124 名前:シローの事件簿(1/9) :2011/02/14(月) 02:05:59 ID:???
シロー『√じゃあ、チョコレート楽しみにしているよ』
アイナ『√ええ……シロー』
シロー『√どうしたんだい?』
アイナ『√気をつけてね……女の勘、じゃないけど……嫌な予感がするの……』

シローの事件簿~Bloody Valentine Girls~


市内某所……
??「7年前の計画は失敗に終わった」
??「あの頃は若かったのよ。私達には力が無かった。でも今は違う」
??「社会的な力も得たし、新しいメンバーも入った。カガリ・ユラ・アスハ、楽しみにしているわ」
カガリ「任せておけ、チョコに混ぜられる10倍チリソースの開発は完成している」
??「チャンスは年に1度、この日を待っていた」
??「「もう1度、血のバレンタインを!」」

警察署
シロー「お早うございます!」
ハロ長官「やあ、今日も元気だね」
サンダース「彼女と会う時間が待ちきれないって顔してるぜ」
シロー「え!? いや、そうかなあ……」
カレン「気を引き締めていこうぜ。ほら、苦ーい義理義理のを置いといたから」
シロー「ははっ、ありがとう」

pppp
サンダース「はい、こちら日登署……」
カレン「お、さっそく事件みたいだな?」
サンダース「ははは、よくある事でしょう。分かりました、今から調査に伺います」ガチャ
サンダース「……長官、少し、耳を拝借」
ハロ「どうしたんだい?」
サンダース「実は……ゴニョゴニョ」
ハロ「!? 分かった!今すぐ対策チームを結成しよう。僕が指揮を取る!」
カレン「なんだぁ?」
シロー「長官自ら指揮を取るなんて……よっぽどの事だと思うけど……」
ハロ「シロー君、サンダース君。直ちに現場に向かってくれ!」

125 名前:シローの事件簿(2/9) :2011/02/14(月) 02:07:22 ID:???
 ダイクン社
クェス「ギュネイ……どうしてこんな事に……」
サンダース「こいつは酷い……」
??「被害者はギュネイ・ガスミンチ因は先ほど食べたチョコレートに含まれている、過度の刺激物と断定されている」
シロー「グラハム警視正!?どうしてここに!」
グラハム「私は耳が早いのでね。対策チームに加えさせてもらった。それに……」
サンダース「警視正、その話は後ほど」
シロー「?」
サンダース「凶器となったチョコレートを鑑識に回せ。あとは聞き込みだが、このチョコレートは誰が持ってきたものだ?」
クェス「さあ?いつのまにかあったから分からないわ。名無し女性社員Aだと思うけど……」

シロー「ご協力感謝します」
サンダース「怪しいものは発見されませんでしたが、もしまた被害者が出た場合は、すぐにお知らせ下さい」
シャア「分かった」
グラハム「では、失礼します」

シロー「(2人とも……凄く険しい顔だ……)あのー、警視正?」
グラハム「なんだね?」
シロー「さっき、警視正が言おうとしてサンダースに止められた事って、何だったんですか?」
サンダース「……5年前に起きた、ちょっとした遊びだ。
      いたずら好きの女の子達が、人をミンチに出来るほどの激辛チョコを作ったのさ」
グラハム「だが彼女達は、それを誰彼構わず手渡した。我々はこれを「血のバレンタイン」事件と呼んでいる」
シロー「それで、その後は……?」
サンダース「最初の被害者を見て青ざめた連中が、必死になって回収した。おかげで、被害は抑えられたが、完全には無理だった」
グラハム「我々は現場で被害の光景を見ていたが、未だに夢に出る。しばらく、辛味が食べられなくなったよ……」
シロー「そんな事が……でもただの悪戯だし、それに7年経ったらやった本人だって忘れてますよ」
サンダース「そうだといいんだが、俺……いや俺達の勘が、何かを告げている。長官だって同じだ。
      シロー、これは大事件になるぞ……」

同時刻、某所
??「初撃は成功、プランA-2に移るわ。見事よナナイ……!」
ナナイ「警察は私達の活動を意識したはず。そうでなければ意味が無いわ」
??「10倍チリチョコ混入による無差別テロ、あの頃を思い出すわ」
カガリ「でも、目的は違うんだろ?」
??「そうよ、私達の目的は……」

126 名前:シローの事件簿(3/9) :2011/02/14(月) 02:08:32 ID:???
シロー「ただいま戻りました!」
エレドア「遅いぞ!」
ハロ「サンダース君、グラハム君。悪い知らせが届いているよ。エレドア君、お願いできるかな?」
エレドア「さっきから激辛チリチョコレートでミンチになったって電話が鳴りっぱなしだ。
     ラー・カイラム、ソレスタルビーイングに学校まで……挙げたらキリがない」
グラハム「やはり……」
サンダース「同じだ! あの時と……血のバレンタインと同じだ!」
ハロ「君達も気付いているようだね。今回はメモこそ残されていないが、手口は全く同じだ」
サンダース「模倣犯ではなく、本人達という事ですか……」
ハロ「ああ。真似だとしたら、自分達の証拠を残すだろうからね」
シロー「メモ?」
ハロ「BVG(Bloody Valentine Girls)。7年前、彼女達の配ったチョコレートに添えられていた名前だ」
シロー「だから、血のバレンタイン……」

エレドア「あー、ちょっと休憩。なんか飲んで喉を潤すか」
??「はい、ホット・チョコレート」
エレドア「気が利くね、サンキュ」
 ゴクリ
シロー「なあ、今の……誰?」
サンダース「誰って……えっと、Ms.ホット・チョコレート?」
シロー「まさか!」
エレドア「ぐおあっ!?」ミンチー
カレン「エレドア!しっりしろ!」
グラハム「BVGか!?今の奴を追うぞ!」
サンダース「応!」
 ダダダッ

ハロ「まさか、警察官にまで被害者が出るとはね……迂闊だった」
シロー「くそ……どうして……!?」
カレン「許せない……同じ女として許せないよ……!」
ハロ「やはりこれは……」
シロー「長官!何か心当たりがあるなら喋ってください!俺はもう、誰も被害に遭わせたくないんです!」
ハロ「……分かった。君がどこまで詳しくあの事件の事を聞いているかは分からないけど、僕の知ってる事は全部話そう」

127 名前:シローの事件簿(4/9) :2011/02/14(月) 02:11:03 ID:???
ハロ「結論から言うと、血のバレンタイン事件は結果的に防がれたんだ」
シロー「え?サンダース達は、被害を現場で見たって……」
ハロ「……あの事件で犠牲になったのは……殆ど警察関係者だ。囮になって、彼女らのチョコレートを自ら貰ったんだよ」
シロー「そんな事が……」
ハロ「もちろん、自分からは食べなかったけど、その場の雰囲気に押されて食べざるを得なかった人も大勢いたんだ」
シロー「……」
ハロ「彼女達は一般人に配るつもりだったんだろうね。きっと、この真実を知った時、失敗したって思ったはずだ」
シロー「だから、今度は警察も狙って……復讐を……」
ハロ「そうだろうね」
カレン「なあ、だとしたらサンダースと警視正って今ピンチなんじゃ……」
シロー「!? サンダース!応答しろ! ……くそ! カレン、付いて来い、もしものときは援護を頼む!」
カレン「分かった!」
 ダッ
ハロ「……」

ハロ「……シロー君、お帰り。さっき、内線があったよ」
シロー「……ちくしょう」
ダリル「隊長……」
ハロ「フラッグ隊もお疲れだね。巡回は一度止めて、休憩したらどうだい?」
ハワード「出来ませんよ……シロー達が必死に犯人を追っている。
     だったら俺達は、目や足になって、情報を集め、激辛チョコを見つける他に無い。失礼します……」
シロー「長官、血のバレンタインの実行犯のリストはありますか?」
ハロ「残念だけど、彼女らは名前も分かっていないんだ」
シロー「くそ……打つ手無しかよ……」
ハロ「諦めちゃダメだ。シロー君、BVGはおそらく今日しか活動をしない。
   もし今日を逃したら、来年はまた新たな被害が出る。警察に勝った、って胸を張ってね」
シロー「分かりました。絶対に捕まえてみせます」
ハロ「ちょっと、1人になって考えてみたらどうだい?」
シロー「1人で?」
ハロ「ああ、今回の手口から言っても、彼女らは対集団戦のプロだ。
   集団っていうのは厄介で、誰がそこにいるかで議論の結果や行動がだいたい分かってしまう」
シロー「それを破るには、個人で結論を出す方がいい、って事ですか……分かりました」
ハロ「なにせ僕の裏をかける様な人物だ。君の爆発力に期待しているよ」
シロー「はい。では、失礼します」
ハロ「(さて、これで相手がどう出るか……)」

128 名前:シローの事件簿(5/9) :2011/02/14(月) 02:13:55 ID:???
ナナイ「カレンから情報が来たわ。順調に行ってるって」
??「まさか、警察……いや、各地に私達の仲間がいるなんて思っても無いでしょうね」
スメラギ「プリペンダーの依頼で、生き残ったマイスター達が協力して犯人とチョコを探しているけど、無駄な足掻きだわ」
カガリ「指揮を依頼した相手が私達の仲間だもんな」
ケーラ「以前の計画は失敗した。手渡ししなければいけなかった分、リスクも高かれば効果も低かった」
マリュー「でもそれも終わり。この為に7年費やしたんだから……」
カテジナ「そして、伝説は受け継がれていくのね……」

 その天井裏
刹那「やはり、ここが……」
ヒイロ「ああ……確認できない人物がいるが間違いない。後はシロー兄さんに場所を教えて……」
刹那「ガンダムッ!?」ミンチー
ヒイロ「刹那!?」
??「さすがお姉様の読みだわ。さて、もう1匹のネズミも退治しないと♪」
ヒイロ「貴様hムグッ!?」
??「ふふっ、いくら毒物に耐性があるといってもね」
ヒイロ「馬鹿……な……」

??「始末してきたわ、お姉様」
??「よくやったわ、ドロシー」
ドロシー「あの2人といえどゼロシステムを使えば近づく事など造作もありませんわ。
    でも、そこに至る読みはお姉様あってのこと……」
??「あとはシローを倒せば、私達の勝利よ」

シロー「被害者のリストを貰ってきたけど、見事に組織がバラバラだな……」
シロー「最初から考えよう。以前の事件から何故7年も必要だったのか」
シロー「俺達の目の前で何故ホット・チリチョコレートを渡す事が出来たのか」
シロー「そもそも、何故みんな無警戒でチリチョコを食べるのか……」
カレン「よっ、いい考えは浮かんだか?」
シロー「さっぱりだよ。なあカレン。もしBVGだとして、どうやって無警戒にチョコを食べさせる?」
カレン「さあな。まあ、もし何か案が浮かんでても、ハロ長官からくれぐれも言うなって言われてんだ」
シロー「そうか……時間を追うごとに被害は少なくなってる。このままじゃ……手がかりは消えてしまう」
カレン「……そうだな、何とかしなきゃ。このまま負けたんじゃあな」
シロー「くそっ!?どうにもならないのか!」
カレン「まあまあ、焦っても何も思いつかないって。チョコレートでも食べて落ち着きなよ」
シロー「……」
カレン「変なものは入って無いから大丈夫だって。ただの不味いだけだって」
シロー「そうか、ありがとう……」

132 名前:シローの事件簿(6/9) :2011/02/14(月) 03:16:06 ID:???
??「そのチョコレートを食べるな!」

シロー「ヒイロ!どうしてお前がここに!?」
ヒイロ「そんな事はどうでもいい、カレン、お前がBVGのスパイだな!」
カレン「はあ!?何言ってんだよ?私がBVGなら、激辛チョコを渡しているはずだろ!」
ヒイロ「その通りだ、今渡したチリチョコには、何も入っていない」
カレン「当たり前だ!なんでそれが私がBVGの証明になるんだよ」
シロー「(あれ……?)」
ヒイロ「証明にはなる。シロー兄さんに普通のチリチョコを与え、信頼を得る事で、
    自分が敵で無いと職員全員に安心感を与え、後で一網打尽にする計画だからな」
カレン「はあ?訳わかんないよ」

 ガシッ
カレン「シロー?何腕を掴んで……」
シロー「なあ、手を放す前に1つ訊かせてくれ。何故、「チリチョコに何も入っていない」事に反論しなかった?」
カレン「どこに反論する要素が
シロー「俺に渡したのはチリチョコじゃないんだろ?」
カレン「!?」
ヒイロ「その通りだ!本当に無関係なら、「そもそもチリチョコではない」事を強調するはずだ」
カレン「それは後で訂正しようと……!」
ハロ「それに、君は「チリチョコ」、いや、チョコレートの言葉を避けていたね」
カレン「長官……気付いていたんですか」
ハロ「最初に君が「義理義理のチョコレート」って言わなかった時に、おやっ?と思ったんだ。
   おそらく、うっかり「チリチョコ」って言うのを避けようとして、逆に不自然になったんじゃないかな?」
カレン「くっ……」
ハロ「それに、よく言うじゃない。スパイの方が忠誠心が強くて協力的だってね」
カレン「ここまでか!」
 ぱくっ ミンチー!

ヒイロ「自爆用チョコを用意していたか……」
シロー「これで終わりじゃない……きっと……」
ダリル「長官!チョコを配っていた娘から、こんなメモを押収しました!」

 真実に辿り着かなかった場合、17:00から大規模テロ決行 Bloody Valentine Girls

シロー「あと30分!?時間が無い!
ダリル「捕まった時もやけに自信たっぷりで……まさか、挑戦状!」
 ダッ
ハロ「シロー君!?」

133 名前:シローの事件簿(7/9) :2011/02/14(月) 03:17:23 ID:???
ハロ「シロー君はどこへ行ったんだろう……」
ヒイロ「兄さんなら、問題無い。……それより水をもらえないか?喉が焼けるように辛い」
ハロ「ヒイロ君。君はリーダーを知っているのかい?」
ヒイロ「分からない。だが、犯人1人の位置なら分かる」ゴクゴク

シロー「よく考えろ……思い出せ……あのチョコ技術、渡す方法、そして俺達の裏をかく連携……
    あの作戦を立案し、実行出来るのは、日登町に1人しかいない!」
ヒイロ『兄さん、聞こえるか!犯人の1人に発信機を取り付けてある!今から位置情報を送る!』
シロー『ありがとう!』

シロー「この位置情報……やっぱりそうだ……あと5分……間に合えっ!」
 ガチャ

セレーネ「あら、ただいま」
シロー「姉さん、残念だけど……BVGは解散だ」

セレーネ「……何の事かしら?」
シロー「カガリちゃんの作ったチリチョコを人脈とCBのビックリ変装技術を使ってばら撒く。
    警察はカレンをスパイにし、更に数人を遊撃軍として変装、潜入させる。
    そして17時になったところで警察を全滅させ、チリチョコを一斉投下する。見事な作戦だよ……」
セレーネ「あまり、警察の機密を話さない方が良いと思うわ」
シロー「まだ無関係を装うつもりなのか……フラッグ隊!」
ハワード「天井をはがすんでしたね!」
 ベリッ
ナナイ「隠れてたのに……!?」
ダリル「格納庫からチョコレートを確認、ジョシュアの鑑定の結果、今回使用されたものと同一と判断!」

シロー「もう言い逃れは出来ないぞ。姉さん、いや、BVGリーダー、セレーネ・マクグリフ・ガンダム!」

134 名前:シローの事件簿(8/9) :2011/02/14(月) 03:19:40 ID:???
セレーネ「シローが着いたのが16時59分47秒……ふふ、ギリギリね」
ドロシー「ビルゴを出しますか?」
セレーネ「それこそ捕まっちゃうわ」
シロー「すぐに増援が来る。姉さんの負けだ!」
セレーネ「そのようね。でも、なんで分かったか、教えてもらえないかしら?」

シロー「まず、7年前の筆跡と今回のメモの筆跡、そして姉さんの筆跡の癖が同じだった。
    そして、大量のチリチョコを収納し、捜査の手が伸びず、怪しまれない場所……
    それは普段は常に人がいる事で使用不可能にも拘らず、今日に限ってはバレンタインデーで、みんな出かけているこの家だ
   最後に、膨大な人脈を持ち、且つその中で中心に立てる人物といったら、姉さんしかいないよ」
セレーネ「そうね、でも……それだけじゃないでしょう?」
シロー「ヒイロと刹那の行動を読んだ上で、俺を被害の最後に……捜査の中心に持っていった。
    その上で真実に辿り着く、なんて言葉。警察に対抗しているのに、俺に向けたメッセージを書く人間なんて……」

セレーネ「それもそうね……」
シロー「教えてくれ姉さん!なぜこんな事件を起こしたんだ!?」

セレーネ「……最初は女子学生の、ほんの遊びだったわ。仲のいい友達で激辛チョコを作って無差別テロ。
     でも、作ってるうちにエスカレートして、どうせなら究極の激辛チョコを誰彼構わず、って。
     そんなささいな楽しみが、警察に邪魔された。食べてもらいたいのに邪魔されたのよ!?」
シロー「姉さん……」
セレーネ「だから復讐しようって決めた。警察を出し抜いて、もう1度成功させようって。
     捜査かく乱の為に、私達の伝統にするために、若い子も仲間にした。
     後輩にチョコ作りを教え、癖を見抜き、いろんな娘そっくりのチョコを作れるようにしたわ」
ケーラ「(セレーネはチョコ作りには参加して無いけどね)」
シロー「だから、みんなは違和感無く食べてしまったのか……」
セレーネ「シロー、もし警察に入ってなかったらこの計画は……」
シロー「姉さん……」

ピーポーピーポー
ハロ「友情が事件を引き起こし、兄弟愛が事件を止めた、か。哀しいねえ」
セレーネ「ねえヒイロ、なんで1つだけ訊いてもいいかしら?」
ヒイロ「なんだ?」
セレーネ「ドロシーにチリチョコを食べさせられた時、どうして無事だったのかしら?」
ヒイロ「……簡単な事だ。俺はリリーナのチョコを既に食べていた」
セレーネ「え?」
ヒイロ「1つだけ言っておく、死ぬより不味いぞ」
 Fin

135 名前:シローの事件簿(9/9) :2011/02/14(月) 03:21:21 ID:???
セレーネ「……というシナリオはどうかしら?」
カレン「ああ、それなら少しは同情されそうだよな」
カガリ「私はそういうのは好きだぞ」
ナナイ「別に構わないけど、今からラッピングなりなんなりして間に合うかしら」

シロー「ええと、さっきからなんでこんなに物騒な話をしてるんだろう?」
ロラン「あれですよ、あれ」
シーブック「あの茶系統の邪気を放つ物体だよ……」
ウッソ「失敗作をどうやって処分するかを話し合ってるらしいですよ」
シロー「ナナイさんも姉さんに付き合ったばっかりに……」
セレーネ「何か言ったかしら?」
シロー「何でもないです!」

 タタタ
コウ「みんな何の話をしてるんだろう……」
ドロシー「コウさん!実はチョコレートを作ったのですけれど、私達だけじゃ食べきれなくて……」
カテジナ「男性のお口に合うか分かりませんけど、食べて頂ければ嬉しいかなって……」
コウ「ほほほほ本当!?嬉しいな!」
シーブック「(コウ兄さん!ダメだ!!)」
ウッソ「(√オールドタイプだから聞こえてませんよ!)」

コウ「いやあ、今年は良いバレンタインデーを迎えられそうだ」
 パクッ
コウ「これは……うわっ!?」ミンチー
ロラン「うわあ!コウ兄さんが刺激でミンチに!?」
シロー「どんだけ失敗作なんだよ!?」
マリュー「これは……美味しすぎてミンチになった様ね」キッパリ
ケーラ「……そうね、ある意味危険だから封印しましょう!」キッパリ
セレーネ「美味しさは罪、という事ね」キッパリ
シロー「違うだろー!!」

 おわり 深夜の支援ありがとうございます!
 CMを作ろうとしてただけなのにどうしてこうなった……

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最終更新:2015年01月07日 21:05