602 名前:海老蔵なんのその1/3 :2010/12/02(木) 02:15:10 ID:???
マリナ 「お、お腹が空きました……」
シーリン「た、耐えるのよマリナっ。神様はいつだって、
     迷える子羊を見捨てたりは、しないのだから!」

居酒屋青い巨星
アムロ「最近、マリナさんが、ここでアルバイトをしていないみたいですね」
ハモン「あの子は多忙なのだから、仕方がないわよ」
アムロ「でも、ウチにご飯を食べに来なくなってたりも、するんですよ?
    ロランから、いつでも食いに来いって、言わせてあるんですが」
ラル 「まだまだ、小僧だな。わっはっはっはっは」
アムロ「ちゃ、茶化さないでくださいっ」
ハモン「物を乞う。これは、人としての誇りを著しく傷つける行為だとは、思わない?」
アムロ「あ、もしかして……?」
ハモン「立場のある人間であれば特に、そうおいそれとは、できない行為よね
    あの子を気にかけてあげるのであれば、もう少しだけでいいから、
    自然な態度で接してあげるといいのではと、私は思うわ」
アムロ「意識しないつもりでも、態度にはでてしまいますよね。難しいな、人間関係は」
ラル 「ほう。ならばさらに、例題を出してやろう
    最近、アルがウチへ遊びに来なくなったという状況がある
    この困難な状況に傷つき、それでも、
    コツコツと店を経営しているところもある!
    そういう店も、そういうところも、アルのだよ!」
アムロ ビクッ
ハモン 「アナタ。坊やが驚いてしまっているわ」
ラル  「おお、すまん。アッガイタン、小僧にお銚子をサービスしてやってくれ」
アッガイ きゅ~♪(アムロにお酒を注ぐ)
アムロ 「あ? ああ、ありがとう」

ガラガラガラ

ハモン 「あらいらっしゃい。社長とクリスの組み合わせとは、珍しいわね」
シャア 「ああ、ちょっとな」
クリス(0080) 「あ、アムロさんもいらしてたんですね。こんばんは」

アムロ 「シャア貴様っ。とうとう、クリスにまで、手を出したのか!」
シャア 「勘違いも甚だしい。貴様のその余裕のなさが笑いの種になると、なぜ分からんっ!」
アムロ 「貴様っ」
クリス 「おふたりとも、やめてください!」

ラル  「店での乱暴狼藉は、たとえキャスバル坊ちゃまであろうと、見過ごせませんぞ」
シャア 「ん? おおそうだな。すまない、猛省する。ではクリス、座らせていただこうか」
クリス 「はい」
ハモン 「キープしているボトルで、よいでしょうか?」
シャア 「ストレートで出してくれると、嬉しい」
ハモン 「はいはい^^」
クリス 「わ。ロマネコンティ……」
シャア 「口に合うとよいのだがね」
クリス 「庶民の私には、むしろ度が過ぎます^^;」
シャア 「そうか? では、ワインにも合うお料理が出せるこの青い巨星を、
     たっぷりと堪能したらいい」
クリス 「はい!」

アムロ ギギギ……
ハモン 「ギギギしないの^^;」
ラル  「セレーネたち負け組み連合と、飲んで暴れている場面を、見ているだろうに……」
ハモン 「坊やにとっては、クリスは妹同然なんだもの。仕方がないわよ」
ラル  「そうだったな。はっはっは。お? こっちの注文がとどこおっていたとは!
     すぐに支度する! ハモン、先方へワビを入れておけ!」
ハモン 「はいはい^^」

603 名前:海老蔵なんのその2/3 :2010/12/02(木) 02:16:07 ID:???
クリス 「で、アムロさん、どうしたんですか?」
アムロ 「いや、なんでもないさ、ハハ」
クリス 「?」

ラル  「人生というものは、そう易々とはいかないと、落ち込んでいたのだよ」
クリス 「まさかアムロさんがブルーモード!? エマージェンシー、エマージェンシー!」

どっかからの場所から応答
刹那  「了解、これより真のガンダムを回収、帰宅する」
ヒイロ 「敵は強大だ、隙を見せるな。任務、開始っ」
刹那  「真のガンダムを回収できれば、その功績は何物にも換えられない。ぬかるな」
ヒイロ 「当然だ。繰り返す。俺たちは、ぬかれない!」

アムロ 「だいだいですよ? アルに遊んでほしかったら、
     ラル専用ザクでも使えば、速攻で解決するでしょう?」
ラル  「ザクは素晴らしい。これに異論はない。だがな、ワシはグフ乗りなのだよ!
     今ではもう、ザクとは違うのだよ、ザクとはあ!」
アムロ 「ですが!」
シャア 「効率と信念は、必ずしも一致しないものさ」
アムロ 「貴様がそれを言うか!」
シャア 「何をっ!」

ドンガラガッシャーン

クリス 「私は止めませんし、支払いは、シャア社長に任せますけど、それでいいですか?」
ハモン 「ウフフ、いいわよ。それでやっておくわ。じゃ、そのお酒、飲んじゃいなさい」
クリス 「一本うん十万、うん百万のお酒……。せっかくだし、いただいちゃおうかな♪」
ハモン 「まあ。クリスも、肝が据わってきたわね。いい光景ね^^」

カウンター 隅
アスラン「楽しそうですよね」
アコース「楽しいわけねえだろっ。店の周りを滅茶苦茶にされたら、保障にいくらかかると思ってんだ!
     まったく、クランプは、毎日泣いてんだぞっ」
ナナイ 「はあ。こらアスラン、どさくさにまぎれて、私のお酒に手を出さない!」
アスラン「バレたか!」
アコース「あはは。アスランおまえ、ナナイ女氏の酒に目をつけるとは、やるな!
     だがな、俺の目が黒いうちは、未成年に酒は飲ませねえぞ!」
アスラン「あ、逆らいませんから、入店拒否だけは、どうか、ご勘弁を……」
アコース「おーし、じゃあ、アレを見ろ」
アスラン「はい?」

ラル  「小僧どもには、まだまだ負けんっ。」
アムロ 「旧式のグフが、なぜこうも!」
シャア 「あのヒートロッドに気をつけろ! ラルは、ラルは!」

604 名前:海老蔵なんのその3/3 :2010/12/02(木) 02:18:40 ID:???
アコース「……分かるよな?」
アスラン「代金チャラにしてやる代わりに、あの戦いを止めろっていう、
     代わり映えのないオチですか?」
アコース「ま、そういうことだ。ジャスティスなら、楽勝だろ?」
アスラン「あの人たちに、MSの性能差で勝敗をうんぬんできるわけがないでしょう!」
アコース「そう言うなって。無事喧嘩を収めてくれたら、客に出す予定のなかった、
     サンマのフルコース。アコース特製、アスラン用頭髪鍋を作ってやっからよ!」
アスラン「ジャスティス出る! ミーティア、情報管制を任せるぞ!
     初期からの種割れによる、猛攻を敢行する!(パリイイイン!)
     ヒタイダー各員にも通達!
     アムロ氏とシャア氏を討ち取り、世界に平和を取り戻せ!
     行くぞ!」

アムロ 「またジャスティスか!」
ラル  「赤いカラーを背負うには、まだ生ぬるい小僧めっ。返り討ちにしてくれるっ」
シャア 「どうにも、他人には思えん。アスラン・ザラ、貴様は、なんなのだ……っ」

ナナイ 「……」
アコース「んまあ、今を収めるには、アレしかなかったんで……」
ナナイ 「承知している。気にしなくていい。保障は、我が社が責任を受け持とう」
アコース「そう言っていだたけると、助かります」
クリス 「請求額の想定がウン百万どころか、もっと桁が大きいんだけど、
     今は見なかったことにとておくほうが、きっとよさそうね……^^;」

マリナ 「この残骸は、何……?」
シーリン「気にしてはいけないのよ、特にこのスレでは!」
マリナ 「そ、そうよね……」
シーリン「行くわよマリナ。青い巨星へ、また働かせていただけるようにしなければ!」
マリナ 「人様のご好意は、受け入れるべきだとは思う
     そこに生まれる思いは、美しいわ
     けど、甘えになっているんじゃないかって、いつも思ってしまう……
     いいのかな?」

アッガイ「キュ~ン♪」
マリナ 「まあアッガイタン、お久しぶりね。元気でいましたか?」
アッガイ「キュ~ン、キュ~ン」
マリナ 「そう、たいへんだったのね。なら私も、ラル様にもう一度、認めてもらえるよう、頑張るわ!」
アッガイ「キュキュ~」

シーリン「だから、なぜあなたがアッガイタンの言葉が分かるのよ……」
ブライト「ノリという力を侮るべきではない。さあ、店へ入ろうか」
シーリン「ブライトさん!」
ブライト「まったくアムロのヤツめ。普段、大勢の弟たちを相手にしているぶん、
     ハメを外せる場所に来ると、容赦がない!
     刹那、ヒイロ、準備はいいか!」
刹那  「俺はガンダムだ!」
ヒイロ 「任務、開始!」


暴れたアムロ兄さんは、工作員系の弟たちによって捕獲され、無事、帰宅したという

ラル  「来てくれたか。助かる」
マリナ 「え」
ラル  「戦力として、アテにしていると、言っている」
マリナ 「が、頑張ります!」
ラル  「クリスマス戦線は遊びではいかんぞ。気合をいれて商売だ」
マリナ 「はい!」

アスラン「ボコボコにされた俺は、じゃあなんなんだ?」
シャア 「気にするな。勢いというものには、勝てはしない」(同じくボロボロ)

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最終更新:2014年12月13日 20:37