275 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 09:59:52.64 ID:???
俺の名は、
アリー・アル・サーシェス。この町に赴任した警官だ。
いや、させられたというのが正しい。
ワル上がりの警察なんぞ、上下関係の厳しい警察の中では上手くやってなんぞできねーからな。
ならなぜ警察になったかと?
一定の給料もらえてMSでどんぱちできる職なぞ、この世界にはこのぐらいしかねーからな。
あん?
ガンダムファイトだ?
ありゃだめだ、モビルトレーズシステム……なんか違うな、とりあえずあれは性に合わんからな。
まぁ、左遷とはいえ今の環境を考えると、前の上司には感謝してもしたりねーな。
俺向きの事件が山ほどあるわ、警察の人員も癖が強いのが多いわ、町の住人もピンが外れた手榴弾みたいなものばかり。
どーせすぐ他の部署へ飛ばされるかと思ったが、当分はその心配もなさそうだ。
それに、昔相手してやったクルジスのガキの実家がここにあったしな。
あいつはいろんな事を仕込んでやると面白いんだ。
水泳ランニングCQC、後は物を正確に投げさせる為にハンドボールとか、ああ、足腰の強化訓練にサッカーも教えてやったな。
すぐ俺の真似をしたがるから、誘導しやすかったぜ……子犬みたいなもんだったな。
ところがぎっちょん。
俺がMSの操縦を覚えさす前に、ある事件が起きてな。
町で暴漢がMSで暴れる事件が起きた時、俺は偶々別の仕事でその場を離れてた。
んで、その暴れるMSを仕留めたのが、例の『
ガンダム』さんだったわけよ。
ああ、俺の言ってる『ガンダム』つーのはMSのほうな。あのガキのファミリーネームじゃないほうだ。
そのインパクトのせいであのガキは『ガンダム』に興味を持ってどっか行きやがった。
ま、別にあのガキをどうこうするつもりだったわけじゃないし、一緒に暮らしとったわけでもない。
だから別に俺としては……っと、話が壮絶にずれちまったな。
んで、何の話だっけな?ああ、そうだ、俺がここにいる理由か。
簡単に結論から言うと、爆弾を抱えた街にある問題児の左遷先に飛ばされたあわれで善良な警官の一人ってわけだ。
ま、俺はこの町を結構気に入ったから、気持ちが変わるまでは、ここにいてやるってわけさ。
警察仮眠室
アリー「……うぉー、頭痛ぇ。警察署内で出勤が楽だとはいえ、飲み過ぎてしまったか。」
リョウ「まったく、どれほど酒持ち込んだんですか。他の警察官が出勤する前に片づけるの大変でしたよ。
(一応アリーが上官の為、丁寧語になっている。)」
アリー「あー……って、てめーはどうなんだよ、ええ?」
リョウ「俺は一滴も飲んでません。下戸なので。」
アリー「ああ!?なにってすると俺だけ酔いつぶれたのかよ!」
リョウ「勝手に飲みだしたのは警部殿ですから。俺はそれにつきあう必要ありませんので。」
アリー「付き合いわりーなーおい……と、お前は素面だったのか?」
リョウ「そうですが?」
アリー「念のため、確認しておくぞ。俺は何をしゃべってた。」
リョウ「は?」
アリー「頭痛くて昨日の記憶がないんでな。」
リョウ「……ああ。」(明後日の方向を向く。)
アリー「おいてめぇ、俺に対して隠し事とはいい度胸だな。偉くなったもんだな、ええっ、リョウなんたら警部補。」
リョウ「なぜそこを略すのですか。ルーツですよ、リョウ・ルーツ。」
アリー「知ってるよぅっ!そう言う事を聞いてんじゃねぇ!」
リョウ「あ、出勤時間なので先に行ってきます。」
アリー「待ちやがれぃ!」
アリー「……なーんか、どうでもいい一人ごとを言ってた様な気がするが……まいっか。」
アン・リアル・サーシェス(現実に即してないサーシャス)とか考えたらただのツンデレキャラになった。
まぁ、この世界なら元がどうしようもない悪役でも救われたっていいよね。
後、なんとなくサーシェスはビールが似合う気がする。
ん、ミケロ?誰それ、モブだったっk(ハイパーギンイロノアシスペシャルゥ!)
276 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 11:39:43.65 ID:???
お、おかしいな…サーシェスが可愛く見えてきたぞ…w
277 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 12:30:53.55 ID:???
そして家に帰ると三十路手前の嫁と5歳と0歳の
子供がいるんですね、わかります
リリーナ「父ちゃん……」
サーシェス「だぁーら違うって言ってんだろが!あん!?」
278 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 13:08:23.81 ID:???
絹江「ほら、差し入れ」
サーシェス「おお、わりぃな。……っつか、また和食かよ! たまには肉だせよ、肉!!」
絹江「うるさいわね、この悪徳警官! ある事ない事記事にするわよ!?」
カミーユ「あれ、お前のとこの姉さんと、シロー兄さんの同僚じゃないか?」
沙慈「ああ……前に、姉さんがアリーさんのMSに轢かれかけてさ。それからの付き合いなんだ」
ルー「
ツンデレ?」
ルナマリア「ツンデレね」
ネーナ「ツンデレ?」
282 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 16:32:00.12 ID:???
シロー「見た目は悪人しか見えないけど何をやってここに配属させられたんだろうか。」
ハロ長官「ん~本庁からの連絡によると、」
- 老人の監禁疑惑
- 近所の子供のボスで、自爆を伴う危険なサバゲーをやらせて親から苦情
- 未成年の女児への淫行疑惑
- MSの借りパクと破損
- メカニックマンとしても働いていた
- コロニーと地球の和平のために演説を行うも暗殺される→再生治療で復活
- 実は貴族
- 家庭を複数持っている
- バルチャーとしてジャミルと知り合い
シロー「いったいなんだ、あの人は。」
286 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 18:42:12.24 ID:???
278
カイ「悪徳警官と新聞記者の癒着か…」
287 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 18:57:12.64 ID:???
286
それなら
銭湯と
警官の癒着をだな
288 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/01/19(木) 20:44:56.73 ID:???
パーラ「癒着じゃなくて勝手に寄生されてる件について」
最終更新:2015年05月24日 23:50