344 名前:あの人の評判 1/7 :2013/01/31(木) 13:59:54.25 ID:???
クロノクル「カテジナの
交友関係について調べてほしい」
ウッソ「…なんですか、いきなり」
クロノクル「カテジナは…どこか人を寄せ付けないというか。近寄りがたい雰囲気があると思うのだ。学校で孤立しているのではないかと心配で」
ウッソ「あまり過保護なのもよくないですよ」
クロノクル「わかっているが、学生生活で得られる親友は貴重なものだと思うのだよ。私はカテジナに幸せを掴んでもらいたい。だからな…」
ウッソ「だったら興信所でも頼ればいいじゃないですか。なんで僕に」
クロノクル「私にそんな姑息なことをしろというのか!」
ウッソ「僕に頼む時点で十分姑息だと思いますけど」
クロノクル「未来の叔父の頼みと思って! な、頼むよ少年!」
ウッソ「誰が未来の叔父ですか!」
クロノクル「シャクティと結婚して次期社長になれば、必然的に私は君の義理の叔父ということになるだろう」
ウッソ「なっ――! まだそんなこと考える年齢じゃないですって!」
クロノクル「ところで、先日カテジナの家に行ったときに変わったハロを見つけたのだが」
ウッソ「あっ!」
クロノクル「どうやら小型のカメラが内蔵されているらしいが、私はこういったものは専門外。分解もできんしデータも取り出せん。
"なんとなく"、カテジナには伝えずにこっそりしまっておいたのだが」
ウッソ「………」
クロノクル「君は機械――特にハロに詳しいそうじゃないか。君に渡そうと思ったんだが、さてどうしたものかな」
ウッソ「…わかりましたよ。カテジナさんの交友関係を調べればいいんでしょう」
クロノクル「話が早くて助かるよ、少年。お礼にこの正体不明のハロをあげよう」
ウッソ「ありがとうございます…はぁ」
345 名前:あの人の評判 2/7 :2013/01/31(木) 14:00:25.95 ID:???
ケース1 風紀委員たちの場合
アスラン「ルース先輩の評判?」
ウッソ「はい。なかなか厳しい人だっていうのは中等部にも伝わってるんですが、実際どうなのかなって」
アスラン「は、はは…まあ、厳しい人なのは事実だね」
五飛「視野も狭ければ頭も固い理想主義者。自己主張の強い女の典型だな」
アスラン「五飛!」
五飛「事実だろう」
アスラン「お前はそんなだから! すまない、ウッソ。今のはあまり言いふらさないでくれると助かる」
ウッソ「わ、わかりました…」
五飛「しかし、そんな性格だからこそ文句をつける人間も少ないといえるか。学校なら理想を唱え常識を垂れても文句は言われんからな」
アスラン「もうやめるんだ!」
ブーッ・・・ブーッ・・・
346 名前:あの人の評判 3/7 :2013/01/31(木) 14:00:58.77 ID:???
ケース2 クラスメイトの場合
ウッソ「というわけで、カテジナさんの評判を聞きに」
カミーユ「性格キツくて潔癖症で神経質。ちょっとのことでもすぐ怒る自意識過剰女。ちょっとでも
ルールを破るとすぐキレる。以上」
ファ「カミーユ!」
シーブック「そこまで言わなくてもいいんじゃないか、カミーユ」
カミーユ「ことあるごとに噛み付かれてりゃこうもなるだろう」
ファ「だいたい、原因はあなたにあると思うけど。最近はあなたから喧嘩を吹っかけてる気がするし」
カミーユ「俺が悪いっていうのかよ」
シーブック「うん。多分クラスの連中に聞いたらみんな同じ答えを返すと思うぜ」
ウッソ「カミーユ兄さんがカテジナさん嫌いなのは知ってましたけど、ここまでとは…」
カミーユ「知ってたなら聞くんじゃない」
ファ「あなたは少し黙ってなさい!」
カミーユ「ちぇっ」
セシリー「それで、カテジナさんの評判がどうかって?」
ウッソ「はい」
ファ「そうね…下級生からの評判はおおむねいいみたいよ。厳しい人だけど、それでも…悪い人には思えないわね」
セシリー「身内に対してはああいう態度とってるけど、意外と純粋な人って感じがするわ」
ウッソ「ほうほう…それで、ほかの方は?」
ルイス「育ちはいいわよね。たまにあの人とセシリーとで話が盛り上がることもあるし」
ネーナ「憎い。あの頭の良さが憎い。あとあの性格の悪さも憎い」
ルイス「性格に関して人のこと言えないでしょう、あなたは…」
ルナマリア「ちょっと居眠りしただけですぐ怒るのはよくないと思うの」
ファ「何度注意してもやめないからああなったんじゃないの?」
沙慈「収拾つかなくなった場面で出てきてくれるととってもありがたい人だと思うよ」
アレンビー「私はあんまり学校いないから、なんとも。でもけっこう積極的に声をかけてくれたりするし悪い人じゃないんじゃないかな。
…そういえばカテジナには声かけてなかったなぁ。後で聞いておこっと。ストレス発散になるっていえば意外と」
ウッソ「カテジナさんが違う方向に覚醒しちゃいそうだからやめてください!」
トマーシュ「…俺は?」
ブーッ・・・ブーッ・・・
348 名前:あの人の評判 4/7 :2013/01/31(木) 14:04:06.94 ID:???
ケース3 後輩(二年生)の場合
ウッソ「というわけで以下略」
フレイ「私の憧れです!」
ウッソ「へえ…どんなところが?」
フレイ「キラを怒ってる時ににじみ出るバイオレンスでクレイジーな雰囲気とか!」
ウッソ「はい、ありがとうございました! キラ兄さんはどうです?」
キラ「いつも怒鳴ってるイメージしかないなぁ…」
シン「それはあんたが不真面目だからだろ! アスラン板挟みになってすっげぇ可哀想なことになってんだぞ!」
キラ「やーめてーよねー」
シン「間延びしてると余計にうぜぇ!」
メイリン「でもシンも結構怒られてない? いつもうるさいって」
シン「ぐ…」
キラ「どれもこれもアスランが頼りないからここまで来てるんだよねぇ。それを思うとご苦労様って言いたくなるかも」
シン「それ、アスランの前で言ってみろよ…さすがにキレるだろ…」
ウッソ「エルヴィン先輩やメイリン先輩はどうです?」
メイリン「私は…やっぱり、ああいう厳しい雰囲気は苦手かも」
エルヴィン「ルース先輩、なんだか姉さんと似た雰囲気を出してる時があるんだよね。そのせいか知らないけど、そんなに苦手な印象はないかな」
メイリン「モニクさんと先輩が似てるって…堅そうなところくらいしか共通点なさそうだけど」
エルヴィン「うん。ちょうどのろけ話を展開してる姉さんと同じような感じ」
フレイ「あー、先輩ってけっこうロマンチストなところがあるのよね」
エルヴィン「そうなんですか?」
メイリン「あの先輩がロマンチストって意外…」
キラ「そりゃあ、
あのブロ」
ウッソ「ありがとうございましたァ!」
ブーッ・・・ブーッ・・・
たぶんそろそろ規制が入ると思うので、残り三コマは時間を置いてから投下します。
なお、カテジナさんの評判については完全に作者の主観なのでご了承ください。
352 名前:あの人の評判 5/7 :2013/01/31(木) 17:40:03.92 ID:???
支援ありがとうございます。ちょっと遅れましたが続きの投下。
ケース4 後輩(一年生)の場合
ウッソ「と以下略」
ガロード「規則にうるさい姉ちゃん。苦手」
ジュドー「右に同じ」
エル「私とビーチャ、モンド、デュオもおんなじだそうです」
ティファ「すごく、純粋な人…」
オデロ「堅物な根っからの嬢ちゃん」
カトル「尊敬してますよ。何事もきっちりしてますから」
カリス「よりにもよってこの学校の生徒に校則を守らせようと必死になっている姿勢は立派だと思います。
…ちょっと過激すぎるとは思いますが」
ヒイロ「興味がない」
トロワ「同じく」
刹那「彼女は
ガンダムではない」
ウッソ「投げやりな人たちばっかりですね…予想はしてましたけど」
ブーッ・・・ブーッ・・・
353 名前:あの人の評判 6/7 :2013/01/31(木) 17:42:01.24 ID:???
ケース5 教師の場合
ウッソ「以下略」
ネオ「いやー、先生そこまでバッサリ略しちゃうのはどうかと思うよ?」
ウッソ「気にしないでください。ちょっと面倒になってきてるだけですから」
ハマーン「絵にかいたような模範的な生徒だとは思うが、暴走すると見境がなくなるのが玉にきずといったところか」
ナトーラ「誰かと喧嘩すると決まってその授業が潰れちゃうんです…」
カトック「キレたら手が付けられないってのは同意するが、長く働いてる身としちゃ大分まともな部類だと思うぞ」
ファラ「あの子が一年生の時にいた風紀委員長がやたら優秀だったもんだから張り切ってるんでしょう。
張り切りすぎて空回りしてる感じもするけどね」
ウッソ「どんな人だったんです?」
ファラ「レディ・アン。今はトレーズ氏の秘書をやってるらしいね。相変わらずバラでエレガントに飾ってるんじゃないかい?」
ルペ「お風呂の刑をしようとすると文句をつけてくるんだよねえ、あの子…」
ウッソ「そもそもそんなことしないでくださいよ…」
ブーッ・・・ブーッ・・・
354 名前:あの人の評判 7/7 :2013/01/31(木) 17:45:54.42 ID:???
ウッソ「…と、いうわけです」
クロノクル「なるほど。やはり心配は無用だったようだ」
ウッソ「はい。…やはり?」
クロノクル「いや、君が出て行ったあと思ったんだよ」
ウッソ「何を?」
クロノクル「連邦校は私も通った学校だ。教師も同級生も先輩・後輩もみんな良い人たちだった。あの学校なら
たとえどれほどの問題児であろうと問題なく暮らしていける。得難いものをたくさん手にして卒業できる、とな」
ウッソ「はぁ…得難いもの、ですか」
ブーッ・・・ブーッ・・・
クロノクル「君も大人になればわかる日がくるさ。大切なことというのは後になって気付くものだからな。
…ところで君の携帯電話がさっきから鳴っているようだが」
ウッソ「え? あ、ほんとだ。マナーモードにしてたから気付きませんでした。シャクティからのメールですね」
クロノクル「ほう!」
ウッソ「………クロノクルさん」
クロノクル「なんだね、少年」
ウッソ「今日はシャクティの買い物に付き合う約束をしていたんですよ」
クロノクル「…そ、そうか」
ウッソ「それをすっぽかしたからシャクティがすごく怒ってるみたいで」
クロノクル「う、うむ」
ウッソ「機嫌を直すの、手伝ってくれますよね?」
クロノクル「わかった。わかったからそんな怖い目で私を見ないでくれ」
349 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/01/31(木) 14:36:26.55 ID:???
wktkしながら待ってるぜ
>キラ「そりゃあ、あのブロ」
…ああ、あのブロg(メッサツ!!
350 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/01/31(木) 16:10:32.86 ID:???
シャリア・ブル「なんでや!ブラウ・ブロは悪ないやろ!」
351 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/01/31(木) 16:22:44.97 ID:???
ネーナ「カテジナさんの評判なんか調べて何するんだろ?」
ギリ「さあね」
ネーナ「ねぇねぇ?アンタはアタシが周りからどう思われてるか気にならない?」
ギリ「まったく。想像つくしね」
ネーナ「あっ、そう…。じゃあさ………アンタとアタシが周りからどう思われてるかは?」
ギリ「えっ?」(ドキッ
ネーナ「姉弟みたいって思われてるのかな?それとも…」
ギリ「べっ!別にそんなの気にならん!それより支援するぞ!」
ネーナ「はーい」
つーことで支援
最終更新:2015年12月13日 20:39