100 名前:
シン・ファンタジー2(1/10) :2011/06/07(火) 20:28:48.96 ID:???
それは、幽霊少女が新たな暇つぶしに見せた、ちょっと不思議な物語……
シン「ふああ、よく寝た……今何時だ……?」
ララァ「そ~ね大体ね~♪」
シン「サザンかよっ!? って、お前は
ララァ・スン!? じゃあ、ここは
また夢の中か……」
ララァ「さすがシン、寝起きツッコミもバッチリだわ」
シン「ララァ、あの日は混みすぎて大変だったんだからな!限度ってもんがあるだろ……覚悟しろよ!?」
ララァ「非暴力不服従の私に、そういう脅しは効かないわ。
それに私に乱暴をしたら、困るのは貴方では無くて?」
シン「……まさか、また夢の鳥かごを使ったとか?」
ララァ「そんなものは使わないわ。今の私には、これがあるから」
シン「これって何だよ?」
ララァ「悪夢が目一杯詰まっている『パンドラの夢の箱』よ」
シン「なんでそんなもの持ってるんだよ!?」
ララァ「みんなが良い夢を見られる様に、悪夢を回収するのは私達の大事な仕事よ」
シン「そうだったのか……いきなり怒鳴って、ごめんな」
ララァ「仕事っていうのは20秒で考えた設定だけど」
シン「嘘かよ!」
ララァ「悪夢を回収できるのは本当だわ。でも、趣味で集めていたら古いのが傷んじゃって……」
シン「趣味で集めるな!生ものかよ!人の夢に持ち込むなよな!」
ララァ「仕方ないわ、だって、泉は今シンの夢に湧いているから」
シン「泉?」
ララァ「ええ、時々だけど、夢に『希望の泉』が湧く事があるわ。そこに箱を入れれば、時間を掛けて浄化される」
シン「それが今、俺の夢に湧いているのか」
ララァ「そう。でも、いきなり捨てるのを頼むのは失礼だわ。だから最初は知り合いになろうと思ったの」
シン「この前のは、そんな目的があったのか……」
ララァ「もちろん嘘よ」
シン「いい加減怒るぞ?」
ララァ「いいのかしら。希望の泉に捨てる前に、箱を開けるわよ?」
シン「非暴力の精神はどこいったんだよ!」
ララァ「絶賛脅迫の精神よ」
シン「ガンジーが聞いたら泣くぞ……」
ララァ「という訳で、今回は『スフィアの泉』編なのです!」
シン「名前変わってる!?」
101 名前:シン・ファンタジー2(2/10) :2011/06/07(火) 20:30:07.68 ID:???
シン「でもさ、泉なんてどこにあるかわかんないぜ」
ララァ「探すのは簡単よ。ニュータイプの力で、邪気が無邪気に変わる場所を探せば良いだけ」
シン「へえ、そうなのか」
ララァ「ちなみに、浄化された悪夢は0から生まれた夢以上に、楽しい夢になるわ」
シン「……嘘じゃないだろうな?」
ララァ「疑ってるの!?ひどいわね」プンスカ
シン「いきなりあれだけ嘘つかれたらな……」
ララァ「そういってる間に、敵が来たわよ。悪夢になれば、出番が増えると思っている人がいるみたい」
シン「そんな事させるかよ!さっさと……」
スティング1「このデストロイで、シンをやっつけてやる!」
スティング2「ステラは渡さねえよ!」
スティング3「行くぜ!」
……
スティング30「くそっ、口上が思いつかねえ!」
シン「幾らなんでも多すぎるわ!」
スティングAb「俺達30人に勝てると思ってるのかよ!食らえ」バヒュン
シン「なんでアルファベットなんだよ!数字でいいだろ!?」ヒョイッ
スティング廿「その生意気な口も、もう利けなくしてやる!」バヒュン
シン「だからって漢数字にするな! くっ……さすがに数が多い……!」
??「ふん、私の未来の義弟となる男が、そんな弱音を吐くとはな!」
シン「え……あなたは、モニクさん!!」
モニク「消えろ、ウジ虫共!!」ヅダダダダダ
スティング達「「ぐわああっ!?」」
モニク「危なかったな」
シン「ええ、ありがとうございます。でも、なんでモニクさんが俺の夢に?」
ララァ「私が呼んだのよ」
シン「ララァが!?」
ララァ「彼女は大口顧客だから、ちょっと手伝ってもらおうと思ったの」
モニク「何度マイと告白したりデートしたりする夢をハッピーエンドにしてもらった事か……
そういうわけだから、よろしく頼む」
シン「はい。俺こそ、よろしく頼みます!」
102 名前:シン・ファンタジー2(3/10) :2011/06/07(火) 20:31:48.21 ID:???
モニク「とはいったものの……夢の中とは言え、同僚と戦う事になるとは……」
ソンネン「ふふふ、夢の中を、モビルタンクの楽園にしてやる!」
シン「そんな事、させるかよ!」
ソンネン「だったらどうする?小僧!」ドウン
シン「うわっ、危ねえっ!?」
ソンネン「ほう、なかなか良い動きだ。だが、今ので避け方は見切ったぞ」
シン「地上にいたらやられる……こうなったら!」バヒュン
モニク「光の翼!?」
ララァ「夢の使い方が、分かってきたみたいね」
ソンネン「確かに夢の俺には対空装備は無いし、鳥に砲弾は当てにくい。だが……」ドウン
どかーん
シン「直撃!?うわあっ!」
ソンネン「そりゃガキの理屈だ」
ソンネン「空を飛ぶのは弾丸だけでいい。違うか!」ドウン
シン「くそ……防御!!」
モニク「主砲は連続で発射できない!今なら」
ソンネン「ヅダ・アーマーか。お前はザクマシンガンで仕留める」ズガガガガ
モニク「うわあっ!」
シン「こいつに勝つには……モニクさん、こういう作戦なんですけど、近距離でザクマシンガンを受けられますか?」
モニク「……正気か?私以上に、お前のリスクが高すぎる」
シン「リスクなんて、成功させれば関係ありませんよ。行くぜ!」パリーン
シン「モニクさん、俺の肩に、しっかり捕まってて下さいね!」
ソンネン「シンが盾になり、2人で接近する作戦か。甘いな」ドウン
シン「この距離なら、当たらない!」スカッ
ララァ「種割れは命中、回避、クリティカル率が大幅に増加するわ」
ソンネン「なら、ザクマシンガンだ。小僧にはダメージは通らんが、回避率の低下効果がある」
モニク「させるか、『かばう』!」
ソンネン「防御状態とはいえ、守備値の低いヅダで耐え切れるか?」ズガガガガ
モニク「くっ……!」
ソンネン「そして、チャージ終了だ。この距離なら避けられねえよ」
シン「やってみなきゃ、分からないだろ!」
ソンネン「いい度胸だ、食らえ!」ドウン
回避アビリティ『オープンゲット』!
ソンネン「自分で真っ二つになって、避けたってのか!?」
シン「うおおっ、アロンダイト!!」
ソンネン「そんな奥の手があったとはな……俺の負けだ!」
どかーん
103 名前:シン・ファンタジー2(4/10) :2011/06/07(火) 20:33:01.28 ID:???
シン「町に着いたし、回復薬を買い込んでおこう」
モニク「ああ。私は回復アビリティが使えないからな。薬が文字通りの生命線となる」
シン「じゃあこれとあれと……それ下さい」
ロラン「はい、全部で13650ギルになります」
シン「600と……10ギル硬貨が1、2、3、4、5、と」
ロラン「ちょうどお預かりします。ありがとうございました」
シン「さ、買い物も終わったし、進もうぜ」
ララァ「ツッコミが無いわ、テイク2」
シン「買い物くらい普通にさせろよ!?」
ララァ「例えば10ギル硬貨が小さなデュランダル人形だとか」
シン「せっかくそう考えないようにしてたのに!」
デュランダル「10000ギルでようやく1/1スケールとは……」
シン「ほらみろ」
モニク「という事は、10万ギルでMSサイズか」
デュランダル「約30万ギルでウ○トラマンにもなれるな」
シン「名前ネタでダ○ナかよ……」
レイ「素晴らしい世界だ!」
シン「ああもう、レイも出てくるなよ!」
シン「これで買うものは全部かな」
アルゴ「そこの少年、済まないが、お金を貸してくれないか?財布を落としてしまった……」
モニク「アルゴ・ガルスキー!?なるほど、シンはアルゴ氏にそんなイメージを」
シン「違うって!昨日、サテリコンに財布を忘れて来てたからさ、そのイメージだよ。それで、どれくらいいるんだ?」
アルゴ「サテリコンの入浴料1回分だ」
シン「ええと……っていうか、1ギル=1円でいいのか?」
ララァ「私が答えるわ。今の為替ルートだと、13013ギルよ」
シン「高えよ!」
モニク「で、どうするんだ?」
シン「払っとこうぜ。もしかしたら、召還出来るようになるかもしれないし」
アルゴ「すまないな。召還は無理だが、代わりにこれをやろう」
HGハンマーを手に入れた
シン「ハイグレードハンマー?」
アルゴ「ハイパーグラビトンハンマーだ。さる伝説の英雄が、ライバルとの決戦に向け特注した品らしい。
もっとも、肝心の戦いには間に合わなかったがな」
モニク「そんな貴重な武器を、受け取ってしまっても良いのか?」
アルゴ「1回きりの武器だから俺には必要ない。それに、お前の方が持つのに相応しい」
シン「そういう事なら、ありがたく貰っておくよ」
アルゴ「ああ、頑張れよ」
104 名前:シン・ファンタジー2(5/10) :2011/06/07(火) 20:34:32.21 ID:???
モニク「1回きりの武器か……大事に使わないとな」
シン「でもさ……」
ウィッツ「俺達に出番をよこせ!」
メリーベル「あははっ、私達が悪夢を盛り上げてやるからさ、さっさと箱を渡すんだよ!」
シン「今使いたい!」
モニク「我慢しろ!」
シン「くそ、ケルベロス!」
メリーベル「『挑発』と『防御』だよ!」
ララァ「『挑発』は相手が別のキャラを攻撃対象にしていても、一定確率で自分に攻撃が来るアビリティよ」
モニク「HPこそ低いが、ウージィアーマーによる高い回復力、挑発。基本行動は防御……硬すぎる」
シン「こっちは全体攻撃も無いからな……」
ウィッツ「その間に俺が決めちまうってわけだ!」
モニク「ここは、1ターン、相手からのアビリティ干渉を防ぐ『ヅダビティ』で……」
シン「でも、その分俺達の攻撃は1回になります。このジレンマを解消するには……そうだ!」
モニク「なにか名案が浮かんだのか?」
シン「はい、ええと……まず、モニクさんの直後に俺が行動できるよう、順番を調整して……
その後装備変更で、素早さを合わせる。あとはアビリティを変更して……」
モニク「手馴れてるな」
シン「キラ兄がこういうの好きだから、ある程度は覚えちゃって……詰めRPGって奴?」
モニク「なるほど、それで、この組み合わせと言う事か」
ウィッツ「はっ、アビリティが何だろうが、力で押し切っちまえば関係ないだろ!ノーズビームキャノン!」
メリーベル「あははっ!鼻からビームが出てるよ!」
ウィッツ(涙目)「仕方ないだろ!そういう名前なんだから……」
シン「くっ、でも、この全体攻撃で……」
シ・モ「「カウンター!!」」
ウィッツ「何!?」
ララァ「ノーズビームキャノンはカウンター判定が個別に来る技よ。そうさせたのは、シン達の信じる力だけど」
モニク「そして私達のターンだ。ヅダビティ!」
ウィッツ「カウンターで手数を増やして、攻撃は1回で済ませようってのか!だがな、この回避率で……」
シン「もちろん考えてある!パルマフィオキーナ!!」パリーン
ウィッツ「何だと!?ぐわあっ!」
モニク「あとは攻撃力の低いメリーベルだけ。こちらが『たたかう』だけでもクリティカルが決まれば、私達の勝ちだ」
メリーベル「くっ……これじゃ、ただのサンドバッグじゃないか……」
キャーッ!
後半に続きます
108 名前:シン・ファンタジー2(6/10) :2011/06/07(火) 20:57:18.25 ID:???
こうして3人は突き進み……
ララァ「泉まで、もう少しだわ」
シン「この調子なら、楽勝だな。……なあ、ララァ。1つ、訊きたい事があるんだけどさ」
ララァ「何かしら?」
シン「悪夢ってのは人によって違うだろ?
その中から俺にとって良い夢があったら、俺はそれを取り出して見る事ってのは出来るのか?」
ララァ「出来るとも言えるし、出来ないとも言えるわ。夢の持ち主が変わっても、悪夢という事実は変わらない。
その人にとって悪夢になるように、夢の中身は変わってしまうわ」
シン「そうなのか……」
モニク「スティングの悪夢を、見ようとしたのか?」
シン「うげ、鋭い」
ララァ「ちなみに、シンの場合は大抵の夢がツッコミ疲れる様な夢になってしまう」
シン「なんでだよ!?」
??「さすがシン、反射でツッコミが出るなんてな。そんなにツッコミ好きなら、毎晩させてやるよ!」
シン「お前は……アウル!」
アウル「ステラはシンの妹、スティングは妹魂。それぞれに出番があっていいよな!
だから僕は、お前を倒して出番を手に入れる!」
モニク「そうか、シンはアウルにそんなイメージを……」
シン「根は良い奴なんだけどな……なんていうか、な」
アウル「食らえ!連装ビーム砲!!」
ばひゅーん
モニク(HP20)「本来の能力よりかなり高くなってないか?」
シン(HP40)「根は良い奴なんだよ……」
ララァ「良い所を見せてあげたいというシンの心配りが裏目に出てるわ」
シン「くそ、まさかこんな所で足をすくわれるなんて」
アウル「ははっ、次で終ーわりってね!」
モニク「『ははっ』?」
シン「『母っ』?」
アウル「え?あ……あ、う、うわああああああっ!!!!!」
アウルは混乱した!
ララァ「あらら」
シン「自分で言ってちゃ世話無いよな……」
モニク「今の内だ、勝負を付けてしまおう」
シン「そうだな、ジャベリン!」
どかーん
109 名前:シン・ファンタジー2(7/10) :2011/06/07(火) 20:58:56.48 ID:???
ララァ「ついに『希望のスフィアの泉』に着いたわ」
シン「あれ、でもさ……これって……」
モニク「ただの大穴、だな……」
ララァ「変ね、確かに泉の反応はあるのだけど……」
??「その疑問は、私が答えます!」
シン「お前、いや……」
モニク「マイ!?」
マイ「悪夢が消えないように、泉の水はビグ・ラングの力で分解しています」
シン「マイ兄!なんでそんな事をするんだよ!!」
マイ「夢の中のヅダのMSシェア率を100%にするためです!何故悪夢でそうなるのかは、誠に遺憾ですが」
シン「いや、それは当然だろ……」
モニク「ララァ、このマイは、現実のマイなのか?」
ララァ「違うわ。シンとモニクのマイのイメージが具現化したものよ」
モニク「という事は……シン!お前は、私とマイが結ばれる事を願っているのだよな!?」
シン「ああ、まあ……」
モニク「そうと決まれば話は早い。私は、このマイを私の夢に持ち帰る!」
シン「そんな事出来るのかよ!?」
モニク「このモンヅダーボールがあれば、不可能では
無い!
せめて夢の中だけでも幸せに……いや、正夢にするための練習台にする!」
シン「張り切ってるなあ……」
モニク「シン君。君の兄(夢の中仕様)を持ち帰ってもいいよな?答えは聞いていない!」
シン「俺のネタだろそれ!」
シン「とにかく、煮るにしても焼くにしても、まずは倒さないと話にならないよな」
モニク「そうだな。このボールも、倒した後に投げるものだし」
マイ「そう簡単に倒されません。モビルポッド出撃!!」
シン「オッゴか!?」
キラ1「フリーダム出撃!」
キラ2「フリーダム出撃!!」
……
キラ10「フリーダム出撃!!!」
シン「なんでだよ!?」
ララァ「だって『悪夢』だもーん」
110 名前:シン・ファンタジー2(8/10) :2011/06/07(火) 21:01:50.33 ID:???
シン「ぜい、ぜい……なんとか……キラ兄達を全滅させたぞ……」
モニク「はあ、はあ……ビグ・ラングの回復能力も……各個撃破なら……それほど意味が無いな……」
キラ3「やめてよね、僕の出番がこれだけなんて、悲しいだろ……」
キラ4「僕達はまだ良い方だよ。5~9は今、台詞が無くて泣いているんだ……」
マイ「やられてしまいましたか……」
シン「次はマイ兄の番だ!覚悟しろよ!」
マイ「そうは行きません。ビーム撹乱幕展開!」
パァァァ
シン「うわっ!ビーム兵器が使えねえ!?」
モニク「なら、ヅダの実弾兵器で……!」
ガード!!
モニク「何だと!?」
マイ「フェイズシフト装甲で機体をコーティングしました。防御に隙はありません」
シン「くそっ、キラ兄がでた時点で嫌な予感はしてたけど……これだったのか!」
ララァ「その嫌な予感が、ビグ・ラングを強くしたとも言えるわ」
モニク「いや、これは恐らく、以前フェイズシフトヅダを考えた私のイメージの具現化だな」
シン「って事は、俺たち両方のイメージが現れたのか……」
マイ「ミサイル発射!」
づだだだーん
シン「全体攻撃!?」
モニク「どうやら、お喋りをしている暇はなさそうだな!」
マイ「うおおおっ!」
モニク「ビーム撹乱幕とフェイズシフトで防御面はほぼ完璧。
更にガトリングの単体攻撃とミサイルの全体攻撃の使い分けか……」
シン「せめて、攻撃が通じれば……対処法は無いのか……?」
ビーム撹乱幕の効果が薄れた!
ララァ「こっちは、効果の発動時間が決まっているわ」
シン「今だ、ありったけのビーム兵器を叩き込んで……」
マイ「メガ粒子砲、発射!」
シン「え……!?」
ずっどーん
111 名前:シン・ファンタジー2(9/10) :2011/06/07(火) 21:03:15.87 ID:???
マイ「シン!大丈夫か!?」
シン「ええ、なんとか……でも、武器の大半がボロボロだ」
ビーム撹乱幕が展開!
ララァ「撹乱幕の行動判定とマイ本人の行動判定は別になっているわ」
シン「撹乱幕が切れたらメガ粒子砲が飛んでくるから、防御しなきゃいけないのかよ……」
モニク「なら、ビーム兵器はあまり役に立たないな……」
シン「じゃあ、
どうすれば……」
じゃら
シン「これは……アルゴさんに貰ったハンマー……そうか!」
モニク「名案が思いついたのか?」
シン「ああ。モニクさん、実弾武器で攻撃をし続けましょう!」
モニク「フェイズシフト装甲にはあまり効かないが……」
シン「アビリティとしてのフェイズシフトなら、必ずシフトダウン出来るはずです!」
モニク「……! なるほどな。食らえ!」ヅダダダダ
マイ「くっ、気付かれた!なら、その前に倒してみせる!」
シン「『かばう』!フェイズシフトなら、こっちが上手だ!」
フェイズシフトダウン!
モニク「やった!」
ララァ「ある程度のダメージで、防御アビリティが解除される。シンの予想が当たったわね」
マイ「それでも、このビグ・ラングの装甲は簡単に破れません!」
シン「だからこいつを使うんだ!」じゃらり
マイ「それは、HGハンマー!?」
ララァ「フェイズシフト展開時に使っても効果は無いけど、今なら決定打を与える事が出来る」
ビーム撹乱幕の効果が薄れた!
マイ「そんな事はさせません。メガ粒子砲最大出力、発射!」ズゴオ
シン「くそっ、耐えられるか……!?」ブンブンブンブン
モニク「私に任せろ!この能力で打ち消す!」
シン「モニクさん!?それは……!」
モニク「ヅッダーリアクション『自爆』!!」どかーん
マイ「何!?」
モニク「シン……必ず……マイを……!」
シン「この……ハイパーグラビトンハンマー、行っけええええええ!!!」
112 名前:シン・ファンタジー2(10/10) :2011/06/07(火) 21:04:36.51 ID:???
アムロ「モニクさんにこいつらの宿題を手伝ってもらうなんて、なんだか悪いな」
モニク「私は構わない。ちょうど休日を持て余していたし、それに……」
シロー「なんでマイはこういう時に限って、腹を壊してるんだろうな」
マイ『この時期の生ものは危険度が高く安易に口にした結果が云々……』
モニク「……はあ」
シン「でも、昨夜は驚いたよ」
モニク「自爆か?あれなら、HPが1残る仕様だったのでな。それより、あれはちゃんと浄化できたか?」
シン「ええ。数日間泉に入れて、また取りに来るって言ってました」
モニク「そうか……こっちは、ダメだった」
シン「そうですか……」
モニク「まさか、投げて手を離れた瞬間に分解するとは……」
シン「ああ、モン『ヅダ』ーボールってそういうオチかよ……」
アムロ「へえ、シンとモニクさんで会話が弾むなんて、珍しいな」
セレーネ「それも昨夜って、やーらしー」
シン「何を想像してるんだよ!?」
モニク「たまたま、似た夢を見た、というだけだ」
ガロード「へえー、今度はそっちね……」ニヤニヤ
シン「今度は、って……箱を捨てる時あいつが『これはもみあげ君の』とか言ってたのはそういう事か……」
シロー「お、今度はシンとガロードの秘密か?」
セレーネ「興味あるわ。ね、教えなさいよ」
ガロード「絶対嫌だ!体験した人じゃないと分からない秘密だしね」
シン「そうそう、俺達の秘密だって!」
マイ「今日、モニクさんが愚弟の宿題を手伝いに来る。家族との関係は良好、特にシンと親密に話をしていた。
先日の接触で仲を深めたとの事だが、モニクさんはシンの
交友関係からは外れた人物であり、意外である。
なお、昨夜ワシヤに飲まされた馬刺しソーダに中り休日をトイレで過ごした事は、誠に遺憾である」
おわり
最終更新:2015年03月23日 21:53