196通常の名無しさんの3倍2018/10/23(火) 21:53:51.73ID:mE34KZV/0
セシリー「シーブック…?」
197通常の名無しさんの3倍2018/10/23(火) 23:11:50.28ID:NSg+dgzy0
クリス「バーニィ…?」
198通常の名無しさんの3倍2018/10/24(水) 00:09:12.89ID:twugC1Wi0
なんとぉー
199通常の名無しさんの3倍2018/10/24(水) 01:26:03.01ID:WmEgyOicO
ご冥福をお祈り致します
アル「ウソだと言ってよ!バーニィ!」
201通常の名無しさんの3倍2018/10/24(水) 22:04:11.78ID:R+jABfri0
ザビーネ「キンケドゥゥ!だめじゃないか!生きてなきゃあああ」
203通常の名無しさんの3倍2018/10/26(金) 22:30:19.90ID:M0dQoHhF0
――
カロッゾパンにて――
(本スレ>>196)
シーブック「セシリー? どうしたんだ、そんな声……セシリー?」
セシリー「ご、ごめんなさい。でもなんだか急に心細くなって……。シーブック、あなた、どこにも行かないわよね?」
シーブック「えっ」
セシリー「ううん、なんでもないの! ちょっと……不安になっただけ」
ぷるぷるぷるぷる(着信音)
シーブック「はいもしもし。トビア、今俺はバイト中なんだが……」
トビア『あっ、そうですよね! すみません!』
シーブック「急ぎか?」
トビア『いえ、大丈夫です。気にしないで下さい、キンケドゥさん』
シーブック「おーいトビア、俺は今はシーブック」
トビア『あっ』
シーブック「どうしたんだ、ずいぶん慌ててるじゃないか」
トビア『その……、実はすごく胸騒ぎがして』
シーブック「お前も?」
トビア『"も"?』
シーブック「いやさ、セシリーも急に不安になったって言っててな。まあ心配するなよ、俺はいつも通りだから」
トビア『はい……。そうですよね、キンケドゥさんはいつも通りですもんね』
シーブック「だからシーブックだって」
トビア『あ、すみません』
シーブック「…………。トビア、今日ウチで菓子パンの新製品出したんだよ。お前も来い、試食扱いで食わせてやるから」
トビア『あっ、それじゃ遠慮なく』
シーブック「おう」
ピッ(通話終了)
204通常の名無しさんの3倍2018/10/26(金) 22:30:41.66ID:M0dQoHhF0
シーブック「…………」
セシリー「ごめんなさいね、私も……どうしてこんな気持ちになったのかわからないの。きっとトビアも……」
シーブック「……よくあることだよ、きっと」
セシリー「シーブック?」
シーブック「セシリー、俺はここにいるから」
セシリー「……ええ」
シーブック「俺達はここにいていいんだ。そうだろ?」
シーブック「なんとぉーっ!?」
セシリー「お、お父さん! いつの間にそこに! 外出してたんじゃ!?」
カロッゾ「どうにも胸騒ぎがしてな。これは将来の婿に何かあったかと、急いで用事を切り上げてきたのだ。何もなかったようで安心したぞ」
シーブック「……ええ、俺は大丈夫です。でも気を付けますよ、これだけの人が何かを感じてるんだ」
セシリー「そうね……。私に、トビアに、お父さん……それと……」
ザビーネ「ん?」(本スレ>>201)
シーブック「いや、あいつのテンションはいつものことだから」
セシリー「そうなんだけど」
からんころん(ドアベルの音)
トビア「こんにちはーっ!」
ベルナデット「お邪魔しまーす」
ジュドー「こんにちはっと! シーブック兄、菓子パンタダってホント?」
ガロード「さっきトビアから聞いてさ!」
シーブック「お前らもタダだとは言ってないっ! 食いたいなら買うか、大人しく家で待ってろ!」
二人『えぇー』
トビア「すみません、ついしゃべっちゃって」
シーブック「いや、秘密にしてたら後ですねるから……。こいつらに会った時点で詰みだ、お前は悪くない」
ガロード「うわひでぇ! 兄貴、俺達のこと何だと思ってんだよ」
シーブック「手のかかる可愛い弟達だ! それ以外の何かであってたまるか!」
ベルナデット「わあ」
ジュドー「……すげぇ。マジに『可愛い』って言い切った」
ガロード「流石だぜ兄貴……」
シーブック「な、なんでっ!?」
カロッゾ「ふはははは、兄弟愛とは美しきかな。よかろう、今日は最初のひとつまで半額としよう。感想を教えてくれれば80%オフだ」
シーブック「カロッゾさぁん!?」
ジュドー「マジっ!? さっすがお父様、話がわかるっ!」
ガロード「そうと決まれば!」
オルバ「僕らの出番だね、兄さん」
シャギア「そうだなオルバよ」
ガロード「お前らは呼んでねぇーッ!! 毎度毎度どこから来るんだお前らっ!」
ベルナデット「ごめんなさい、道で出会ってしまって」
トビア「べ、ベルナデットは悪くないよ! 出会っちゃったんだから仕方ないっ! ですよね、キ……シーブックさん!」
シーブック「ああ……もう好きにしてくれ……」
205通常の名無しさんの3倍2018/10/26(金) 22:31:07.36ID:M0dQoHhF0
セシリー「シーブック、気付いてる?」
シーブック「……ああ。ガロードもジュドーも……」
セシリー「あの兄弟も。みんなあなたの事が好きなのね」
シーブック「…………。なあ、セシリー」
セシリー「?」
シーブック「実を言うとさ。俺も少しだけ、不思議な喪失感みたいなものを感じているんだ」
セシリー「あなたも?」
シーブック「ああ。それと同じくらい、大きな感謝も……。上手く言えないけれど、多分、君と同じものを感じてる」
セシリー「そう……」
シーブック「……俺は、ここにいるよ。セシリー」
セシリー「ええ。私もここにいるわ」
シーブック「ン。……でもさ」
セシリー「?」
シーブック「ひとは、いつどうなるか、誰にもわからないから……」
セシリー「…………」
シーブック「だから、今ここで言わせてくれ。シーブック・アノーから、
セシリー・フェアチャイルドに」
セシリー「…………」(こくり)
シーブック「好きだ。セシリー」
セシリー「私もよ。シーブック」
えんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいやぁぁぁぁぁぁぁ
たぁぁぁいさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)
れぇぇぇのあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)
ジュドー「おー、コーラサワーのおっさん今日もやってんなぁ」
ガロード「アスランの親父さんもなー。すげーよ毎日毎日」
ジュドー「ガロード兄はひとのこと言えないと思う」
ガロード「え、ティファが可愛いのはこの世の真理だろ?」
ジュドー「ソウデスネ」
ベルナデット「あんな風に自分の気持ちを素直に言えるの、すごいですよね」
トビア「ベルナデットは、ああいうの憧れる?」
ベルナデット「……ちょっと恥ずかしいかも」
オルバ「やれやれ、ここでも砂糖の塊とは」
シャギア「我々はどこに行っても糖分には困らぬようだな、オルバよ」
オルバ「そうだね兄さん」
ザビーネ「ちなみにエンダアアアの歌は、実は別れの詩――」
アンナマリー「見苦しいぞザビーネ!」
ザビーネ「――なのだが有名なサビの部分だけならば、『いつでもあなたを
愛している』となる」
アンナマリー「……な、なんだ。今日はいやに素直じゃないか」
ザビーネ「私とて、たまにはな」
最終更新:2019年06月13日 22:04