居酒屋「青い巨星」の事務室の応接テーブルで、アムロと店主のランバ・ラル、ハモンが向かい合っていた。
ハモンがラルに何か耳打ちする。
ラル「ふむ、よろしい。では採用決定だ」
アムロ「あの、なんていうか、ご厚意は嬉しいんですけど、僕には納得できません」
ハモン「なぜ?」
アムロ「まだ面接を始めたばかりじゃないですか」
ラル「フッ、ハハハハハッ。ハモン、一本やられたな、この小僧に」
ハモン「君の事をあたしが気に入ったからなんだけど、理由にならないかしら?」
アムロ「そんな」
ラル「小僧、ハモンに気に入られるなぞ余程の事だぞ」
クランプ(板前)「まったくだ。遠慮したらバチが当たる」
アムロ「僕、接客経験とかありませんよ。なのに簡単に決めちゃって、それで本当に良いんですか」
ラル「気に入ったぞ、小僧。それだけはっきりものを言うとはな。いい度胸だ。ますます気に入ったよ。
    ア、アムロとかいったな?」
アムロ「はい」(履歴書ちゃんと見たのかな?)
ラル「しかし、仕事ではこうはいかんぞ。明日から早速店に出て仕事を覚えてもらうからな。頑張れよ、アムロ君
アムロ「は、はい、ラ、ランバ・ラルさんも、ハモンさんも、ありがとうございました」

…とまあ、実にいい加減な採用だったが、時給は良かったし、店の空気も合っていたので、
アムロは大学を出るまで、この居酒屋「青い巨星」でアルバイトを続けていた。

ハモンって和服似合いそうだよな…。



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最終更新:2018年10月30日 15:47