13 名前:シン・ファンタジー(1/10) :2011/06/04(土) 21:25:18.73 ID:???

1乙乙


それは、幽霊少女が次なる暇つぶしに見せた、ちょっと不思議な物語……

シン「ぐうぐう……」
??「シン、起きなさい」
シン「むにゃむにゃ……マユ……ステラ……」
??「……営業時間5分前」
シン「何だって!?」ガバッ

ララァ「いらっしゃいませー」
シン「……あれ、パーラじゃない?」
ララァ「まったく、アルバイト中に寝るなんてサボりすぎだわ」
シン「いや、今日は朝から晩までだし、夜は忙しくなるから今の内に寝とけって……って誰だよ、アンタ?」
ララァ「貴方の妹です」
シン「嘘つくな!イモウティングスメルの無い人間が、妹なわけないだろ!?」
ララァ「するどいわね。仕方ないわ……私はララァ・スン。夢を操る幽霊少女」
シン「夢?」
 きょろきょろ
シン「確かに言われてみれば、夢の中っぽいな……」
ララァ「そう。ここは夢の中。そして貴方には、今からちょっと大冒険をしてもらいます」
シン「大冒険って、そんなのしてたらとっくに起きる時間になるだろ……」
ララァ「ちなみに、ゲームオーバーになったら夢の中で2度とマユちゃんやステラちゃんに会えません」
シン「ふざけるな!誰がやるか!」
ララァ「その代わり、クリアしたらニュータイプサブリミナルでみんなにサテリコンをアピールしておくわ」
シン「それにしたって、リスクがでかすぎるだろ。俺は絶対に……」

パーラ「その話、乗った!!」
シン「パーラ!? ……ララァ、夢を操れるからって勝手に話を進ませるのは反則だろ?」
パーラ「いや、私は私の夢から来たよ。ふふふ、これで収入アップ→女湯にシルク風呂を導入の夢が……」
ララァ「他人の夢を繋げる事くらい、簡単だわ」
シン「なんちゅー能力だよ……」
パーラ「そんな心配な顔してないでさ、シンなら大丈夫だって。アタシも手伝うし」
ララァ「私も、知識面で手助けが出来るわ。アムロの弟なら、きっと大丈夫よ」
シン「説得力があるんだか無いんだか……ま、そうだよな。俺が勝てばいいだけだしな」
パーラ「そうそう、その意気だって」
シン「じゃあ、さっさと終わらそうぜ。ララァも、よろしくな!」

14 名前:シン・ファンタジー(2/10) :2011/06/04(土) 21:26:58.91 ID:???
 只今進軍中……
シン「なあララァ?」
ララァ「何かしら?」
シン「1つ、訊いてもいいか?」
ララァ「ええ、いいわよ。答えられる範囲で答えるわ」
 てててて~てって てってて~♪
パーラ「よっし、勝った!」

シン「……なんでザコ敵がザコなんだよ!?」
ザコ「ひどいザコ!オフィスバイオレンスザコ!」
パーラ「夢の中だからノーカンノーカン」
ララァ「たくさんいるイメージが、一般モンスターに反映されたんだと思うわ。
    夢は記憶や思考の整理。シンのイメージがこの世界を創り、私が好き勝手にこね混ぜていく」
シン「最後に不穏な言葉があったのは気のせいか……?」
ザコ「こうなったらリーダーにお願いしてやっつけてもらうザコ!」
シン「リーダー? Pガーベラかな?」
ザコ「お願いします!」

シャア(1st)「ザコに対してこの様な扱い、許してはおけんな」
シン「若い!」
パーラ「リーダーっぽい!」
ララァ「全盛期の大佐を連れてきたわ」
シャア「今の私は、機体に性能差のあるアムロと互角以上にやり合っていたのだよ」
シン「う……確かに、その頃のシャアの話をしてる人って多いよな……」
ララァ「ふふふ、伝説が恐れとなり、そのイメージがこの大佐に反映されてゆく。
    さあ、シンをやっつけてください!」
シン「なんで敵の応援してるんだよ!?」
ララァ「だって大佐のかっこいいところ見たいんだもーん」
シャア「食らえっ!」ゲシッ
パーラ「うわあっ!」ヒンシッ
シン「なあ……でもさ、逆に俺が大した事無いって思ったら弱くなるんだよな?」
ララァ「……ええ」

シャア「認めたくない物だな……」ズタボロ
シン「普通に考えてさ、若い方が強いなんてありえないって。噂だけ先走るってやつ?」
ララァ「ああ、大佐……」

15 名前:シン・ファンタジー(3/10) :2011/06/04(土) 21:28:25.30 ID:???
シン「ところでさ、大冒険って何すればいいんだ?」
パーラ「そうそう。アタシ達、道なりに進んでるけど目的も分かんないよね」
??「それは俺が教えてやるぜ!」
シン「誰だ!?」
スティング「四天王の1人、スティング・オークレー!」
シン「あー、って事は……」
スティング「ステラと(ついでに)マユちゃんは『夢の鳥かご』に閉じ込めた!」
パーラ「夢の鳥かご!?だからゲームオーバーになれば、シンが2人の夢を見れなくなるのか」
スティング「そうだ。そして夢の鳥かごはこの道の先にある城の一番奥に封印してやったぜ!」
シン「説明的だな……でも、俺が何をすべきか分かった」

スティング「分かっても、ここで負けるから意味無いけどな!食らえ!!」ビシュン
シン「うわっ!?」
スティング「このまま負けちまえよ!」
シン「そうはいくか、エクスカリバー!」スパッ
スティング「ぐわあっ!?」
ララァ「さすがに強いわねー」
スティング「くそ……俺の負け……」

スティング「んなわけあるか!デストロイ!」
パーラ「うそ!?変身あるの!?」
スティング「ソードインパルスの武器を、エクスカリパーにしてやるぜ!」バシュウン
シン「偽者かよっ!? くっ、近付けない……!」
ララァ「遠くから攻撃しようにも、今の武器では貫通できないわ」
パーラ「だったら……合体攻撃よ!」
シン「ああ!」
 パーラがシンを羽交い締めにする
スティング「Gファルコンのつもりかよ! って、なんで飛べるんだよ!?」
パーラ「夢の中なら自由自在だよ!」
シン「行けええ!!」
スティング「そんなのありか!?」
 どかーん!

パーラ「へへ、やったぜ!」
シン「この調子で、どんどん行こうぜ!」

16 名前:シン・ファンタジー(4/10) :2011/06/04(土) 21:29:41.56 ID:???
シン「さてと、町に着いたし、この辺で装備を買い換えようか」
パーラ「そうだな。ソードシルエットだけじゃこの先きついだろうし」

刹那「いらっしゃいませ」
シン「ああ、なんかターバンが店員っぽい」
刹那「ちなみに射撃武器は売っていない」
シン「イノベイターだからって、心を読むなよ!」
刹那「対装甲ナイフなら幾らでもあるが……」
パーラ「武器じゃなくて消費アイテムじゃん!?」
ララァ「シンが彼のナイフの使い方をそう考えてる、って事ね」
シン「うーん、俺はブーメランの方が得意だしな……他の店に行くか」

ガロード「サテライトキャノン、売るよ!」
パーラ「お、いいねー」
シン「でもさ、マイクロウェーブはどうするんだよ?」
ガロード「説明書には『支援機側が送信、パイロットはティファと同じポーズを取る』って書いてあるぜ」
シン「って事は……」
ララァ「ガンダム限定装備って書いてあるから、パーラが祈りのポーズを取るわ」
シン「うわっ、似合わねえ」
パーラ「どういう意味よ!?」ボカッ

おおシンよ、しんでしまうとはなさけない

シン「  」
パーラ「あれ?ゲームオーバー?」
ララァ「んー、まだギリギリセーフかしら」
パーラ「わーっ、フェニックスの尾ーっ!フェニックスの尾はどこだーっ!!」

シン「ふう、こんなところで終わるかと思ったぜ……」
パーラ「ごめんごめん」
ガロード「フェニ尾まいどありー」
パーラ「とにかくさ、ものは良いみたいだし、ここで武器やら揃えようぜ」
シン「じゃあケルベロスとファイヤーフライと……」
パーラ「一応サテライトも買っておこうぜ」
ガロード「まいどあり!じゃあ、これで全部だな。シン兄、頑張れよ!」
シン「ああ!」

17 名前:シン・ファンタジー(5/10) :2011/06/04(土) 21:31:16.28 ID:???
シン「とは言ってみたけどさ……」
ミハエル「俺達!」
リヴァイブ「四天王の!!」
ギニアス「残り3人!!!」
シン「3対2なんて聞いてねえよ!」
ミハエル「妹魂の宿敵に、そんな事言うかよ!ファング!!」
シン「くそ、うっとうしくまとわりつくな!」
ギニアス「今だ、メガ粒子砲!」
シン「え……」
 どかーん

パーラ「シン、大丈夫か!?」
シン(HP15)「ああ、なんとかな」
ララァ「ファングやファンネルは、ダメージは低いけど必中+ひるみの効果があるわ」
シン「防御で凌ごうにも、ひるみで防御解除+回避率0って事かよ……」
パーラ「じゃあ、どうする?」
シン「決まってるだろ、一気に倒すんだよ!このツインサテライトでさ!!」モミアゲッ
パーラ「シンのもみあげが伸びた!?」
シン「うわっ、何だこれ!?」
ララァ「ツインサテライトキャノンはもみあげから発射される強力な必殺技。もみあげが出て当然よ」

ミハエル「やばいぜギニアス兄貴!このままじゃ一気にやられちまう」
ギニアス「ふ、落ち着け。アプサラスのメガ粒子砲とガデッサのメガランチャーがあれば、撃ち負ける事は無い」
リヴァイブ「その間にミハエルが止めを刺す。完璧な作戦です」
ミハエル「なるほど、さすが兄貴!」
シン「く、確かにまだパワーが足りない……どうすればいいんだ!?」
パーラ「任せて、アタシのアビリティで!」
 アビリティ→しえん→チャージ
ララァ「チャージは味方の次のダメージ値を上げる技。しかも、機体が原作通りの組み合わせならその効果も倍になる」
シン「いっけええ!ツインサテライトキャノン!!」

ギニアス「受け止める事は出来ないか。ならば、逸らすぞ!」
リヴァイブ「上昇角度の変更はたったの3度。全然足りない……」
ミハエル「そっちの意味かよ!?」
ギ・リ・ミ「「ぎゃああああ!」」
 キラーン十++

 後半へ続きます

21 名前:シン・ファンタジー(6/10) :2011/06/04(土) 22:09:42.35 ID:???
こうしてシンとパーラは突き進み……

シン「ようやく、城に着いたぜ!マユ、ステラ、待ってろよ……必ず助けてやるから!」
パーラ「ちょっと待ったー!!」
シン「どうしたんだ、パーラ?」
パーラ「心温まるリィナちゃんとのイベントとかサーペント相手のアタシの八面六臂の活躍はどうなったんだよ!?」
シン「ああ、飛ばした。別にいらないし」
パーラ「そんな!?」
シン「夢なんだからさ、場面が飛び飛びになるのは普通だろ?それじゃ、一気に攻略しようぜ!」

キラ「ここは通さないよ!」
 シンの召還「フレイ・アルスター」
フレイ「キィィィラァァァァ!!って、なんで私がこんな役なのよ!?」
キラ「⊂⌒~⊃。Д。)⊃ヤメテヨネ…ボクガカテルワケナイダロ…」

ヒイロ「キラ兄さんが倒れたか……だが、俺は死なない!」
シン「こいつを見ても、そう言ってられるか!?」
 シンは身長計を使った
ヒイロ「……大丈夫だ今朝も牛乳飲んだしシークレットソックスだって履いてるし大丈夫だ大丈夫だ……」
ララァ「商品名は隠して送ってくる筈なのに。シンに見られてたのね……」
 ヒイロの計測。ヒイロに999999ダメージ。ヒイロは倒れた

ロラン「僕はキラとヒイロのようには行きませんよ!」
シン「うげ……素早さ以外化け物みたいなパラメータかよ……。でも、これなら!」
 シンは、ディアナの写真を手渡した
ロラン「ありがとうございます!ああ、通っていいですよ」
パーラ「ハリーさん倒したときに写真を手に入れてて助かったよ……」

シン「いよいよだな。マユ、ステラ……もう少し待ってろよ……!」
パーラ「売り上げアップは目の前だ。気を引き締めないと!」
シン「それじゃ、行くぜ!」
 バタン

シン「お……お前は!?」
ララァ「シンとパーラは最後の部屋に入ります。そこでは、意外な人物が2人を待ち受けていたのでした。
    次回、シン・ファンタジー 襲撃のヒロイン(仮) 見てください!」
シン「なんでVガンダム風なんだよ!?」

22 名前:シン・ファンタジー(7/10) :2011/06/04(土) 22:10:43.12 ID:???
シン「お……お前は!?」
ルナ「ようやく来たわね!」
シン「ルナ!お前の仕業なのか!?」
ルナ「そうよ!マユちゃんとステラちゃんを夢の鳥かごに閉じ込めて、代わりに毎晩私が出続ければ、
   毎晩夢でルナが出る→あれ?俺ルナが好きなんじゃ→ルナちゃんヒロイン化計画大成功!
   ってなるのよ!」

シン「……??? ごめん、俺には理解できない。自分でランクを下げようなんて……」
パーラ「いや、シンの言ってる事も意味不明だぜ」
ララァ「シンの中では『妹>越えられない壁>家族・友達>ヒロイン』という事ね」
パーラ「ああ、そういう事か。納得……」

ルナ「と・に・か・く!マユちゃんとステラちゃんには悪いけど、シンをやっつれば、私の(仮)マークは外れるのよ!」
シン「ルナ、いくら友達だからって、やっていい事と悪い事があるぞ!」
ルナ「私、シンを倒します。必ず倒します」
ララァ「これがやりたかったッ!」
シン「やったら悪い事だろそれ!?」
ユウナ・ロマ・セイラン「呼んだ?」
シン「呼んでない!ちょっと頭をよぎっただけで出てくるな!」
ララァ「じゃあ、あとは適当によろしく頼むわ」
シン「投げやりすぎるぞ!?」

ルナ「さあ、漫才をしてる間に、私の得意な射撃で一気にカタをつけるわよ。メガフレア!」
シン「FFネタを引きずるな!」
 MISS!
ルナ「あれ?おっかしいなあ。必中のはずなのに……」
ララァ「夢の中ではイメージが増幅される。こうなるのも当然よ」

シン「もうさ、とっとと終わらせて開店準備しようぜ」
パーラ「でもルナはやたらHP高いし、何か策でもあるのか?」
シン「なあララァ。それで質問なんだけど、夢の中のルナから見た俺のイメージって、「あの」シンなんだよな?」
ララァ「まあ、そうなるわ」
シン「気は乗らないけど……ギガグラビトン」
 ルナマリアに9999999のダメージ!ルナマリアを倒した
ルナ「ぎゃあああ!」
ララァ「食らうと全滅確定の技を主人公が使うなんて、卑怯だわ」
シン「使えるものは使わないとな」

23 名前:シン・ファンタジー(8/10) :2011/06/04(土) 22:11:43.07 ID:???
シン「こうして俺は夢の鳥かごを解放し、夢の世界に平和が訪れたのでした。まる!」
ララァ「勝ったッ!第3部完!」
シン「人がせっかく終わらせようとしたのに、フラグを立てるな!」

ルナ「ふう、イベントバトルじゃなければ危なかったわ」
シン「ほら見ろ」
ルナ「と言うわけで仕切り直しよ!このオメガザクウォーリアアルテマシュラウドで!」
パーラ「なんか強そう!」
シン「なんなんだよその中学生が付けた様な名前は……」
ララァ「17歳なのに命名センスが中学生みたいで悪かったわね!」
シン「アンタかよ!?」
ルナ「射撃が下手だと思われてるのは不本意だけど……仕方ないわ。
   この「久遠の勝者を盟約する剣」クーゲルシュライバー*1で!」
シン「ボールペン!?」

パーラ「シン、ツッコんでないで、さっさと倒すよ!チャージ」
シン「そうだった……食らえ、長射程ビーム砲!」
ルナ「甘い!」ザシュン
パーラ「防がれた!?」
ルナ「「魂の深淵を斬り裂く剣」ドレーシュティフトに不可能は無いわ!」
シン「名前変わってるぞ!?」
ララァ「ちなみにシャープペンの事らしいわ」

ルナ「だいたい、女の子との2人旅なのになんで私が仲間じゃないのよ!?合体攻撃やらチャージやらもやっちゃって……!」
パーラ「サテリコンで仮眠中なんだから、仕方ないだろ!?」
ララァ「しかもこのルナは、本人じゃないし」
シン「それにしちゃリアルだな……」
ララァ「ルナちゃんはよくシンに聞こえる様に色々喋ってるし……それに……」
シン「それに?」
ララァ「……今も、そこはかとなく邪気とプレッシャーが感じられるわ」
シン「ニュータイプにプレッシャーって……聞かなきゃ良かった」
ララァ「ええ、言ったらルナちゃんも強くなるだろうし」

ルナ「さあ、今度はこっちの番よ。覚悟してもらうわ!」

24 名前:シン・ファンタジー(9/10) :2011/06/04(土) 22:14:15.51 ID:???
 どしーん
シン「ぐあっ!?」
パーラ「シン、大丈夫か!?」
シン「ああ、なんとかな。だけど……」
パーラ「回復薬も、MPも、そろそろ無くなるな……何とかしないと!」
シン「アイツが近接特化したらめちゃくちゃ強いのに、って普段から思ってたからな……」
ララァ「その想像が、現実の悪夢として表れてるのね」
ルナ「このまま行けば、勝てる!ついに私がヒロイン(正式)と認められる日が来るのね!」
シン「くそ、どうすれば……」

??「諦めるな!」
シン「誰だ!?」
ゼクス「名など無い。どうしても呼びたければ、「火消しの風」プリペンダー・ウインドと呼べ」
シン「いや、どっからどう見てもゼクs」
ゼクス「プリペンダー・ウインドだ!」
シン「……プリペンダー・ウインド!俺は、どうしたらいい!?」
ゼクス「君にも聞こえるだろう?兄を待つ妹の声が!」
マユ「お兄ちゃん、助けて……!」
ステラ「シン、また一緒に遊べるよね……?」
ゼクス「相手が、ではない。君の妹を守りたいと思う気持ちが、人を勝者にする!違うか!?」

シン「……そうだよな。違わないぜ!
   プリペンダー・ウインド。俺は目の前の敵に捕らわれていたよ。ありがとう」
ゼクス「それでこそ、このゼクス・マーキスの見込んだ男だ!」
シン「もう、本当に大切なものを見失うもんか!」
ルナ「シンの周りにオーラが!?」
シン「俺はマユを……ステラを助ける!」
パーラ「あのシンがゼクスのボケを無視……いや、気付かないなんて。なんて集中力なんだ!?」

シン「アロンダイト!うおおおっ!!」
ルナ「くっ、エクスカリバー!」
パーラ「あ、ルナがネタ切れだ」
 ガシッ
シン「ルナ相手だって、関係無い!!」
ルナ「つば競り合いで、私が負けてる!?何なのこの気迫!?」

シン「マユとステラは俺が取り戻すんだ!今日!!ここで!!!」

25 名前:シン・ファンタジー(10/10) :2011/06/04(土) 22:16:02.51 ID:???
??「起きろ、シン!」
シン「むにゃむにゃ……マユ……ステラ……」
??「……営業時間5分前」
シン「何だって!?」ガバッ

パーラ「あはは、やっぱり起きた」
シン「パーラ!?って事は……」
パーラ「ああ、5分前ってのは嘘だから安心して!」
シン「なんだ、正夢になるかと思ってビビったよ……」
パーラ「それよりさ、今日は凄いんだよ!
    さっきから予約の電話が鳴りまくってさ、楽勝で1日の売り上げ記録を更新する程!」
シン「マジで!?じゃあ、俺達は勝ったんだ!」
パーラ「そうだよ!ララァも、ちゃんと約束を守ってくれたしね。今日は忙しくなるぞ!」
シン「ああ、そうだな!」

 そして夜
シン「……で」
 わいわい
シン「……いくらなんでも」
 がやがや
シン「……多すぎだろ!?」

シン「警察にイノベ家にラー・カイラムにダイクン社に……挙げたらきりがねえよ」
パーラ「女湯も満杯だよ。こんなの初めてだ!」
グラハム「よもや湯船に入れないほど混んでいようとは……」
アムロ「ふと、職場のみんなを連れて行きたくなってな」
シャア「私もだ、こんな所で気が合うとは……だが、これでは男湯全体がサウナだな」
ルナ「なんで行きたくなった日に限って混んでるのかしら……」
ハマーン「これでは、銭湯に来た意味が無いではないではないか」
ルナ「うげ、先生」
ハマーン「うげとはなんだ、うげとは。だが、たまには生徒と一緒に湯に浸かるのも悪くはない」


ララァ「手当たり次第に声を掛けてみたけど、きっと、シンは満足しているはず。
    人助けを受ける事が、嫌いな人がいて?」

シン「ああ、めちゃくちゃ忙しい……ララァの奴、やりすぎだろ……!
   次に夢で会ったら、承知しないからな!!」

 おわり。支援ありがとうございました。>>1さんもスレ終了ギリギリの中、本当に乙です!

19 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/04(土) 21:53:02.44 ID:???
 >普通に考えてさ、若い方が強いなんてありえないって

シャア「それが若さだと言うのだ。大人は老いもすれば衰えもする。向上心を失えば、人の成長などいつでも止まるものだ」
赤い彗星のひと「さすがに20代後半で『新しい時代を作るのは老人ではない』と言い出すだけはあるな……」
ナナイ「社長はまだお若いですのよ……」
クェス「わっ、やーらしー」

20 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/06/04(土) 22:05:56.47 ID:???
若さ、若さって何だ?

ギャバン「振り向かないことさ」

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最終更新:2015年03月22日 20:16

*1 ボールペンのドイツ語読み