594 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/01/08(木) 13:15:49 ID:???
ユウ「…………」
サマナ「あ、ユウさん!お帰りなさい!」
サマナの挨拶を期に、わらわらと人が集まる。
ある者は労いに、ある者は土産話を聴きに、ある者は土産目当てに。
フィリップ「よう、世界はどうだったよ?」
レイヤー「お疲れ様。楽しかったかい?」
ユウ「…………」
レイヤー「そこそこか、君らしいな」
ユウ「…………」
カバンからビール瓶を取り出し、フィリップに手渡す。
フィリップ「おっ……サァンキュゥ。早速、こいつで一杯……」
サマナ「勤務中に酒を飲まないで下さい!」
フィリップ「冗談だってヴぁ。サマナ君たら冗談も通じねぇの……」
ユウ「…………」
次は明太子を取り出して、サマナに手渡す。
サマナ「ありがとうございます!よし、これで手巻が出来る…」
フィリップ「手巻?」
サマナ「二月のまるかじりですよ。明太子を巻こうと思いましてね」
フィリップ「うぇぇ。俺には理解できねぇなぁ……」
レイヤー「ユウ君。オーストラリアはどうだった?コロニーの落ちた地は……」
ユウはオーストラリアで見たことを語った。
マイク、レオンに会ったこと…復興は進んでいたこと…
自分も手伝いをしてきたことを。
レイヤー「そうか…あいつら、休暇を取ってどうしたのかと思ったが……
フフ、私もその内復興の手伝いに行かないとな…ありがとう」
ユウ「…………」
レイヤーと話終えるやいなや、絵の具セットと小麦粉を取り出す。
そして、ドナヒューとアリーにそれぞれ手渡した。
サマナ「……どうやってこんなにカバンに入れてたんだ……?」
フィリップ「ドラ○もんのポケットじゃあるまいし……」
ユウ「…………」
ドナヒュー「おぉ、ありがとう。本当に買ってきてくれるなんてな」
レイヤー「今度は何を描くんだ?」
ドナヒュー「ああ。シャアさんに頼まれてた、RFキュベレイのエンブレムの草案だ」
サマナ「キュベレイをリファイン!?」
フィリップ「そいつぁスゲェーや」
ドナヒュー「いや…特注で一機だけ作るらしいんだ。ミネバ様専用、とか言ってたな」
ユウ「………」
アリー「チッ…本物の小麦粉かよ……あぁ、なんでもねぇ。サンキューな」
リョウ「(いつかマジで捕まんぞ、このヤクザ刑事」
ユウ「…………」
リョウ「ん…あぁ、あいつらは元気なのか。ならいいんだ。サンキュー」
フィリップ「なんだぁ?やっぱスケか?」
リョウ「違う、つってるだろ!」
続く
595 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/01/08(木) 13:17:57 ID:???
レイヤー「それで…世界情勢はどうだったのだ?」
ユウ「…………」
ドナヒュー「中東ではまだドンパチがあるのか……宗教問題ってのは厄介だな…」
シロー「中東と言えば…マリナさんの…」
ユウ「…………」
シロー「アザディスタンは今の所大丈夫、ですか…良かった」
ユウ「…………」
シローにペアのマグカップを渡すユウ。
絵柄はほんわかした感じで、ライオンと猫が描かれていた。
シロー「あ、ありがとうございます!……ライオン?」
ユウ「…………」
サマナ「え?シローさんがライオン?あぁ、確かにそんな感じがしますね」
シロー「俺が…ライオン…なら、猫は…?」
ユウ「…………」
シロー「……!はい。アイナと仲良く使わせていただきます!」
和気あいあいした空気。
それを怒号が切り裂いた。
ドォォォォォォ……ン
シロー「何だ!?」
‐超巨大MA同士が暴れています!至急出動して下さい!‐
間髪入れずにアニタ・ジュリアンの声とサイレンが警察署に響く。
超巨大MA?まさかな……
タタタタタタタ
シロー「あれは…デンドロとノイエ・ジール!?」
レイヤー「超巨大MA同士のドッグファイトだと!?早く止めねば重大な被害が出るぞ!!」
シロー「(そのまさか、が当たった…あのバカ……」
レイヤー「サマナ君、フィリップ君。君達は市民の誘導を頼む!」
サマナ「了解!」
フィリップ「任せてくれ」
レイヤー「我々はあのMAの、破壊された破片や当たりそこねのミサイルを破壊するぞ!
とてもじゃないが、あの二機の相手は出来ない…ならば、せめて街に被害が出ないようにするんだ!」
ドナヒュー「しかし……難しい任務だな……成功する確率は低い……」
シロー「確率なんてのは目安です!後は勇気で補えば良い!」
ドナヒュー「そうか…そうだな……よし、やるぞ!」
オーーーーー!!!
リョウ「……あ、みさえが又臍曲げてやがる…靴下は洗ったってのによぉ…」
アリー「俺はめんどいからパス。おめぇらで頑張ってくれ」
ハロ長官「
シロー君…あのデンドロは、確か君の……」
シロー「ギクッ」
ハロ長官「……今すぐ白い部屋まで来るように」
シロー「ハイ……」
レイヤー「……な、何だ…その…や、やるぞ………」
オーーーーー……
513に続く
他の警察は、民衆を避難させたりとかそんな感じで。
この後、ガトーとコウはたっぷり皆に絞られる訳ですね。
596 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/01/08(木) 13:38:56 ID:???
ディープストライカー
S
ガンダムに合わせてデンドロを再設計したようなAEの新型。
フィリップ「どぅしておまえは誠意を嫁さんに見せないんだってヴぁ」
サマナ「いい加減仲直りしてください」
レイヤー「さっさとしないと町が破壊されかねんぞ」
リョウ「あんたMA戦得意だろ!」
ケン「でもジムであれ二機はきついだろ。」
マット「被害は最小限にした方がいい。」
リョウ「みんなで一斉に出れば何とかなるだろ!」
ケン&マット「「俺はこれ以上、仲間が死ぬのを見たくない」」
リョウ「死んでねぇよ病院にいるよ!!!」
フォルド「まあ、とにかく、MS全機出撃より、お前のガンダムを出した方がコストが安いってことだ。」
リョウ「だったらミサエをどうにかしろ。あいつがガンダムに俺を乗せてくれないんだ!」
ユウ(アリスじゃないのか?AIの名前は)
カムナ(老年期バージョン)「まあまあ、君たち」
リョウ「か、カムナ…さん?」
カムナ「君はまだ新婚期のようだからな、夫婦の掛け合いというものを知らんようだ」
リョウ「い、いや、あいにく俺はまだ未婚で」
カムナ「いいか、妻というものはだな、時に優しく時に厳しく時に恐ろしく…」
以後2時間ほど講習を受ける
フィリップ「ゆ~うよぉ、あれはいつまで続くんだぁ~?」
ユウ(俺に聞いてもわからん)
フォルド「あ、ドッグファイト終わってた。」
カムナ「わかったかね」
リョウ「はい、ミサエは俺の嫁です(←疲れてる)ミサエ!!好きだー、愛してるんだみさ」
おきてがみ「キャプテンと一緒にAEの定期検査に行きます」
リョウ「いつの間に!!!」
マット「なあ、MSと人間って婚約できるのか?」
ケン「婚姻届を出すときに見たが、そんな枠はなかったぞ」
フォルド「なあ、ここにあったディープストライカー、丸々ないんだけどどこ行ったんだ?」
アリー「ふあぁぁぁ、よく眠れたな~」
最終更新:2013年10月04日 20:41