422 : ウソのない世界2016/07/25(月) 23:33:01.33 ID:JIHOUy2I0
メガファウナ
ハッパ「ヤバイものを作ってしまった…」
ベルリ「どうしたんですか?」
ハッパ「いや、ジャンク屋から仕入れたジャンクでGセルフ用の新しいバックパックを作っていたんだが」
ベルリ「ふんふん」
ハッパ「その過程で、実は一つとんでもない能力を持ったバックパックが出来上がってしまったんだ」
ベルリ「すでに嫌な予感しかしないけど、いったいどんな能力が?」
ハッパ「攻撃を当てると人の心の声、特に性癖が他人に声として伝わる」
ベルリ「思ってた以上にヤバイ能力だった! いったいなんでそんなもの作っちゃったんですか」
ハッパ「どうもジャンクの出所が隣町の謎技術だったらしくてな。とりあえずプラネッタパックと名付けてみた」
ベルリ「名付けた、じゃないでしょ。さっさと解体しちゃいなさいよそんな怪しいモノ」
ハッパ「まあそう言わずに一度テストしてみてくれよ。実はもうGセルフに取り付けてあるんだ」
ベルリ「…まあ、一度だけならやってみてもいいですけど」
ハッパ「(なんだかんだで内心楽しみにしてるなコイツ)」

ベルリ「で、どうすりゃいいんですか?」
ハッパ「どうもしなくていいよ。一度起動させれば後は誰かが射程に入りしだいパックが自動で攻撃、心の声が聞こえるはずだ」
ベルリ「適当だなあ…まあ、じゃあいきますよ。ポチっとな、と」
ハッパ「よしプラネッタパックは無事起動した。あとは待つだけだな」ウキウキ
ベルリ「まったく、悪趣味ですよ」ウキウキ

???「……そうね。じゃああとは」
ハッパ「お、さっそくだれか入ってきたみたいだぞ」
ベルリ「ん、ちょっと待って。この声は…」
アイーダ(心の声)『もう! 最近またちょっと大きくなってきたみたい。カーヒル大尉ったら毎晩激しいんだから』
ベルリ「…………」
ハッパ「あー…姫様だったか」
アイーダ『揉まれると大きくなるってアレ、本当だったのね。そういえば前に通販で買った下着、まだ届かないのかしら。早く彼に見せたいのに』
アイーダ「! なんですかこれは!!」
ハッパ「やばい、心の声に気付かれた。おい、テストは中止だ。早くパックを止めて…」
アイーダ『ああカーヒル、カーヒル! 早く会いたいわ! 任務なんてさっさと終わらせて早く私を抱きしめにいらっしゃい!!』
ベルリ「……うわあああああああああああああああ!!」
ハッパ「おい、どこ行くんだベルリ! 格納庫を勝手に開けて…おい、外はマズイ! 戻ってこーい!!」

423 : ウソのない世界2016/07/25(月) 23:33:59.26 ID:JIHOUy2I0
ハッパ「……とこういうわけで、今Gセルフは街中の人の性癖をぶちまけながら暴走してるんです」
アムロ「どうりで今日は街中が妙に騒がしいと思ったぞ…」
アイーダ「反省しないさいハッパ! 人の心の中を勝手にバラすような真似をして!!」
ハロ長官「とはいえこれは緊急事態なのでね、警察も動いているが手が足りない。ぜひきみたち家族の力も貸してくれないだろうか」
アムロ「もちろんです。ベルリも大事な俺たちの家族ですからね。マシンに呑まれたなら目を覚ましてやらないと」
アイーダ「よろしくお願いします」
アムロ「それで、今Gセルフはどこにいるんです?」
アムロ(心の声)『心の声かー、ふふ、暴走する程ショックを受けるとは、こう見えてアイーダちゃんも心の中ではスケベなことばっかり考えてるんだろうなー俺もぜひ聞いてみたい』
ハロ長官「あ、今アムロくんのちょうど真上にいるね」
アムロ「」
アイーダ「…最低」
アムロ「ぐはぁっ!(吐血)」

ガンダム家上空
ベルリ「うわあああ……! 世界なんて、世界なんて壊れてしまえばいいんだ……!」
シロー「くっ、聞いた通り暴走してるな!」
ドモン「大ごとになる前に止めるぞ!」
シロー「行くぞドモン! アムロ兄さんは不用意に心の声を聴かれたショックで立ち直れていない!」

そのころのアムロ
アル「大丈夫アムロ兄ちゃん?」
アムロ『うう、おっぱいは大きくても小さくてもいい。大事なのは形とハリなんだ』
ジュドー「やばいぜコレ。一度喰らったらしばらくは性癖駄々漏れになるみたいだ!」
アムロ『彼女たちを全裸で川の字に寝かせて、その上を裸で転げまわりたい…』

ドモン「ベルリ! 聞こえるかこの俺の声が! そんなマシンに呑まれるな、心を強く持て!」
ベルリ「ふふ…ドモン兄にはわからないでしょうね、兄さんみたいなラブコメ体質の主人公に僕の気持ちはぁー!!」
シロー「まずい、攻撃が来るぞ!」
ベルリ「僕だって、僕だってお互い想いあってるけど素直になれない、そんなツンデレ幼馴染が欲しかったんだー!!」
ドモン「くっ、速い! 避けきれn」
シロー「ドモン! 大丈夫か」
ドモン『うおおお! 俺は普段は強気に見せているが、ベッドの上では甘やかしてほしいタイプなんだー!!』
ベルリ「ハハハ、それがドモン兄さんの性癖かあ!」
ドモン「ぐはぁっ!(吐血)」
シロー「ド、、ドモーン!!」
ベルリ「ふふ、次はシロー兄さんの番だよ…」
シロー「まずい、俺を狙って!? 回避しなければ回h『ああ~! アイナああ! アイナあああ、垂れ目かーいいよーーー!かーいい~!』」
シロー「ぐはぁっ!(吐血)」
ベルリ「ハハ、いいザマだよ兄さん! シロー兄さんは08小隊が硬派な戦争モノだと思ってた僕の心を裏切ったんだ! なにさ後半はずっと彼女といちゃいちゃして!! ガンダムでロミジュリをやるなんておかしいでしょー!!」

424 : ウソのない世界2016/07/25(月) 23:34:35.45 ID:JIHOUy2I0
シュウト「ああっ! ドモン兄さんとシロー兄さんがやられた!」
ベルリ「どいつもこいつも彼女とイチャイチャイチャイチャ!! ガンダムなんでしょ! ガンダムの主人公なんでしょ! ガンダムの主人公は戦争だけやってりゃいいんですよ!!」
ガロード「ベルリ兄、あんなに心の声を駄々漏れにして…」
ウッソ「いや、あれは単に喪男の魂の嘆きだと思いますよ」

ロラン「そこまでですベルリ!」
フリット「あれはロラン兄さんの∀!」
キラ「さすがに兄弟最強の∀ならGセルフも止められるでしょ」
ロラン「何をやってるんですあなたは! こんなご町内に迷惑をかけて、あとでどれだけ怒られるかわかってるんですか!」
ベルリ「ラキスケ……一話でいきなりヒロイン二人の水浴びを覗いたラッキースケベ!!」
ロラン「襲い掛かってきた? くっ、もう話が通じないのか。こうなったら月光蝶で…」
ベルリ「僕もヒロインと成人の儀式をしたいィィィーーーーーーー!!」
ヒイロ「月光蝶を躱しただと?」
アル「ああ、ロランにいちゃんもやられた!?」
ロラン「く、うう…『皆さん、僕はね、僕は全裸になるのが好きなんです。大好きなんですよー!!』」
ウッソ「カミングアウトしたー!?」
アセム「まあ、薄々知ってたけどね」
ロラン『でも僕は周りの人に真面目だと思われてるからそれに応えなきゃならない。ああ、でも! 見られたい、みんなに見られてる中全裸で月に向かって叫びたいーー!!』
シーブック「あー、普段真面目な分」
カミーユ「思いっきりぶちまけてしまったな…」
ソシエ「この、変態ロラーン!」
ロラン「ぐはぁっ!(吐血)」

その後もベルリは、その天才的な操縦テクニックと
コウ『俺、本当はシーマさんが襲ってきてくれるの、いつも待ちわびてるんだ…』
コウ「ぐはぁっ!(吐血)」
リア充憎しの一念とで
バナージ『ああ、オードリーかわいいよオードリー! 高校生でも小学生でもかわいいなんて一粒で二度美味しいよオードリー!』
バナージ「ぐはぁっ!(吐血)」
ガンダム兄弟の性癖を次々と
キオ『ああ首! 首狩りたいよー! 首を狩って(以下グロすぎるので自主規制)』
次々と
シン『俺、なんだかんだいって本当に傍にいてほしいのはル(ry』
次々と暴いていったのであった
ルナマリア「ちょっと! ちょっと今のもう一回! 今ルっていいかけたよね!? ねえ今ルっていいかけたわよね!?」

425 : ウソのない世界2016/07/25(月) 23:35:12.78 ID:JIHOUy2I0
そして今、この町最後の希望が立ち上がる…
アイーダ「お願いします。もうあなたがたしかいないんです」
常に性癖ブチ撒け状態! 生身には一切興味なし、AI命のモノマニア セレーネ・マクグリフ!
セレーネ「あ~、スタゲちゃん。今日もかわいいんじゃ~」
キング・オブ・ノーデリカシー! たとえヒモと呼ばれようがその生きざまに恥の概念一切なし! イオ・フレミング!
イオ「ふっ、俺を養わないか?」
すごいを通り越してもはや怖い! 何を考えているのかニュータイプでもわからない! お前は本当に人間なのか 三日月・オーガス!
三日月「…ま、別にどう思われてもいいけど」
マイ「シミュレーターの結果、残った中ではこの三人がもっともGセルフを止められる可能性が高いと思われます」
刹那「そして、最後は俺がクアンタムバーストでベルリをあのMSから解き放つ」
ハロ長官「頼んだよみんな。なんとしてもGセルフを止めてこの事態を収拾してくれ」
アル「やられた兄ちゃんたちもみんな応援してるよ!」
アムロ『あー、ハーレム作りたい。名瀬さんに負けないくらい、三百人くらいのハーレムを作りたい』
シロー『ああ~アイナのこと考えるとテンション上がること山の如し。もういっそアイナブリッジシローに改名したい』
ドモン『レインにベロベロに甘やかされたい……』
コウ『シーマさ~ん、早く僕のチェリーを奪いにいらっしゃ~い』
ロラン『全裸に金魚だけの姿で、普通に商店街とか買い物に行きたい…』
シン『あいつ…好きなヤツとかいるのかな。俺の事、どう思ってるのかなル(ry』
バナージ『ランドセル背負ったオードリーとマリーダさんに一通り罵られたい…』
キオ『首を(自主規制)』
セレーネ「うん、何言ってるかは全然わかんないけど私たちを応援したい気持ちは伝わったわ」
イオ「まさに死屍累々だな…」
三日月「とりあえずGセルフをぶっ壊せばいいんでしょ?」
アイーダ「できるだけバックパックだけでお願いします」
ハッパ「みなさん、Gセルフが再び移動を始めました」
セレーネ「よおし、この町のためよ。行くわよ愚弟ども!!」

426 : ウソのない世界2016/07/25(月) 23:35:58.23 ID:JIHOUy2I0
ベルリ「ブツブツ…つかめ彼女…つかめリア充…」
セレーネ「怖っ! なんかブツブツいってる!」
ベルリ「スターゲイザーにフルアーマーガンダム、バルバトスか…フフ、あんたたちも性癖を暴露されにきたか!」
イオ「なめんじゃねえぞ、性癖を暴露されんのが怖くて女が口説けるか!」
ガロード「ああ! スターゲイザーとフルアーマーが攻撃を喰らった!」
ベルリ「姉さん! 女性で可哀想だけど性癖を暴露しt」
セレーネ『ガイン! ブラックガイン! トライボンバー! ガードダイバー!」
ベルリ「な、なにを言って…」
セレーネ『デッカード! パワージョー! マクレーン! ダンプソン! ドリルボーイ!』
シュウト「あれ一体何を叫んでるの? 暗号?」
マイ「いや、あれはAIだ! 今までの人生で姉さんが萌えたAIの名前を連呼してるんだ!」
ベルリ「くう、性癖を暴露されてるのに動きが止まらない!」
セレーネ『シャドウ丸! ガンマックス! デューク! ビクティム! デッカード×勇太キュン!!』
刹那「無駄だベルリ。常に性癖MAXで動いている姉さんに、お前の攻撃は通じない!」
ベルリ「ならばイオ兄さんだけでも!」
イオ『うおお、女子のリーゼント! リーゼントからのうなじいぃぃぃぃ!!』
ベルリ「な、こっちも!?」
イオ『強気な女がときたま見せる弱い部分にグッとくるうう!!』
刹那「イオ兄さんは家族や世間にヒモだニートだと罵られようが、決して定職に就かないという鋼の意思を持つ男…」
イオ『全裸の女になにか一つ加えるならネックレス派だったけど、最近はタトゥーもありだなと思ってるぞおぉぉぉぉ!!』
刹那「そして! イオ兄さんは性癖を暴露するとかえって興奮するタイプだ!!」
ベルリ「ぐわあああああああ」
三日月「…………」
刹那「そして三日月は…何を考えているかわからないと思わせて…」
ベルリ「せ、せめて三日月だけでも性癖を…」
三日月『あー、火星ヤシ食べたい』
刹那「本当は、何も考えていない!」
ベルリ「そんな…ティーンなのに…十代なのに…ガンダム主人公なのに、性欲も何もない人間がいるなんて…!」
刹那「その辺りは、二期に期待だあああ!!」
マイ「よし動きが止まった、いけ、刹那!」
アムロ『おっぱい!』
シロー『おっぱい!』
ドモン『おっぱい!』
刹那「クアンタム、バースト…!」




高濃度GN粒子による対話で、ベルリ・ゼナムはGセルフから解き放たれ、こうして日登町を震撼させた事件は終わりを告げた
Gセルフによって性癖を暴露された人々は、誰から提案するでもなく、この日のことは無かったこととして振舞いはじめた
そして町は、再び平穏を取り戻したのだった……

ハッパ「ところで姫様、また新しいバックパックを作ったんですが。今度はオーバーデビルパックっていう…」
アイーダ「今すぐブッ壊しなさい!」

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最終更新:2016年11月11日 07:27