「いいかい、臆病は悪い事じゃない。もし世界の誰もが臆病者なら、世界は平和になるだろう」
「じゃが、世の中に臆病者は少ない。誰もが手にした狂気を勇気と間違えておる」
「そうだ。だから我々はやらねばならない。本当の平和とは、臆病者だけが手に入れられるものなのだからな」
「人類を臆病にする。武器を手にする事を恐れ、臆病さが美徳とされる世界」
「じゃが間違えるのではないぞ。臆病すぎては逆に不信を抱く」
「うむ、そして不信は簡単に人を狂気に染めてしまうもの」
「わかっているさ。人の心はバランスが取れない。だからまず逃げ場をなくす」
「逃げ場、彼らを狂わす狂気を全て取り除くのですな」
「だがその為には我々も狂気を手にしなければならない」
「狂気、確かにそうでしょう。あれは狂気の塊のようなものです。ですから、できる」
「老い先短いワシにあれが動く時を見られるだろうか……」
「見ぬほうが幸せだ。少なくとも、人間のおろかさを見ずにすむ」
「いや、見ずにはおれんよ。これはワシらの罪」
「そして人間達の罪」
「我らは救わねばならない」
「深き罪から同胞達を」
「その為に」
「我らの信じる真の平和の為」
「じゃが、世の中に臆病者は少ない。誰もが手にした狂気を勇気と間違えておる」
「そうだ。だから我々はやらねばならない。本当の平和とは、臆病者だけが手に入れられるものなのだからな」
「人類を臆病にする。武器を手にする事を恐れ、臆病さが美徳とされる世界」
「じゃが間違えるのではないぞ。臆病すぎては逆に不信を抱く」
「うむ、そして不信は簡単に人を狂気に染めてしまうもの」
「わかっているさ。人の心はバランスが取れない。だからまず逃げ場をなくす」
「逃げ場、彼らを狂わす狂気を全て取り除くのですな」
「だがその為には我々も狂気を手にしなければならない」
「狂気、確かにそうでしょう。あれは狂気の塊のようなものです。ですから、できる」
「老い先短いワシにあれが動く時を見られるだろうか……」
「見ぬほうが幸せだ。少なくとも、人間のおろかさを見ずにすむ」
「いや、見ずにはおれんよ。これはワシらの罪」
「そして人間達の罪」
「我らは救わねばならない」
「深き罪から同胞達を」
「その為に」
「我らの信じる真の平和の為」
「やってくれるね?シンシア」
「……はい」