132ロリコンスレイヤー現る!2017/04/13(木) 17:44:08.98ID:txRaVTfn0
※これは
Part95>>800で打った布石を回収するネタです
ハリソン「ハア…ハア…なんだお前は!なぜ私を追ってくる?!」
????「…ドーモ、ハリソン=サン。ヴィダールです」
ハリソン「ド、ドーモ、ヴィダール=サン。その仮面、まさか貴様が噂のロリコンスレイヤー…?!」
????「…ロリコン、殺すべし!イヤーッ!」
ハリソン「グワーッ!?」
アムロ「日登町内でまたロリコン
ミンチにされる。こんどは警察官も標的に、か。これで4人目だな」
ウッソ「警察官がロリコンとは世も末ですね」
コウ「被害者はともかく、犯人はまだ正体も判ってないんだっけ?」
アムロ「ああ。町内でも有名なロリコンだけをミンチにする手口から、ロリコンスレイヤーと警察は呼んでいるようだが」
ベルリ「ロリコンスレイヤーか…。怖いなあ、バナージも気を付けなさいよ?」
バナージ「何で俺に言った?何で俺に言った?!」
ベルリ「いや、もう無理だから。いつもそうやって否定してるけど、傍から見れば立派なロリコンだからねバナージも」
アムロ「大丈夫だベルリ。シローいわく、今日からうちの周りを重点的にパトロールしてくれるそうだ」
ヒイロ「俺も変態除けトラップの数を倍に増やした」
シュウト「わあい、これでいつロリコンスレイヤーが襲ってきても安心だね!」
バナージ「おまえらなあ…!何度もいうけど俺はロリコンじゃない!ただ好きになった子が、たまに小学生になったりするだけなんだ!」
ウッソ「『小学生が好きなんじゃない、ただたまたま好きになったのが小学生だっただけだ』ですか、純愛ですね」
バナージ「変な風に曲解するな!だいたい初めて会った時、オードリーは16歳の姿だったんだぞ」
ジュドー「その言い分が裁判所でも通用するといいね」
コウ「いくら大きくなれるっていっても、法的にはミネバちゃん普通に8歳だもんなあ…」
ベルリ「それに本当は8歳の女の子だって知ってもなお付きあってるんだから、言い訳の仕様もないでしょ」
バナージ「よ~しわかった、みんな表にでろ!ロリコンスレイヤーに代わって俺が全員ミンチに…」
ドゴォォォォォン!!
バナージ「爆発!?」
シュウト「何かが壁を突き破って入ってきたよ!?」
コウ「紫色の
ガンダム…?」
????「…ドーモ、はじめましてみなさん。ヴィダールです」
アムロ「あ、これはドーモご丁寧に…」
シュウト「なんでアムロ兄ちゃん侵入者にわざわざ挨拶なんて返してんの?」
コウ「シュウト、社会人にとって挨拶は神聖不可侵の行為なんだよ」
ウッソ「どんな相手だろうがアイサツはされたら返さなければならない、古事記にもそう書いてあります」
ヒイロ「それよりあの仮面、まさかヤツが…」
バナージ「ロリコンスレイヤー…!?」
ヴィダール「…バナージ・リンクスとはどいつだ」
ベルリ「あ、コイツです」
バナージ「おい!なにあっさり兄弟を売ってんだ!」
ヴィダール「そうか、貴様が…!」ギリッ!
アムロ「なんだこのプレッシャーは。これはあのヴィダールという男の怒りなのか?」
バナージ「あの!俺なにかあなたを怒らせるようなことしましたっけ?」
ヴィダール「いや、初対面だ。…だが、貴様は殺す」
バナージ「ナンデ!?」
ヴィダール「ロリコンを殺す。当然、貴様も殺す。…ロリコンは、全て殺す!」
ヒイロ「ロリコンに対するこの憎しみ、まさにロリコンスレイヤーか…」
ヴィダール「MSに乗れ、バナージ・リンクス!貴様は俺が介錯する!」
シュウト「これ、もう話通じないよ!」
バナージ「くっ、やるしかないのか…ユニコーン!」
133ロリコンスレイヤー現る!2017/04/13(木) 17:45:11.70ID:txRaVTfn0>>140
ヴィダール「イヤーッ!」
バナージ「イ、イヤーッ!」
ウッソ「あのガンダム、ユニコーンと互角?」
シュウト「それどころかちょっと圧されてるよ!」
ヒイロ「執念の差だろう。あのヴィダールという男からは必殺の気概を感じる。だがバナージ兄さんは未だ何のための戦いかわからず、戸惑いが見える」
コウ「だけど危機を感じてユニコーンがデストロイモードに変形した。これなら…!」
バナージ「うおおお!!」ガキィィン!
ヴィダール「グワーッ!」
バナージ「はあ、はあ…どうだ!」
ヴィダール「フッ、やるなバナージ・リンクス」
シロー「兄さん!」
アムロ「シロー、来てくれたか!」
シロー「ああ、通報を受けてな。とりあえず俺と今日の相棒だけで先行したよ。状況は?」
アムロ「今はバナージが有利だ。だが…」
シロー「だが?」
アムロ「あのヴィダールという男、まだ何か隠し持っている気がする。気を付けろよ、バナージ!」
ヴィダール「凄まじい力だな、そのMS。今の俺では勝つのは無理かもしれん」
バナージ「だったらもういいでしょう、引いてくださいよ!」
ヴィダール「引けん!引けん理由がある!確かに俺では無理かもしれない。だが、『俺たち』ならば!」
バナージ「なんだ、何をするつもりだ!」
ヴィダール「さあ、お前の望んだ戦場だ。好きなように使え。俺の身体、お前に明け渡す!」
????『………!』
ジュドー「! 動きが変わった!」
コウ「デストロイモードのユニコーンに追いつく機動性なんて!」
ヒイロ「あの動き、三日月のバルバトスに似ている…」
シュウト「じゃああの機体、阿頼耶識システムを積んでるの?」
ヴィダール「半分だけ正解だ。この機体に積まれているのは阿頼耶識typeE。人間の脳をベースにした疑似阿頼耶識だ」
バナージ「疑似阿頼耶識…!それでこの動きか!」
アイン「しかも人間の脳だって!なんて非人道的な!!」
アムロ「誰だ、ソイツ?」
シロー「ああ、アインだ。さっき言ってた今日の相棒さ」
アイン「どうも、アイン・ダルトンです!」
アムロ「ああ、どうも。しかし、だとしたら一体誰の脳があの機体に積まれているというんだ…?」
アマクサ(阿頼耶識typeE内)『おいっすー(^▽^)/』
アムロ「お ま え か!!」
アマクサ『久しぶりだねオリジナルの僕』
アムロ「久しぶりじゃない!何やってんだそんなとこで!」
アマクサ『いやー、最近出番もなくて暇でさ~。バイトしないかって誘われたんだよね』
ジュドー「いや軽っ!」
バナージ「アマクサ…アムロ兄さんのデータを移植したバイオ脳か。どうりで動きに見覚えがあると」
ヴィダール「疑似とはいえ、その能力は本来の阿頼耶識と同等。そして最強のNTであるアムロ・レイのバイオ脳アマクサの協力を得たことで…」
バナージ「速い…追いつけない!!」
ヴィダール「この機体は、本物のニュータイプすら凌駕する!イヤーッ!」
バナージ「グワーッ!」
134ロリコンスレイヤー現る!2017/04/13(木) 17:46:44.28ID:txRaVTfn0
ジュドー「あれ、これ割と本気でヤバイんじゃない?」
コウ「それでも機体性能でユニコーンが負けてる訳じゃないと思うんだけど…」
ヒイロ「バナージ兄さんは完全に向こうのプレッシャーに飲まれている。このままでは勝敗は明白だ」
シュウト「バナージ兄ちゃん、ミンチにされちゃうの?」
ウッソ「いよいよとなったら僕らも助けに…ってあれ?」
コウ「どうしたウッソ?」
ウッソ「今日って、誰かもう一人いませんでしたっけ?」
コウ「え?」
バナージ「ぐわあああああ…!」
ヴィダール「…勝負あったな。さあ、ハイクを詠むがいい。介錯してやる!」
シロー「もう止めろロリコンスレイヤー!それ以上罪の無い人間をミンチにするのはよせ!」
ヴィダール「罪がないだと?笑わせる!ロリコンはロリコンというだけで罪なのだ!」
バナージ「この憎しみ…!いったいあなたはロリコンに何をされたっていうんだ…」
ハリソン「いや、シローの言うとおりだ。バナージくんをミンチにするのはよすんだ、ヴィダール!」
ヴィダール「!?」
バナージ「この声…ハリソンさん!」
ハリソン「助けに来たぞバナージくん!」
ウッソ「あれ?ハリソンさんってこのネタの冒頭でミンチにされてませんでしたか?」
ハリソン「それは思い込みだ!ミンチにされたのは別の警官で、私は襲われただけ。なぜなら彼とは解りあえたからな!」
コウ「解りあえた?」
ジュドー「いやいや無理があるでしょそれ。どうして筋金入りのロリコンであるハリソンさんが、ロリコンスレイヤーと解りあえるのさ」
ヴィダール「いや、事実だ」
ハリソン「彼、ヴィダールがミンチにするのは幼女の無知に付け込んで欲望を満たそうという悪のロリコンのみ!私のような紳士とはむしろ共存しうるのだ!」
ヴィダール「…『Yesロリータ』」
ハリソン「『Noタッチ!』」
コウ「本当に解りあってる…!」
シュウト「ロリコンの世界って奥が深いんだね」
ウッソ「でもいい子は知らなくていいんだよ、シュウト」
ヴィダール「バナージ・リンクスに罪がないとはどういう意味だ、ハリソン!」
ハリソン「言葉通りの意味だ!彼もまた、私が紳士と認める男。そしてなにより、彼はまだ清い身体なんだ!そうだろバナージくん!」
バナージ「え!あ、う…」
ハリソン「どうしたバナージくん!このままだとミンチにされてしまうぞ!」
アムロ「バナージー!ここは仕方ない、はっきり白状しちまおう!」
シロー「そうだぞバナージ。経験がないことは決して恥ずかしいことじゃないんだ!」
バナージ「…ああわかりました!そうですよ、どうせ俺もコウ兄さんと一緒でチェリーですよ!それどころかキスの経験すらまだありませんよ!」
ヴィダール「なんだと…!?」
ヒイロ「吹っ切ったな、バナージ兄さん」
コウ「いやでも俺と一緒でチェリーって言う必要なくない!?ねえ、俺の名前出す必要なくない!?」
ジュドー「うん、ちょっと黙っててコウ兄」
バナージ「さあこれでいいんでしょ!これで満足なんでしょ!(涙目」
ヴィダール「ぐ、う…!」
ハリソン「刃を収めるんだヴィダール!君が過去、邪悪なロリコンによって友も名も、家族すら奪われたのは知っている。だが罪の無い紳士をミンチにしても、決して復讐にはならないぞ!」
アムロ「ロリコンスレイヤーにそんな過去が…」
シロー「邪悪なロリコンって誰だ…?」
アイン「きっと金髪で常に大物ぶった態度を崩さない、そんないけ好かないヤツですよ!」
アムロ「うん、俺の知り合いにもそんなヤツがいるが、きっと別人だと思いたい」
シャア「へっくち!」
135ロリコンスレイヤー現る!2017/04/13(木) 17:50:09.64ID:txRaVTfn0
アマクサ『…って向こうは言ってるけどどうする?やめとく?ガエリ(ry』
ヴィダール「…駄目だ。やはりこいつは…殺す!」
バナージ「そんな!」
ハリソン「なぜだヴィダール!」
ヴィダール「確かに、今はチェリーかもしれない。だがこいつは今堂々と小学生を彼女にし、それを恥じてすらいない。そんなヤツがこれから先も幼女に手を出さないとどうして言える?」
ジュドー「それをいわれると…」
ヒイロ「絶対に手を出さないとは言いきれないな」
シロー「いかんせん、アムロ兄さんの血を継いでるしなあ…」
アムロ「何だ俺か?俺が悪いのか?」
ヴィダール「俺はロリコンが憎い。奴らは自らの欲望の為ならば手段を選ばない。その為なら、親友だったはずの男さえ裏切る!」
バナージ「……!」
ヴィダール「愛情や信頼、この世の全ての尊い感情は奴らの眼には何一つ映らない。奴らが理解できるのは低身長、ツルペタ、ランドセル。全て幼女に変換できるもののみ!故に…俺はロリコンを殺す!」
ハリソン「くっ…!逃げろバナージくん!もはや私でも、今のヴィダールは止められない!」
バナージ「ダ、ダメです!ユニコーンが動かなくて…!」ガチャガチャ
ヴィダール「ロリコン、殺すべし…!」
バナージ「う、うわああああ…!」
シロー「バナージ!」
シュウト「バナージ兄ちゃん!」
????「おやめなさい!!」
ヴィダール「誰だ!」
????「この者を殺すというのならば…先に私をミンチにしてみよ、ロリコンスレイヤー!」
バナージ「君は…オードリー?オードリー・バーン!?」
オードリー「大丈夫、バナージ?」
バナージ「俺は大丈夫。でも、どうしてここに!?」
オードリー「この者が連れてきてくれたのです。お前がピンチだからと」
ベルリ「へへっ。どうやら間に合ったみたいね!」
ヒイロ「ベルリ兄さん!」
コウ「一体いつの間に…!」
ウッソ「影が薄いから全然気づかなかった…!」
ベルリ「おい」
ヴィダール「君は…一体何者だ?」
オードリー「わたしは
ミネバ・ラオ・ザビである!ヴィダールとやら、私の目の前でバナージをミンチにすることは許さぬ!」
ヴィダール「ミネバだと…?」
シュウト「バナージ兄ちゃんの彼女だよ!」
ヴィダール「馬鹿な、バナージ・リンクスの彼女はまだ小学生のはず!だが、これではどう見ても高校生…!?」
ハリソン「目の前に映るもの、それが真実だぞヴィダール!」
バナージ「ヴィダールさん…あなたが過去、ロリコンにどんな酷い仕打ちを受けたのか俺は知らない。けど、それで俺とオードリーの仲を引き裂くというならば…俺はあなたを倒します!」
アイン「あのMS、再起動した?」
アムロ「ユニコーンはバナージの心の有り様をそのまま表現するマシーンだ。バナージが立ち上がれば、ユニコーンも立ちあがる」
シロー「何より、好きな子の前なんだ!カッコ悪いところなんて見せられないだろ!」
136ロリコンスレイヤー現る!2017/04/13(木) 18:06:40.51ID:txRaVTfn0
アマクサ『どうするガエリオ?向こうはやる気満々みたいだけど』
ヴィダール「……いや、もう止めよう。お前にも無理をさせ過ぎたしな」
アマクサ『そっか、わかった』
ハリソン「ガンダムヴィダールが武装を解いた…ヴィダール、解ってくれたか」
バナージ「ヴィダールさん…」
ヴィダール「すまなかったな、バナージ・リンクス。君がヤツと同じ、邪悪なロリコンだというのは俺の思い違いだったようだ」
バナージ「『ヤツ』…?」
ヴィダール「俺の仇だ。『ヤツ』は俺を殺し、妹を誑かし、俺の家を乗っ取った。そして、いずれはこの町すら手中に納めんと暗躍している」
バナージ「そんなヤツがこの町にいるなんて…!」
ヴィダール「そのために『ヤツ』は今同士たるロリコンを集めている。君もその一味かと思ったのだが…どうやら違ったようだ」
オードリー「当たり前です。バナージは決してそんな下劣な男ではありません!」
ヴィダール「ふっ、確かにそのようだ。…家を壊してすまなかったな、ガンダム兄弟。後で弁償はさせてもらう」
アムロ「あ、いや、お気になさらず。ウチ、壁はナノマシンで勝手に治るんで」
シュウト「兄弟げんかが
日常茶飯事だからこの前リフォームしたんだよね」
バナージ「どうするんですか、この先あなたは?」
ヴィダール「ひとまずは逃げるさ。警察にも追われてるんでな」
シロー「あ、忘れてた」
ヴィダール「だがここで捕まる訳にはいかない。この先も『ヤツ』に与するロリコンは全て殺すからな。そしていずれは、『ヤツ』自身も」
ハリソン「紳士として共に歩むことはできないのか、ヴィダール?」
ヴィダール「…過去を清算しなければ前に進めない。それまでは、俺は仮面を被り続けるつもりだ。さらばだ!」
シロー「あ、待てロリコンスレイヤー!追うぞ
アイン!」
アイン「はい!」
バナージ「…行ってしまった」
アムロ「しかしロリコンスレイヤーか。物騒になったな、この町も」
シュウト「いや、この町で一番物騒なのは兄ちゃんたちだと思うよ?」
コウ「それは否定できないね」
オードリー「心配したのよ、バナージ」
バナージ「ありがとう。でもおかげで助かったよオードリー。…ついでにベルリもな」
ベルリ「僕ついで?!」
ミネバ「ふう~しかしあぶなかったな、バナージ。わたしもキモをひやしたぞ」
ジュドー「あ、ミネバ。今小学生に戻ったら…」
ミネバ「え?」
ヴィダール「…………」
バナージ「あ」
ヴィダール「やっぱりロリコンじゃないか!!よくも騙したな!?」
バナージ「いや、違います!これは」
ミネバ「そうだわたしとバナージはふかいかんけいなのだ。けっしてあそびでつきあってるわけでは…」
ベルリ「いやそれ今言っても逆効果だから!」
ヴィダール「…ロリコン、殺すべし!イヤーッ!!」
バナージ「アバーッ!サヨナラ!(爆発四散」
ミネバ「バナ~ジ~~!!」
シュウト「あーあ、結局バナージ兄ちゃん爆発四散してミンチになっちゃったよ」
ヒイロ「大丈夫だ。この町ならばミンチになってもすぐ復活する」
ヴィダール「…待っていろマクギリス。俺は必ず、貴様を…!」
ロリコンを殺す者、ロリコンスレイヤー。その仮面の下の正体は誰も知らない……
カルタ「おい見ろマクギリスこの記事、ロリコンスレイヤーだと。物騒な世の中だな」
マクギリス「ふっ、心配はいらないよ。誰であろうとアルミリアは私が必ず守るからね」
アルミリア「頼りになりますわマッキー!」
カルタ「そうだな、どうせロリコンスレイヤーなんていっても、きっと素顔はモテないブ男(笑)なんだろう」
アルミリア「きっとそうですわ(笑」
ガルス「お~いみんな。そんな不審人物(笑)のことはどうでもいいから、そろそろお茶にしないかね」
最終更新:2017年10月01日 20:15