149 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/23(月) 13:24:15.07 ID:JzADHkdm0
刹那「ガン…ダム?」
ガロード「おっ、ドモン兄の
ガンダムファイト中継じゃん。どうしたんだ?怪訝そうな顔して…」
ジョルジュ『いでよ!ローゼスビットォ!』
ドモン『フッ…薔薇か。いいシュミじゃないか』
ジョルジュ『…はっ?』
ドモン『貴様が薔薇だというのなら…私は蝶のように舞い……!』
ジョルジュ『わ、私!?どうしたんです貴方…』グラッ
ドモン『蜂のように…刺す!!』ゴッドフィンガー
ストーカー『決まったー!勝者はドモン!!今日の彼は気品に溢れているーッ!!』
ドモン『私は…敗者になりたかった…』
ガロード「なに、これ…ホントにドモン兄?ヒーローインタビューにあるまじき発言しちゃってるけど」
刹那「…だと思う。ファイティングスーツを着たとたん、雰囲気がガラリと変わったが」
アル「なんかエレガント?だね」
ガロード「あー…確かにトレーズさんみたい」
アムロ「気にすることもないだろ。ファイトスタイルでもあいつなりに模索中なんじゃないか?」
タダイマー
アル「あっ帰ってきた」
ロラン「お帰りなさいドモン兄さん。お風呂とご飯どっちにします?」
ドモン「風呂…かな。薔薇をたっぷり浮かべてな」
ロラン「はいはい、薔薇をね……え!?」
ドモン「風呂は薔薇風呂に限る。なにを驚いている?」
ロラン「びょ、病院…レインさん呼びましょ!ね!!」
ドモン「どうした?それにレインは今風邪をひいていて…」
ヒイロ「すまないロラン兄さん…」
シュウト「このドモン兄ちゃん、僕たちのせいかも…」
ロラン「ど、どういうこと?」
ヒイロ「実は…」
シュウト「ねえヒイロ兄ちゃん、今度学芸会でダンスやるんだけど…一緒に練習してくれない?」
ヒイロ「ダンス?まぁ、パーティーに潜入する時のための程度しかできないが…いいぞ」
シュウト「やった!部屋でやるとご近所迷惑だからガレージでやろ!」
シュウト「あれ、レインさんがゴッドガンダムの整備してる」
ヒイロ「たしか明日ファイトだと言っていた」
シュウト「なるほど。レインさーん!少しうるさくしてもいいですかー?」
レイン「ええ、大丈夫よ…」
シュウト「なんか元気ないね」
ヒイロ「風邪かなんかだろう」
***
シュウト「ということがあって…」
ガロード「?何が関係あるんだ?」
ヒイロ「いや…BGMが、な…」
アル「何のダンスしてたのさ?」
シュウト「これ…」つ『エレガント音頭』
シン「なにこれ!?」
ヒイロ「おそらく、
レイン・ミカムラは風邪を引いていて朦朧とした意識のもと整備をしていた。そこに大音量のエレガントなBGM。きっと手元が狂ったんだろう…」
シン「そんなことある!?」
150 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/23(月) 14:00:01.94 ID:JzADHkdm0
マイ「言うなれば、モビル・トレーズ・システム…ですか」
ガロード「なんだよそれ…とにかく早く直さないと…ドモン兄がなんかヤダよ俺」
マイ「仕方ない…僕が手伝いましょう」
アムロ「前にやって試合中にドモンのファイティングスーツが空中分解して大騒ぎになっただろ」
ロラン「困りましたね、とにかく早くレインさんを…」
セレーネ「無茶言わないで。風邪っぴきのレインにこれ以上無理させらんないわよ。ここは…私とキョウジで…」
レイン「こんばんは…ドモン、明日も試合だから…調整、しに来たわ」ガラッ
ドモン「レイン!?熱があるから休んでいろと…!!ここは姉さんや他のスタッフにまかせて…」
レイン「MFは…ファイターに合わせたクセの調節が難しいの…だから…それに、私たち二人の
ガンダムでしょう…?」
ドモン「レイン…」
レイン「お願い、やらせて…?」
ドモン「…二人でやろう。レインが指示をしてくれ…私はその通りに動くから…」
ウッソ「なんだか原作チックな雰囲気ですね」
アセム「どっかで誰かが壁を殴ってる気がする」
ガロード「でもこのまま調整しても、根本のトレーズシステムがいきてたら意味ないぜ?」
刹那「そうだ、ヒイロ。トレーズシステムになったのは、調整しているときのBGMがトレーズのエレガント音頭だったからだったな?」
ヒイロ「そうだ」
刹那「ならば、そのエレガントさと同等…いやそれ以上に暑苦しいBGMを流して修理させれば…あるいは」
アムロ「なるほど。アホらしいが一理あるな」
キラ「Gガン系の歌はCD一式あるよ」
アムロ「戦闘男児だ!広東語でも関智版でもいい!早く流せ!!」
キラ「あ、サイに貸しちゃってたゴメン」
レイン「なんかごめんなさいね…時間がないから、はじめてもいいかしら…?」
ガロード「クソッ、このままじゃずっとドモン兄がエレガントなまんまだぜ?!」
アル「薔薇の匂いより汗の匂いのドモン兄ちゃんの方がいいよ…」
コウ「さーて、リクエストしたメンオブディスティニー流れるかなーっと」ノホホン
アムロ「もうそれでいい!
ラジオ貸せ!!」
コウ「あっちょっと…」
雪之丞『さて、この後のナディのおやっさんスタジオ、歌のコーナーだ』
ヤマギ『…今日は、
日登町・PN ソロモンの淫夢さんで「デラーズ・ブートキャンプ」どうぞ』
***次の日
ドモン『ネオジャパンの名誉のために!!ジィィィク・ジオンッ!!』ゴッドフィンガー
サイシー『いつからジオンがアニキのスポンサーになったのさ!?』
刹那「これは…」
マイ「モビル・デラーズ・システム…」
アル「今度はこれかけてみよーよ」つシャアが来る
シン「ドモン兄さんが変態ロリコン仮面になってもいいのか?」
ロラン(これ…ディアナ様の歌を流せば……いや、吐き気が)
ガロード「レインさん早く元気になって…」
155 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/23(月) 19:52:46.38 ID:NN1XOg5l0
153
キラ(多分あるかもしれない
でもその前に一回試してみたい。
確か次の対戦相手はアルゴさんか…パイレーツオブカリビアンのあの曲をかけてみたい…)
アムロ(海賊が相手ならワンピースの曲を…)
156 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/23(月) 21:06:18.06 ID:6va6ddyk0
また別の日
ドモン「お前は最後に頭部を破壊すると約束したな」
ミケロ「そうだドモン…助けt・・・」
ドモン「あれは嘘だ」
ウワァァァァァァ! チュドーン!
アムロ「BGMを○マンドーにした馬鹿は誰だぁ!」
ジュドー「(アカン)」
イオ「だからジャズにしておけといったろーに……」
164 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/25(水) 11:05:10.40 ID:hWjDWdfI0
150
ドモン「もぅ~っ!どぉ~すんのよっ!アンタたちのせいだかんねっ!!」
シン「は!?今度は何聴かせたんだ!?」
三日月「これ」つ『シジーマ&クダルのデュエット集』
シン「だからこんなにカマ臭く…おええ」
マイ「なんだか怒ってるみたいだけど、どうしたんです?」
ロラン「…みんなが面白がってレインさん働かせ続けたから、風邪をこじらせちゃって倒れちゃったんです…」
ドモン「もぅバカバカバカバカ!」
ロラン「と、とにかくウチで看病しますから、今ガロードにテクス先生を呼びにいってもらってます」
テクス「風邪の時にろくに睡眠も栄養もとらずに、頭と体を酷使するとはね…何故こうなるまで放っておいた。…レイン、君は優秀な医者だろう」
レイン「…ごめんなさい」
ドモン「ちょ~っとお!レインちゃんを責めるのはよして!この子は人より責任感がずーっと強くってえ、医者よりアタシのメカニックであろうとしてくれただけなんだからぁ!!」
テクス「君もどこか患っているのか!?」
ガロード「こ、これには複雑な事情が!」
テクス「とにかく、2、3日は絶対安静にすること。いいな?」
レイン「…はい」
ロラン「テクス先生、ありがとうございました」
レイン「ごめんなさいね。…ダメね、私…このところガンダムの調整も全然うまくいかなくて…挙げ句の果てに私がへばって。
ロラン君やみんな、ドモンに迷惑かけてばっかり…。情けないわ。医者としてもメカニックとしても半端だなんてどうしようもない…」
ロラン「そ、そんなことないですって!」
アムロ「大方…ウチのバカたちのせいだ。ごめんね、君が気に病むことはないんだよ」
ガロード「ほら、ドモン兄が励ましてあげないと!」コソッ
ドモン「…バカなこと言っちゃダメよ。普段アタシがアンタにかけてる苦労に比べたらこんなの屁でもないわ!いつも頑張ってるんだから、こんな時にくらいアタシたちに甘えてくれたっていいじゃないの。今はゆっくりとお休み…後のことはアタシたちにまかせて。ね?」
レイン「ドモン…ありがと」
ドモン「フフ、アタシの可愛いレインちゃん。愛してるわ」チュッ
ロラン(お、おジャマ虫は退散です!!)
アムロ(カマ口調のせいか言動が大胆になってる!?クソッ、普段通りならこのまま結婚に…!)
ガロード(カッコいいドモン兄のファンの方は脳内変換オナシャス!!)
165 : 通常の名無しさんの3倍2016/05/25(水) 11:21:22.28 ID:hWjDWdfI0
セレーネ「…レインは大丈夫?」
ドモン「ええ、薬でだいぶ落ち着いてるわ。熱も下がったし」
セレーネ「良かった。じゃあ、私たちが整備しなくてもいいってことかしら」
ドモン「そうね。そもそももうファイトはしばらく無いし…決勝戦が終わるまで倒れなかった、あの子の意地を立ててあげて…」
キョウジ「そうか。なら修理を急ぐこともないな。レインが元気になったらじっくり調整してもらうといい」
***3日後
ドモン「おはよう」
ガロード「あ、ドモン兄。コックピット直ったんだってね」
ドモン「ああ、レインがすっかり元気になったからな」
アル(口調も戻った…)
ピンポーン
ロラン「はいはーい、あれ、みなさんお揃いでどうしたんです?」
チボデー「どうって…ドモンの見舞いさ」
ドモン「見舞い?俺はお前らにケガさせられた覚えはないが…」
サイシー「あ、そーじゃなくて…」
ジョルジュ「貴方がファイトの度に別人のようになるものですから…」
アレンビー「そうそう。カマ臭くなったり海賊王になったりエレガントになったり…突然娘を返せとか言ったりしてさ」
アルゴ「てっきり気が触れたものだと…」
ドモン「はぁ?何言ってんだお前ら。確かにコックピットの調子は悪かったが…ワケわからんことを言うな」
ガロード(変になってた自覚ないの!?)
マイ(流石はMTS…肉体・精神・機械の
リンクに関しては最高峰…いやはやあっぱれです)
アル(そ、それって洗脳みたいなもんじゃ…)
刹那(怖い…MTS開発の闇は深いな)
シン(いや、ドモン兄が鈍感なだけじゃねーの!?)
最終更新:2016年10月26日 20:21