しまった、自分が治った事でぷっかり浮かれてたけど膝枕してくれたり
あたいがこんな状態になってからずっと励ましてくれてた存在がいた事を今思い出した
あたいがこんな状態になってからずっと励ましてくれてた存在がいた事を今思い出した
「アンタ、ありがあああああ!」
額に矢
三本
矢けーね又の名を ハ ク タ ク ア ロ ー
「医者あああああ!」
「いるわ、ここに一人ねっ☆」
左腕に右腕を添え、それを真上に掲げながら叫ぶ蓬莱の赤黒ナース
「いるわ、ここに一人ねっ☆」
左腕に右腕を添え、それを真上に掲げながら叫ぶ蓬莱の赤黒ナース
ヒュー
「ぬ、抜いて!早く!」
「あら、起きて早々女子高生に向かって『抜いて』だなんて絶倫ね」
「そういう意味じゃぬぇぇぇぇ!」
「あら、起きて早々女子高生に向かって『抜いて』だなんて絶倫ね」
「そういう意味じゃぬぇぇぇぇ!」
すぽぽぽん
「 平 苺 さ ー ん
愛 し て ま ー す !! 」
愛 し て ま ー す !! 」
「え、何?」
「このハクタクの起動音みたいな物よ」
「このハクタクの起動音みたいな物よ」
起動音って…あと凄いガクガク震えてるうわ何これ
ブシュゥゥゥゥゥゥゥ!!
震えが止まったと思えば次は大量の水蒸気が吹き出した
震えが止まったと思えば次は大量の水蒸気が吹き出した
「 俺 は 太 陽 の 子
仮 面 ラ イ ダ ー ブ ラ ッ ッ ッ
ア ー ッ エ ッ ッ ッ !! 」
仮 面 ラ イ ダ ー ブ ラ ッ ッ ッ
ア ー ッ エ ッ ッ ッ !! 」
ビシビシとポーズを決めながら叫ぶハクタク
「ちょっ…アンタ、大丈夫かい?」
「どうやら…変なスイッチを押してしまったようね」
…何その氷のような冷静
「 酷 い 目 に あ い ま し た 」
額にバッテン印を付けられたハクタクが呟く
三つ目が通るみたいだなと女子高生は思った
三つ目が通るみたいだなと女子高生は思った
「よく生きてるよアンタ…」
「 鍛 え て ま す か ら 」
クルッシュッ
クルッシュッ
女子高生が「それは鬼の…響鬼さんの…」とか考えていると当のハクタクが口を開く
「 ド ク タ ー … 先 程 の 共 通 の 話 で す が 」
(…共通?)
「うん、それがどうかしたの?」
「 繋 が り ま し た … 向 こ う の 私 と 」
(向こうの私?)
「そうおめでとう、共通になった感想は?」
「 男 性 な の は ま だ し も 、 何 故 裸 な の で す か 」
「あーそこは許せないんだ」
「 当 た り 前 で し ょ う 露 出 狂 じ ゃ あ る ま い に 」
「私は虚弱で貧乳のミミズクよ?」
「 小 町 さ ん は ? 」
ヤムチャで下二桁最強よ!…などとは言えず
「あ、あたいは当たり障りない普通の人間だよ」
「 普 通 が 一 番 で す よ 」
気になった事が一つ
何故あたいはこっちの世界に来る時、上空から落下したのか
いつもなら穏やかに移動してこられるのに
何故あたいはこっちの世界に来る時、上空から落下したのか
いつもなら穏やかに移動してこられるのに
こっち側に来る直前の状態を思い返す
何故か隣で添い寝していた裸の男、つまり目の前のハクタク…こいつに何かしらの原因はないか
何故か隣で添い寝していた裸の男、つまり目の前のハクタク…こいつに何かしらの原因はないか
「なぁハクタク?」
「 は い 」
「アンタ、裸の男の記憶も持ってるんだよな?」
「 え え 、 何 を し た の か わ か り ま せ ん か 常 に 攻 撃 さ れ て ま す 」
「うん、じゃあ…隣に寝てる女の子が気絶した記憶って無いかい?」
「 あ り ま す 」
「詳しく」
「 驚 き の あ ま り 気 が 動 転 し て 、 そ の 女 性 を 抱 き 上 げ ま し た 」
「ふんふん」
「 そ う し た ら 後 ろ か ら 『 棚 橋 っ ! 何 考 え て る の っ ! 』 と い う 声 と
蹴 り が 同 時 に 飛 ん で き て 」
「…まさか」
蹴 り が 同 時 に 飛 ん で き て 」
「…まさか」
「 そ の 女 性 が 垂 直 落 下 し ま し た … ベ ッ ド の 上 で 助 か り ま し た ね 」
垂直落下式バックドロップでしたはははとハクタクスマイル
「…黒ね…薬でも射つ?」
「 … え ? 」
「まーなんだー…アンタ…お礼がまだだったねぇ」
「 遠 慮 し ま す 」
ハクタク逃そ…身体が痺れて動けない!
「 卍 … 解 … 」
この後、赤い世界に響き渡るハクタクシャウトが!!