524 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/10/31(金) 15:31:42 ID:???
シャア「アムロ、今晩はちょっと付き合ってはくれんかね」
アムロ「断る。いろいろ忙しいんだ」(女性たちとフラグ立て的な意味で)
シャア「白狼で特上握りをご馳走しよう」
アムロ「あ、もしもしロラン?今日、夕飯は外で食べるから」
シャア「話が早くて助かる」



シャア「大将、君はいつもいい仕事をする。このカレイなど絶品だな」
シン・マツナガ「恐縮です」
アムロ「次は秋刀魚を頼むよ。……で、何の話があるんだシャア。ヅダが大量に空中分解しただとか、
ヒルドルブが一般道でドリフトかまして車道破壊しまくったとかか?」
シャア「ああ、そんなことは日常茶飯事だ。今更騒ごうとも問題にしようとも思わん」
アムロ「……それもどうかと思うがな」
シャア「それよりも、だ。今日、ヨーツンヘイム社に視察に行ったのだよ。元々オモシロ技術を
 いじくりまわしている会社だったが、最近益々わけがわからなくなってきたからな」
アムロ「あそこは確かに心配だな。 あ、大将、次はブドウエビ」
シャア「そうしたら社長含め全員が猫耳に猫尻尾を装備していた」
アムロ「ゥグッ…」(ゲホゲホ
シャア「全員だぞ、全員。目ぼしい女性といえばキャディラック嬢しかいない、おっさんだらけの
    あの会社全員がだ」
アムロ「…………本当に何をやっているんだあの会社は」
シャア「あの時は疲労のあまりについに幻覚を見るようになったかと自分で自分の心配をしてしまったよ」


 以下回想


シャア「何をやっているのだね君たちは」
プロホノウ「おや、シャア社長。おはようございます。ようこそヨーツンヘイム社へ」
シャア「あぁ、おはよう…で、何をやっているのかね」
マイ「新製品のテストです。猫耳尻尾型コミュニケーションサポートキット、開発名称『ニャッゴ』
    これは装着者の脳波を感(ry(以下、技術技術した説明により割愛)耳と尻尾の動きにより
   感情を表現します。ニャッゴのサポートにより感情表現の苦手な人間であっても他者との円滑な
   コミュニケーションをとれるようになることを目標としています」
シャア「…それは画期的な試みだが、実用に足るのかね?」
マイ「ですからテストを行っています。これをご覧ください。当社のホルバインをモニターにした際の
   観測映像です」



アムロ「ホルバインってあの漁師か」
シャア「あの漁師だ。PRIDE漢祭りやK-1ダイナマイトに乱入たとしても全く違和感無いあの屈強な海兵だ。
     アレに猫耳に尻尾だ」
アムロ「…………今ものすごく、自分の豊富なイマジネーションを呪いたくなった」
シャア「私の心労の十分の一ほどはわかってもらえたと思う」

525 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/10/31(金) 15:32:44 ID:???
マイ「まず表情をくらべてみてください。これが不機嫌な時、こちらが上機嫌な時です」
シャア「……違いがさっぱりわからんのだが」
マイ「続いてこれを」
シャア「尻尾が急がしく左右にばたばた動いているな」
マイ「不機嫌な時のものです。で、こちらは上機嫌な時。尻尾が直立し、先端が傾いています」
シャア「ふむ。わかりやすくなってはいるのか」
マイ「彼は人付き合いが苦手で、一部の例外を除いてはほとんど感情を表に出すことはありません。
    そのために誤解を招きトラブルを引き起こすことがありましたが、このニャッゴにより軽減されました。
    では、実際にあちらをご覧ください」

マイが指差した先にはアッガイたんと戯れるホルバインの姿があった。
アッガイが両手を使って懸命に投げるビーチボールを片手で受け取り、また投げ返す。
とたとたとボールを追って走りまわるアッガイをホルバインはほぼ無表情で見守っている。
だが、尻尾は高く伸び、先端がちょっと曲がっている。そして緩やかに左右に揺れていた。

シャア「……上機嫌なようだな」
マイ「ものすごく上機嫌ですね。顔は相変わらずですが」



シャア「……その光景に癒された私を笑ってくれてもいいぞ、アムロ君
アムロ「いや、僕も少し癒された気がするからあなたを笑えない」



シャア「それで、今度は全員でテストということか」
マイ「はい。その通りです。ですが、彼以外では全く動作しないので原因の調査中です。
    やはり高性能を追求して基幹部品にνガンダムのサイコフレームを参考にし(中略)ためにNTかNTの
   素養のある人間にしか反応しないようになってしまったことが要因であるのではないかと(以下略」



シャア「……私が苦心して作り上げ、君にこっそり秘密裏に提供した技術がだだ漏れだったことにびっくりだ」
アムロ「……すまない。本当にすまない。ウチにはプライベートも機密も無いもんだから……」
シャア「いや、いいさ。私の作り上げた技術が世間の役に立つならば、ヨーツンヘイム社の赤字解消に
    繋がるなら本望さ!!本望だとも!!」
アムロ「ゴメン、マジ本気ゴメン」



その後、しばらくしてヨーツンヘイム社から売り出された「猫耳尻尾型コミュニケーションサポートキット
『ニャッゴ』」は空中分解することも無く、ヒット商品となった。


ガロード(ティファが猫耳、尻尾…)
ジュドー「想像して赤面して悶々とするくらいなら、さっさと本人にプレゼントしてくればいいでしょ」

ザビーネ「駄目じゃないかキンケドゥ!!こんなものをベラ様に贈ろうとしちゃあ!!」
シーブック「ち、違う、これはカロッゾさんに頼まれたんだ!!」
セシリー「お父様ったら、小さい子に怖がられるのを気にしていたから……」
 鉄仮面「うむ、これさえあれば私の内面のキュートさを世に知らしめられるであろう!!」


526 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/10/31(金) 15:33:31 ID:???
猫耳尻尾型コミュニケーションサポートキット『ニャッゴ』追加報告書

 本日、愚弟カミーユがニャッゴを用い、フォウ・ムラサメ嬢と「にゃんにゃんぷれい」なる戯れを画策せり。
それがファ・ユイリィ嬢に知られることとなり、更にロザミア・バダム嬢、サラ・ザビアロフ嬢(以下、女性名が続く)らにも
目撃され修羅場となる。
 愚弟の女癖の悪さが露呈せり。
そも、ニャッゴはコミュニケーションを円滑に進めるためのサポートツールである。
 正しく用いなければ人間関係が空中分解することが確認された。
このたびのような喜劇(打ち消し線)悲劇を生まぬためにも、健全に正しい運用を切望する。

オリヴァー・マイ

527 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/10/31(金) 15:36:59 ID:???
トレーズ「ふむ、猫耳と猫尻尾か……」
マリーメイア「嫌です!!駄目です!!絶対やめてください!!!」
トレーズ「そ、そうか……マリーがそこまで言うのなら……」

トレーズ「マリーは犬派だったのだろうか。似合うと思ったのだが、ああも嫌がるとは」
レディ「マリーメイア様ではなく、トレーズ様が御自身で着用なされると勘違いなされたのでは……」
トレーズ「いや、もちろんそのつもりだったよ」



その頃ドズル家では猫耳付きドズル、デラーズ、ガトーに包囲されたミネバが恐怖で気絶していた

528 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/10/31(金) 16:04:51 ID:???
ハマーン「……ゴクリ」
ミネバ「ハマーン……そこまで真剣に考えなくても……」

シャア「あれが本当のはにゃーんだな……」
アムロ「シャア!(かわいそうだから)早く身を固めろ!」

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最終更新:2013年09月22日 22:08