661 名前:劇団・モビルシチズン 1/7 :2009/08/29(土) 10:35:00 ID:???
カミーユ「夏ももうすぐお終いだな」
シーブック「秋がすぐそこだよ」
ロラン「旬の食材がいっぱいですからね!腕が鳴ります!」
刹那「秋は
ガンダムな季節だ」
ヒイロ(食欲の秋……リリーナの弁当……早かったな、俺の死も)
ガロード「芸術の秋!ティファに絵のモデルを頼まれてるんだ、俺!」
ジュドー「でも夏休みカムバックって気分もあるんでしょ!」
ウッソ「薄着のお姉さんカムバック!」
アル「秋には文化祭や学芸会があるよ」
シュウト「僕たちは劇をするんだ」
赤ザコ「聞いたかキャプテン!人間達は文化祭があるのにモビルシチズンにはない!不公平だ」
キャプテン「赤ザコモードのキミは少し過激すぎる。冷えピタを貼るといい」
赤ザコ「私は冷静だ!」
キャプテン「革命はいつもインテリがは始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激な事しかやらない」
赤ザコ「
モビルシチズンによる演劇を始めようというのだよキャプテン!それがなぜわからん!」
ナナイ「それでネオ・ジオン社の持っている劇場を一つ渡したと?」
シャア「
コマンダーサザビーにはいつも助けて貰っているからな
それにモビルシチズンにはもっと可能性に満ちている……私はそう信じたいのだよ」
ナナイ「ご立派です、社長」
コマンビー「問題は演目だ」(←着替えた)
Pガーベラ「私は大道具しかやらんからな。そもそもラーカイラム社のモビルシチズンと一緒に演劇など……フン!」
ガンイーグル「おーい、本、落ちたぞ」
つ これではまるで道化だよ ~大企業社長に学ぶ演劇術~
ある日、月の女王と入れ替わって
ドイツ人になりきるには ~ゲルマン演術入門~
デュオ=マクスウェルだ ~現役プリペンターが明かすスパイ術~
僕たち兄弟の美学
キャプテン「主役は任せたぞ、マドナッグ」
Pガーベラ「やらん!絶対にやらん!」
コマンビー「では私がやろう」
キャプテン「いや私が」
Pガーベラ「な、ならば私が…」
コマンビー「どうぞ」
キャプテン「どうぞ」
Pガーベラ「貴様らーーーーー」
キャプテン「それで演目だが……」
ゼロ「ふ……ここはやはり最も美しい愛の物語、ロミオとジュリエットで決まりだろう!」
爆熱丸「なにを言う!ここは古き良き昔話である桃太郎だろう!」
キャプテン「ゼロ、爆熱丸、来てくれたのか」
ゼロ「当然だ。何しろこの美しい私が主役を張らずして誰がはるというのか!!」
爆熱丸「寝ぼけたことを。主役というのは逞しい男がするものだ。この炎の武人・爆熱丸のような!」
コマンビー「いや、モビルシチズンによる演劇だから騎士ガンダムも武者ガンダムも出演できんぞ」
キャプテン「ゼロはバイオレットトルネードで花吹雪を、爆熱丸は爆界天昇で照明を頼む」
ゼロ「く……致し方あるまい。だがやる演目はロミオとジュリエットだ!」
爆熱丸「いや、桃太郎だ。これだけは譲れん!!」
ゼロ「ロミジュリ!」
爆熱丸「桃太郎!」
ゼロ「ロミジュリ!」
爆熱丸「桃太郎!」
Pガーベラ「おい、誰か止めろ」
ガンダイバーズ「「「「「「「経験上、ひとしきりドツキ合うまで終わりません」」」」」」」
662 名前:劇団・モビルシチズン 2/7 :2009/08/29(土) 10:36:36 ID:???
シュバルツ「まてぃ!そのファイト、私が預かった!!」
ザコ赤「あー、あの方は?」
ザコ青「ネオドイツのガンダムファイター・シュバルツさんザコよーー!!サイン下さいザコー」
ザコ黄「ああ……この覆面についてるポンポン、触るととっても気持ちいいザコ……」
シュバルツ「私が両者に不満のない演目を決めるとしよう」
キャプテン「本当にそんなことができるのか?」
コマンビー「その演目の名前とは?」
シュバルツ「かぐや姫だ!」
Pガーベラ「何故かぐや姫……?」
シュバルツ「かぐや姫は翼の騎士ゼロが望んだラヴ・ロマンス!!しかもロミオとジュリエットと同じく結ばれないエンド!!」
ゼロ「た、確かに!」
シュバルツ「だが同時に爆熱丸の望んだ日本昔話に他ならない!!」
爆熱丸「おお!!」
Pガーベラ「流石はネオドイツのガンダムファイター……」
シュバルツ「ふ…忘れるな!1+1は3にも!4にもなるのだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
キャプテン「いいとこどりというヤツだな」
コマンビー「身も蓋もないな、キャプテン」
デスサイズ「フハハハハ!私が書いた脚本はどうだ!」
キャプテン「却下」
コマンビー「却下」
Pガーベラ「却下」
デスサイズ「なぜだーーーー」
キャプテン「これでは入場者に年齢制限をかけなくてはならない」
コマンビー「かぐや姫は帝に仕える侍が姫を石にして攫う話ではなかった筈だ」
Pガーベラ「しかもその後の姫に対する読むに耐えない行動、反吐がでる」
デスサイズ「私の熱いパトスを否定するとは、愚かな者共め!この劇が失敗しても知らんからな!」
キャプテン「そういえば男女がデスサイズの作品のような行為を行う小説や映像を昔マスターの部屋で発見したことがある」
コマンビー「アブノーマルというのだ、キャプテン」
Pガーベラ「やはりラーカイラム社は腐っている!!」
ザコ赤「でもでもーウチの社長も毎朝ロランさんを追いかけているザコよ?」
ザコ青「違うんですよーそーなんですよー、これがまさしく同じ穴の狢っていう奴なんですザコ!」
ザコ黄「合ってるよーな、間違ってるよーな……ザコォ」
Pガーベラ「私が脚本を書き直した」
シャギア「平凡だなオルバよ」
オルバ「平凡だね、兄さん」
Pガーベラ「き、貴様らいつからそこに!!」
シャギア「愚問だな。我々はフロスト兄弟なのだぞ」
キャプテン「プロフェッサーガーベラの脚本に問題があるのか?」
オルバ「問題はないよ。ただかぐや姫そのまんまってだけさ」
シャギア「魅力に乏しいとは思わんかね?」
コマンビー「しかし原作に忠実に行うべきだろう」
シャギア「それだ、それだよコマンダーサザビー君!」
オルバ「原作に忠実にやるだけならロボットでも出来る。感情を持つ君達は君達にしかできないかぐや姫をするべきなんだ!」
Pガーベラ「た、確かに!わ、私は知らず知らずの内に人間に従属していたというのか!!」
オルバ「気付いたようだね。新しい時代をつくるのは人間でもロボットでもない。モビルシチズンなんだ!」
コマンビー「しかし……」
シャギア「ハリウッドのフランダースの犬を知っているかね?」
オルバ「ハリウッドの製作したフランダースの犬では……パトラッシュは生き返るんだ!!」
コマンビー「ナ、ナンダッテーーー」
シャギア「それが世界のハリウッドクオリティ!アメリカンクオリティなのだよ!!」
オルバ「君達は脚本を書き直すべきなんだ!そしてアイディア料を僕たちに払うべきなのさ!そうだ、僕らが望んだマネージメントだ!」
663 名前:劇団・モビルシチズン 3/7 :2009/08/29(土) 10:38:17 ID:???
ザッパーザク「「このシーンで波の音を流したいんだけどよぉ」
Pガーベラ「待て、確か
ネオジオン社のCDライブラリに効果音全集が……」
騎馬王丸「愚か者が!!」
キャプテン「騎馬王丸!来てくれたのか」
騎馬王丸「カラクリに頼らずとも、さざ波の音なら……この通り!!」
ザーーザーーー
コマンビー「小豆を流しただけで!?」
騎馬王丸「さらにお椀を使えば」
パカパカパッカパッカ
キャプテン「蹄の音だな」
騎馬王丸「うむ。炎天號が出るから必要ないなどと思うなよ。こういう音はちゃんとスピーカーに流さんと遠くの客には聞こえんのだ。
それにカラクリで録音した音では、音に合わせて役者が動かねば成らん。だがコレならば裏方が役者に合わせることができるのだ!」
コマンビー「なるほど……演劇とは常に二手、三手先を考えてやるものなのだな」
グラップラーグフ「雷の音が欲しいんだが」
ヒイロ「任務了解」
キャプテン「ヒイロ!?」
ヒイロ「プリペンターの仕事が近くであったから会いに来た。雷の音なら俺の腹にマイクを押し付けろ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ヒイロ「リリーナの弁当を食べた後は常にこの音だ。更に」
コキッ、コキッ
ヒイロ「こうやって折れた骨を無理矢理治す音は竹を切る音に使えるぞ」
Pガーベラ「もはや只のビックリ人間だな、ヒイロ=ユイ……」
デュオ「おーい探したぜヒイロ。折角の休日に悪いんだけどさ、プリペンターの任務が入ったんだ、お前と俺に。だから急ごうぜ」
ヒイロ「お喋りなヤツめ……任務失敗」
デュオ「おい、なんで自爆スイッ…
デストロイヤードム「武器~…
・
・
・
ザコ赤「……ようやく片付けが終わったザコ」
ザコ青「ヒイロさんが自爆して大変だったザコ」
ザコ黄「人は
ミンチになれば元にもどるけど、モノはそうじゃないザコよ!」
ザコ赤「まったくザコ!」
ザコ青「そーザコね!」
ザコ黄「……なんか間違っている気がするザコけど、気のせいザコね」
コマンビー「キャストも決まった、舞台も万全、演目も決まった、脚本もできた、音響も準備ができた。後は……」
Pガーベラ「宣伝だな。人が入らないことにはやる意味がない」
キャプテン「マスターやシュウト達は見に来てくれると言ってたぞ」
Pガーベラ「身内だけが見てどうする!」
コマンビー「これが成功することで、他のモビルシチズンも後に続く事ができるかも知れないのだからな」
キエル「それではまだ席は沢山余っているのですね」
コマンビー「キエル=ハイム嬢?」
キエル「実はディアナ様はムーンレイスに地球の文化を体験できる機会があると良いと考えておいでなのです。
ディアナ・カウンターによるムーンレイス観光旅行を企画しているのですが、その企画の中に貴方達の舞台を鑑賞しては如何かと私は申し上げたのです
さらに聞けば舞台の内容はかぐや姫とか。月と地球を結ぶにはこれほどよいお話もないでしょう」
Pガーベラ「団体様だと!詳しい話を聞こう」
キエル「よしなに」
ハロ長官「こうしてキャプテン達による舞台初公演の日は近づいていった……マル」
グラハム「ガンダムによる舞台……見に行かねば成るまい!!ハロ長官、私は有給を求める!求めると言った!!」
ハロ長官「キミ、お台場ガンダムを見るために使い切ったばかりだよね?」
グラハム「私は我慢弱い!」
ハロ長官「ちょっと白い部屋へいこうか……」
664 名前:劇団・モビルシチズン 4/7 :2009/08/29(土) 10:42:32 ID:???
<公演日>
ロラン「いい席ですね」
アムロ「関係者席だからな」
シャア「ふ……デジカメ片手に鑑賞とはまるでお父さんだな、アムロ」
カミーユ「ハイビジョンカメラ担いでる大尉が言うことですか!」
シュウト「ガンバレーキャプテーン!!」
シロー「ヒイロはどこだ?」
ガロード「なんでフロスト兄弟が関係者席にいるんだよ」
ドモン「シュバルツ!なぜアンタが!!」
ブーーーー(開始音)
むかしむかし、あるところに赤いお爺さんと白いお婆さんが住んでいました
赤いお爺さんは山へ書類整理に、白いお婆さんは家で変態を退治して暮らしていました
ある日、赤いお爺さんは飛んでくるミサイルの中に熱源を感じたのでファンネルで撃ってみました。すると……
Pガーベラ「おぎゃー、おぎゃー」
中から珠のようなモビルシチズンが生まれてきたのです
コマンビー「よし、この子をウチの子として育てよう。頭にコントロールホーンを付ければ我々の意のままだ」
キャプテン「子供が欲しいなら、やることが違うだろ!!」
こうしてかぐや姫と名付けられた子は、お爺さんとお婆さんによってスクスクと育っていったのです
セレーネ「第一幕終了ね」
キラ「キャプテン棒読みだったよね」
シン「一生懸命やってるキャプテンに対して、PSPやりながら!アンタって人はーーー!!」
DOME「そして15年の月日が流れた……」
かぐや姫は大変美しい姫へと成長していました。貴族や武士の若者達が、姫と結婚しようと屋敷に押しかけてきました
ガンダイバー1号「どうか私と結婚してください!」
ガンダイバー2号「どうか私と結婚してください!」
ガンダイバー3号「どうか私と結婚してください!」
ガンダイバー4号「どうか私と結婚してください!」
ガンダイバー5号「どうか私と結婚してください!」
ガンダイバー6号「どうか私と結婚してください!」
ガンダイバー7号「どうか私と結婚してください!」
コマンビー「なんとも様々な男達が集まったものだな」
キャプテン「この中の誰が一番かぐや姫を幸せにしてくれるだろうか」
Pガーベラ「お爺さん、お婆さん、私はもっとも強いガンダミウムを持った人と結婚したいと思っています」
キャプテン「ガンダミウム?」
Pガーベラ「はい。ジェネラルジオング様の餌です」
コマンビー「よくわからんが、かぐや姫がそれでいいならばそうするといい」
Pガーベラ「では殿方、私にその熱い思いのたけをぶつけてください。もっとも強いガンダミウムは、強い意志に宿るのです」
ガンダイバー1号「もう、どこへも離さない! ずっと、俺のそばにいるんだ!」
ガンダイバー2号「俺は…俺はお前が好きだぁぁ!お前が欲しいィィィ!!」
ガンダイバー3号「かぐや姫だけは幻覚でもなければ、意識だけの存在でもない!こうやって抱く事ができるんだから!」
ガンダイバー4号「かぐや姫……さあ、私に甘えにきたまえ!」
ガンダイバー5号「私達二人、この世に最後に残った男と女なら良いのに」
ガンダイバー6号「かぐや姫の圧倒的な性能に私は心奪われた。この気持ち、まさしく愛だ!」
ガンダイバー7号「かぐやは私のもとへ来るんだ!君の考えるような私ではない!」
665 名前:劇団・モビルシチズン 5/7 :2009/08/29(土) 10:45:49 ID:???
Pガーベラ「だが断る」
ですが、かぐや姫は七人の若者の求婚を全て断ったのでした
マイ「第二幕からアレンジを加えてるようですね」
アル「アムロ兄さん、兄さんたちが身悶えてるよ?」
アムロ「若いのさ」
かぐや姫の噂は高まるばかり。ついには帝の元まで聞こえ、かぐや姫を妻に迎え入れようとやってきたのです
ですが……
ガンイーグル「なぜ断る……?」
Pガーベラ「私は月の姫だから」
ガンイーグル 「なに?」
Pガーベラ「人間に味方する、いけないモビルシチズン!」
ガンイーグル「そ、そんな、馬鹿な」
Pガーベラ 「あなたの来るのが遅すぎたの」
ガンイーグル 「遅すぎた?」
Pガーベラ 「なぜ、なぜ今になって現れたの?」
ザッパーザク「陛下ー陛下ー!大変だーー月から!月から光が伸びてくる!!」
Pガーベラ「月から迎えが……」
コマンビー「行くな!かぐや姫!」
Pガーベラ 「なぜ、なぜなの?なぜお前達はこうも私を引き留めようとする?私には守るべき人も守るべきものもないというのに」
キャプテン「守るべきものがない?」
Pガーベラ「私には分かる。ソウルドライブの中には道も信じる力もないというのに」
キャプテン「かぐや姫……君は独りじゃない!!」
月から延びた赤い宣戦の塔が地上に降り注ぎました
塔は空を切り裂き、大地を抉り、地球に死を撒き散らします
ザコ赤「ザコーーーーー!!逃げるザコ!逃げるザコ!
ザコ青「でもどこに逃げるザコ!?」
ザコ黄「お月様から攻められたら逃げ場所なんて無いザコ!!」
Pガーベラ「月の王・ジェネラルジオング様がガンダミウムを求めている……もう、止められない」
グラップラーグフ「止められないって!そんな!俺達はお終いってことかよ!!」
デストロイヤードム「武器~」
Pガーベラ「もしあるとすれば……良質のガンダミウムを与えること」
コマンビー「かぐや姫、君はジェネラルジオングの為にガンダミウムを集めていた。しかし……帝やお婆さんを拒んだ!」
Pガーベラ「それ以上のガンダミウムがここにあるから!そう、このかぐやこそ!」
キャプテン「駄目だ!行かせない!!」
Pガーベラ「嘘だ!私が行けば自分達は助かる……お爺さんもお婆さんも、帝も若者達も、みんな心の底ではそう思っている!」
キャプテン「かぐや姫、君は私が助ける!」
コマンビー「仲間の犠牲で自分達が助かろうなどとは思わん!みんなで生きる、それが私達の行く道だ!!」
お爺さんとお婆さんのソウルドライブが、太陽のように輝き始めます
キャプテン「自分を信じろ!かぐや姫」
コマンビー「私達で月の王を倒すのだ!」
そしてかぐや姫のソウルドライブも……
Pガーベラ「これは……」
666 名前:劇団・モビルシチズン 6/7 :2009/08/29(土) 10:48:50 ID:???
キャプテン「頑張れ!」
コマンビー「頑張れ!」
ガンイーグル「頑張れ!」
ガンダイバーズ「「「「「「「「頑張れかぐや姫!!」」」」」」」
三馬鹿「「「かぐや姫、頑張れ!!」」」
ザコ赤青黄「「「頑張れザコーーー!!!」」」
Pガーベラ「お爺さん…お婆さん…みんな……聴こえる……聴こえるよ!」
その時、三つのソウルドライブが地上を照らしたのです
そしてかぐや姫の姿は、白く、命に満ちあふれた姿へと変貌を遂げたのでした
マドナッグ「私たちは……負けない!」
コマンビー「トリプルソウルドライブ!」
キャプテン「アターーークッ!!」
カッ!
シーブック「なんとーー爆発したーーー」
ガロード「まっさかぁ。フラッシュ焚いているだけでしょ?」
ジュドー「あ、幕降りた」
アムロ「最近の演出は凝ってるな。爆風まで再現するなんて」
シャア「いよいよラストか。ギュネイ、今のウチにカメラのバッテリーを交換するぞ!!」
ゼロ「無事かキャプテン!!」
元気丸「お、おいらが悪いんじゃないぞ。こんなところに自爆スイッチ置いておいたヤツが悪いんだい!」
爆熱丸「照明のスイッチと間違って押してしまったのか……」
ヒイロ「俺のミスだ……」
キャプテン「家のセットが壊れてしまった」
コマンビー「これではかぐや姫は地上で仲良くみんなと暮らしました。めでたしめでたしが出来ん!」
ザコ赤「まずいザコよ!お客さんが第四幕が始まるのが遅いのを不信に思い始めているザコ」
ザコ青「ど、どうするザコ!?」
マドナッグ「幕を上げるのだ!」
ザコ黄「で、でもザコ……」
マドナッグ「アドリブでいくぞ。キャプテン、コマンダーサザビー、合わせてくれ!!」
マドナッグ「私は、月に帰ろうと思う」
コマンビー「何故だ!?もうジェネラルジオングはいないのだぞ」
マドナッグ「でも、父のせいで地上はこんな風になってしまった」
キャプテン「私達は仲間だ。一緒に地上を立て直そう」
マドナッグ「月を……立て直さなくてはならない」
コマンビー「月を?」
マドナッグ「ジェネラルジオングも……かつては仲間を信じ人を愛していた月の王だった。そして地上を見守っていた
でも地上人に裏切られ、絶望し、闇に捕らわれてしまった
月は、この地上よりもずっと荒れ果ててしまっているのです。その月に、みんなが呉れたこのソウルドライブの輝きを与えたい
そしてもう一度、みんなに逢いにきます。月の仲間と共に」
キャプテン「わかった。その時は私達も元気な姿で、かぐや姫を迎えよう」
お爺さんとお婆さんはかぐや姫と固い握手をかわしました
マドナッグ「じゃあ……お爺さん、お婆さん……またいつか」
コマンビー「ああ……」
キャプテン「またいつか……」
こうして、かぐや姫は月へ帰っていきました
667 名前:劇団・モビルシチズン 7/7 :2009/08/29(土) 10:52:18 ID:???
それから暫く……
マドナッグ「お爺さん、お婆さん!!」
コマンビー「かぐや姫!」
マドナッグ「緊急事態です!天の川で新しい世界の危機が……一緒に来てくれますか?」
キャプテン「もちろん行くに決まっている!」
三人「「「よーし出発だ!!」」」
ブーーーーーーーーー(終了音)
シュウト「スゴイやキャプテン!!」
ドモン「おおースタンディングオベーションだ!!」
刹那「
ガンダムだ。やはりキャプテンはガンダムだ」
ウッソ「あ、カーテンコールが始まりましたよ」
コウ「みんな頑張ってたよな」
アムロ「ああ、特にキャプテンとマドナッグはMVPだ」
シャア「コマンダーサザビーとプロフェッサーガーベラは白眉だったな」
アムロ「いやいや、ウチのキャプテンとマドナッグが……」
シャア「誰の目からみてもウチのコマンダーサザビーとプロフェッサーガーベラが……」
アムロ「シャア、マドナッグはウチが開発したモビルシチズンだぞ?」
シャア「プロフェッサーガーベラは自ら望んでお前の処から私の処にやってきたのだ」
アムロ「最後にはキャプテンとマドナッグはちゃんと和解したじゃないか」
シャア「現実と劇の区別もつかなくなったのかね、
アムロ君」
アムロ「だいたい、コマンダーサザビーなんて最後のセリフが「ああ……」だぞ?役割からしてお婆さんの方が重要じゃないか」
シャア「お爺さんがいなければかぐや姫が産まれることも無かったことを忘れるべきではないと思うのだがな」
アムロ「ふふふ……」
シャア「ははは……」
ハロ長官「アムロ君とシャア君がHIνとナイチンゲールで暴れてるって?
……久々に僕が出動しちゃおうかな。そろそろキレちゃうよ、僕も」
ユウ(ハロ長官の顔が……)
レイヤー(サイコハロに!?)
最終更新:2014年02月18日 19:35