546 名前:さようならアズなぶる :2010/03/27(土) 16:28:01 ID:???
シャア「では、私はアムロの家に遊びに行ってくる。社の方はいつもどおり任せたぞ」
赤い彗星のひと「そうやって毎日毎日遊びあるいて」
実写シャア「ここは本来君の会社だろう! 少しは真面目に社長してみせたまえ!」
シャア「お、おい、どうしたんだ突然に…」
アフランシ「実は……前々から言おうと思っていたんだけど」

シャア「帰るだと!? 全員がか!?」
赤い彗星のひと「私は新たな魔法少女を探しに」
CAチップ「私は大規模なオーバーホールがあるから」
アフランシ「僕はメタトロンの活動が忙しくなって」
実写シャア「私は長期間のダイエットプログラムに」
ナナイ「私も前々からお話を聞いていて、いつ社長にお話しするか迷っていたのですが」
シャア「ふ、ふん! かえってせいせいする! 元々私一人でやっていた会社だし、部屋に居座られるのも迷惑だったしな!」
赤い彗星のひと「ああ、長いこと厄介になったね」
シャア「ま、まあ世話になったのは事実だからな、送別会くらいは開いてやらんこともない」

シャアの部屋
コマンビー「マスターが長い間お世話になりました」
クェス「これからはナナイが大変ねー。余計に皺が増えちゃうかも」
ギュネイ「まあ、これを機に社長も会社のほうに本腰を入れてくれるだろ」

シャア「…おい、起きているかお前ら」
アフランシ「ああ、起きてるけど」
シャア「実は少し眠れん。よければ…飲みにでも付き合ってくれないか」

夜道
赤い彗星のひと「できることならば…帰りたくないんだ。君のことが心配で心配で」
実写シャア「ナナイに愛想尽かされて出て行かれたりしないかい?」
アフランシ「ヨーツンヘイムがまた変な商品を作って回収騒ぎになっても対応できるかい?」
CAチップ「アムロ・レイと対決してボコボコにされてもやり返せるかい?」
シャア「バ、バカにするな! 私は一人でちゃんとやってみせる! 約束してもいい!」
赤い彗星のひと「そうか、そこまで言うのなら安心だな、シャア・アズナブル
シャア「! ちょ、ちょっとそこらへんを散歩してくる」
アフランシ「涙を見せたくなかったんだね」
CAチップ「なんだかんだ言われるが、私たちのオリジナルは根はいいやつだからな」


547 名前:さようならアズなぶる :2010/03/27(土) 16:29:13 ID:???
シャア「む? あれは…アムロか。残業帰りのようだな」
アムロ「なんだ、シャアか。どうしたこんな夜中に」
シャア「いや、私は……」
『アムロ・レイと対決してボコボコにされてもやり返せるかい?』
シャア「アムロ、私と戦ってくれないか?」
アムロ「はあ? 何を突然言ってるんだ。こっちは残業終わりで疲れてるんだ、明日にしてくれ」
シャア「頼む! 一生の頼みだ! 断るならばこれからロラン君だけでなく、カミーユやシーブック君にまで付きまとうぞ! いや、声はともかくとしてガロード君や刹那君も捨てがたい…」
アムロ「何だと…! 貴様、ララァの面影を追うだけならともかく、そこまで堕ちていたとは! その性根、叩きなおしてやる!」

赤い彗星のひと「おーい、どこへいった邪悪なわたし!」
実写シャア「いたか?」
アフランシ「駄目だ、見つからないね」
CAチップ「ナナイに連絡したが、帰ったわけでもないようだ」

アムロ「ガンダムハンマー!!」
シャア「うおっ!」
アムロ「フィン・ファンネル! ハイパーバズーカ!」
シャア「ぐわあああ!」
アムロ「ペガ○ス流星拳!!」
シャア「あべしっ! ひでぶっ!」
アムロ「ジー○ブリーガー! 死ねえっ!!」
シャア「うぼちゃああああああ!」
アムロ「はぁ、はぁ、どうだ、思い知ったか! 二度とうちの弟たちに付きまとうな!」
シャア「ま、待て! まだ終わりではない! 勝負はこれからだ!!」

アフランシ「おかしい、もう一時間もたった」
CAチップ「まったく、最後の晩まで心配かけて」

アムロ「ふう…ふう…これで…懲りたか」
シャア「…………」
アムロ「何度やっても同じことだ、いい加減、諦めろ!」
シャア「ま、まだだ……。私だけの力で…君に勝たないと…」
アムロ「こいつ! まだ立つのか?」
シャア「あいつらが……安心して……」

「帰 れ な い ん だ !!」

アフランシ「オリジナルの僕~!」
CAチップ「む、あそこに反応が…」
アムロ「痛い痛い! や、やめろ! わかった、今晩は俺の負けだ、許せ!」
赤い彗星のひと「邪悪なわたし……」
シャア「見たか…おまえたち……私は勝ったぞ…」
実写シャア「二次元のわたし…」
シャア「私ひとりで……。もう安心して帰れるだろ……私の分身たち」

548 名前:さようならアズなぶる :2010/03/27(土) 16:30:24 ID:???
次の朝
ナナイ「皆さんはもうお帰りになられたのですか?」
シャア「ああ」

シャア「(お前たちが帰ったら、社長室ががらんとしてしまったよ。
       でも……すぐに慣れると思う。
         だから……
          心配するなよ、私の分身たち……)」













赤い彗星のひと(ヘルメット着用)「しまった、やりすぎたか?」
アフランシ(プラカード装備)「みんな、演技に入り込みすぎだよ」
CAチップ(BGM準備)「いっそ、4月のエイプリルフールまで黙っておくか?」
実写シャア(マイク片手)「いや、それだと住む家が無い」
コマンビー「今、ドッキリだと明かした場合、マスターが地球にアクシズを落とす確率、98.6783%」

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最終更新:2014年07月19日 21:41