160※非常に気持ち悪いですが終盤はやっぱりアイツの妄想です
垢版 | 大砲
2023/06/08(木) 01:40:20.70ID:+dRD6kwJ0
グラスレー寮

レネ「ていうか157みたいに落ち込むくらいなら、今更だけどホルダーになればいいじゃん。それか直接ミオリネに告るか」
シャディク「ううん、いやそれはな…」
サビーナ「なんだ。言いたいことがあるのならハッキリ言え」
シャディク「もちろんホルダーになることは俺も考えたさそれがミオリネをしがらみから守る一番の方法だからなでもミオ
      リネは自分が決闘のトロフィーになることを嫌がってたしそんな彼女の意思を尊重したいと思って俺は決闘委
      員会の仕事に専念することにしたんだここならホルダーがミオリネに相応しい人間かどうか一番近くで確かめ
      られるからな幸い前ホルダーのグエルも今の水星ちゃんも人間的にはまっすぐな奴らだったからこの二人なら
      ミオリネを任せられるかもと思ったのは確かさ思うんだけど必ずしも言葉で伝えて一緒にいるだけが愛じゃな
      いんだつまり声はかけずともそばで見守るのも一つの愛情の形じゃないかってねもちろんこの先ホルダーが代
      わってミオリネを傷付たり汚したりするような奴になったら俺も黙っちゃいないあらゆる手段を使って彼女を
      危険から守るさだけどその行為がひょっとしたらミオリネのプライドを傷つけてしまうかもしれない俺はそれ
      を恐れているのさ彼女の誇り高さは昔からよく知っている幼馴染だからなお互い口に出さなくても心の奥の方
      では通じ合っているわかるんだよこうしている今もミオリネの抱いている寂しさとかつらさとかだけど昔から
      よく知っているからこそ素直になれない部分があるってことさエナオが昔言っていたな俺は彼女の前ではヤマ
      アラシだって自分でもわかっているよだけどそれはミオリネだって同じ事さ本当は俺の想いに気づいているの
      に素直になれなくていざ目の前にいると互いを傷つけてしまうだけどいつか彼女が温室という鳥かごから一歩
      外に踏み出した時にはちゃんと思いに応えてあげなくちゃならないと決意しているよでも焦り過ぎちゃいけな
      い彼女を閉じ込めている父親の呪縛は強力だからねだから一歩ずつだけど確実に心の鍵を開けていって(ry」ベラベラベラベラ
イリーシャ「ねえメイジーちゃん、今言ってるのってつまりどういうこと?」
メイジー「『フラれたり嫌われたりするのはイヤだからそういうのはしたくない、ていうか空気を読んで向こうから告白してほしい』ってことだよ』
レネ「う~わ~マジひく~」
サビーナ「すまんみんな。私はもう我慢できん。ぶん殴ってやるぞこの屁理屈ナルシストチキン野郎!」
エナオ「うん、まあ落ち着いて。気持ちはわかるけど」

161※非常に気持ち悪いですが終盤はやっぱりアイツの妄想です
垢版 | 大砲
2023/06/08(木) 01:41:58.57ID:+dRD6kwJ0
レネ「じゃあせめて株式会社ガンダムの経営に加わればいいんじゃない?アンタそういうの得意じゃん」
メイジー「あ、それいいアイデアかも!」
イリーシャ「そうだね。そしたらシャディクも合法的にミオリネちゃんと一緒にいられるしね」
エナオ「じゃあ、何かしら難癖をつけて株式会社ガンダムに決闘を申し込もう」
シャディク「う~ん」
サビーナ「なんだ?またなにか言いたい事でもあるのか?」
シャディク「簡単に決闘というけど一般生徒と違って俺にはグラスレー寮の寮長という立場があるからなつまり俺の敗北は
      そのまま地球にグラスレーが負けたということになるんだもちろん一対一でも負けるつもりはないよパイロッ
      トとしての俺の技量はスレッタ・マーキュリーに勝っているという自負があるからねだけど問題は彼女の駆る
      ガンダムエアリアルだあの機体の潜在能力は未だ未知数だからなもし戦闘が長引けば結果はどうなるか俺でも
      読めないよだがもっともあのガンダムがビット兵器を主軸にしている以上アンチドートを搭載したミカエリス
      なら有利に立ち回れるだろうだが今までの決闘を見る限り向こうは機動力もかなりのものだ君たちも知っての
      通りアンチドートには有効距離がある距離を取られて決闘が長引けばやはりこれもどうなるかわからないとこ
      ろで昨日俺のツテで本社から5機のベギルペンデが届いたんだあの機体にもアンチドートが積んである俺のミ
      カエリスと合わせて合計6基のアンチドートがあれば決闘もかなり有利に進められると思わないかいもちろん
      これは強制じゃないよ俺と君たちの間に上下関係はない俺は君たちのことを志を同じくする仲間だと思ってい
      るただここでもし俺が決闘に負けたりでもしたら同じアカデミー出身である君たちの立場はかなり危うくなっ
      たりしないかいいいかこれはおどかしているんじゃないただ仲間として純粋に心配してるのさフフなんていろ
      いろ喋ってしまったけど結局は君たちの厚意に甘えているのかもしれないな俺たち6人のチームワークは無敵
      だからもしもチーム戦ならグエルの率いるジェターク寮にだって圧勝できると信じているよそういえば覚えて
      いるかい去年のランブルリングでセセリアがラ(ry」ベラベラベラベラ
イリーシャ「…ねえメイジーちゃん、今のってつまりどういうこと?」
メイジー「『一対一だと水星ちゃんに負けるかもしれないから私たちも手伝って。ていうか手伝わないと色々大変なことになるぞ』って脅してるんだよ~」
サビーナ「貴様という男はまったく…!」
レネ「まあまあまあまあ」

162※非常に気持ち悪いですが終盤はやっぱりアイツの妄想です
垢版 | 大砲
2023/06/08(木) 01:44:18.82ID:+dRD6kwJ0
シャディク「…ということで俺は君たちに決闘を申し込むよ」
ミオリネ「ふん、アンタにしては随分正面からぶつかってきたじゃないシャディク」
シャディク「俺たちが買ったら株式会社ガンダムの経営に一枚噛ませてもらう」
ラウダ「了解した。ミオリネ・レンブラン、君はこの決闘に何を賭ける?」
ミオリネ「別になにも…強いて言うなら、もう私たちに構わないでってことくらいね」
ラウダ「いいだろう。ではラウダ・ニールの名において、ここにグラスレー寮と株式会社ガンダムの決闘を…」
ミオリネ「ああそうだ。一つ確認しておきたいことがあるんだけど」
シャディク「なんだい?」
ミオリネ「これって、アンタたちグラスレー寮と、私たち株式会社ガンダムとの決闘でいいのよね? 地球寮じゃなく」
シャディク「なんだそんなことか。もちろんだ、だって水星ちゃんはともかく君は地球寮の一員じゃないだろう?」
ミオリネ「ふーんわかったわ。それだけ確かめておきたかったの」
ラウダ「では始めるぞ。両者、フィックス・リリース!」

アスティカシア学園試験場
シャディク「サビーナ、会敵前に作戦の再確認を」
サビーナ「了解した。まずは私とイリーシャで敵の主力であるスレッタ・マーキュリーのガンダムをけん制する」
イリーシャ「コピー、です」
シャディク「その隙に、俺は狙撃手であるチュアチュリー・パンランチのデミトレーナーを破壊する」
サビーナ「戦力的には難しくは無いと思うが、地球寮にはメカニックが多い」
エナオ「もし戦闘が長引けば、破壊したはずのMSを直して戦線復帰させてしまう、かも」
シャディク「わかった。ならばもしもが無いようデミトレーナーは念入りに破壊しておこう」
サビーナ「レネ・メイジー・エナオは3人で残りの4機のMSを無力化」
レネ・メイジー・エナオ「コピー」
サビーナ「各個撃破後は再び集結、アンチドートを展開しつつ、全員でガンダムを仕留める!」
シャディク「でも水星ちゃんへのトドメは俺が差すからな。花は持たせてくれよ。じゃあ、行こうか!」

スレッタ「うわわ!シャディクさんたち、き、来ました!」
チュチュ「ビビッてんじゃねえ!気合入れていくぞ!」
シャディク「行くぞスレッタ・マーキュリー!ミオリネの隣に立つのは俺だ!」
「お前、邪魔だよ」
シャディク「へ?」

163※非常に気持ち悪いですが終盤はやっぱりアイツの妄想です
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2023/06/08(木) 01:46:08.54ID:+dRD6kwJ0
そして数か月後
アスティカシア学園 ミオリネの温室

ミオリネ「~~♪」
シャディク「鼻歌なんて歌って。今日もトマトの世話かい?」
ミオリネ「まあね、最近暇なのよ。誰かさんが経営に加わったせいで仕事が大分少なくなったから」
シャディク「ふ、それは悪かったな」
ミオリネ「勘違いしないで。これでも感謝してんのよ」
シャディク「感謝?」
ミオリネ「あの時は会社を乗っ取られるって反発したけど、実際、アンタが経営に加わったおかげで仕事は随分楽になった。
     こうして、毎晩農作物の世話をできるくらいにはね」
シャディク「それは何より」
ミオリネ「株式会社ガンダムも順調に成長してるし、クソ親…父さんとも昔よりは普通に話せるようになった。全部、アンタのおかげ」
シャディク「俺は特に何もしちゃいないよ。ただ、逃げずに進もうとした君の背中を少し押しただけさ」
ミオリネ「シャディク…あんたって人は、ホント、昔から…!」
シャディク「お、おいおいどうしたんだミオリネ。急に抱き着いてきたりして」
ミオリネ「いいの。今は…少しだけこうさせていて」
シャディク「困ったな。こんなところを水星ちゃんに見られたら誤解されてしまうよ。浮気だ~って」
ミオリネ「いいの。スレッタは真っ直ぐで嘘もつかないし、本当に素直でいい子。
     だけど、私を守ってくれる力も助ける視野も持ってない、ただの子供よ。私だって…」
シャディク「君だって…なんだい?」
ミオリネ「私だって、まだ16歳の子供なんだから。誰かに抱きしめてほしい、甘えさせてほしい時だってあるわよ。こんな風に」
シャディク「やれやれ、困ったお嬢さんだな。とてもアスティカシア学園首席で株式会社ガンダムのCEOとは思えない弱気な発言だ」
ミオリネ「茶化さないで。今日だけは、ううん、せめてあなたの前だけは、ただのミオリネ・レンブランでいさせて」
シャディク「ミオリネ…」
ミオリネ「シャディク…」

164※非常に気持ち悪いですが終盤はやっぱりアイツの妄想です
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2023/06/08(木) 01:50:26.58ID:+dRD6kwJ0
「…ディク、おいシャディク!」
シャディク「ふ、激しいなミオリネ。そんなに強く求めなくても俺はここにいるよ」
サビーナ「何を寝ぼけているんだシャディク!」
シャディク「あれ、サビーナどうしてここに?俺は確か温室でミオリネと熱い愛の証明を…」
サビーナ「おい、やっぱりこいつ殴っていいか?」
メイジー「仲間同士でケンカは辞めようよ~決闘にも負けたばっかりなんだしさ~」
シャディク「は? 決闘に負けた?」
イリーシャ「というか惨敗でした…」
メイジー「しょうがないよ!さすがに現役のガンダムファイターには勝てないって!」
サビーナ「エアリアル以外の二体のガンダムもな。まるで人間のような動きだった」
レネ「あれ絶対実戦経験のあるパイロットだよね。おまけに、山みたいな大きさのMAまでいるしさ」
シャディク「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺たちの対戦相手は株式会社ガンダムだよな?あのガンダムエアリアル以外はろくなMSもない…」
イリーシャ「いえ、私たちが戦ったのはエアリアルの他にガンダムが3機に、デミトレーナーが一機、それと巨大なMA一体の大所帯でしたよ~」
エナオ「覚えてないの?アンタが真っ先にやられたのに」
シャディク「…え?」

地球寮
チュチュ(株式会社ガンダム社員)「いや~完勝だったな今日の決闘!見たか?あいつらの呆然とした顔!」
スレッタ(株式会社ガンダム社員)「わたしとエアリアル、今日の決闘中ほとんどビグ・ラングの中に隠れてましたけどいいんでしょうか…?」
ダリル(株式会社ガンダム子会社・リビングデッド課社員)「いいんじゃないか?ルール上は何も問題ないみたいだし」
マイ(株式会社ガンダムへ技術協力)「まああまり褒められた戦略ではありませんが、勝ちにこだわってルールを決めてきたのは向こうが先ですからね」
アレンビー(株式会社ガンダム所属選手)「うんうん、たまにはこういうファイトも楽しいよね~」
三日月(ケツモチのヤ○ザ…もとい株式会社ガンダム委託の警備スタッフ)「ていうか最初に飛び出してきた白いヤツ、全然俺に気づかなかったね」
ミオリネ「ああ、シャディク? あいつ頭いいようで意外と視野も思想も狭いとこあるからね。
     私たちのチームも、スレッタたちのほかはパイロットじゃない地球寮のみんなだって思い込んでたみたいだし」
スレッタ「さすがミオリネさん。向こうのこと、随分わかってるんですね」
ミオリネ「まあね。ていうか、特にシャディクは昔からの知り合いだし」
オジェロ「しかし気づかない間にウチの会社随分人増えたよな」
マルタン「うん。今やパイロットどころかガンダムファイターもいるくらいだしね」
リリッケ「これが日登町に来る前のメンバーだけだったら、今日の決闘もどうなったかわからないですよね~」

シャディク「(こんなことならもっと早くに決闘挑んでおけばよかった…)」
レネ「あ、シャディクがまた泣いてる」
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最終更新:2025年04月09日 17:52