928 名前:1投稿日:2008/06/27(金) 01:56:08 ID:???
オッチナン「少佐ああぁぁぁぁあぁ!!」
デュバル「ヅd(ry」 ドオオォォォォーン……
ワシヤ「これでヅダの
空中分解も通算777回達成です。あ、爆発もなんだかいつもよりきもち派手なような」
モニク「毎度毎度…いつになったらまともに製品化できるんだ!?というかうすうす思ってたがこれただのマッチポンプなんじゃ
ないのか!?」
エルヴィン(姉さん言っちゃった…)
モニク「もうこれ以上の実験は無意味よ!ヅダの開発は凍結が妥当と判断する!」
デュバル「おのれジオニック!!」
モニク「それももういいっつってんでしょおお!!」
ワシヤ「あーあ、キレちゃった。まあ手詰まりだしなあ」
マイ「そういう時こそ発想の転換だよ。空中分解をプラスに捉えてみるんだ!」
マイ「というわけで
ヨーツンハイム印の打ち上げ花火、『ヅダ玉』を試作してみました」
ワシヤ「おお、空中で炸裂させるのはお家芸だもんなー」
モニク「でも結局ヅダなのか…」
カスペン「いや、やるではないか!逆転の発想であるな」
マイ「筒にはヨルムンガンドを利用します。カスペン本部長もご覧になって下さい」
カスペン「うむ、花火はやはり盛大でなければな。
ヅダだけに”ヅダ―――――ン”と派手に打ち上がるであろう!」
マイ「……………」
モニク「……………」
ワシヤ「……………」
エルヴィン「……………」
プロホノウ「……………」
ホルバイン「……………」
カスペン「どうした?面白ければ笑ってよいのだぞ?ん?ヅダが ヅダ―――ン だぞ。どうだワシヤ?」
ワシヤ(うわっマークされた!?)
929 名前:2投稿日:2008/06/27(金) 01:57:50 ID:???
マイ「え、えーでは打ち上げは花火師の資格をお持ちのヘンメ係長に願います」
ヘンメ「へへへ、よろしく頼むぜ」
マイ「『ヅダ玉』は通常の大玉花火の三倍の火薬量を詰め、開いた際の直径も三倍ほどと予測されます」
カスペン「 ヅダ―――ン と巨大な花火が広がるのだな。なあ、ワシヤ?」
ワシヤ「そ、そっスね…」
モニク「(無視して)では早速頼みます係長」
ヘンメ「着火する!3,2,1着火完了!筒を維持する!」
エルヴィン「わくわくするなあ、どれだけ大きな花火なんだろう」
マイ「音も大きいから、耳を塞いだほうがいいよ」
カスペン「 ヅダ―――ン と鳴るのかね?」
ワシヤ(いい加減しつけえ!!)
ひゅるるるる~…………… ポスン……
エルヴィン「しょぼっっ」
モニク「不発!?」
マイ「くっ配合ミスか!?」
デュバル「なぁ―――ぜぇ――だあ―――!??私の魂を込めた『元祖謹製ヅダ玉改』があっ!!」
ワシヤ「『元祖謹製ヅダ玉改』!?」
モニク「すり替えたのか!??いつの間に!!」
デュバル「ジオニック社による妨害工作に違いない!連中は(ry
モニク「聞けよ!!」
マイ「それでは僕が開発した方の『ヅダ玉』はどうしたのですか?」
デュバル「それならばキミんちに返してきたぞ。おかっぱ頭の少年が『でんすけなんか植えてたかなあ?』と言いながら
家の中に持って入って行ったが」
マイ「至急家に連絡を入れます!」
カスペン「で、花火は? ヅダ―――」モニク・ワシヤ・エルヴィン「「「 空 気 読 め !!!」」」
930 名前:3投稿日:2008/06/27(金) 02:00:25 ID:???
―――…直後、自宅と連絡をとったところ二時間後『ヅダ玉』を無事発見。不可解にも当家長女セレーネ・マクグリフ
- ガンダムの自室で、彼女の手により散乱された膨大かつ分類困難な物品に紛れ込んでいたところを、果敢にも強行捜索した
当家十二男
ヒイロ・ユイ・ガンダムにより発見・確保された。
『ヅダ玉』は後日再試験を行った結果、予想された以上のパフォーマンスを発揮。さらに後日には製品化が正式に決定された。
より一般に普及することを期待したい。
余談だがデュバル氏の開発した『元祖謹製ヅダ玉改』は研究の結果、炸裂音が強大であるにも関わらず光度は極めて微小という
稀有な効果を発現せしめる。製品化は却下されるかと思われたが、この稀有な効果が一部愛好家の注目を集め同試験品も後日
製品化が決定された。しかれども『元祖謹製ヅダ玉改』はその視認困難性ゆえ「ゴーストファイター」なるデュバル氏にとっては
甚だ不本意な通称が定着・流布してしまうにいたり、現在同氏は正式名称の普及に奔走している
オリヴァー・マイ
アル「早く早く、花火大会終わっちゃうよー、マイ兄ちゃんの作った花火見逃しちゃう」
ロラン「そんなに急がなくても大丈夫ですよ、花火が始まるまでまだ一時間もあるんですから」
ガロード「マイ兄の花火も楽しみだけど、今回はすげー珍しい花火が上がるんだってよ」
ジュドー「あ、知ってるぜ。なんでも音はすれども姿は見えず、通称「ゴー…」ウゴッ!?」
マイ「ジュドー、そこから先は口外してはいけない。い い ね ?」
ジュドー「ふぁ、ふぁい(は、はい)…」(なんだ、マイ兄のこのプレッシャー…?)
シーブック「へー、音はすれども姿は見えず、「ゴーストファイター」って珍しい花火もあるもんだな」
アーサー「ほんに私は屁のような…って?w」
キース「あははは、なんだそりゃw」
デュバル「『元祖謹製ヅダ玉改』はゴーストファイターでなければガスでもな―――い!!!」
アーサー「突然なんだこのおっさん!?」
シーブック「知ってる!この人知ってる!兄さんの上司のヅダマニアだ!!」
デュバル「もはや『元祖(ry』は(ry
モニク「デュバル課長はまた欠勤か!今日で五日目だぞ!ワシヤ!連絡はつかないのか!?」
ワシヤ「アレ口に出したらどこからか現れますよお。俺は嫌ですけど」
モニク「私だって嫌だ」
ワシヤ「じゃあどうするんスか?」
モニク「…夢わだつ遠き空に君の春は散った…か…」
ワシヤ(放置する気だ…)
最終更新:2013年09月16日 23:48