337 名前:収穫の秋 :2008/09/25(木) 12:52:52 ID:???
ロラン「みなさーん!お昼の用意ができましたよー!」
オデロ「お?もうそんな時間か」
プル「ごはんごはんーーー!!」ドピュン!
マルチナ「はや…」
エリシャ「そういえば、お昼どうするの?マルチナ。
      あんたが要らないって言うから、用意してないんだけど」
ウッソ「なに言ってるんですか。
     エリシャさんもマルチナさんも、一緒に食べていってくださいよ」
エリシャ「ええっ?」
ロラン「そうですよ。 皆さんの分も用意してありますから、遠慮なさらずに」
マルチナ「ね? お弁当いらなかったでしょ?」
エリシャ「もう! 最初からご馳走になるつもりだったのね!」
ロラン「まぁまぁ、せっかく用意した取れたてなんですから。
     お世話を手伝ってくださった皆さんには一番に味わっていただかないと」
マルチナ「ほら、ロランさんもこんなに言ってくれてるんだから。
      あんまり渋るとかえって失礼ってもんでしょ?」
エリシャ「もう…そうね、せっかくなんだし」
ウッソ「そうそう」
エリシャ「ロランさん、ご馳走になります」ペコチャン
ロラン「いっぱいありますから、たくさん食べてくださいね」ニッコリ


セシリー「はい。 熱いから気をつけて」
オデロ「ど、どもっス…」
  金髪美女に茹でイモと焼きイモを乗せた紙皿を手渡され、
  エリシャの前であることも忘れてやにさがるオデロ。
エリシャ「もうっ!」
シーブック「まぁまぁ。 カリカリしてると、せっかくの美人が台無しだぜ?」ホイ
エリシャ「あ、ありがとう…(////)」
マルチナ「ふぅ~ん、シーブックさんかぁ…」
エリシャ「えっ?」
マルチナ「ああいうお義兄さんなら、いいかなぁ…ちょっと地味メだけど」ニヤニヤ
オデロ「いいっ!?」
エリシャ「ちょっ! 何を…」
ウッソ「マルチナさん、あんまり二人をからかっちゃダメですよ」
マルチナ「だって、あの顔♪」ケラケラ
オデロ&エリシャ「「マルチナ!」」

セシリー「お義兄さんですって。 もてるわね、シーブック?」
シーブック「君ほどじゃないから…」



338 名前:収穫の秋 :2008/09/25(木) 12:53:58 ID:???
シュウト「うわぁ…ホコホコだぁ!」
アル「あち、あち」
リィナ「んんーー♪」
リィズ「おいしー♪」
プル「はうはうー(涙」
マユ「プル、大丈夫!?」
プルツー「がっつくから… はい、麦茶!」

マリナ「はぅぅぅ… 焼いただけのおイモが、こんなに美味しいなんて…」
 刹那「マリナ・イスマイール、そんなに急がなくてもイモは逃げない。
    もっと味わって食べることを推奨する」

マリーメイア「お父様、フォークはお使いにならないのですか?」
トレーズ「何故かねマリーメイア。
      せっかくの新ジャガ、指でも味あわなくてどうするんだい?」
マリーメイア「指で、ですか?」
トレーズ「かつて、贅を尽くしたインドのマハラジャたちも、
      ご馳走を食べるときは手づかみだった。
      手で食べること、すなわち下品という思い込みは関心しないな」
  そして、手づかみでエレガントに食されるOZ総帥。
レディ「指先をお舐めになるそのお姿までが美しい…」
セレーネ「うーむ、相変わらず侮れない男ね、トレーズ・クシュリナーダ…」


ミネバ「とっても美味しいです、お父様!」
ドズル「うむ。 これぞまさに大地の恵み、だな。
     人は、こうやっていろんなものに生かされている。
     そのことを忘れてはならんぞ、ミネバよ」
ミネバ「はいっ!」

ドーリアン「至言、だな」
リリーナ「ドズル先生ですか?」
ドーリアン「あんな強面で、どんな教育をしているのかと、少し心配していたんだが…」
リリーナ「良い先生ですわよ? 子供たちにも好かれていますし」
ドーリアン「どうやらそのようだ。
       彼の薫陶を得た若者が社会に出た時…何が起こるか実に楽しみだな」
リリーナ「では、それまではお父様にがんばっていただかないといけませんわね」
ドーリアン「む… リリーナ、なんだか最近、物言いが母さんに似てきたんじゃないかい?」
リリーナ「うふふっ、それは母子ですもの。 当然です」
ドーリアン「そうか、当然か… そうだな。 うん、うまい!」


339 名前:収穫の秋 :2008/09/25(木) 12:54:51 ID:???
カガリ「う~ん、やっぱり物足りない…」っ【チリソース】
アスラン「……まあ、味を見てから使うようになったのは進歩だな」
キラ「前は、問答無用で人の皿にも振りかけてたもんね」
カガリ「うるさい。 …悪かったな」
アスラン「カガリも一応成長してるんだなぁ…」ウンウン
キラ「泣かなくてもいいじゃないw」
カガリ「“一応”ってなんだ、“一応”って。 失礼なヤツだな!
     そのうちマリューもびっくりのナイスバディになってやるから楽しみにしてろ!」
アスラン「そーかそーか、がんばってくれ」
カガリ「ううううううーーーーー」
ラクス「アスラン、そんな言い方はダメよ」
キラ「そうそう。 ちゃんと、正直に『そのままの君が一番だよ』って言ってあげないと」
アスラン「ちょ、キラ、何を言い出す…」
カガリ「アスラン…」

ルナマリア「そんな…アスランが、妖怪つるつるぺったんにしか反応しない人だったなんて…
      メイリンが相手にされてる時点で、おかしいと思ったのよ!」
メイリン「ちょっとお姉ちゃん! それどういう意味!? 妖怪ってなによーー!!」
ルナマリア「ナイスなバディに生まれた自分を恨むわ…」
メイリン「人の話を聞けーーー!」


シーブック「リィズ」
シン「マユ」
ジュドー「リィナにプル、プルツー」
 三人「「「あそこに近寄っちゃダメだぞ」」」

アスラン「何? 新手のイジメ?」
キラ「虐めと言うよりは、弄り?」
ラクス「アスランは打たれ強いですからー」

グエン「どうしたシャア。 お仲間まで居るというのに、行かないのか?」
シャア「私はロリコンではない! 純粋な女の子が好きなだけだ!」
  強弁しつつ、物陰に潜む赤いスーツの男。
シャア「ドズル閣下に、ハマーンだと? 今、出て行けば間違いなく身の破滅…
    だが、ミネバたん…ロラン君…」



340 名前:収穫の秋 :2008/09/25(木) 12:56:23 ID:???
オデロ「よし、昼休み終わりっ!
     続きはじめるぞ、ウッソ」
ウッソ「はーい!」

アニス「ずいぶん賑やかにやってるねぇ」
ウッソ「あ! お婆さん! こんにちは!」
アニス「こんな機械人形まで持ち出して…ん? この機械人形は…」
マイ「…どなたです?」ヒソヒソ
ウッソ「ここの地主で…」
ロラン「アニスさん!」
アニス「やっぱりあんたかい!」
ウッソ「え?」
ロラン「はい?」
マイ「ふむ?」

アニス「孫から、あの若いのには似てない兄弟がいるって聞いてたが、
     まさかあんただったとは思わなかったよ」
ウッソ「良く言われます(苦笑」
アニス「この土地は、爺さんが死んじまってから荒れるに任せてたんだけど…
    良く使ってくれてるみたいだね」
ウッソ「素人の、真似事ですけど」
アニス「ふん、こちとら土を弄って40年だよ。
     畑をみりゃ、あんたがどれだけ丹精込めて土を作ってきたのかよく判るさ」
ウッソ「いえ…元々の土地が良かったから…」
アニス「ま、頑張りに免じて、爺さんの土地で作るのがイモってのは、カンベンしてやろうかね」
ウッソ「あはは、ありがとうございます」
アニス「この後はどうするんだい?」
ウッソ「今年はずいぶん頑張ってもらいましたから、冬の間は休めようと思ってます。
     レンゲ草の種でも蒔こうかなって」
アニス「ふん、悪くないね。
     春になったら言ってきな。 いい養蜂家紹介してやるよ」
ウッソ「ありがとうございます!」
シャクティ「アニスさん、どうぞ」ガサガサ
アニス「いいイモだ。 孫にシチューでも作ってやるかね」



 次で終りかな?
でも、Zを手に入れてシマッタ…
つづく。

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最終更新:2013年09月21日 22:17