422 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 07:11:50.29 ID:???
シュウト「ガロード兄ちゃん、僕のハンダコテ知らない?」
ガロード「あ、悪ィ。俺使ってた」
シュウト「
ラジオ直してたの?」
ガロード「まあな。シュウトは?」
シュウト「
ガンプラのダメージ加工に使おうと思って」
ガロード「へえ、コウ兄やアルなら兎も角、シュウトがガンプラ造ってるのは珍しいな」
シュウト「今回二人はライバルだからね!」
・
・
・
ザコ赤「さあやってきましたガンプラバトルザコ!」
ザコ青「違うんですよーそーなんですよー! 今日から新形式のバトルが搭載されたんですよー」
ザコ黄「ほほーザコ、そのバトル形式とは?」
ザコ青「ズバリ」
ザコ赤青黄「「「アタック25!!」」」
ザコ赤「4人のプレイヤーが戦うガンプラバトルフィールドには25体のCPUが隠れているザコ」
ザコ青「そのCPUには1~25のナンバーが設定されているザコね」
ザコ赤「そこでこのパネルを見て欲しいザコ」
ザコ黄「なにやら数字が書かれてるザコ。よく見たら1~25ザコ!」
ザコ青「違うんですよーそーなんですよー! 四人のプレイヤーにはそれぞれ赤緑白青のカラーが振り分けられているんですよー」
ザコ赤「プレイヤーがCPUを倒すと、そのCPUの番号と同じ番号のパネルが倒したプレイヤーの色で塗りつぶされるザコね」
ザコ青「最終的にパネルで一番色が多いプレイヤーが勝利者ザコ」
ザコ黄「なるほどなるほどーじゃあ、沢山敵を倒したプレイヤーが勝利者ザコね?」
ザコ赤「ふっふっふ、ところがそうはいかんザコ」
ザコ黄「ザ、ザコ!?」
ザコ青「ここからがこのゲームの特殊性ザコね。よく聞くザコ
例えば2~3番が白で、5番が赤だったとするザコ。この時点では白が3で赤が1ザコね?」
ザコ黄「そりゃそうザコよ。ザコだって数ぐらい数えられるザコ!」
ザコ赤「ところがぎっちょんザコ! 1番に赤が入ると……1~5番全てが赤になっちゃうザコよ!!」
ザコ黄「なんですとーザコ!?」
ザコ青「要はオセロの要領ザコね。同色で縦横斜めいずれかを挟むと、間に挟まれた色は全て挟んだ色になっちゃうザコよ」
ザコ黄「ほほ~う」
ザコ赤「つまりつまりぃ~必ずしも沢山敵を倒せばいいって訳じゃないザコ!」
ザコ青「例えば四隅の1番5番21番25番だけ取っても勝利する可能性はあるザコね」
ザコ黄「おお~」
ザコ赤「逆に変えられやすい7、8、9、12、14、17、18、19辺りは見つけても見逃す……なんて作戦も有り得るザコ」
ザコ黄「なかなか頭を使うゲームザコ。ザコ、ちょっと混乱気味ザコ」
ザコ赤「その為のプレマッチザコよ。百聞は一見にしかずザコ。実際にプレイしている姿を見て会場のみんなも理解して欲しいザコ!」
ザコ青「それでは今回の
ガンプラバトルに参加する四人のプレイヤーを紹介するザコ!!」
ザコ赤「プレイヤーにはそれぞれサポートメンバーも付いてるから、一緒に紹介するザコ」
423 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 07:14:06.95 ID:???
ザコ赤「まずは赤のパネル、兄達の背中を見て育った結果生まれてしまった超人・シュウト選手ーーーー!!」
ザコ青「サポートメンバーは
劉備ガンダムザコ」
ザコ黄「珍しいザコね、キャプテンじゃないザコ?」
ザコ赤「その事情は後で説明するザコ」
ザコ赤「続いて緑のパネル! ザク乗り期待のホープ!!……期待のホープって文章がおかしくないザコか?頭痛が痛いみたいな?」
ザコ青「いいから紹介するザコ! 間違いは勢いで誤魔化せばいいザコよ!!」
ザコ赤「バーニィ選手ーー!!」
ザコ黄「サポートメンバーはアル君ザコ。これは予想できたザコね」
ザコ赤「さらに白のパネルゥ!! チェリー・ザ・ガンダム・コウ選手ゥゥゥ!!」
ザコ青「やっぱり
ガンダムは白じゃないとザコよ」
ザコ黄「サポートメンバーは弟の刹那ザコね」
ザコ赤「最後は青のパネルッ、ガンプラバトルの申し子・ハル選手ーーー!!」
ザコ青「サポートメンバーは同級生のリナちゃんザコ」
ザコ黄「リア充爆発しろコールがわき起こってるザコよ」
ザコ黄「なるほどぉ~シュウトの他にも兄弟が沢山でてるから、キャプテンは参加しなかったザコね」
ザコ青「シュウト一人を贔屓するのはよくないザコからね」
ザコ赤「この四人でガンプラバトルを行ってもらいますザコ。
司会はこのままザコ三人で、解説に
ネオジオン社のシャア=アズナブル社長と、ラーカイラム社のアムロ=レイ氏をお招きしていますザコ」
シャア「ふ……お手柔らかに頼む」
アムロ「シャア、お前にガンプラの説明ができるのか?」
シャア「それは工作好きのアムロに任せるとして、私はプラモシミュレーターの観点から解説をさせて貰おう」
ザコ赤「プラモシミュレーターの開発にはネオジオン社が関わっているらしいザコからね」
ザコ青「ほほー。どこにでも顔を出す企業ザコねぇ~」
ザコ黄「大企業ザコ! ザコ達の産みの親は凄いザコよ!
……あれ? でもそんな大企業の社長がこんな所にいていいザコ? 忙しくないザコ?」
シャア「これも仕事には違いまるまい」
アムロ(ナナイさんに追い出されたんじゃないだろうな?)
<バトルフィールド>
コウ「なるほど、森林フィールドや砂漠フィールド、湖上フィールドなんかが存在していて、偏りがないようにできてるんだな」
刹那『コウ兄さん、フィールドの中央に闘技場らしきモノが見える』
コウ「魔界統一トーナメントかよ……」
刹那『まずは荒野フィールドに移動しよう。兄さんのガンプラなら、プレーンな戦場の方がいい筈だ』
コウ「そうだな」
アムロ「コウの乗機はガンダムか」
シャア「あの2人なら当然の選択だな」
アムロ「しかし武装を盛りすぎだな。背中にバズーカ×4、脚部にミサイルポット×2、腰にガトリングガン×2か」
ザコ赤「バズーカはジャンクパーツから、ミサイルポットはプラ板で自作、ガトリングガンはGXのものザコね」
シャア「GP03のテールバインダーで強引に機動力を上げているが、機動性よりも装甲重視であることは否めないな」
アムロ「プラモの塗り方もいわゆるMAX塗りだ。エアブラシで何度も塗装を重ねたそれはシミュレーターの数値にも影響がでている」
ザコ青「確かに装甲値の高さは大きいザコね」
シャア「ベースになってるのがMGガンダムだからスペックバランスがギリギリ保たれているといって過言ではない」
ザコ黄「ガンプラバトルではチョイスするプラモも大事ザコね」
シャア「うむ。しかしだからと言って欲しくないガンプラを無理して買わなくてもいいぞ。大事なのは楽しむことだからな」
424 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 07:16:34.79 ID:???
ハル「闘技場か……MFとか出そうだね」
リナ『取り敢えず行ってみようよ、闘技場!』
ハル「いかにも罠っぽいのに……」
リナ『ゴーゴー♪』
ハル「はぁ……」
ザコ青「いつものようにビギニングガンダムザコね」
アムロ「いや、塗装が違うな。ブルーとイエローに使っているのはパールカラーだ。
ちゃんと一度ホワイトで塗装してから塗っているから発色がいい。
それに一部にメタルテープを貼ってあるな」
ザコ黄「コウ選手のガンダムに比べてヒロイックザコね。この塗装にはどんな効果があるザコ?」
シャア「うむ。装甲値に影響する」
ザコ青「ちょーっと待つザコ! コウ選手のガンダムとハル選手のガンダムは全然違う塗装なのに、どっちも装甲値に影響するザコ?」
シャア「よい質問だ。基本的にガンプラバトルで装甲値を高くするのは、どんな系統であれ丁寧な塗装が大事になる。
が、攻撃を受けて装甲が破壊されてた場合、性能低下が低いのがコウ君の塗装
装甲が傷つきにくいが、一度破壊されると大幅に性能がダウンするのがハル君の塗装だ。
プラモシミュレーターでは、塗装の違いは耐久性の違いに反映されるわけだな」
ザコ赤「はいはーい、みなさんモニターに注目ザコ! シュウト選手がCPUの攻撃を受けてるザコよ!」
シュウト「うわっ!?」
劉備『シュウト、大丈夫か!』
シュウト「う、うん。敵はデナンゾンだね。だけどデナンゾンが氷上フィールドでこんなに動けるなんて!」
劉備『シュウト、あのデナンゾン、関節がおかしくないか?』
シュウト「関節部分をウォーマーで覆ってある!?」
シャア「保温用のウォーマーだな。寒冷地に対応した改造をすることによって、適応地形が変化したのだ」
アムロ「ウォーマーはティッシュを灰色の塗料に染めたモノを貼ってあるようだな」
ザコ赤「簡単な改造でもプラモシミュレーターは反応するザコねぇ」
シャア「うむ。CPUは素のプラモだけでなく、ちょっとした改造を加えたプラモもでてくる。
ガンプラバトルをする初心者モデラーの参考にしてほしい」
ザコ青「宣伝ザコ?」
劉備『シュウト、デナンゾンの肩を見るんだ!』
シュウト「13番!」
劉備『あれを倒せば13番のパネルを貰えるってことだな!』
ザコ赤「シュウト選手の機体は……キャプテンガンダムザコ?」
アムロ「顔だけだな。取り敢えずはSDガンダムの体型だが、色々持ってきているらしい」
ザコ青「デナンゾンがパンチを繰り出したザコよ! SD体型にリアル体型の攻撃はハンデが大きすぎるザコ!」
シュウト「ぐうー負けるかー!!」
ザコ黄「デナンゾンのパンチを受けとめてるザコ! すごいパワーザコ!」
シャア「いや、スペックをみるとシュウト君のプラモはそれほどパワーが高くない」
ザコ赤「じゃ、じゃあ、どうしてパンチを受けとめられたザコ!?」
シュウト「それはこのドラゴンキャプテンガンダムの腕が烈伝農丸の腕を使用しているからだよ!
烈伝農丸の腕は肘部分にもポリキャップが付いてて、関節の自由度が高いんだ。
棒みたいに真っ直ぐな腕だと、押す力を逃がすことはできないけど、関節が曲がるなら、力を分散できるんだ!!」
劉備『でも押し返すまでのパワーはないぞ!』
シュウト「それなら、この足の隠しビームサーベルで反撃だ!!」
ザクッ!!
425 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 07:18:47.06 ID:???
デナンゾン「!」
ドッカーン!!
ザコ赤「シュウト選手、13番のパネルをゲットザコよー!!」
ザコ青「足からビームサーベルがビュって出たザコ」
シャア「ジャスティスか、アルケーか……」
アムロ「いや、あれは武零斗ガンダムの足にBB戦士
スターゲイザーのクリアパーツを仕込んだものだろう」
ザコ黄「ほほー。シュウト選手はいろんなパーツを自由な発想で組み合わせているザコねぇ」
ザコ青「おーっと、ハル選手は闘技場でゴッドガンダム相手に苦戦してる模様ザコ!!」
ハル「こいつ手強い!?」
リナ『ハル君、大丈夫!?』
ハル「コンテナファイターのBをインストールして!!」
リナ『わ、わかった!』
シャア「ハル君が戦ってるのは限定版の明鏡止水モードの1/144Gガンダムだ。金メッキ製だから普通のGガンダムよりも性能が高いぞ」
ザコ赤「あ、ハル選手の所に改造コアファイターが届いたザコ」
ザコ青「コアファイターに沢山武器が付いてるザコ!」
アムロ「MSと武器を別々に用意させて、本体の機動性を確保する作戦だな」
シャア「だが、武器を運ぶコアファイターを破壊される危険や、武器を手にする間に攻撃を受ける危険もある。一長一短だ」
ハル「ビームジャベリン!!」
ゴッド「!!」
ハル「うわ、ゴッドスラッシュタイフーン!?」
ガキーン!!
リナ『ハル君!』
ハル「弾かれただけ! ちゃんと防御してる!」
リナ『アイツの肩のナンバーを見て!』
ハル「25……隅のパネルか」
リナ『アレを取ればすっごく有利だね!』
ハル「だから強いんだと思うなぁ……」
ザコ赤「ハル選手が苦戦している間に、シュウト選手は4番と20番のパネルもゲットしたザコ」
ザコ青「コウ選手も23番を押さえたザコね。そして今、2番のCPUと戦ってるザコ」
刹那『もう一息だ、コウ兄さん』
コウ「よし、この一撃でっ!」
ドッカーン!
コウ「……まだ引き金を引いてないのに!?」
アル『やったね、バーニィ!』
バーニィ「ああ、2番のパネルゲットだ」
ザコ赤「おおーっと、コウ選手、バーニィ選手にパネルを横取りされてしまったザコ!!」
シャア「パネルはCPUを倒したプレイヤーのものだからな。他のプレイヤーに削らせてトドメは自分が持っていくというのも戦略としては有りだ」
ザコ黄「有りだけど汚いザコ……」
ザコ青「フンコロガシは自分の造ったフンを奪いに来るフンコロガシには絶対勝てないって聞いたことがあるザコ。
コツコツやった者は報われず、美味しい所だけ持っていく奴が良い目にあう世の中ザコーー!!」
コウ「満足だろうなバーニィ!! だけどそれは俺達にとっては屈辱なんだよ!」
刹那『お前はガンダムではない!!』
426 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 07:22:04.05 ID:???
アムロ「まあバーニィの機体はザクⅡだし」
ザコ赤「コウ選手がバーニィ選手に攻撃を加えてるザコ! あれって有りザコ!?」
シャア「他プレイヤーに攻撃を受ければ、相手はダメージを受けてCPUを狩る能力が低下するので不利になる。
他プレイヤー狩りも選択肢の一つではあるだろう。
尤も、他プレイヤーを狩る暇があったらCPUを狩った方が良いとは思うがね」
バーニィ「アル、俺はガンダムと戦いたくなっ…」
アル『駄目だよバーニィ! 予定通り逃げて!!』
バーニィ「……そうだな」
コウ「逃がすか!!」
刹那『
トランザム!!』
コウ「いや、このガンプラにはGNドライブ付いてないし」
刹那『俺はガンダムになれない……』
ザコ青「バーニィのザクはやーいザコ!!」
ザコ黄「きっと機動力重視の設定ザコね」
シャア「うむ。それに使用しているプラモがFGシャア専用ザクⅡだ」
アムロ「貴様の機体だから速いといいたいのか?」
シャア「そうだ……といいたい所だが、違うな。
プラモシミュレーターはプラモの大きさを補正してバトルフィールドに落とすが、プラモのサイズそのものは基本スペックに反映される。
大雑把に言えば1/60スケールなら装甲が高めで、1/144スケールなら機動力が高くなるといったところだ。
バーニィ君の使ったプラモは300円の1/144スケール。シミュレーターに置いては最上位のスピードに設定される」
アル『でもFGってポリキャップも無いし、初心者にはお勧めできないよね』
バーニィ「コイツを改造できてモデラーとしては一人前ってところかな」
コウ「くそっ、追いつけない……!」
刹那『まさかFGを使用するとは……アルはザクだな』
・
・
・
ザコ赤「さて、勝負も佳境に入ってまいりましたザコ!」
ザコ青「現在破壊されたCPUの数は21ザコね」
ザコ黄「撃破数はコウ選手が8、シュウト選手が6、バーニィ選手が4、ハル選手が3ザコね」
ザコ青「違うんですよーそーなんですよー! コウ選手が撃破数ではトップなのに、パネルの数は緑のバーニィ選手が一番多いんですよ!」
ザコ赤「撃破数とパネル数が一致しない……それがアタック25の恐ろしい所ザコ」
アムロ「パネル獲得数ではバーニィ、シュウト、ハル、コウの順になるな。
コウに勝ち目はもう無いみたいだが……」
シャア「そんな時の為のアタックチャンスだ」
ザコ黄「アタックチャンス!? そ、それは一体!?」
シャア「今からフィールド内にツノ付きのハロが登場する。それを撃墜すると、自分の好きなパネル番号をゲットできるのだ」
ザコ青「好きなって言うと、もう他の人に取られている番号でもOKザコ?」
シャア「当然だ。チャンスは最大限に生かすのがこのゲームの主義でな」
アムロ「待てシャア、ラーカイラム社はハロの版権をガンプラシミュレーターに許可した覚えはないぞ」
シャア「甘いなアムロ。ツノ付きのシャア専用ハロは既にネオジオン社が商品登録してあるのだ!」
アムロ「そんな理屈っ!」
428 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 08:15:49.29 ID:???
劉備『アタックチャンスか……なんとかモノにしたいな』
シュウト「うん。このままのペースだと厳しいよね。バーニィに負けちゃう」
劉備『兎に角ハロを見つけないと……でも一体どう捜せばいいんだ?』
孔明『そんなときは八卦の陣です』
劉備『孔明! 来てくれたのか!』
孔明『勿論です劉備様! 劉備様と私は水と魚、互いに一人では生きていけません!』
ピピー!!
劉備『え?』
ザコ赤「サポートメンバーは一人までザコ! ルール違反ザコよ!」
シュウト「そ、そんな!!」
劉備『す、すまないシュウト!!』
孔明『おやおや、失格になってしまいましたか。では劉備様、こんな所で遊んでないで皇帝としてのお仕事を』
劉備『こ、孔明!? まさかこうなることを知って……』
孔明『は、は、は、まさかこの孔明、そのような策を弄するなどありえません。
水である私が秘境に沸き上がる清流なら、魚である劉備様はコイキングでしょうが、断じてありえません』
劉備『孔明ィィ!!』
シャア「必要とされているだけマシなのではないかな……私なんて……」(遠い目)
アムロ(やはり追い出されたのか、シャア)
アル『バーニィ、見つけたよ! ハロだ!!』
バーニィ「よし、動きはそんなに速くない。これならザクマシンガンでも大丈夫そうだ」
アル『バーニィのザクマシンガンはちゃんとピンバイスで銃口を開けて、銀の塗料をハブラシで塗って焼き剥げを再現してあるから
弾の威力は高いし、スコープにはHアイズを接着してるから命中精度もバツグンなんだ!』
コウ「FGザクをよくもあれだけ作り込む! 肩シールドの裏なんかにプラ板やけがき針でモールドを追加してる上、
パルプだってスプリングに真鍮線を通した上からプラ棒のパイプを填めてる。だからただのザクⅡでも高性能なんだ」
刹那『バーニィは真のザクだ。だが俺とコウ兄さんのつくったガンダムも負けていない!!』
コウ「このGバードにアトミックバズーカの砲身を連結させて火力を高めた必殺のランチャーなら!!」
刹那『100円ショップで買ったプラ瓶を改造したエネルギーパックで補給も十分だ! コウ兄さん!』
コウ「よぉおおおし!!」
グッ
コウ「………」
刹那『どうした、コウ兄さん!!』
コウ「……持ち上がらない」
刹那『なん…だと……』
コウ「重くて持ち上がらないんだ!!」
刹那『ガ、ガンダム!?』
コウ「せ、せめてMAX塗りじゃなかったら……」
刹那『俺は…こんなところで終わるのか。ガンダムにもなれず……
動け、動いてくれ、ガンダァァァァァァム!!』
キュィーーン!!
コウ「動いた!!」
刹那『俺が、俺達が
ガンダムだ!!』
コウ「刹那!? なんか目が……っていうか身体が……」
ピピー!
ザコ赤「反則ザコ!! イノベ化してヴェーダからプラモシミュレーターにハッキングかけたザコね!
コウ選手のガンダムのデータが改竄されてたザコよ!! これは明かな不正行為ザコ!!」
429 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 08:19:45.28 ID:???
刹那『何故人と人は解り合えないんだ……』
ザコ黄「難しいこといって誤魔化そうとしてるザコね! ザコ達バカだからって、騙されないザコ!!」
バーニィ「助かったのか?」
アル『バーニィ!!』
バーニィ「え?」
ハル「やった! ハロを倒したぞ!」
リナ『ハル君すてきー」
バーニィ「あ…」
アムロ「アタックチャンスを上手くつかったハルがバーニィに追いつきそうだな」
シャア「ここからは2人がどちらが多くパネルをゲットするか……つまりCPUを破壊するかだな。
しかしそうなるとハル君は分が悪い。プラモの技術ではバーニィ君が一枚も二枚も上手だ」
アムロ「だがガンプラバトルは技術だけでは計れないさ」
シャア「ははは、アムロ、ガンダムの方を応援したい気持ちは分かるがな、勝負は見えてる」
アムロ「慢心してると足元をすくわれるぞ?」
シャア「足元がお留守なのはキミの方だろう」
ザコ赤「この勝負、どちらが勝つと思うザコ?」
アムロ「白い方が勝つな」
シャア「アムロは賢くないな。ザクは名機だ。ましてバーニィ君のザクは私のザクの改造なのだぞ」
アムロ「ザクは貴様の所の商品だが、商品化されたのは貴様が社長になる前だろうに」
シャア「あの頃のキミは情け無かったな! 私のザクに負けてばかりで……」
アムロ「不思議だな、あの頃ぐらいしかお前に負けた記憶がない」
シャア「………」
アムロ「………」
ザコ青「あのぉ……喧嘩するならココではやめて欲しいザコ」
アル『バーニィ、残り一体だよ!』
ハル「この一体、絶対に取らせるわけにはいかない!」
バーニィ「最後の一体はアレか!!」
ザクレロ「?」
リナ『へー可愛いじゃん』
ハル「そ、そうかな……」
アル『バーニィ、ザクバズーカは弾切れだよ』
バーニィ「ヒートホークで勝負をつける!」
バッ
アル『待って、下から熱源反応!?』
バーニィ「え?」
ジュッ
アル『バーニィィィィィーー!?!』
ザコ赤「
ミンチよりひでーやザコ」
ザコ青「シミュレーターなのにミンチになるザコ?」
ザコ黄「脳が火傷を負ったと錯覚すると皮膚が爛れるなんちゃらかんちゃら~ってやつザコ?」
ザコ青「おおー博識ザコね!」
ザコ黄「ザコも勉強してるザコ!」
430 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/05/21(土) 08:22:16.32 ID:???
シャア「ちい、メガ粒子砲は避けられたか」
アムロ「甘い! 行け、フィンファンネル!!」
ハル「な、なんであの二人がバトルに参加してるの!?」
アル『流れ弾でバーニィが! 嘘だと言ってよバーニィ!!』
ザコ赤「空いてたコウとシュウトのシミュレーターに乗り込んだザコよ」
ザコ青「確かにここで喧嘩は止めてっていったザコけど、まさかシミュレーターに乗り込むなんて……ザコ」
ザコ黄「でもでも~、あの2人のガンプラは素組ザコよ? バーニィ選手の改造したザクが簡単に落とされたのはなんでザコ?」
ヒイロ「あの2人は卓越した技術で一番脆い部分に攻撃を撃ち込んでる。だから低い威力でも最大限に効果を発揮する。
俺がリーオーに乗ると、リーオーが固くなるのと同じ原理だ。俺も被弾する箇所を計算して受けている、角度とか」
ザコ赤「な、なるほどーザコ。解説ありがとうザコ」
ヒイロ「問題ない。HGACシリーズをよろしく」
ザコ青「普段あんなにウイングを乗り捨ててる癖に、宣伝はキッチリするザコね……」
ザコ黄「あ、ハル選手のビギニングガンダムも流れ弾に当たって撃破されたザコ」
ザコ青「出場選手がみんな撃破されて、このゲーム、どうなっちゃうザコ」
コウ「勝利者などいないー♪」
リナ「もしかして……それ歌いたかっただけ?」
???「酷いオチであります! こんなオチなら自分を呼んでくれれば
もっとドタバタしつつ、ガンプラを啓蒙できたのに!!」
劉備「軍曹、ストップ、ストップ!!」
???「アニメも終了した今、吾輩に恐れるものなど何もない!!
ガンダム兄弟スレを侵略するであります!!」
グダグダなまま おわる
最終更新:2015年03月14日 13:48