…スーッパタン…キュードカン
「 … ち さ ん
小 町 さ ん !!」
小 町 さ ん !!」
「…へ?」
「 気 が 付 き ま し た か お は よ う ご ざ い ま す 」
目を覚ますと真っ赤な世界
あたいの髪の毛も真っ赤に染まっていて
いつもならあの川原で寝た時にしか来られないこっち側に来た事を理解する
あたいの髪の毛も真っ赤に染まっていて
いつもならあの川原で寝た時にしか来られないこっち側に来た事を理解する
と、なると頭上から覗き込むのは毎度お馴染み小煩い四季様…じゃない誰だこの
「 ど う し ま し た ?
こ れ は 何 本 で す か ? 」
こ れ は 何 本 で す か ? 」
こっちの台詞だと思うんだよねそれって…6本
何か知らないけど…この姉さんは話し方からして、恐らくあたいに添い寝していたあのゴツい男
それが何故あたいに膝枕しているんだろう…四季様にもされた事ないのに
いや…やっちゃくれないけどさ…あのお堅い方が…
それが何故あたいに膝枕しているんだろう…四季様にもされた事ないのに
いや…やっちゃくれないけどさ…あのお堅い方が…
「どうもしないんだけど…所であんたは誰であたいに何をしてんだい?」
「 上 白 沢 慧 音 式 膝 枕 で す 」
…笑顔でしっぽぱたぱた振ってて、ちょっと可愛いと思ってしまった
「うん…名前はわかったんだけど…その名前式膝枕?」
「 名 付 け て ハ ク タ ク ス リ ー パ ー で す 」
「うん?…うん…それを何であたいにやってたのかを聞きたいんだけど?」
少しの間…
「 草 が あ る と は い え 地 べ た に 頭 か ら 落 下 し て
気 絶 し て い た の を 放 っ て は お け ま せ ん で し た の で 」
気 絶 し て い た の を 放 っ て は お け ま せ ん で し た の で 」
「そうなのかい…世話になったようで悪かったねぇ…ってそれ大事じゃないか」
「 血 は 止 ま り ま し た よ 」
サーッと血の気が引くのがわかった
どうしてそうなった
あたいに何が起こった
どうしてそうなった
あたいに何が起こった
こうしてはいられないと思い、がばっと起き上がろうとする…が力が入らない
「 し ば ら く 動 け な い で す よ
首 に も ダ メ ー ジ 行 っ て る と 思 い ま す ん で 」
首 に も ダ メ ー ジ 行 っ て る と 思 い ま す ん で 」
首…やりように因っては一生車椅子生活とかっていうじゃないか
「あの…あたいはどうなるんだい?」
「 ド ク タ ー に 診 て も ら い ま す か ら 」
いやに冷静な返答じゃないか…これまでに相当暑苦しい返答しててさ
「 大 事 に は 至 り ま せ ん よ 」
「…」
慰めてくれるのはありがたいけど、指一本動かせない現在の状態じゃ気休めにも…
あ…もしかして四季様を抱いたり撫でたりが出来なくなるのかな…いやだなぁ
あ…もしかして四季様を抱いたり撫でたりが出来なくなるのかな…いやだなぁ