ここでは、ゴリラTRPGの概要や用語、特徴的なルールについての解説を行う。
なお、ルールについては後述する4.ゴリラルールセクションにて詳しく記載している。
あなたはTRPGをプレイしていて、このような経験はないだろうか?
PL「ちゃんとハンドアウトに沿って、ルールに則ったキャラクターを作ってきたよ」
GM「お、じゃあキャラクターシート見せて」
PL「うん、ただ喋らないゴリラなんだよね」
GM「却下で」
・・・誰しも経験があるはずだ。
ゴリラをプレイする権利は誰にもあるはずなのに、悪意あるGMによってそれが叶わないのだ。
このような横暴が許されるだろうか。
このゴリラTRPGでは、そのような横暴がまかり通るTRPG界に警鐘を鳴らすべく、
ゴリラをプレイヤーキャラクターとして作成し、ゴリラの視点でゴリラの立場をロールプレイするシステムを提供する。
プレイヤー諸氏に素晴らしいゴリラライフ(略してゴリライフ)を楽しんでいただきたい。
ゴリラTRPGの用語について解説する。
なお、一般のTRPG用語をある程度知っている前提での解説となっている。
GMはPGの行動や判定について絶対的な権限を持ち、時にルールに反する裁定を下しても良い。
これをゴーリランルールと呼ぶ。
ただし、ゴーリランルールはGMがルールを無視して好き勝手にやってよい、というわけではない。
あくまでもセッションを円滑に進めるために設定されたルールであることを念頭に置くこと。
また、ゴーリランルールを適用する場合は、極力「参加者全員が楽しめる結果」になるようにすること。
ゴリラは紳士的な生物だ。それを忘れてはならない。
ゴリラTRPGには舞台や世界観という概念は存在しない。
ゴリラが存在しうる世界なら、どこをシナリオの舞台にしても問題ない。
ジャングル、動物園、ニューヨーク、火星、未来、過去、ファンタジー世界、どこでもよい。
何故ならば、ゴリラに無限の可能性があることを証明することこそが、ゴリラTRPGの真の目的だからだ。
ただし、舞台設定にはセッション参加者全員の事前承諾を得ること。
※5.ゴリラマスターセクションにて舞台設定のコツについて記載予定。