アムロ「準備はいいか」
優等生「はい」
問題児「誰のせいで出発が遅れたって言うんだよ」ブーブー
アムロ「よし、今から旅行先で使うための軍資金を配分する
はい、アル、ロラン、シーブック、コウ」
シロー「よかったなお前たち、友達に
お土産かって上げるんだぞ」
ガロード「やや、さすが初代ニュータイプ、貫禄が違うね、
そうそう、2代目、三代目とは格が違う」
ヒイロ「ニュータイプでもない貴様がえらそうに言うな」
ジュドー「オマエモナー」
アムロ「わかってる、お前たちの分もちゃんとある大事に使えよ」
問題児「イエッサー」
ロラン「早く出発しないと時間に間に合いませんよ」
シロー「やば、とにかく、月につくまでは乗換えが多いから、みんなはぐれないようにな」
コウ「新年をコロニーで過ごそうって言う地球人は多いから、どこも人で一杯だしな」
問題児「へいへい、って言うかいまどき一人たった3000円で何が帰るって言うんだよ」
アムロ「・・・よーし出発!」
アムロ「・・・・」
シロー「兄さん、落ち着いて」
コウ「・・・」
ロラン「・・」
シーブック「・・」
アムロ「
ガンダム兄弟点呼開始!!、長男アムロ」
「次男シロー」
「4コウ」
「6シーブック」
「7ロラン」
「8キラ」
「末っ子アル」
アムロ「俺たち13人兄弟だよな・・」
シロー「はい」
アムロ「人数足りないよな」
コウ「はい」
アムロ「ここは月だよな」
シーブック「はい」
アムロ「今日はもう香港からの便はないよな」
ロラン「はい」
アムロ「じゃぁ」
キラ「残りはみんな香港にいると思われます」
アル「アムロ兄さんが倒れた・・」
ウッソ「で、どうするんです?」
ヒイロ「そうだジュドー、ガロード、」
ガロード「俺らだけかよ、ドモン兄さんが」
ドモン「何」
ガロード「ウッソだって、ジャンクパーツあさってたじゃないか」
ジュドー「そうだそうだ、カミーユは、変な女ナンパしにいっているし」
ヒイロ「どうするんだ、チケットも金もないぞ、あるのは小遣い3000円
と役に立たんガラクタばかりだ」
ガロード「あぁ、俺の秘密道具が」
カミーユ「まぁ、そういってもなぁ、確かに先立つものがないと・・ん?」
ドン
ウォン「こら、どこを見ている」
カミーユ「すいません」
ウォン「これから気をつけるんだな坊主」
カミーユ「へへへ、あんたもね、おおっと、大量大量」
ドモン「貴様!、すったのか」
ジュドー+ガロード「まぁまぁ、落ち着いて兄貴」
カミーユ「ほんじゃぁ、俺たちも楽しみますか」
月 アムロ「ううーん」
アムロをのぞいて緊急
家族会議
シロー「それでこれからの対策だが」
ロラン「急いで戻ったほうがいいんですけど、もう地球行きの便はありませんよ」
シーブック「そうだな、フランチェスカ行きは、明日の午後出発だから、それまでに来てくれ
とうれしいが、そうでない場合にも備えて、もう少し遅らすことができるか聞いてくるよ」
キラ「後、香港から明日到着する便がどれくらいあるかも調べておいたほうがいいですね、到着時間も合わせて」
シロー「(うんうん、本とここに残っているのが優等生sでよかった)」
アムロ「いや、予定通り、旅は続ける」
一同「えっ!」
アムロ「あいつらは多分どうにかやっていける、いざとなればそのまま家まで帰ることだってできる」
シロー「しかし、兄さん」
アムロ「大丈夫だ、もしも、お前たちのうち一人でも向こうに残っていたのなら
話は別だが、幸い全員ここにいる、あいつらなら大丈夫だ」
コウ「・・・・」
ロラン「・・・・やっぱり、それでも心配です」
シーブック「そうだな、兄弟としてほおっては置けないし」
コウ「そうだな、それなら、アムロ兄さんとシロー兄さんは先にフランチェスカに
いってってくれよ、俺たちはしばらく月に留まって、あいつらをまってみるよ」
シロー「しかし、そんなことできるわけないだろう」
シーブック「いいんですよ、アムロ兄さんとシロー兄さんはせっかくとった休暇でしょ
たまには二人でゆっくり骨休みしてきてくださいよ」
キラ「そうそう」
アムロ「そうか、お前たちすまないな」
一同「へへ、いいんですよ兄さん」
香港 ガロード「おい!見ろよ、Win2001だってよ、どんなソフトなんだ」
ジュドー「へへへ、ジャンク矢魂を揺さぶられるな」
カミーユ「おい、見ろよ、香港魅惑のディナーショーだってよ、金もあるし
今夜は楽しみますか」
一同「いいねぇーー」
ドモン「くぅ、俺はいったい何をやっているんだ!!」
フランチェスカ
アムロ「うぃーーまだまだいけるぞ」
シロー「はいはい、部屋に着きましたよ」
アムロ「ごくロー」
シロー「やれやれ、それにしても広い部屋だな
13人用だからかあいつら今頃何やってんのかなぁ」
月
ロラン「むり言って、ごめんよ、
キース」
キース「まぁ、いいってことさ、こっちも帰りは荷物が少ないしな」
シーブック「ということは、月に逝く場合は・・」
キース「あ」
香港
カミーユ「さて、どうするかねー」
ジュドー「どうするもくそも、金がないと何にもできないだろうがよ!!」
ガロード「そうだそうだ」
ヒイロ「・・・・」
ウッソ「カジノで初めに勝つのはいわば撒き餌みたいなもんでしょうに」
ドモン「うっっっ」
ジュドー「おまけにカジノで暴れやがって、おかげでここら辺じゃぁもうあんまり目立ったことはできないぜ」
一同「はぁーー」
フランチェスカ
アムロ「昨日はすまなかったな、シロー」
シロー「ん、何のことです、兄さん」
アムロ「・・まぁとにかくありがとう」
シロー「いえいえ、で今日はどうするんですか」
アムロ「これといってやることがないしな、のんびりすごすよ」
シロー「それがいいですね、僕はビーチにでも行ってのんびり日光浴でもしますよ」
「アムロ、アムロじゃあないですか」
アムロ「ん、チェーン?、どうしてここに?」
チェーン「どうしてって、休暇で新年を家族とすごそうと思って、アムロこそどうして」
アムロ「じつは・・・・・というわけなんだ」
チェーン「それは、なんと言うか・・」
優等生s
キース「で、どうすんだよ、これから」
ロラン「空港で問い合わせたけど、連絡はないって言うし、どうしよう」
キース「今日とまるところがないんなら、うちに来るか、香港に支店があるからさ
2階は従業員用の仮眠施設もあるし」
ロラン「助かるよ
キース」
シーブック「ありがとう、
キース」
キース「その代わり、明日の為の仕込み手伝ってもらうぜ」
問題児s
「はぁーー
腹減った」
「泊まる場所もないし」
「金もないし」
「あるのは、爆薬とガラクタだけか」
ヒイロ「くんくん、何かにおうぞ」
ガロード「おう、それ俺、昨日から風呂はいってないし、今日一日雑踏の中にいたし」
ヒイロ「そんなにおいじゃぁない」
ドモン「うむ、食べ物のにおいだ」
ジュドー+ガロード「何!」
フランチェスカ
アムロ「というわけなんだ、もうこまちゃってこまちゃって」
チェーン「ふふ、まったくアムロは仕事場と家庭ではぜんぜん違うんですね」
アムロ「イメージ
壊しちゃったかい?」
チェーン「ええ、いい方向に」
アムロ「チェーン」
チェーン「はい?」
アムロ「君は、その、不満とか感じてないのか」
チェーン「不満?」
「その、いつまでも、その、男として結論を出そうとしない僕に対して」
チ「ああ、そういうことですか、確かに
女としては不満はありますね」
「そうか・・」
チ「でもね、アムロ、あなたの、その自分のことよりも家族を優先しようとする思い
わたしはとっても好きですよ、不満なんか吹き飛んじゃうくらいに」
「チェーン」
シロー「今夜は二人っきりにしておいてあげたほうがいいみたいですね
兄さん、家長としての義務を押し付けてしまってすいません。
そしてありがとう、僕はきっと幸せになります。兄さんも
早く幸せになってください」
優等生s
キース「うまいうまい」
ロラン「そうかい」
キース「ああ、ここで後三年修行を積めば、十分パン屋としてやっていけるよ」
ロ「三年も?」
キ「当然、職人の道は厳しいんだから、なぁロラン」
ロ「なんだい」
キ「ロランはさぁ、今の状態に不満はないのか?やりたいことはやれないし
家事手伝いだけで本当に満足なのか」
ロ「うん、半分は」
キ「半分?」
ロ「うん、そうだね、家事手伝いだけで一生を終えるって言うのならいやかもしれない
でも、家族や大切な人のために働いてるって感じると、知れでもいいなって思うんだ」
キ「お前」
ロ「たしかに、それが家事手伝いってわけじゃぁない、だから、半分なんだ、今は何を自分が
やりたいのかははっきりいってわからないんだ。でもね、なんとなく方向性は見えている
最近、そう思うんだよ。」
キ「早く見つかるといいな、満足してやれることをさ」
ロ「
キースみたいにね」
問題児s
ヒイロ「見ろ、パン屋だ」
ガロード「やるか」
ジュドー「やらいでか」
ウッソ「ちょっと、ドモン兄さんがいるんだよ」
ドモン「背に腹は変えられん」
ウッソ「はぁ?」
ドモン「此度はいたし方あるまい、やるぞお前ら」
ジュドー「ドモン兄さんがやる気に、こいつは心強い」
ヒイロ「ならば逝くか」
一同「応」
ジュドー「いいか、ドモン兄者は正面から、俺とガロードは左右から、
ウッソは警報装置を切れ」
ガロード「ヒイロは?」
ヒイロ「俺は、逃げ道の確保といざという時の証拠隠滅を行う、この爆薬でな」
一同「お前のやったんかい」
逝くぞ
ドモン「逝くぞゴッドフィンガーー」
ジュドー+ガロード「やれウッソ」
ウッソ「はい」
ズドーーーン
ロラン「うわーーー」
シーブック「ふが、ん、な、なんだ?」
ジュドー「はーはっはっは、命まではとらねぇ、
そこを動くな」
ガロード「このすきにぃっと」
カミーユ「いただけるものを、いただけるだけー」
ロラン「うーーんいてててて、ってドモン兄さん?」
シーブック「ジュドー、ガロードなにやってんだ?こんなとこで」
ジュドー「あ」
ガロード「い」
カミーユ「う」
ドモン「え」
ヒイロ「ちっ!、動きがない、失敗か、ならば」ぽちっとな
みんな「おーーーーー」
フランチェスカ
シロー「アムロ兄さんおはようございます」
アムロ「おはよう」
シロー「十分休めましたか」
アムロ「ああ、本と、こんなにのんびりしたのは何年ぶりかなぁ
初めは、あの弟たち(問題児)に腹も立てたが結果としては
よかったかもしれないなぁ」
シロー「まだ早いですよ、そんなことを言うのは、それに、まだ見つかってないですから」
アムロ「そうだな、まぁあいつらのことだから元気にやってるんじゃぁないのか」
シロー「そうですね、迷惑をかけてなきゃぁいいんですけど」
アムロ「そうだな」
キース「・・・・・」
ロラン「うぅ・・・」
シーブック「・・・はぁ」
ジュドー「まぁ、なんだ」
ガロード「結果よければなんとやら」
ウッソ「そうですね、
キースさんが月まで運んでくれるって言うし」
ドモン「兄弟無事に合えたわけだし」
ヒイロ「問題ない」
シロー「兄さん、今月にいるコウから連絡があって、地球で
問題児sがいまつきに向かっているって」
アムロ「へぇ、やれやれ、静かな休暇ももうおしまいか
でも、何はともあれ、何事もなくてよかった」
シロー「そうですね、これから少し騒がしくなると思いますけど
でも兄弟での休暇はこれからですね」
アムロ「ああ、これからだな」
シロー「ええ、これからですね」
完
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最終更新:2018年10月23日 10:25