64 名前:猛魂戦隊ヒタイダー1/3 :2009/04/01(水) 05:58:58 ID:???
18を見て書いてみました

リーン・ホース国技館にて

ストーカー「栄えあるご町内和菓子職人選手権優勝者は、天使の輪を幾重にもこさえた、
      芸術性溢れるエンジェル・ウイロウの製作者ぁぁ……、
      和菓子屋コンティオの店長、クロノクル・アシャー氏です!」
クロノクル「お、俺かい?」
タムラ(審査委員長)「おめでとうございます。素晴らしい作品でした
           あれだけの大物を作りきった技量には感服です」
クロノクル「感無量です」

マリナ(見物客)「あんなに大きなウイロウを、どうやって宙に浮かせているのかしら」
シーリン(見物客)「ほら、あそこを見て。透明な飴細工を、何本も紐代わりに使ってるわ」

ストーカー「それでは、クロノクル氏のご好意により、
      これから優勝作品を切り分け、皆様にご馳走させていただきます」
マリナ  「まあ。とっても嬉しい」
シーリン 「コンティオの和菓子を食べられるなんて。本当にラッキーね」

見物客  「きゃあああああ」
???  「ヒィー!」

クロノクル「な、なんだお前たちは! 黒いぴっちりしたスーツなど着てっ」
フッサー 「ヒィ~♪」
クロノクル「や、やめろっ。私の作品に何をするつもりだっ」

ストーカー「ああっと、たいへんなことになりましたっ
      多数の暴漢がエンジェル・ウイロウに群がっていきますっ
      皆さん危ないですから避難して下さい!」

マリナ  「避難って。でもウイロウは……」
シーリン 「何をしてるのっ。危ないから下がりなさいっ」
フッサー 「ヒッヒー!」
タムラ  「う、うわああ。助けてくれええ」

BACOOOOM!
フッサー 「アッー!」
クロノクル「大丈夫ですかっ」
タムラ  「あ、ありがとうございます」
シーリン 「なんなのよあいつらは!」
マリナ  「たいへん。ウイロウがっ」

フッサー 「ヒ~」

ストーカー「謎のタイツたちが組み体操でピラミッドを作り始めましたああ
      どうやらエンジェル・ウイロウに取り付くつもりのようです!
      いったい、どうなってしまうんでしょうかあああ!!」

65 名前:猛魂戦隊ヒタイダー2/3 :2009/04/01(水) 05:59:47 ID:???
リーン・ホース国技館の音響施設から

生え上がぁれぇ~ 生え上がぁれぇ~ 生え上がぁれぇ~ ヒタイダー
髪よぉ~ フサれぇ~♪
まだ育毛がでぇきるぅ~ 頭皮がぁ~あるぅならぁ~
広大なぁ~皮膚をぉ~ 揉めよー揉めよー揉めよぉ~♪
正義のぉ~怒りをぉ~ ぶつけろぉ~ ヒタイダー
猛魂~戦隊ぃ~ ヒタイダー ヒタイダー♪
よみがえっるぅ~ よみがえっるぅ~ よみがえっるぅ~ ヒタイダー
髪よぉ~ フサれぇ~♪
銀河へ~向かぁてぇ~ 揉めよー ヒタイダー
猛魂~戦隊ぃ~ ヒタイダー ヒタイダー♪

マリナ  「この歌声は……ラクス様の?」

アスラン 「みんなのリーダー、ヒタイレッド(セリフ棒読みでやる気なし)」
カクリコン「アメリア大好き、ヒタイブラックっ(両腕で身体を抱き締める)」
ガトー  「多くの英霊が無駄死にでなかったことの、証のために。ヒタイグレーっ(腕組み)」
ルース  「フォルドにゃ負けねえっ、ヒタイブルー!(力強く拳を突き上げる)」
五飛   「正しいのだ、俺たちはっ! ヒタイグリーン!!(拳法の構え)」
セレーネ 「月に代わってお仕置きよ。セーラーセレーネ(目を挟むように横にVサイン)」
六人   「平等世界を築くため、今日も戦い悪を討つ! 猛魂戦隊、ヒタイダー!!(ピキーン!)」

クロノクル「ヒタイダー、来てくれたのかっ。頼む、私の作品を守ってくれっ」
シーリン 「あのセーラー服の人って」
マリナ  「ええ、刹那のお姉さんのようね」

ストーカー「謎のタイツたちが組み体操を完成させてしまったああ
      うわああっと、一番上の者が、飴細工の紐を舐め始めているうう!
      なんだか、とっても美味しそうだああああ」

マリナ  「……ゴクリ」
シーリン 「マリナ、はしたないわよ」
トレーズ 「お嬢さんたち。危ないから下がっていなさい。ここは戦場になる」

五飛   「また貴様らか。ご町内の平和を乱す貴様らは、紛れもなく、悪だ!」
フッサー 「ヒッヒヒ~♪」
セレーネ 「ちょっと! あれってコンティオの和菓子じゃない! 絶対食べたい!
      みんな、行くわよおお」
ルース  「おーおー。気合入っちゃってまあ」
ガトー  「猛る魂を、フッサーに注入してくれる!」
カクリコン「やるしかねえぞ、リーダー」
アスラン 「はぁ……、仕方ないか。……いくぞ!」

ストーカー「おおっと、これは凄い! ヒタイレッドがジャンプ一番、
      組み体操の上にいるフッサーに、ヒタイダーキックをお見舞いしたあああ
      なんと、組み体操を崩されたフッサーたちがヒタイダーに襲い掛かるう!」

アスラン 「みんなっ。会場と和菓子の防衛を忘れるな! 被害を出すわけにはいかない!」
ルース  「おっしゃああああ」
ガトー  「猛魂注入うううう(鉄拳)」
フッサー 「アッー!」

ストーカー「強いぞヒタイダー! 次々とフッサーたちをやっつけていくうう!
      ……ん? こ、この歌は、なんでしょうかあああああ!?」

66 名前:猛魂戦隊ヒタイダー3/3 :2009/04/01(水) 06:00:36 ID:???
ハァ~レ、ルッヤッ ハァ~レ、ルッヤッ♪
ハレルゥ~ヤッ、ハレルゥ~ヤッ、ハッレッルゥ~ウッヤアアアア♪

アレルヤ 「うぅ……。汚された……。マリー、僕、汚されちゃったよ……
     どうしよう……」

五飛   「あいつ、様子がへんだぞ」
セレーネ 「どこかで見たことのあるようなシチュエーションね」

ハレルヤ 「キタキタキタ―――(゜∀゜)―――!!!
     ご機嫌だぜえええ! なあアレルヤ、アレルヤアアアアア!!」

ストーカー「なんとおお。急に現われた青年が暴走したあああ!
      一転して、ヒタイダーがピンチだああああ」

ルース  「こいつもヘアーズの一味なのか!? 強いぞっ!!」
カクリコン「なんだこいつっ。トランザムしやがる!」
ハレルヤ 「ヒャハハハ~。オラオラ~、みんなぶっ潰してやるぜえええっ!」
???  「そいつの相手は任せてくれ。ヒタイダーはすぐに、ガンダムに乗るんだ」

マリナ  「刹那!」
刹那   「アレルヤ・パプティズム。おまえの歪みを払拭してやる。──トランザム!

ストーカー「説明しよう! 刹那はトランザムすることにより、真刹那に変身できるのだ!
      ヒタイダーに憧れる彼もまた、ヒーローになろうとしているのだ!」

アスラン 「へんなナレーションをつけて……。そんなわけないだろ」
真刹那  「ヒタイレッド。俺があいつを抑えているうちに、フッサーをたおしてくれ
      勿論、ガンダムに乗ってだっ」
アスラン 「無茶を言うな。MSに乗ったら、会場を破壊してしまうだろ
      って、金色の目とか、容姿が変わるとか、何……」
セレーネ 「アフロのカツラとドモンのマントに、ぴっちりスーツねえ
      人様のファッションにケチをつけるつもりはないけど弟だし……プププ」

激戦の末、戦いは収束をみた
アレルヤがハレルヤから意識を奪い返して戦況が一変、
ヒタイダーは、フッサーの殲滅に成功した
これが世に名高い、エンジェル・ハイロウ決戦である
そして……

マリナ  「ああっ。エンジェル・ウイロウが崩壊していく……」
クロノクル「ただ切り分けているだけだよ……
      さあみんな、渾身の作品を、どうか食べてくれ」
セレーネ 「うわお~。いっただっきまあす♪」
シーリン 「甘さ控えめで、大人の味ね」
トレーズ 「まさに、エレガントのひと言に尽きる。素晴らしい仕事だ」
ガトー  「うむ。この熱き職人の血潮は、後世に語り継がれる証となろう」
アレルヤ 「美味しい。クロノクルさん、これ、マリーやロランのお土産にしたいのですが、
      詰め折りは可能ですか?」
クロノクル「勿論、まだまだたくさんあるから、かまわないよ」
五飛   「ヤツの心には純粋さが感じられる。どうなっているというんだ」
アスラン 「作られた人間ってことさ。ハレルヤ人格だって、犠牲者なんだ。責めちゃいけない」
ルース  「たいへんなんだな」
カクリコン「平和を勝ち取るためにも、俺たちは負けるわけにはいかないな」
刹那   「このウイロウはガンダムだ
マリナ  「ふふ、そうね」

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最終更新:2013年11月03日 21:37