画像レスラー@ ウィキ(跡地)
60 不協和音
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
第六十話 不協和音
イム(化身)「私の化身技を防ぐとはなかなかやるな」
夕映(化身)「ますたーには指一本触れさせないです!」
夕映(化身)「ますたーには指一本触れさせないです!」
槍と旗が真正面からぶつかり合う。
夕映(化身)「ますたー、ここは私が抑えるです! 今の内に!」
エヴァ「すまない、夕映!」
エヴァ「すまない、夕映!」
走り出すエヴァだったが、そこへ悟空さが立ちはだかる。
黒い長髪の巫女へと姿を変えた悟空さの周りに、七色の輝きを放つ球体がいくつも出現した。
悟空さ(霊夢)「夢想封印!」
掛け声とともに虹色の球体はエヴァの周りで爆発する。
七色の爆発に巻き込まれて、彼女は自軍のエリアまで吹き飛ばされてしまった。
七色の爆発に巻き込まれて、彼女は自軍のエリアまで吹き飛ばされてしまった。
響子「つ、強い…強すぎる」
ころね「大丈夫ですか、エヴァさん」
エヴァ「ああ、だが…負けるわけにはいかない。ここで負けてしまえば、全ては終わってしまう!」
たから「エヴァさん…」
イム(化身)「だが、お前達が勝つ未来は無い。アームド!」
夕映(化身)「しまったです!?」
ころね「大丈夫ですか、エヴァさん」
エヴァ「ああ、だが…負けるわけにはいかない。ここで負けてしまえば、全ては終わってしまう!」
たから「エヴァさん…」
イム(化身)「だが、お前達が勝つ未来は無い。アームド!」
夕映(化身)「しまったです!?」
その身に太古の戦士の力を鎧として纏ったイムは、茫然とする夕映をその化身ごと切り払った。
夕映「うわー!」
エヴァ「夕映!」キャッチ
夕映「うう…申し訳ないです、ますたー…」
エヴァ「こちらこそ、すまない。私が不甲斐ないばかりに…」
玲二「…」
キャル「玲二?」
玲二「俺が、突破口を開く!」
エレン「また無茶をして、駄目よ、玲二!」
玲二「天空の支配者、鳳凰!」
玲二(化身)「鳳凰烈火!」
エヴァ「夕映!」キャッチ
夕映「うう…申し訳ないです、ますたー…」
エヴァ「こちらこそ、すまない。私が不甲斐ないばかりに…」
玲二「…」
キャル「玲二?」
玲二「俺が、突破口を開く!」
エレン「また無茶をして、駄目よ、玲二!」
玲二「天空の支配者、鳳凰!」
玲二(化身)「鳳凰烈火!」
玲二はその化身技を、霊夢の力を発現させている悟空さに向け解き放った。
悟空さ(霊夢)「はっ!」
手に持った棒切れを払って、いとも簡単にその炎を振り払った。
玲二(化身)「まだまだ! アームド! スピニングトランザム!」
続けざまに攻撃を繰り出す玲二だったが、今度は魔理沙が放った電光によってその螺旋の風も弾かれてしまった。
エヴァ「玲二! よせ、一人で突っ込むな!」
玲二(アームド)「俺が…俺がやらなきゃ! 皆に迷惑をかけた分を取り戻す!」
エレン「玲二…!」
竜馬「お前ばっかりに良い恰好させるかよ! 反逆のブラックゲッター、アームド!」
エヴァ「竜馬! お前まで…!」
竜馬(アームド)「行くぜぇぇ、悟空さ!」
悟空さ(霊夢)「何度やっても、無駄だ」
エヴァ「どうして…どうして、こうも上手くかみ合わないんだっ…!」
ころね「…単純だからでしょう」
エヴァ「何?」
ころね「皆さん、多かれ少なかれ、プロトコル・ファントムとして戦ってきた事に負い目を感じている。先程吾妻さんが言われたように、その引け目を無くそうと必死になっている。だから周りが見えていないのですよ」
響子「うちは別にそんな事ないけど」
キャル「あたしもー」
ころね「ほら、彼らも一応男性としてのメンツというものがありますから」
竜馬(アームド)「ぐわー!」
FF(俺って性別的に男なんだろうか…)ドキドキ
ころね「そういう訳で、このチームを一つにまとめるのはエヴァさんの腕次第と言う訳です」
エヴァ「分っている…分かってはいるが…」
玲二(アームド)「俺が…俺がやらなきゃ! 皆に迷惑をかけた分を取り戻す!」
エレン「玲二…!」
竜馬「お前ばっかりに良い恰好させるかよ! 反逆のブラックゲッター、アームド!」
エヴァ「竜馬! お前まで…!」
竜馬(アームド)「行くぜぇぇ、悟空さ!」
悟空さ(霊夢)「何度やっても、無駄だ」
エヴァ「どうして…どうして、こうも上手くかみ合わないんだっ…!」
ころね「…単純だからでしょう」
エヴァ「何?」
ころね「皆さん、多かれ少なかれ、プロトコル・ファントムとして戦ってきた事に負い目を感じている。先程吾妻さんが言われたように、その引け目を無くそうと必死になっている。だから周りが見えていないのですよ」
響子「うちは別にそんな事ないけど」
キャル「あたしもー」
ころね「ほら、彼らも一応男性としてのメンツというものがありますから」
竜馬(アームド)「ぐわー!」
FF(俺って性別的に男なんだろうか…)ドキドキ
ころね「そういう訳で、このチームを一つにまとめるのはエヴァさんの腕次第と言う訳です」
エヴァ「分っている…分かってはいるが…」
焦燥にかられるエヴァは必死に考えを巡らせるのだが、具体的な案が思い浮かばなかった。
そうしている間にも、敵の攻撃は緩む事無く続いていく。
そうしている間にも、敵の攻撃は緩む事無く続いていく。
聖白蓮「…あー、エヴァさん?」
エヴァ「何だ」
聖白蓮「何も音を一つに合わせる事はありません。合わないのなら、それぞれの音を活かしてやればいいのです」
エヴァ「それぞれの、音…?」
魔理沙「さぁ、行くんだぜ! スパークルウェイブ!」
エヴァ「何だ」
聖白蓮「何も音を一つに合わせる事はありません。合わないのなら、それぞれの音を活かしてやればいいのです」
エヴァ「それぞれの、音…?」
魔理沙「さぁ、行くんだぜ! スパークルウェイブ!」
数多の星屑に乗って、魔理沙は星空を駆け抜ける。
気合を込めて放つ光は、その星屑を乗せて、『ハーモニクス』へと降り注いだ。
気合を込めて放つ光は、その星屑を乗せて、『ハーモニクス』へと降り注いだ。
皆「うわぁぁー!」
エヴァ「まずい…押されている。これでは、完全に我々に勝ち目はないではないか」
夕映「ますたー…」
エヴァ「まずい…押されている。これでは、完全に我々に勝ち目はないではないか」
夕映「ますたー…」
悟空さ「さて、私の最大の一撃でとどめといきましょう」
ミキシトランスを解除した悟空さは、ゆっくりと飛翔する。
両手を天に向けて息を吸い込むと、その両手に巨大な光の球が出来上がった。
両手を天に向けて息を吸い込むと、その両手に巨大な光の球が出来上がった。
悟空さ「元気玉!」
仲間達のエネルギーを集めて作られたその攻撃に、もはや『ハーモニクス』になすすべはなかった…
だが、一人諦めずに立ち向かう少女が居た。
だが、一人諦めずに立ち向かう少女が居た。
夕映「ますたー…私を見て欲しいのです!」
エヴァ「夕映! 逃げろぉぉ!」
夕映「私の役目を果たす時です! 戦旗士ブリュンヒルデ、アームド!」
エヴァ「夕映! 逃げろぉぉ!」
夕映「私の役目を果たす時です! 戦旗士ブリュンヒルデ、アームド!」
彼女の強い意志に化身は応えて、新たなる旗士を誕生させた。
想いの鎧を身に纏った彼女はまさしく戦乙女である。
想いの鎧を身に纏った彼女はまさしく戦乙女である。
夕映(アームド)「ザ・タワーA!」
せり上がる大地の隆起が元気玉を受け止め、次に放たれた雷撃がその元気玉を弾き飛ばした。
化身アームドで増幅された力が、夕映の技を極限まで進化させたのだ。
化身アームドで増幅された力が、夕映の技を極限まで進化させたのだ。
エヴァ「夕映…お前…」
夕映(アームド)「私は馬鹿だから、ますたーが導いて欲しいのです。私に出来る事はますたーや、皆を支えて勝利を称える事だけですから」ニコッ
エヴァ「…」
夕映(アームド)「私は馬鹿だから、ますたーが導いて欲しいのです。私に出来る事はますたーや、皆を支えて勝利を称える事だけですから」ニコッ
エヴァ「…」
今度は夕映に教えられる番であった。
勝利に固執するあまり、チームを活かすことを忘れていたのだ。
勝つためにはまず味方を信じ、その味方を導くことが何より大事である。
勝利に固執するあまり、チームを活かすことを忘れていたのだ。
勝つためにはまず味方を信じ、その味方を導くことが何より大事である。
エヴァ「…攻撃は最大の防御とも、言うな」
エレン「え、エヴァさん?」
エヴァ「皆、私に力を貸してくれ! ネロ達『お菓子な仲間達』が示してくれたように、我々とて力を合わせればセカンドステージ・レスラーに十分対抗できるはずだ!」
皆「おー!」
エヴァ「行くぞ、ミキシトランス、信長!」
エレン「え、エヴァさん?」
エヴァ「皆、私に力を貸してくれ! ネロ達『お菓子な仲間達』が示してくれたように、我々とて力を合わせればセカンドステージ・レスラーに十分対抗できるはずだ!」
皆「おー!」
エヴァ「行くぞ、ミキシトランス、信長!」
「静と動を使い分けよ!」
エヴァ(信長)(そうだ。信長公は言っていた。それを実行してこそ、時空最強の力は発揮できる!)
夕映「ミキシトランス、ジャンヌ! ますたー、後衛は任せるです!」
エヴァ(信長)「うむ! 行くぞ!」
エレン&玲二&キャル「はいっ!」
イム「来るか! 必殺タクティクス、絶対障壁!」
エヴァ(信長)「私の得意とする魔法は氷! 故に! その弱点も分かる!」
エヴァ(信長)「うむ! 行くぞ!」
エレン&玲二&キャル「はいっ!」
イム「来るか! 必殺タクティクス、絶対障壁!」
エヴァ(信長)「私の得意とする魔法は氷! 故に! その弱点も分かる!」
普段のエヴァなら在り得ない事が起きた。
静なるエヴァの氷は、信長と言う戦国時代を燃え盛る炎のような勢いで駆け抜けた男の力によって、変化する。
静なるエヴァの氷は、信長と言う戦国時代を燃え盛る炎のような勢いで駆け抜けた男の力によって、変化する。
エヴァ(信長)「必殺タクティクス、神のタクト・ファイアイリュージョン!」
エヴァの周りに、螺旋の炎が出現した。
[[(続く)>61 個性達の共鳴]]